コピーライティングってなに? 本質・テクニック・ライターの仕事・上達のコツ・おすすめの本まで全部まとめてみた

  • 2020.2.4
  • 2022.1.14
  • 45,544 Views

この記事では、これまでリスマガで紹介してきた「コピーライティング」の基礎知識から、実際のコピーライターの仕事、参考になる有名コピーや本の記事までまとめています。

「コピーライティングがどんなものなのかイチから知りたい!」という方はこのページを参考にしてください。

コピーライティングとは何か?

コピーライティングとは人間心理を理解し、言葉で読者の行動を変える技術です。
マーケティングやセールスには絶対に欠かせないスキルであり、コピーライティングで売上が2倍以上増えたという事例も多く存在します。

ネットでコピーライティングについて調べてみると、ヘッドラインやブレット、クロージングコピーといった専門用語や、文章の書き方の注意点など、いろんな情報がでてきますが、本質は「人間心理を理解し、言葉で読者の行動を変える技術」=「ユーザーの気持ちを理解し、ワクワクさせて行動させる」ことにあります。

リスマガでも色々な情報・テクニックを紹介していますが、これが大前提です。
ここを押さえた上で、コピーライティングのことをより詳しく見ていきましょう。

こちらの記事では現役コピーライターが、コピーライターの仕事の本質について語っています↓

コピーライティングの考え方

本質がわかったところで、次に具体的にどういったプロセスでコピーを作っていくかを見ていきましょう。

ユーザーの悩み・欲求を分析する

まずすべきことは、ユーザー心理の分析です。 市場を分析し、ユーザーがどんな悩み。欲求を抱えているかを理解しましょう。

商品・サービスで解決できることを分析する

次に、売りたい商品・サービスの強みを分析します。 単純なスペック上の強みではなく、「商品・サービスを使うことでどんな“結果”が手に入るか?」という視点で考えることができると良いでしょう。

2つをかけ合わせる

ユーザーの悩みと商品・サービスの強みがわかったら、その2つをかけ合わせます。

ユーザーが抱えている悩みや欲求が商品・サービスを使うことで解決できる
ということをアピールするわけです。

ここでポイントになるのは、ユーザーの悩み・欲求が解決できる、ということです。
いかに優れた商品で、素晴らしい機能や特徴があっても、それがユーザーにとって有益で、ユーザーに求められていなければ売れることはありません。

コピーライティングの考え方をより詳しく知りたい方はこちら↓

すぐに使えるコピーライティングのテクニック

コピーライティングの考え方がわかったので、次はより具体的なテクニック=「売れるコピーをつくるコツ」を見ていきます。

実はコピーライティングには、昔から安定的に成果がでやすい型、いわば「売れるコピーのテンプレート」があります。 分析した結果とこのテンプレートを組み合わせることで、売れるコピーをつくることが出来ます。
今回は、いくつかのテンプレートを紹介します。

効果訴求

商品・サービスを使うことで、ユーザーが抱えている悩みや欲求がどう解決されるかを明記します。

例)「もう○○で悩まない」「○○が出来るようになる」「○○な悩みはありませんか?」

期間・時間

どのくらいの期間でユーザーの悩みが解決されるかを明記します。 ①と組み合わせることで、より商品・サービスを使った時の具体的なイメージをもたせることができます。

例)「○ヶ月で~~」「たった○日で~~」

やり方・難易度・無痛

商品・サービスが「簡単」で「苦痛」なく、欲求を叶えてくれることを伝えるのも効果的です。 人はできるだけ楽をしたい生き物なので、そこをくすぐることで興味をもってもらうことができます。

例)「○○するだけで」「痛くない施術」

価格(無料、半額、返金保証)

「お得感」は最強の武器のひとつです。 実際安くなくても、安く感じさせるだけでも効果はあります。

例)「たった○円で」「今なら○%オフ」

実績

商品・サービスの効果を保証することも大きな効果が期待できます。 同じ金額を払うなら、しっかりとしたものに払いたいと思うものですよね。

例)「○万個突破!」「○割の人が○kg痩せた!」

権威性(開発者、推薦者、資格、メディア)

最近ではInstagramでの紹介もこれにあたりますね。 商品に信頼性・安心感をもたせたり、商品に対する好奇心をもたせる効果があります。

例)「あの女優○○も愛用!」「テレビ番組○○で絶賛された!」

緊急性、限定生

人は「焦り」や「お得感」を購買意欲が高まります。 限定性・緊急性のある言葉はユーザーの購買意欲を高めてくれます。

例)「○日限定で」「今だけ!」

専門性(ターゲットの絞込)

ユーザーに「これは自分のことだ」と捉えてもらうことも効果的です。

例)「○○代独身男性へ」「○○に悩んでいるあなたへ」

好奇心(意外な事実、衝撃の真実など)

人がもともと持っている好奇心を活かしたパターンです。

例)「あなたの常識○○は、実は間違っていた」「実は○○は~~だった!」

具体性

数値のような具体性を持った言葉で、リアリティをもたせると、商品やサービスに信頼性や説得力が生まれます。

例)「○千○○○人が使っています」「1週間で○,○%アップ!」

テンプレートを効果的に使うには

プロも使うこのテンプレートですが、重要なのは「ユーザー分析」と組み合わせてつかうことです。
テンプレートの目的は、ユーザーの悩み・欲求が解決されることをより具体的、かつ効果的に見せることです。 ここを押さえることで、テンプレートを最大限活かすことができます。

より詳しく知りたい方はこちら↓

コピーライターの仕事って?

コピーライティングについて理解できたところで、次は「コピーライティングを仕事にしている」コピーライターが、実際にはどんな仕事をしているかを見ていきましょう。

ライティングは意外と少ない

これまでお伝えしてきたとおり、コピーライティングで重要なのはユーザー心理の理解とそのためのリサーチです。

言葉でユーザーの心を動かす職業なので、文章力が大事だと思われがちですが、実際のコピーライターの仕事では、ライティングよりもリサーチが重要になります。
ユーザー心理を始めとする、市場、商品の特徴、競合の強みなどなど、綿密なリサーチをしてやっとライティングに入るわけです。

コピーライターと聞くと「クリエイティブな仕事」というイメージをする方が多いようですが、実際には個人のセンスというよりは科学的な分析がメインの仕事といえるでしょう。

コピーライティングを上達させるには?

一番早いやり方は、有名コピー・売れているコピーを真似することです。
「なぜ売れているか」を分析しながら真似することで実力もついていきます。

詳しくは有名なキャッチコピーをまとめたこちらの記事をご覧ください。

コピーライティングの勉強におすすめな本

そうは言っても基礎が大事なことも事実です。 というわけで、最後はコピーライティングを基礎から学べるおすすめの本を紹介します。

全米No.1のセールス・ライターが教える10倍売る人の文章術

アメリカ一流のセールスコピーライター、ジョセフ・シュガーマンの著書です。 コピーライティングやマーケティングを学ぶうえでは絶対に欠かせない著名人です。

この本では、シュガーマンが実際に書いたセールスレターを取り上げてライティングの説明が行われます。 超一流のコピーライターの文章を教材として使っているため、学びも多く、より実践的なテクニックを知ることができる1冊と言えるでしょう。

ウェブセールスライティング習得ハンドブック

ネットビジネスで成果を出すためのスキルをイチから身につけられる本です。 売れるコピーライティングを書くためのマインドセットから始まるという徹底ぶりです。

ネット上で商品・サービスを販売するために必要なコピーライティングや、売れるメールの書き方、人を動かすための心理トリガーなどを学ぶことできます。 セールスコピーやWebマーケティングの基礎を学ぶなら、この1冊はまず間違いないでしょう。

その他のおすすめはこちらの記事で紹介しています↓

まとめ

コピーライティングはマーケティングやセールスには絶対に欠かせないスキルです。
コピーライティングを学ぶことは、心理学やマーケティングを学ぶことにもつながるので、学ぶことで確実にビジネスをステップアップできるスキルとも言えるでしょう。
ぜひこの機会にコピーライティングを身につけてください。

コメント

「コピーライティングってなに? 本質・テクニック・ライターの仕事・上達のコツ・おすすめの本まで全部まとめてみた」に対する1件のコメント

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    山屋 竜之介

    デジタルアスリート入社後、半年間、リスティング広告を始めとした10種類以上の広告媒体の知識を学び、運用を実施。業界問わず様々な案件の効果改善に努める。 その後大手広告代理店にて、テレビ局などのクライアントを対象とした案件にて広告運用を実施。自社と他社での広告運用経験を活かし、現在は主に自社サイトやメディアの管理、記事作成などのコンテンツ制作を担当している。

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