Web業界のマネージャーに襲い掛かる4つの罠

変化の激流の中にあるWeb業界の中で生き抜くためには、変化する市場に合わせて会社も社員も変化していく必要があります。そんな中、業界の年齢層も若く、スタートアップ企業も多いWeb業界においては、マネジメント経験が浅い中においても役職を持ち、部下やメンバーを持つようになる人も増えています。

この記事をご覧の方の中には、最近、Web業界においてマネージャーになったものの、マネージャーとしてどうやって会社に貢献すればいいのか、部下をどのようにマネジメントしていけばいいのかということにお悩みの方も多いのではないでしょうか?

今回は、マネジメント職についた人達に対して、「会社がどんなことを求めているか」ということを紹介しつつ、【Web業界特有】の【マネジメントに関する4つの罠と、それに対処するためのヒントをお伝えしたいと思います!

マネジメント職についた人達に対して会社が求めていること

会社がマネージャーに求める役割は、大きく分けて4つに分類することができます。

情報に関する役割

・意思決定に必要となる社内外の情報を分析し経営トップに伝達すること
・経営トップのメッセージをブレイクダウンし、自らのチームに方向性を示すこと
・社内外からの問い合わせや要請に対する責任を負い、適切に対応・管理すること

業務遂行に関する役割

・日常業務が滞りなく遂行するよう、リソースを適切に管理すること
・経営環境の変化を捉え、新規事業やプロジェクトの推進に必要な判断をすること
・職場での課題解決や改善に向けたPDCAを回すこと
・プレイングマネージャーとして自らも成果を上げること

人材・育成に関する役割

・部下一人ひとりの長所・短所や性格を踏まえた指導・育成プランの策定実行
・チームの仕事に対する動機付け
・風通しの良い職場つくり



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コンプライアンスに関する役割

・個人情報の適切な管理
・内部統制のコントロールや機密情報の取り扱いを適正化すること
・メンバーの適切な労働時間管理をすること
・各種法令を遵守しているかリーガルチェックをすること
・業務に関わる法律のメンバー内の理解促進をはかること
・法制度改正を見据えた事前準備をし、法的リスクをコントロールすること

以上の4つが、一般的に企業がマネージャーに求める役割となっています。

今回は、常に変化の中にあるWeb業界において、これらの役割を果たすうえでマネージャーが陥りがちな落とし穴をご紹介したいと思います。

マネージャーが陥りがちな落とし穴とは

転職で入社した人が部下になった場合の罠

転職で入社した人が部下になった場合に一番陥りがちなのが、部下が前職の価値観やルールを引きずっていて、それが今の会社の価値観やルールに則していない場合です。

特に、部下にとって初めてのWeb業界への転職だった場合、その乖離はどうしても大きくなりがちです。
このような状態が長く続いたときに何が起きるかというと、

・部下が本来のパフォーマンスが発揮できない

・会社からも評価されにくくなる

・モチベーションが落ちしてしまい、更にパフォーマンスが低下する

という悪循環が引き起こされ、会社にとっても、部下にとってもお互いに不幸なことになってしまいます。

そういった悲劇を避けるため、部下と自社のヴィジョン、価値観、考え方、スピード感などの擦り合わせをはかることは、マネージャーとして最も大事なことのうちの一つです。

ヴィジョンや価値観は、一度伝えたからといって相手にすぐ浸透するものではありません。定期的に話し合いの場を設け、徐々に深く浸透させていくことが大切です。

また、単に自社で行ってきた今まで通りの考え方や方法論を押し付けるだけでは、会社に変化はもたらされません。擦り合わせを通じて、自社に取り入れるべき部下の前職でのノウハウを見極め、会社に新しい風を吹かせることが、異なるバックグラウンドを持つメンバーがジョインしてくることの価値であり、マネージャーとしての腕の見せ所です。

チャットツールの罠

最近ではWeb業界以外でも導入を進めている企業が増えつつありますが、Web業界においては、Slackやtalknote等、テキストベースでコミュニケーションがとれるチャットツールの利用が盛んです。

時間や空間を選ばず相手とコミュニケーションが取れるチャットツールは、コミュニケーションに係るコストを劇的に減らし、仕事の生産性を飛躍的に向上させてくれますが、一方で決して万能とは言えません。

たとえば、全てのコミュニケーションをチャットツールで完結させようとしてしまうと、コミュニケーションの齟齬が生じてしまい、チームでの協働を阻害してしまう場合もあります。

「メラビアンの法則」という言葉をお聞きになったことがある人も多いと思います。これは、コミュニケーションにおいて、話の内容などの「言語情報」はわずか10%未満しか相手の行動に与える影響力がなく、反対に「聴覚情報」や「視覚情報」といったものが90%以上の影響を及ぼしているということを示した研究です。

大袈裟に言ってしまえば、チャットツールを使用してテキストだけでメッセージを伝えるよりも、直接相手と対面して伝える方が10倍も効果があるということです。

また、画面を通して相手の顔を見ることはできませんので、体調はどうか、調子は良さそうか、無理しすぎていないか等、相手のコンディションを知るには直接コミュニケーションを取ることが非常に重要となります。

大事なことや重要なことは、チャットツールだけでなくFace to Faceで伝え合う機会を設け、チーム内のコミュニケーションに齟齬を生じさせないこと。また、実際に顔を見て、チームのメンバーのコンディションに気を配ることも、マネージャーとして重要なことです。

会社の方向性転換の罠

常に変化していく市場に合わせて、会社の進む先やトップの意向・目指す場所も変化する可能性が高いのがWeb業界です。

こんなシチュエーションを想像してみてください。

ある日、いつも通りに出社すると、朝のミーティングで社長から

今まではAという目標に向けて動いてきたが、これからはBという方向性に180度転換する!

と告げられました。あなたは、どう感じるでしょうか?

ヴィジョンや方向性は、企業にとって進むべき道を示す羅針盤です。それが突然方向を変えて、ぶれたように感じてしまうと、多くの人は不安を覚え、それが結果として会社のヴィジョンへの諦めや、不満、無関心に繋がってしまいます。

メンバーの多くがこうなってしまうと、チームに以前のような熱気を取り戻すには相当な時間と労力が必要となり、組織が長い間機能不全に陥ってしまいます。

ヴィジョンや方向性は、トップやマネージャーが積極的に発信し、浸透させようとしない限りメンバーに届くものではありません。変化を機敏に察知し、トップからのメッセージという生きた情報を適切にマネジメントすること、また、変化後の方向性に則すようにマネジメント手法や部下の育成方法を柔軟に変化させていくこともマネージャーの役割です。

独立・離職の罠

Web業界は、他の業界と比べて一般的に離職率が高いといわれています。

一因としては、保有スキルに伴う人材の流動性が高いことが挙げられ、専門スキルを身に着けたあと、フリーランスに転身する人や、独立し起業する人、より自分に合った会社を求めて転職する人が多いためです。

流動性の高さゆえ、一生懸命育成してスキルを身に着け、ようやく一人前に成長させることが出来たと思った途端、部下が離職してしまうなんていうことはWeb業界ではよくある話です…。

しかし、せっかく育った人材に次々と離職されてしまっていては、組織は発展しません!
会社や組織を継続的に発展させていくためには、「成長したメンバーがマネージャーになり、部下をもち育成していく。また更にその部下がマネージャーになり……」という循環が必要不可欠です。

その循環を作るために、マネージャーは非常に重要な役割を担っています。
メンバーが組織の中で継続的、自発的にパフォーマンスを発揮したいと思えるような、キャリアプランに対する動機付けをすることや、単に技術的なスキルアップを育成の柱とするのではなく、次期マネージャー候補としてのマインド育成もセットですることが大切です。

まとめ

マネージャーになるということは、責任も大きくなりますが、同時に部下の成長やチームでの目標達成など、一人では味わえない楽しさややりがいも数多く得ることができます。

また、多様な人材に対しコミュニケーションを通じて会社のヴィジョンや価値を伝えるというトレーニングを積むということは、自身のキャリアの更なるステップアップを志す中でも非常に重要です。

マネジメントも経験が必要で、最初から完璧な人などいません。ご紹介したWeb業界のマネジメントに潜む罠を意識しながら、日々のマネジメントに取り組み、部下やチームの成長、また、会社の成長に繋げていきましょう!

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