運用が忙しくて絶望する人

リスティングを自動化にした人の末路~機械任せか人力か~

リスティング広告を運用していると、ときどき「自動化」なんて言葉を聞くと思います。 しかし皆さん「そのまま手動でできてるし、なんとなくいいや」と思って聞き流してませんか? 実はこれ、今とこれから広告運用を担う重要キーワードなんです。今回はこの自動化をご紹介していきます。

そもそも「自動化」の意味とは何なのか?

自動化というのは、例えばキーワードの入札単価であったり、広告費をどこまで使うか、果てはレポートの自動出力などを、人間の手ではなくシステム(機械)がやってくれることです。

いちいちログインして、画面を開いて、キーワードのタブを開いて、品質クエリが高いものだけ入札単価をあげる。5工程も必要な作業を、設定するだけで後は自動的にやってくれたらとっても楽ですよね。
こういった一連のことを私たちは自動化と呼んでいます。

自動化って今だけのブームではなかった

「これって流行りじゃないの?」「そのうち消えるんじゃないの?」
と思う人もいるかもしれません。
しかしながら、これは最近リスティング広告周りで局所的にはやっているのではない、デジタルマーケティングのトレンドとして、数年前から流行りはじめていた「AI化」というトレンドのひとつなのです。

本当にそもそもなのですが、例えばグループに対して複数広告を入稿した際、無限にローテーションするのではなく、クリック率が高いほうが多く表示されますよね。これもシステムが自動的にしていることで、これをキーワードの入札単価の領域まで広げていっただけ、とも言えます。

全業界的な動きでいえば、例えばわかりやすいところでいうと、ソフトバンクショップのペッパー君。彼は月々27,500円で貸し出される販売員(https://www.softbank.jp/robot/biz/price/)は、オフライン(実店舗)で行われる営業の自動化であり、これをオンラインで実施しているのが広告の自動化です。

この動きは緩やかれはなく、どんどん早くなってきています。
Google Marketing Next(Google がAdWords、Google Analytics、DoubleClick などの広告関連プロダクトに関するアップデートや、開発の方向性を発表するカンファレンス)では、毎年自動化に関する新機能が発表されています。いずれは広告運用における今の業務の大半がAIが取って代わるといわれており、この「自動化」は大きなの潮流のひとつであることがうかがい知れます。

とはいえ、自動化ってちょっと怖い。

しかし一方で、「未だ使ったことがない人」もしくは、「失敗したから使わないほうがいいよ」とアドバイスされた人も多くいるのではないでしょうか。
確かに、自動化には「全く希望していない配信面にばかり露出してしまい、結局コンバージョンに至らない」という事は現状おこりえます。
では完全に自分の手で設定することが難しい、忙しい人だけがやればいいようなきもしますが、ならば一日のほとんどを広告運用の管理画面に向き合っている運用代行のプロフェッショナルは自動化をつかっていないのでしょうか?

隣に座るコンサルタントのA君に聞きました。

私「運用で自動化って全く使っていなかったりする?」
A君「使いまくってる」

運用担当Aちゃんにきいた「自動化」の利点


多くの人がつかいやすい、google adwordsの自動化だけでもいくつか種類があります。

adwords スクリプト:コード(Java script)をかいて、運用におけるレポートをだしたりなどを自動化する。
自動化ルール:管理画面上の機能で、「品質クエリ」が「3以下」のものの「単価をさげる」など、プルダウンから選択した条件をもとに設定をかえるもの。
入札単価の自動化:自分で設定した目標コンバージョン単価に合うように、単価や配信量などをシステムで調整してくれる。
クリエイティブの自動化:基本的な写真などを複数入稿するだけで、あとは組み合わせをきめてくれるもの。

正直なところ、とっても便利ですし、これらがないとかなり運用が厳しいです。
メリットは簡単にいうと以下の三つがあげられます。

1.なによりも、時短
2.見ていないときもチェックしてくれる
3.大量のキーワード、キャンペーンがあっても管理できている。
4.担当者の想定していない配信面で成果をあげてくれる

色々とメリットはありますが、1番のメリット「時短」。
現代に生きる私たちが一番必要な時間。

これは、その他の2~4番に紐づくことなのですが、自動化は全ての時短につながっています。
それも単なる時短ではありません。配信面など広告の戦略に対して考える時間をつくることができる「創造的な時短」です。
実際に導入した具体例をみながら、なぜメリットとしてあげているのかを見ていきましょう。

導入例:まさに未来!入札単価も配信面も広告文と画像の組み合わせもお任せ配信?


googleのディスプレイ広告でよく使うものに、自動プレースメントの配信というものがあります。
これは、キーワードを設定し、それに関するサイトに広告を配信するというものです。
詳細はこちらhttps://support.google.com/adwords/answer/99463?hl=ja

これがなかなか難しく広告が掲載されるサイトのはやりすたりにも影響されるため、運用するひとは毎日チェック。さらに、広告文やバナーもあきられたりするので、こちらもちょこちょこ入れ替えていく必要があります。

そこで、昨年11月に登場したスマートディスプレイキャンペーンを導入しましょう。
この配信方法は、

・画像
・ロゴ
・短い広告文
・長い説明文

をそれぞれいくつか入れておくだけで、最適の組み合わせをシステムで見つけてくれます。さらに、入札単価もそれぞれのパターンに適した単価でだしてくれるので、最初の設定以外、担当者は何もすることがありません。

ここで見ていただきたいのは、「売れている配信面(広告文)」「配信面(単価)」をみつけ維持するさいの「担当者の労力」です。

単純計算、担当者が手動運用で50件とるのと、自動化で50件とるのはどっちがはやいのか。シミュレーションをたててみた


実際案件をもとに工数と件数を比較しました。

うわ、手動の人時間かけすぎっ…?!
差は歴然ですね…
省くごとができた時間を使い、例えば新しい媒体への挑戦、更にはランディングページの最適化など手 間のかかるところに時間をかけることができるのです。

リスティング広告は、時間をいくらでもかけることができます。しかし一番大切なのは、「一番獲得件数や獲得単価に影響をあたえうる部分に一番時間をかけて、最適化できているのか」というプライオリティ(優先順位づけ)なんです。

これだけ抑えよう!すぐにできる自動化機能5選

①レポートを定期的に出力する。

もしかして、いちいちCSV出力していませんか?
「いや、手ですぐできるし…」と思っているかもしれません。
しかし、指定した期間で一定のタイミングで出力してくれる「レポート機能」は、自分にメールをおくったり、さらには見やすいように「ダッシュボード」という機能をつかってグラフにしたりすることができます。

ラベルをつけておけば、指名キーワード(会社名などブランド名)と、その他のキーワードをわけて出力ができます。

②拡張CPCを有効にする。

単価設定を個別クリック単価にしているのなら、まずは「拡張CPC」を有効にしてみましょう。
拡張クリック単価は、コンバージョンにつながる可能性が高い場合、その広告オークションで使用する上限クリック単価を引き上げ、クリック獲得の競争力を高める入札方法です。

③入札戦略を変える。

一つ一つマニュアルでクリック単価を設定するのではなく、目標コンバージョン単価を設定をするだけで、システムが目標コンバージョン単価に合うようにクリック単価を設定してくれます。

④スマートディスプレイ広告をつかってみる。

広告文を何パターンかいれるだけ。画像もない時にはgoogleの無料のストック画像を使える超すぐれもの。

⑤成果が出ないプレースメントを自動的に除外するようにしてみる。

無駄に広告が露出することは避けたい!でもいちいち、プレースメント(広告の掲載先)をチェックするのは面倒!
そんなときには、自動化ルールを使い、例えば「300クリックしても成約に至らない場合は、その場所の配信を止める」など設定しておけば、無駄な露出がでずに、新しい配信面を挑戦しつづけられますよね。

まとめ:自動化とはクリエイティブな広告運用者のステップだった

正直なところ、まだまだ広告運用の完全な自動化には至っていません。
しかしながら、それはまだやらなくてよいという理由ではありません。自動化は流行りの問題ではなく、どこまで戦略や分析に時間を作り、よりクオリティの高いパフォーマンスを他社よりも発揮するかという、よりよいビジネスを作り出せるか否かの問題なのです。
そのための一歩を、まずはこの定期的に行うルーティーン作業を自動化(機械化)し、クリエイティブな広告運用者を目指しましょう。

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