
アプリを開発後、スマホユーザーにどのように宣伝してアプリをインストールしてもらうか。
広告を配信するのであれば、より効果的な手法を取り入れたいですよね。
そこで今回はアプリの宣伝に特化したGoogleのアプリキャンペーンの使い方や設定方法をご紹介します。
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目次
アプリキャンペーンとは
アプリキャンペーンとは、Google 検索、Google Play、YouTube、Google ディスプレイ ネットワークといったGoogle の最大規模のプロパティでアプリを簡単に宣伝できるキャンペーンです。
顧客になりそうなユーザーに対し、配信を自動で最適化してくれるので、キャンペーン、広告グループといった細かいアカウントの作成は必要ありません。
※アプリキャンペーンは、旧ユニバーサルアプリキャンペーン(UAC)が2019年2月20日に名称変更したもので、機能に変更はありません。
広告配信を自動で最適化
アプリキャンペーンはGoogleの機械学習で自動的にインストールしやすいユーザーに広告を配信してくれるため、細かいターゲティングや調整を行う必要はありません。
設定が非常に簡単
自動で広告の最適化が行われるため、広告運用の知識がなくとも手軽に広告を配信することが可能です。
アプリキャンペーンを取り入れるメリット
アプリキャンペーンを配信するべきか、しないべきか。結論としては「配信した方が良い」です。
「Apple Search Ads」 よりも広いユーザーにアプローチできる
Apple Search Ads (以下、ASA)で広告を配信できるのは、App Storeの検索結果のみです。
ダウンロード率の高い顕在層にアプローチすることは出来ますが、逆を言えば、検索行動を起こしたユーザーにしかアプリを認知してもらえない、という課題が残ります。
複数の媒体に同時に広告を配信できる
Googleのアプリキャンペーンでは、1つのキャンペーンでGoogle 検索、Google Play、YouTube、Google ディスプレイ ネットワークに同時配信できます。
複数の媒体に同時配信できるため、リーチ数が圧倒的に違います。また、ASAでは検索結果の広告枠は1枠のみですが、Google Playの検索結果の広告枠は2枠です。これだけでも広告の表示機会は大きく異なります。
アプリダウンロードユーザーをどんどん伸ばしてくれる、そんな便利な自動化キャンペーンですが、実際にどのように表示されるのか見ていきましょう。
広告の掲載先
広告はGoogleの関連サイトに表示されます。Google 検索、Google Play、YouTube、Google ディスプレイ ネットワーク等です。
Google検索ネットワーク
アプリやそのアプリのカテゴリに関連するキーワードで検索された場合や、GooglePlayでアプリの表示につながった検索キーワードで改めて検索された場合に広告が表示されます。
引用:アプリ キャンペーンについて – Google 広告 ヘルプ
Google Play
アプリに関連するキーワードで検索したユーザーや、類似したアプリの詳細ページを閲覧したユーザーに広告が表示されます。
引用:アプリ キャンペーンについて – Google 広告 ヘルプ
YouTube
YouTubeの関連するページやコンテンツで広告が表示されます。アプリがダウンロードされる可能性の高い配置に、広告が表示されるようになります。
引用:アプリ キャンペーンについて – Google 広告 ヘルプ
Googleディスプレイネットワーク
Gmailやニュースサイト、ブログ等のモバイルサイトに広告が表示されます。
引用:アプリ キャンペーンについて – Google 広告 ヘルプ
Google検索のDiscover
※こちらは英語版のAndroidスマートフォンでのみ対応です。
引用:アプリ キャンペーンについて – Google 広告 ヘルプ
アプリキャンペーンの配信・設定方法
実際に配信の設定を解説します。
【設定方法】
Google広告の管理画面にログインし、アプリキャンペーンを作成します。
①まずは管理画面左上の「+」マークをクリックして新しいキャンペーンを作成。
②次にアプリのプロモーションを選択。
③続いてキャンペーンのサブタイプを選択し、配信するアプリのプラットフォームを選択後、モバイルアプリの名前を入力します。
※モバイルアプリの名前を入れても出てこない場合は、モバイルアプリのIDを入力することでもアプリを検出することができます。
④そしてキャンペーン名、ターゲット地域、予算、単価設定を行います。
この時、広告経由でどれだけインストールが発生したか、コンバージョンを確認するためのコンバージョントラッキングを設定してください。既に設定済みでしたら広告グループの設定に進みます。
アプリを選択し、アプリコンバージョンのトラッキング方法を選択します。ここでは「Google play」の「インストール」を選択します。
以下、トラッキング方法の詳細です。
Googleアナリティクス4プロパティ(Firebase)
Firebaseとは聞き慣れないかもしれませんが、Googleが提供しているアプリ開発者向けのスマートフォンアプリでよく利用される汎用的な機能を提供するクラウドサービスでのことを指します。
参考:Firebase を使ってアプリのコンバージョンをトラッキングする
Google Play
モバイルアプリインストール広告を使用したプロモーションの対象がAndroidであればGoogle Playストア側で自動的に計測される「インストール数」をGoogle広告/Ads上に反映することが可能になります。
第三者のアプリ分析
Googleが提携しているサードパーティのツールによりアプリ内コンバージョンを計測する方法です。
参照:第三者アプリ分析を使ってアプリのコンバージョンをトラッキングする
キャンペーンを最適化する上でコンバージョンの測定は必須です。そのために上記いずれかを選択し、コンバージョントラッキングタグを発行してください。
「作成して続行」をクリックし、元の画面に戻ります。
コンバージョンの設定が完了したら「保存して次へ」をクリックし、広告グループの設定に移ります。
⑤入力したアプリが表示されているのを確認し、広告グループ名を入力します。
⑥そのままスクロールして、広告アセットを設定します。
⑥保存して次へ、をクリックして完了です。
まとめ
上記方法に沿って設定が完了すると、Google 検索、Google Play、YouTube、Google ディスプレイ ネットワークに広告を配信することが可能になります。
顕在層にアプローチすることはもちろん必要ですが、それだけではダウンロードユーザー数を伸ばしきることは難しいです。
運用知識がなくとも気軽に配信できるアプリキャンペーンを活用して、自社アプリのダウンロードユーザーを伸ばしていきましょう。
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