【AMPとは】Googleが推奨する理由やSEOへの影響を徹底解説

GoogleはユーザーにとってのGoogleの価値を向上させるために様々な施策に取り組んでいます。2018年8月に行われたSEOの大幅な順位変動もこの一環です。 その中でGoogleが推奨しているシステムがAMPです。 Google推奨ですから当然SEO効果にも期待できるAMPですが、実際のどれほどの影響があるのでしょうか? 今回はAMPとはそもそも何者なのか?といったところからSEOへの影響度、導入のメリットなどをご紹介します!

AMPとは

AMPとは「Accelerated Mobile Pages」の略称で、モバイル端末でウェブページを高速表示させるためのフレームワークのことです。

2015年10月からGoogleがTwitterが開発を進めてきたもので、2016年10月より日本でもリリースされその存在が注目を集めています。

AMP対応しているサイトには雷のようなマークがURLの前に表示されることがあります。

AMPは現在GoogleやYahoo!など150以上のプラットフォームで対応しており、国内の主要なプラットフォームは全て対応しているものになります。

AMPがページを高速表示する仕組みとは

Webサイトにアクセスしてページが表示されるまでには、ブラウザがサイトのソースコードを読み込み、読み込みが完了した箇所から表示がされていきます。

また、ソースコードの読み込みはユーザーがページにアクセスした段階で行われるため、ソースコードが複雑であったり画像などが重いページだと、実際に表示されるまでにタイムラグが生じていました。

このタイムラグが長いと、いわゆる「このサイト重い・・・」といった状態になります。

しかし、AMPに対応している場合には、検索サイト側であらかじめデータをキャッシュとして保存し、ユーザーがアクセスするとキャッシュからデータを表示させるので。表示にかかるタイムラグを大幅に短縮することができるのです。

AMPに向いているコンテンツと向いていないコンテンツ

AMPではページを高速表示させることができるので可能な限り全てのページに導入をしたいところではありますが、全てのサイトにマッチしているわけではありません。

AMPにも向いているコンテンツと向いていないコンテンツがあるのです。
Googleの公式ブログには以下のような内容が記載されています。

”AMP は、あらゆるタイプの静的なウェブ コンテンツ(ニュース、レシピ、映画情報、製品ページ、レビュー、動画、ブログなど)で大きな効果を発揮します。

一方、動的で双方向性を重視した単一ページのサービス(地図の経路案内、メール、ソーシャル ネットワークなど)にはあまり効果的ではありません”

 
静的や動的と言われるとイメージしにくいですが、簡単にまとめると記事コンテンツなどのページを表示させるだけのサイトは向いていて、Googleマップのように、ページの中が切り替わったり動いたりしてリアルタイムで表示を変えていくサイトは導入しても効果が見込めないという事です。

リアルタイムで読み込み表示をしていくサイトではキャッシュとして残すことが難しいことが理由でしょう。

導入する際には自社サイトのコンテンツがキャッシュ可能なコンテンツで構成されているかを見極める必要があります。

AMP対応はSEOに影響するのか

「AMPはSEOに直接影響しない」


それでは本題のAMPのもたらすSEOへの影響を見ていきます。

SEOへの影響は8月にGoogle の大幅な順位変動があったこともあり、多くのWeb担当の方が気になっているところだと思います。

Google が推奨しているシステムなら当然SEOへの影響も期待できると思いますよね。ところが、SEOへの影響についてGoogle の公式ブログでは以下のように述べられています。

”有効で表示可能な AMP ページが含まれているかどうかは、検索結果ページでのサイトのランキングには一切影響しません。
違いは、サイトにAMP版が含まれていると検索結果にアイコンが追加されることです”

 
この通り、AMPの対応はSEOへの直接的な影響は一切ないと記載されています。

それでもAMPをやるメリット

「SEOに影響がないのであればAMPやる必要ないじゃん」と思うかもしれませんが、これはあくまで現状のでの話なので、将来的にSEOのアルゴリズムに影響を持つ可能性は十分にあります。

またAMPを導入することによってページの表示速度が上がることにも大きなメリットがあります。サイトの直帰率・滞在時間にも影響するからです。

Google は表示速度と直帰率の関係についてディープラーニングを用いて、以下のようなシミュレーションデータを公表しています。

・表示速度が1秒から3秒に落ちると、直帰率は32%上昇
・表示速度が1秒から5秒に落ちると、直帰率は90%上昇
・表示速度が1秒から6秒に落ちると、直帰率は106%上昇
・表示速度が1秒から7秒に落ちると、直帰率は113%上昇
・表示速度が1秒から10秒に落ちると、直帰率は123%上昇

 
これを見ると表示速度がいかに大切かがよくわかります。

Googleがサイトの品質を見定める上で、ユーザーの直帰率や滞在時間が重要な指標なのは間違いありません。AMPによりユーザービリティが向上することで、間接的ではありますがSEOへの影響はあるでしょう。

アルゴリズムの変更により時に大きな順位変動が起こるとしても、最も重要なSEO対策の指標が「ユーザーにとってのサイトの価値」であることは変わりません。

まだAMP導入企業は少ないので、自社のHPやオウンドメディアなどをAMP対応させることは、中長期的な視点で考えても効果的だと言えるでしょう。

AMP導入の注意点


ここまでAMPのメリットやSEOへの影響などをお伝えしましたが、AMPを導入するには注意すべき点があります。

使用できるフレームワークの成約が多い

最もポピュラーと言われるフレームワークはJava Scriptですが、AMPに対応する場合には、そのJava Scriptはほとんど使えなくなってしまいます。

こちらに関しては現在Google がJava Scriptに対応できるように開発を進めているようですが、いつサービスとしてリリースされるのかわからない状況です。

既存のコンテンツやデザインを表示できない可能性がある

AMP用のHTMLでは使用ができないタグが複数存在します。

そのためAMP対応するためには現在のHTMLを大幅に書き換える事を要される可能性があります。

この2つがAMPがなかなか世の中に普及しない主な要因とも考えられます。

Java ScriptとHTMLタグの成約が厳しいので導入にはかなりのコストがかかります。

ですがAMPがユーザーにとってのサイトの利便性を上げることは事実ですので、費用対効果を総合的に考えて導入するべきかを判断する必要があります。

まとめ

内容を簡単にまとめると以下になります。

・AMPはモバイルページで表示速度を格段に上げる為の手法
・サイトによってAMPは向き不向きがある
・AMP対応はSEOのランキングに直接的に影響しない
・Java Scriptや主要なHTMLタグが使えないなど導入コストが難点

 
結局AMPはやるべきかどうかといったら、可能ならばやった方が良いです。Googleが推奨している手法であり、今後SEOへ直接的な影響力を持つ可能性が十分にあるからです。

Google広告の方では、以前から読み込み速度はかなり重視されており、ページの読み込み速度が広告の品質の評価指標になっています。最近では表示速度を評価するための指標の追加や計測ツールがリリースされ、いかにGoogleが表示速度に伴うユーザビリティを重視しているかが伺えます。

SEOランキングの決定要素がブラックボックスになっている以上、あらゆる角度からユーザビリティを高める事はSEO対策を行う上で重要になります。

導入にあたり課題はあるかもしれませんが、近い将来を見据た上でAMP対応を検討してはいかがでしょうか。

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