サブスクリプションとは?メリットからデメリットまで徹底解説

みなさんは「サブスクリプション」を知っていますか?

初めて聞いた方、まだ聞きなれない方もいるかもしれません。
しかし、認識していないだけで、現在日常的に利用しているサブスクリプションのサービスは意外と多いんです。

今回はそんな「サブスクリプション」についてメリットやデメリット、実際のサービスまでわかりやすく解説します。

サブスクリプションとはどんなビジネスモデル?

サブスクリプションとは、消費者が一定期間利用できる「権利」に対して、料金を支払うビジネスをさします。

通常だと、消費者が1つの製品購入や、1つのサービスの利用にお金を払う形が一般的ですよね。
サブスクリプションでは、購入する対価としてお金を支払うのではなく、定期的な利用期間に対して代金を支払うというモデルです。

一定利用できる権利にお金を払うモデルとは

サブスクリプションの例で言うと、例えば動画配信サービスなど思い浮かべると、想像がしやすいかもしれません。

現在、Huluやgyaoなど人気番組や映画、過去の映像などを一定料金を支払うことで、視聴し放題のサービスがありますよね。
動画配信サービスでは、一つの作品購入にお金を支払うものではありません。
月額の料金を支払っている期間中、動画を視聴できるサービスです。

こういったサービスがサブスクリプションというわけです。

定額制との違いは目的が顧客満足度である事

ここまで記載内容から、「サブスクリプション=定額制」と感じる方も多いと思います。
この点については、ほぼ同じサービスだと考えて相違ありませんが、追うべき指標が異なります。

定額制サービスは、いかに継続してもらうかを最大の重要指標とします。
しかし、サブスクリプションの場合も、継続利用の指標はあるものの、それに加えて、顧客満足度も考えていきます。

現在、顧客のニーズは常に変化しています。
サブスクリプションでは既存のサービスに顧客を当てはめるのではなく、利用の範囲を変える、休止可能にするなど、サービスを変更して満足度を高めていきます。

サブスクリプションのメリット

サブスクリプションのメリットは、ユーザー側と企業側、どちらにもメリットがあります。

企業側のメリット

・サービス利用のハードルが下がる
通常の商品販売の場合、その商品単価の満額をユーザーは支払う必要があるため商品によっては単価が高くなりすぎてユーザーが利用してくれないケースがあります。

しかしサブスクリプションを利用することで、初期の導入コストを引き下げてサービス利用のハードルを引き下げられます。

・利用状況のデータの蓄積ができる
通常の商品販売の場合、1度商品の購入したりサービスを利用するだけで顧客との接点が切れてしまいます。
しかし、サブスクリプションの場合は定期利用になるため、ユーザーの利用状況を日々集計していくことができます。

更なるサービスの向上や商品開発をおこなっていく上でも貴重なデータを獲得できるというわけです。

・継続的な売上を試算することができる
サブスクリプションでは定期利用になるため、利用者数のデータとサービス単価を掛け合わせて売上の試算が円滑におこなえます。

反対に、通常販売の場合は様々な要素から試算をおこなうため結果的に想定していた売上との乖離が生まれやすいとも言えます。

・考え方次第でサブスクリプションを導入できる
「ウチの商品ではサブスクリプションはできない…」と思う方もいらっしゃると思いますが、意外と考え方次第で通常の商品やサービスでもサブスクリプション化できます。

自分にあった服を毎月届けるサービスなどもサブスクリプションにあたるため、自社の商品やサービスに適用できないか、一度考えてみることが大事です。

ユーザー側のメリット

・サービスをお得に利用できる
基本的に通常販売よりも低単価でお得に利用できるのが、サブスクリプションの大きなメリットです。
視聴し放題、ダウンロードし放題など、1つの映像や音楽を購入する場合よりも安く利用できますよね。

初期費用が多くかからない分、手軽に手を出せるサービスとなります。

・モノをもたなくて良い
サブスクリプションでは、通常の購入とは異なり「サービスが利用できる」という形態がほとんどです。

例えば、商品を購入した場合、当然ユーザーの手元には商品が残ることになりますが、サブスクリプションではサービスやコンテンツの提供を受ける形になるため、モノを持つ必要がありません。

・手軽に試して趣味や興味の拡大ができる
例えば、映画などが分かりやすいのですが、1回の視聴に対してある程度の費用がかかりますよね。
その場合、自分の興味がない映画を見ようという形にならないと思います。

しかし、視聴し放題のサブスクリプションの場合、月額の料金内で視聴できるため、試しに視聴してみるなどが手軽にできます。

・いつでも解約が可能
サブスクリプションの場合は、定期利用に対して料金を支払っているため、解約してしまえばお金を支払う必要がありません。

サービスによって、解約条件は異なりますが、いつでも好きなタイミングで料金が発生しない状態にできる事も大きなメリットです。

サブスクリプションのデメリット

もちろん、サブスクリプションにもデメリットはあります。

サブスクリプションでは、サービス利用単価が安い分、企業からすると利益に繋がりにくく、ユーザーからすると安易に契約してしまうなどのデメリットがあります。

ハードルを引き下げる分、契約はしやすいが解約にも至りやすい。そのため、日々コンテンツを刷新し、ユーザーに求められるサービスを考え続けることが重要です。

企業側のデメリット

・サービス開始時点で、即利益にはつながらない
・日々変動する市場やニーズにあわせたコンテンツが必要
・新規コンテンツを導入するためにはコストがかかる

ユーザー側のデメリット

・利用せずとも料金は発生する
・契約しやすく費用がかさみやすい
・使わない機能や興味のないサービスも含まれている

サブスクリプションは現在の消費者ニーズにあっている

サブスクリプションが急速に普及した背景には、現在の消費者ニーズに非常にあっている点が挙げられます。

サービスや商品がありふれ、モノを買う、サービスを利用する、という行動の中には、必ず比較検討が付きまといます。
そうなると、せっかく良いサービスだが、比較検討に負けてしまう場合、利用すらしてもらえないというわけです。

特に単価が高いサービスなどは余計に単価以上の価値を感じさせない限りは、購入に至らないでしょう。

ユーザー目線では圧倒的にコスパが良く見える

サブスクリプションの場合、通常に商品やサービスを利用するよりも、価格が安くなる上、期間使い放題となるケースが多いです。近年ユーザーが良く口にする「コスパがいい」に完全に合致します。

1本の映画を見るよりも、視聴し放題のほうがお得。
1つのCDを購入するよりもダウンロードし放題のほうがお得。
など、ユーザー目線からすると、サブスクリプションは非常に魅力的な見え方ができるというわけです。

こうしたサブスクリプションは、マーケティングの中の戦略の一つです。

マーケティングの戦略を学びたい方はこちら↓

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サブスクリプションのサービス

では、市場にはどういったサブスクリプションのサービスがあるのか、いくつか紹介していきます。
確実に皆さんが普段利用しているサービスが含まれているはずです。

Hulu

月額933円(税抜)で50,000本の映画やドラマが見放題になるサービスです。
国内のドラマや映画はもちろん、海外番組やアニメ、こども向け番組などが視聴できることから、有名なサブスクリプションサービスと言えるでしょう。

参考:Hulu

Kindle Unlimited

月額980円で、小説やビジネス本、実用書、コミックが好きなだけ読み放題になるサービスです。
kindle端末だけでなく、スマホ、PC、タブレットなど好きな端末で、手軽に本を読めることから非常に人気なサブスクリプションです。

参考:Kindle Unlimited

PlayStation Now

PlayStation Nowはその名の通り、PlayStationのゲームが好きなだけ楽しめるサブスクリプションサービスです。
クラウド技術を使って、パソコンやPS4で、ストリーミングしてプレイします。

サービスプランも複数用意されており、1ヵ月、3か月とユーザーが期間を選んで利用できます。

参考:PlayStation Now

MECHAKARI

月額5,800円(税別)で洋服が借り放題というサービスです。
レンタル枠は決まっているものの、レンタル回数は無制限のため、色々な洋服を着ることができる点が非常に魅力的です。

また、返却時もクリーニング不要のため、月に5,800円以上洋服を購入する方にはオススメです。

参考:MECHAKARI

Office365

Office365は、WordやExcelなどのMicrosoft Officeをクラウドで利用できるサービスです。
買って終わりのパッケージ版Officeと異なり、好きな契約期間を選んで利用できます。

常に最新のOfficeを利用できる点も大きなメリットです。

参考:Office365

Amazonプライム

Amazonプライムは複数のサービスを利用できるため、多くの方が利用しているサブスクリプションでしょう。
最短即日配達が可能になる、映画やドラマが見放題など、他に音楽や本など複数のサービスを同時に利用できるのが、他のサブスクリプションにはない魅力です。

参考:Amazonプライム

身近なものが意外と多い!結構使ってるのでは?

上記の以外にも、まだまだ多くのサブスクリプションがあります。
この記事の冒頭では、「どういったサービスがサブスクリプションなのか分からなかった」という方でも、利用しているサービスがあったのではないでしょうか?

それだけ、サブスクリプションはすでに日常に浸透しており、企業側もサービスを打ち出しているということです。

業種ごとのサブスクリプションサービス例

ここまでの内容だと、どちらかというとHuluやgyaoなど映像サービスにサブスクリプションが多い印象がある方もいるでしょう。しかし、色々な業種で、サブスクリプションサービスは展開されています。

・飲食:月額定額制の食べ放題、飲み放題サービス
・アパレル:洋服、コスメなどの試し放題サービス
・美容室:定額制で美容室で洗髪できるサービス
・自動車:コミュニティサイクル、カーシェア

他にも、新聞やニュースのネット購読や口コミサイトの定額利用などもサブスクリプションを利用して、売上を上げ続けています。

どんな業種でもサブスクリプションはアイディア次第

定額利用制に着目しがちですが、サブスクリプションの目的は顧客満足度を上げることです。

自社のサービスや商品を使って、どういったサブスクリプションを実施すれば、ユーザーの満足度をあげられるか、という視点を持てば、おのずとアイディアが広がります。

「〇〇し放題」の形式でも、ある程度枠を決めた上で使えるというものでも良いでしょう。
ぜひ、自社の商品やサービスでは、どういったサブスクリプションができるか考えてみてください。

また、サブスクリプションを実施していく上で、お得感だけに囚われてはいけません。

例えば、Amazonプライムで映画が見たいという理由で加入したユーザーに対し、いつまでも最新映画コンテンツを増やさなければ、どうなるでしょうか。

当然、ユーザーはサービスを解約してしまいます。デメリットでも記載した通り、ユーザーがサービスを継続利用する背景には、「常にユーザーが興味を抱く最新コンテンツ」が必要です。

上記の視点からもサービスを考えていく必要があります。

まとめ

サブスクリプションは言葉自体は聞きなれないという人でも、普段何気なく利用しているサービスです。
近年、その在り方や業種は様々で、本当に多くの分野でサービス化されています。

自社の売上が低迷している、もっと良いビジネスモデルはないかと考えた時に、まずは既存のサブスクリプションを基に、自社にあったサービスを考えると良いでしょう。

その際は、定額制という視点だけでなく、定期的に顧客満足度を高められるサービスを考える必要があります。

マーケティングの基本ですが、ユーザーが求めていないサービスは売れません。企業視点ではなく、ユーザー視点。それを忘れずに検討してみてください。

また、もしかすると、すでに競合他社でサブスクリプションを実施している企業もあるかもしれません。競合が参入していない業界であれば、今がチャンスです。是非、色々な視点でビジネスモデルを考えていきましょう。

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