グロースハックとは何か、マーケティング業界注目の新概念

今回のテーマはグロースハックです。
グロースハックという言葉は聞いたことあるけれど、グロースハックが何を指しているのかまで知ってる人は少ないのではないでしょうか。 知っているようで知らないグロースハックについて解説をしていきます。

グロースハックとは

グロースハックは一言でいうと「サービス品質の向上に圧倒的な効果をもたらす一連の取り組みの事」です。

ちょっとわかりにくいかと思うので、身近なグロースハックによって成功した企業の例を挙げると、「Twitter」「Facabook」「Instagram」などが該当します。
これらは皆さんがよく知っている・利用しているインターネットサービスではないでしょうか。

これらのサービスの特徴は数年間で急成長したサービスであることです。

このように急成長したサービスの「成長部分」を支えているのがグロースハックという概念なのです。

グロースハックは新しいマーケティング手法

さてグロースハックは概念であると述べましたが、そもそもいつ頃、誰が提唱した概念なのでしょうか。
この段ではグロースハックについてもう少し理解を深めるため、深堀りをしていきます。

「グロースハック(英:Growth Hacking)」は、2010年にアメリカの起業家ショーン・エリスが提唱した比較的新しい概念です。
マーケティング業界は日々情報が更新されていくので9年前というとちょっと前の情報かな、と思うかもしれません。

しかし、日本で話題になり始めたのは2015年以降であり、そう考えるとやはり比較的新しい概念であるといえるでしょう。

グロースハックのグロースは英語で「growth」つまり成長を示します。
ハック「hacking」は英単語を見るとハッキング=サイバー犯罪など悪いイメージが先行しますが、意味としてはライフハックのハックと同様の意味を持っています。
ライフハックはご存知の通り効率よく生活(仕事)するための「手法・技術」です。

したがって、グロースハックは「成長するための手法・技術」というように捉えられます。

概念と言われると身構えてしまうこともありますが、単語毎に意味を砕いたことですんなり意味が理解できたのではないでしょうか。

従来のマーケティング手法の特徴

では、従来のマーケティングとグロースハックの違いは何になるのでしょうか。
従来のWebマーケティングでは広告出稿によるA/Bテストやユーザーテスト、SEOやアクセス解析が中心です。

マーケティングとは、適切な商品・サービスを適切なユーザーへ届けることです。

そのために、今ユーザーは何に悩み、何を求めているのかを分析し、この商品・サービスであれば悩みを解決し求めているものを手に入れることができると訴求していかなければなりません。

このように、従来のWebマーケティングは「完成された」商品やサービスをいかにターゲットへ訴求していくのかを考えていきます。

広告運用をする上で3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月と中長期的な戦略も考えますが、基本的には従来のWebマーケティングは「今」に視点が向いています。

グロースハックの特徴

グロースハックも従来のWebマーケティングと同様に、広告出稿によるA/Bテストやユーザーテスト、SEOやアクセス解析を行います。

しかし行うのはそれだけではありません。なぜならグロースハックは単純にアクセス数や売上を増やすことが最終的なゴール地点ではないからです。

グロースハックはそれ以外にも、商品やサービスの開発面から企業そのものを成長させる役割を持っています。

そのため従来のWebマーケティング施策以外に、商品によってはエンジニア、デザイナー、ライター、プロデューサーなどさまざまな立場から多彩な施策を実施していきます。

また、グロースハックは先に述べたように商品やサービスの「開発面」にも関わるので「今」だけではなく「3年、5年、10年先の未来」にまで視点が及んでいます。
このように、従来のWebマーケティングとグロースハックでは「視点」が大きく異なるのです。

グロースハッカーに必要な能力とは

グロースハックについての基礎がわかったところで、グロースハックを業務とする人、つまり「グロースハッカー」について説明しましょう。

「グロースハッカー」とはグロースハックを専門に行う新しいマーケティング担当者のことです。
(弊社にも「御社のWebチーム」という新しいサービスがありますが、サービス内容的にはグロースハッカーの役割を担っています)

グロースハッカーを目指している方、目指そうと考えている方はもちろん、グロースハッカーとしての役割を担うことになった方はここから必見です。

先ほどもお伝えしたように、グロースハッカーには広告運用者、コンサルタント、エンジニア、デザイナー、ライター、プロデューサーなどさまざまな分野でのスキルや能力が求められます。

さらにグロースハッカーには、分析とPDCAをまわしつづけることが求められます。

広告運用をされている方はすでにご存知かと思いますが、Web広告は一朝一夕で成果が現れるものではありません。Web広告でさえ成果を出すのに時間がかかるのですから、商品やサービスの開発面などにも関与して「企業」の成長までを担うグロースハックは更に時間がかかります。

莫大な時間の中で細かく細かくPDCAを回していくことがグロースハックで成果を出す秘訣です。

グロースハッカー御用達のフレームワーク

グロースハッカーとしてPDCAを回す時に役立つフレームワークを紹介します。

グロースハッカーはグロースハックを成功させるために、長期的な戦略を立てて、日々改善を行っています。
そんなグロースハッカーが使うフレームワークとして有名なものが「AARRR(アー)」です。

AARRRは別名「スタートアップ・メトリクスモデル」と呼ばれるように、
立ち上げたばかり(スタートしたばかり)の企業を成長させるために考えられたフレームワークです。

もちろん、全て英単語の頭文字をとった略語です。
今回は簡単に英単語の意味をまとめます。

「A」…Acquisition(獲得)
「A」…Activation(有効化)
「R」…Retention(継続)
「R」…Referral(紹介)
「R」…Revenue(収益)

AcquisitionとReferralがユーザーの量を、Activation、Retentionが質にあたる成長指標です。

ユーザー数(量)を増やしそのユーザーをファン化(質の向上)させることが商品・サービス、ひいては企業の収益となり、成長へと繋がっていきます。

このフレームワークを使ってKGIとKPIを定め、分析・モニタリングを行いPDCAを回していくことで計画的に成長戦略を立てることが可能になります。

まとめ

グロースハック・グロースハッカーという言葉は知っていても具体的に何を指しているのかわからなかったという方向けに、基本的な説明をしてきました。

従来のマーケティングとは異なる概念ではありますが全く異なるというわけではありません。
また今、Webマーケティングを担当している人も今後グロースハックに携わることがあるかもしれません。その時に向けて今から準備していきましょう

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