【Google広告の新機能】入札戦略の新指標「季節性の調整」と「CVRの調整」とは

Googleが新たな自動入札機能のリリースを発表しました。日本語ではシンプルに「季節性の調整」と呼ばれ、原文では「seasonality adjustments for Smart Bidding」と紹介されています。 一体どんな機能で、どのような運用が今後可能になるのか以下で紹介していきます。

新たに追加された2つの変更点

今回紹介されたのは記事のトピックは1つですが、詳細を確認したところ新たなアップデートは2つに分類されました。以下それぞれ解説します。

①新指標「CVR調整率」

イメージとしては既存の「入札調整率」のCVRバージョンです。こちら今回の「スマート自動入札の季節性要素追加」で主に使用する新指標です。

②「季節性の調整」

こちら原文を訳すと以下のようになります。
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季節性やイベントで一時的に売上が上がるアカウントで、自動入札戦略を使用している場合、そこに手入力で「見込みのCVRを入れる」と、そのCVRを指標に最適化がかかる
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つまり現在使用しているスマート自動入札に①を追加することで、セール時期などのCVRが高まりやすいイレギュラー時期の最適化精度を上げるための機能です。
わかりやすくするために例を作成しました。

例)毎年9月9日~9月15日にセールをやる案件で、過去データからその時期だけCVRが5%上がるとする。その際手入力で「コンバージョンレート調整(入札調整のような項目)」に「+50%」を設定すると、そのCVRに達する前後で普段の自動化がセールに合わせてさらに最適化がかかる。

これが「季節性の調整(seasonality adjustments for Smart Bidding)」です。

またセール終了後はGoogle側がその入力した「コンバージョンレート調整(入札調整のような項目)」を速やかにセール前の傾向・数値に戻すように最適化をかけてくれます。
※セール終了後に即時設定した「コンバージョンレート調整(入札調整のような項目)」を消す必要がありません。

今回の新機能は海外のSEMメディアでも注目を浴びており、今後の自動化運用の新たに切り口になると想定されます。

引用:Google Ads Now With Seasonality Adjustments For Smart Bidding
引用:Google Ads Introduces Seasonality Adjustments for Smart Bidding

設定箇所

Google広告アカウントを確認したところ、既に実装されていたため管理画面を確認してみました。

レンチマークの「ツールと設定」をクリックし、ポップアップの左側、「共有ライブラリ→入札戦略」を選択します。

ページが遷移すると左上のタブが「ポートフォリオ戦略」になっていますが、その下の「詳細設定」タブをクリックすると、今回リリースされた「季節性の調整」機能を設定する画面にたどり着けます。

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この高度なツールを使うと、予定されているバーゲンセールやプロモーションの間に入札単価を最適化できます。季節性の調整は、コンバージョン率に大きな変化が見込まれる場合にのみ使用してください。年中行事はすでにスマート自動入札によって管理されています。
季節性の調整は、1~7 日間の短いイベントに適しています。長期間(一度に 14 日を超えて)使用すると、思うような成果が得られない場合があります。
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上記の注釈がついています。調整に少々の時間を要し、実施可能なアカウントが限られる可能性があるため注意しましょう。

まずは設定する「季節性の調整」に管理しやすいように名称をつけます。
※必要であればその下中断に任意で説明を追記することができます。

そして「開始時期」と「終了時期」を選択しましょう。

続いて下にスクロールして「季節性の調整」を反映するキャンペーンを選択します。特定のキャンペーン、もしくはアカウント内のキャンペーンタイプ別で対象を選択することが可能です。

また「季節性の調整」をデバイス別に設定することも可能です。BtoB商材であればPCのみ、スマホからの新規獲得が8割を占めている等あればスマホのみなど、アカウント設計に基づいて「季節性の調整」を反映しましょう。

そして最後に上部①で説明した「CVR(コンバージョン率)の調整」を設定します。こちらは過去アカウントのデータを参照し、最適な数値を反映してください。

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見込まれるコンバージョン率の変化に基づく推定値を入力してください例: 3 日間のセールの間にコンバージョン率が 50% 増加すると見込まれる場合、最大 +50% のコンバージョン率の調整を加えます。このように調整することで、入札単価を最適化できます。
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Google側の説明がわかりやすいためそちらを参照して設定すると良いでしょう。

まとめ

リリースされたばかりの機能なので、どのような挙動を示すのかは実際にテストしてみなければわからない点はあります。

ですが既に最適化配信をしている、もしくは最適化配信に必要なCVデータ等が十分に蓄積できているアカウントであれば、今回新たに追加された「季節性の調整」、並びに「CVR(コンバージョンレート)調整」を使用してスポットでの成果最大化が十分に見込めます。

春夏秋冬、アニバーサリーやセール、年末年始などの時期に活躍すること間違いなしですので、自社サービスの成果時期がくる前に手元のアカウントで実践し挙動を把握しておきましょう。

引用:Create a seasonality adjustment
引用:Introducing seasonality adjustments for Smart Bidding

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