
Yahoo!でアフィリサイト/比較サイトを配信する方法
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なぜアフィリエイトサイトが禁止になったのか?
そもそもなんでYahoo!でアフィリエイトサイトの掲載がNGになったのかを紐解くと、Yahoo!の体制変更が大きな要因だと考えられます。
その中で特に本件に影響を及ぼしているのは「広告品質ダイヤモンド」の強化です。
広告主とユーザーにとって「安心・安全」である媒体としてYahoo!があり続ける為に、Yahoo!はブランドセーフティーを強化しようとしています。
ブランドセーフティに始まり、アドフラウド、アドクラッター対策などの体制強化をYahooは「広告品質のダイヤモンド」として、提唱しています。
※https://marketing.yahoo.co.jp/service/quality_diamond.html
この広告品質強化の一環として行われたものが「アフィリエイトサイトの掲載不可宣言」だといえます。
言い換えるならば、アフィリエイトサイトは「ユーザーにとって有用性が低い」とYahoo!が判断したということになります。
配信できなくなるのはアフィリエイトサイトだけじゃない?
アフィリエイトサイトに合わせて、比較サイトも同タイミングで配信NGとなることが決まりました。
こちらも広告品質の問題で実施が決まったことであり、その要因の一つとして「比較サイトは優良誤認を与えやすい」と判断されたことがあげられます。
比較サイトの多くはランキング形式で構成されており、そのランキングは広告運営者の恣意的なランキングとなっていることがほとんどです。
そのような比較サイトはユーザーの適正な購買判断を阻害するとしてNGとなりました。
現在はYahoo!側が順次サイトのパトロールを行っている状態で、今は配信することができている比較サイトも時期に掲載不可となります。
配信するためにはどうすればいいの?
優良な企業と認められれば配信が出来ます。
今回のYahoo!の動きの根本にはブランドセーフティーの話があり、逆に考えると広告主・ユーザーにとって安心・安全な広告であれば問題はないということにもなります。
その判断基準としてYahoo!にはホワイトリストと呼ばれる掲載可能なサイトをまとめたものがあります。
そしてYahoo!に認めてもらうために、自社のサイトをホワイトリストに入れて貰うように申請を行うことができます。
自社のサイトが掲載不可になってしまって困っている。。という状況の方がいましたら、一度Yahoo!に問い合わせを行うことをお勧めします。
ただし、ホワイトリスト申請には、上場企業かそれに準ずる企業規模orサイトの有用性が必要とも言われています。
上場しているか否かは分かりやすいですが、それに準ずる企業規模と、サイトの有用性については中々わかりずらいですよね。
例えるなら、BOSSや伊右衛門茶などを販売しているサントリーHDは一般に認知されていますが非上場企業になります。それに準ずる企業規模は、このような非上場企業だけれども一般的に認知されており安心・安全と思われる企業のことを指します。
また、サイトの有用性に関しては、恣意的な情報が無いかをみられているとのことですので、比較サイトの形式でなく、オウンドメディアのような公平な情報提供をする形のサイトであれば配信ができる可能性があるようです。
ただしこれも相当数のコンテンツが必要で以前弊社で申請をお願いした際には、コンテンツを最低30記事分追加してくださいと言われたことがあります。
サイトの有用性に関してはそれだけのコンテンツ量が無いと認められないということになります。
※サイトのコンテンツをクリアした上で別途内容に対する審査が入ります。
Yahoo!の正規代理店を介すると連絡が取りやすいです。
これは具体的な解決策ではないですが、Yahoo!正規代理店にはそれぞれYahoo!の担当者がついているはずですので、Yahoo!正規代理店経由で申請をするとホワイトリスト登録がやりやすくなるかと思います。
というのも、一般の窓口から問い合わせをしてもYahoo!からの回答がテンプレ化していて具体的に何をすればいいのか分からないことが時たまにあるからです。
Yahoo!正規代理店経由で連絡を取ってもらうと、その代理店の担当者から直接内容を聞いて対策として何が必要を聞くことができるので、対策がやりやすくなるかと思います。
ただし、Yahoo!正規代理店経由で申請を出しても審査基準が軽くなるということは無いのでその点は要注意です。あくまで企業希望やサイト自体の有用性がメインで見られるので、そこのコンテンツの改修等には、相応のコストが生じることは前提となります。
まとめ
今回はYahoo!がアフィリエイトサイトと比較サイトの掲載をNGにした理由についてお話ししましたが、Yahoo!に限らず色々な媒体で審査の基準は厳しくなっている傾向があります。
Googleで繰り返されるアップデートによるSEO順位変動や、審査基準の変更などもすべては、媒体側がユーザビリティを考慮して内容をアップデートしていった結果になります。
現在はアフィリエイトサイトや比較サイトを筆頭に、ユーザーに対して特定の商品を魅力的に見せるような広告が多く出回っていますが、いずれは小手先の見せ方では差別化することができず、シンプルに商品力で勝負しないといけない未来がやってくるかと思います。
ですので、今のうちから多少の変動に左右されない中長期的なコンテンツ制作や商品のアップデートをしていく必要があるのでは無いでしょうか。

株式会社リスティングプラス コンサルタント
マーケティングを学び、1と0で測れない感情に強く興味を抱く。消費者の感情を考え抜ける仕事を探していた所、リスティングプラス代表・長橋の言葉に感銘を受け同社に入社。Web広告を通していかに消費者に心を寄せられるかを探求している。
ロジカルな思考と熱い心を併せ持つコンサルタント。座右の銘は「利他の心」。
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