Googleアナリティクスで目にする(not provided)とは?意味とその対策を解説

  • 2019.12.12
  • 2020.5.12
  • 3,771 Views

アナリティクスでユーザーのクエリを見るとき、(not provided)という言葉を目にしたことはありませんか?

クエリの内容がパフォーマンスを左右する検索広告などをはじめとするWebマーケティングでは、アナリティクスなどの解析ツールを使ってクエリを知ることは非常に効果的です。
しかし、大半が(not provided)と表示されてしまうとユーザーの目的、ニーズを把握できないため効果が薄くなってしまいます。

そこで今回は(not provided)が表示される理由と、その対策を解説します!

(not provided)とは

(not provided)とは、Googleなどの検索エンジンが、ユーザー検索クエリをアナリティクスに提供しなかった場合に表示される値のことです。

not providedが増えた背景

SSLの普及

そもそも、アナリティクスに(not provided)が発生するのは、SSLという通信を暗号化する仕組みのためです。

SSL(Secure Sockets Layer)とは、インターネット上で通信を暗号化する技術です。SSLを利用してパソコンとサーバ間の通信データを暗号化することで、第三者によるデータの盗聴や改ざんなどを防ぐことができます。

引用:SSLの解説と選び方まとめ|SSLサーバ証明書 日本ジオトラスト

暗号化により(not provided)が発生

検索エンジンの大半を占めるGoogleとYahoo!は、セキュリティ強化のためにこの仕組みを利用しています。そのため、ユーザーの検索キーワードもセキュリティの観点から多くが暗号化されてしまい「not provided」と表示されるようになっているのです。

2013年9月にGoogleが導入し始めたSSL化ですが、Yahoo!も2015年にSSL化したため、2015年以降はGoogleアナリティクスで確認できる検索キーワードの多くが「not provided」となってしまいました。

以前は、クレジットカード決済やお問い合わせフォームページのみによく使われていましたが、最近ではスマホなどの普及によりネットが活発になってきています。
そんな中、Googleが2014年に検索結果でHTTPS化されたサイトを優遇するといった公表を行い、それをきっかけにサイト全体のSSL化が加速しました。

今後も増えていく見込み

ECサイトや会員登録フォームなどに、個人情報やクレジットカード情報、パスワードを入力する機会は多いでしょう。その際に通信が暗号化されていなければ、機密情報が抜き取られて不正に利用されてしまうリスクがあります。その対策として、セキュリティやプライバシー保護を重視するGoogleをはじめとした企業は、SSL化対策を強力に推進しており、今後も増えていく見込みです。

ユーザーのセキュリティとプライバシー保護のためには重要ですが、Googleアナリティクスを活用してキーワード分析をする際には、「not provided」は厄介なものです。

無料で(not provided)の中身を知るには

さて、Web担当者にとっては厄介な(not provided)ですが、実はその中身を予測することができます。
この章では、無料で(not provided)を予測する方法を紹介していきます。

1.Google Search Consoleによる方法

①Googleサーチコンソールに、ログインをする。

②サマリーの検索パフォーマンス、「レポートを開く」をクリック

③検索パフォーマンス内のクエリに表示される

2.検索連動型広告の検索クエリで予測する

検索連動型広告を配信されている方は、その中のクエリの情報が公開されています。
そのため、Google AdWordsやYahoo!プロモーション広告 スポンサードサーチを使っている方限定の方法ではありますが、広告としてクリックされたクエリを見ることができます。

①Google AdWordsで「すべてのキャンペーン」>「キーワード」>「検索語句」を選択

②検索語句レポートで、クリックされているキーワードを確認する。

対策ツールを使って知る方法

このように、間接的にアナリティクス内の(not provided)の中身を”推測”することはできますが、推測に過ぎず、得られる情報にも限りはあります。

しかし、専用の解析ツールを使うことで、(not provided)の85~95%を解消することができます。

(not provided)対策ツール「KeywordMania」

キーワードマニアとは、アナリティクスでキーワードを調べた時に表示される(not provided)が可視化できるツールになります。

キーワードマニアを使えば、アナリティクス内で流入キーワードを確認する事ができ、実際に(not provided)を全体の0.12%まで削減することが出来るので、他社よりも多くのビジネスチャンスを掴むことができ、成果に繋げることが出来ます。

キーワード取得の仕組み

キーワード取得のプロセスとしては下記画像のようなフローになります。

キーワードマニアは媒体が持っているデータを無理やり読み取っているわけではなく、ハードデータを基に、キーワードを学習しながらアナリティクス上へデータを反映させています。

そしてその結果、85%~95%の(not provided)を解消することが出来ています。

また、その確実性が83%以上のものしかアナリティクスに表示しませんので、表示される内容はしっかりと信頼出来るものになります。

まとめ

今回は、SSL化によって“not provided”となり、わからなくなってしまった流入クエリを知る方法をご説明してきました。
これを元に各ページを改善し続けることがサイト全体のトラフィックの向上にも繋がります。
ページに流入している現状のクエリをしっかりと把握して対策に活用しましょう。

また、サイト規模によっては、ツールを利用して本格的にキーワードを一元管理し、トラフィックの改善を行うという方法もおすすめです。

最後に、自社サイトのページに流入してくる“キーワード”は、検索順位を改善するために必須の項目です。
コンテンツと検索結果の傾向を把握するためにツールを活してみてはいかかでしょうか。

アナリティクスの基本的な内容について知りたい方はこちら↓

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つかっち

株式会社リスティングプラス コンサルタント Webデザイナーを目指してWeb広告業界に入るも、日々変化する運用型広告の面白さに魅かれコンサルタントに。 SNS広告を中心に運用・コンサルティングを行う。大学時代、野良猫を追いかけ続け300枚以上の写真を撮った経験がある。 週末に写真を撮ったり、絵を描いたりとのんびりした生活を送っている。家の排水溝も性格も「真っすぐ」なタイプ。

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