ネット広告とは?仕組みからメリットまで解説

  • 2020.3.18
  • 2022.1.18
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2019年に民間の調査会社が行った調査によると、2018年度のインターネット広告国内市場規模は約1.6兆円にまで上るそうです。また同調査では、2020年度には2兆円を超え、2028年には2.8兆円にまで上ることが予測されています。
このインターネット広告市場規模拡大の背景には、スマートフォンの普及率の上昇があります。

少し古いデータですが、2019年2月の時点でスマートフォンの普及率は全年代で85.1%にまで達しています。6年前の2013年2月時点での普及率が40%弱だったので、およそ2倍にまで上昇しています。
スマートフォンの普及が意味するところは、一人ひとりがウェブ上のメディアと持つ接点の増加です。近年台頭してきたSNSだけ取り上げてもその数は枚挙にいとまがありません。

インターネット広告とは、Web上でユーザーにアプローチする広告です。
インターネット上のメディアにほとんどの人が毎日接する今日、インターネット広告が持つユーザーへの影響力は大きいです。そして、その影響力は上の調査が示唆している通り、今後も増大の一途をたどることが見込まれています。

本日はそんなインターネット広告の仕組みとメリットを分かりやすく解説していきます。

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ネット広告とマス広告

 ネット広告は、インターネット広告の略称です。インターネット広告とは、Webサイトやメールを介して配信される広告のことです。
「ネット広告」の他に、「Web広告」や「オンライン広告」と呼ばれることもあります。様々な呼び方がありますが、中身は同じです。

一方でマス広告とは、「新聞」、「雑誌」、「テレビ」と「ラジオ」を介して配信される広告です。

分かりやすいのはテレビを介して配信されている「CM」です。番組の放送時間の合間に15秒から30秒ほど流れるCMは、不特定多数の消費者にアプローチするマス広告の一種です。

CMを見てわかる通りマス広告の特徴は、不特定多数の消費者に広告を配信できるという点です。ネット広告とマス広告はこの点で大きく異なります。

ネット広告は、マス広告とは対照的に特定の比較的少数の消費者に限定的に広告を配信します。つまり、ある一部の消費者にターゲットを絞って広告が配信されます。従って、配信した広告がユーザーにどのような行動を促したかを簡単に計測することが出来ます。
そして、そのデータを使って以降より効率的に広告を配信することが出来ます。
これがネット広告の特徴であると同時に強みでもあります。

ネット広告の種類

ネット広告には、「ディスプレイ広告」、「アフィリエイト広告」や「SNS広告」など様々な種類があります。
その中から今回は、代表的なネット広告を4つ紹介します。

リスティング広告

Google検索をするときに、下記のような検索結果を見たことはないでしょうか。
 
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リスティング広告とは、ユーザーがGoogleやYahoo!などの検索エンジンでキーワードを検索した時そのキーワードに応じて表示される広告です。
そのため「検索連動型広告」とも呼ばれています。

このリスティング広告の特徴は、ユーザーが表示された広告をクリックしない限りコストが生じないという点にあります。
ユーザーがあるキーワードを検索した時、そのキーワードに対する入札が行われます。

例えば、「ネット広告」が検索されたとき、広告を配信したいA社は¥500円入札します。一方で、同じように広告を配信したいB社は¥1,000で入札します。

この場合、B社がより高い金額を入札したため、B社の広告が配信されます。実際はもう少し複雑なのですが、基本的な仕組みは同じです。そこで広告を配信出来て初めてコストが生じます。

リスティング広告のメリットは、指定したキーワードにある程度興味関心を持った人(見込み顧客や潜在顧客)にのみアプローチできるという点にあります。
一方でデメリットとしては、入札するキーワードが適切でないと、不必要にコストが生じてしまうという点にあります。

ディスプレイ広告

ディスプレイ広告とは、各広告媒体が提携しているWebサイトに表示される広告です。
リスティング広告がテキストのみの広告しか配信できないのに対して、ディスプレイ広告はテキストと画像両方の広告を配信することが出来ます。

また、検索エンジンだけではなく、ニュースサイトやブログサービスのような日常的に消費者が訪問する場所に広告を表示させることが出来ます。
そして、リスティング広告と同様に、クリックされて初めてコストが生じます。

※インプレッション課金という表示されることでコストが発生するものもあります。

ディスプレイ広告のメリットは、大量のユーザーにアプローチできるという点にあります。

インターネット利用時間の内、ユーザーが検索に費やす時間は全体の約10%と言われています。残りの90%近くでユーザーはWebサイトの閲覧をしています。
ここにディスプレイ広告はアプローチすることが出来ます。
 
一方でデメリットは、大量のユーザーにアプローチするため効率よく成果を挙げることが難しく、リスティング広告より多くの費用が必要なる傾向があるという点にあります。

ターゲティングといってどのユーザーに対して広告を配信するのかを細かく設定する必要があるので、それだけ費用や時間がかかってしまう傾向にあります。
しかし、繰り返しディスプレイ配信を行う事で知識と経験を培えれば克服できるので、デメリットというよりはあくまで留意点といったほうが良いかもしれません。

アフィリエイト広告

アフィリエイト広告とは、ブログのようなWebサイトを媒体に配信される広告です。
そのWebサイト上にあるページリンクを経由して広告主のウェブページを訪問し、あるアクションをとる事で広告主にコストが発生します。

例えば、ある商品の購入をアクションとして指定していた場合、あるユーザーがその商品を購入することで初めてコストが発生します。

アフィリエイト広告のメリットは、その費用対効果の高さにあります。
アフィリエイト広告では、リスティング広告同様にある特定のアクションが起きない限りコストが発生しません。リスティング広告の場合は、その特定のアクションが「クリック」に限定されていますが、アフィリエイト広告の場合は「購入」のように瞬間的に利益が発生するアクションを指定することが出来ます。

従って、商品が購入されない限り不必要な広告費用が発生しません。

一方デメリットは、意図しないWebサイトに広告が掲載されることでその商材、ないしは企業のブランドイメージが傷つけられる恐れがあるという点にあります。
アフィリエイト広告を掲載できるWebサイトは、企業のホームページから個人のブログまで幅広いです。
誤ったWebサイトで掲載しないように気を付ける必要があります。

SNS広告

SNS広告とは、SNSを媒体に配信される広告です。代表的な媒体は、Facebook、InstagramとTwitterです。
それ以外にも最近は、LINEやTikTokもSNS広告の媒体として注目されています。

費用が発生する仕組みは媒体ごとに異なります。例えばFacebookの場合、費用が発生する仕組みは二通りあります。

一つは、インプレッション課金と呼ばれる仕組みです。これは広告がFacebook上に1000回掲載されるたびに費用が発生する仕組みです。

もう一つは、クリック課金と呼ばれる仕組みです。これはちょうどリスティング広告と同じように、クリックされることで費用が発生するものです。

媒体ごとにどのように費用が発生するのかを把握する必要があります。

SNS広告の最大のメリットは、そのターゲティング精度の高さにあります。

SNSを利用しているユーザーは個人情報をそのSNSに登録しています。
例えば、年齢、性別や職業と言いった情報を登録しています。SNS広告を配信する際は、この個人情報を利用することが出来ます。

従って、効率よく配信したいユーザーにだけ広告を配信することが出来ます。

一方デメリットは、細かくターゲティングができるからこそ初期設定と運用が難しいという点にあります。
しかし、この点は知識やコストといったリソースを割くことで解決することが出来るので、デメリットというより留意点といったほうがいいかもしれません

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代表的なネット広告用語


 
ネット広告について勉強していると、これまで聞いたことのないような専門用語に出会います。そんな専門用語の中から特に重要なものを4つご紹介します。

コンバージョン(CV)

コンバージョン(conversion)とは、日本語で「変換」という意味ですが、ネット広告の分野では「最終的な成果」という意味で使われています。
ネット広告を運用するにあたってはこのコンバージョンをいかに獲得するかが一つの指標になります。

「最終的な成果」として何を設定するかは、広告で宣伝する商材によって異なります。
例えば、情報提供サイトなら「会員登録」がコンバージョンになる事があります。また、ECサイトでは、「商品購入」がコンバージョンになる事が多いです。

コンバージョン単価(CPA)

コンバージョン単価とは、費用に対して発生したコンバージョンの件数のことです。使用した広告費を獲得したCV件数で割ることで求めることが出来ます。

コンバージョン単価=使用した広告費÷獲得したCV件数

例えば、10,000で4件のコンバージョンを獲得した場合のコンバージョン単価は、10,000÷4=2,500なので、2,500円です。
母数である獲得したコンバージョン数が大きいほど、コンバージョン単価は低くなります。

コンバージョン数、後述するインプレッションやクリック率などは高いほど成果が出ていると判断できるのですが、コンバージョン単価だけは異なります。
この点を間違えないように気を付けましょう。

インプレッション

インプレッションとは、Webサイト上に広告が表示された回数のことです。
テレビや雑誌のようなマス広告では、ユーザーに対して何回広告が配信されたのかを計測するのが難しいですが、ネット広告では簡単にその頻度を計測し、確認することが出来ます。

このインプレッションは、上述したコンバージョンやその他の重要な数値を計測するために必要不可欠な基本的な概念です。

クリック率(CTR)

クリック率とは、上述したインプレッションに対するユーザーのクリック数です。

クリック率=インプレッション÷クリック数

例えば、100回のインプレッションに対して1回のクリックが発生した場合、クリック率は1%です。
自然検索におけるユーザーのクリック率は、掲載順位が高いほど高くなる傾向があるので、ネット広告を運用する際は基本的に掲載順位を上げる事を目指します。

まとめ

今回はネット広告について代表的なネット広告の種類を挙げながら説明しました。

インターネット利用者人口の増加に伴い、ネット広告の需要も拡大することが見込まれます。既に今日では、パルス型といった「ネットで見て瞬間的に購買意欲が刺激され購買する」といった新しい消費者の消費行動がGoogleによって提唱されています。

ネット広告は今後も多様化することが見込まれます。しかし、今回紹介したような基本的なネット広告の種類や代表的なネット広告用語についての知識は、今勉強してもこれから先無駄になる事はないでしょう。

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デジタルアスリート株式会社 コンサルタント 大学進学で上京。Web広告の可能性に魅せられて株式会社リスティングプラス(現・デジタルアスリート株式会社)に新卒で入社。 現在は、化粧品と美容食品の広告運用を担当中。 ビリヤードと読書が好き。最近は筋トレがマイブーム。

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