
皆さん、最新情報追い切れていますか?
広告媒体は知らぬ間にどんどんアップデートを重ねていっています。
管理画面を毎日見ていても、「こんなアップデート入ってたんだ…。」なんて驚く事は日常茶飯事です。
そこで今回は、直近でリリースされたGoogle 広告のアップデート内容についてをまとめます!
もしかしたら知らない情報があるかも知れないので是非一読ください!
目次
入札戦略のシミュレーションがアップデート
広告運用している際に、入札単価をどこまで上げたら目標の数値に近づくだろうか?と計算している方は多いかと思います。
ただこの計算は、自動入札戦略を使用しているとできなくて難しいですよね。
そんな運用者の悩みに応えて、入札戦略で予算・入札単価を変更した際にどれくらいパフォーマンスが望めるか、シミュレーションで確認できるようになりました!
クリック数の最大化・コンバージョン数の最大化
「クリック数の最大化」「コンバージョン数の最大化」の入札戦略を利用しているキャンペーンでは、予算変更によってクリック数やコンバージョン数が変わってきます。
上記の入札を設定している際に、設定予算の変更によってどれくらいパフォーマンスの変化があるのかが見れるようになりました!
「クリック数の最大化」「コンバージョン数の最大化」を選択しているキャンペーンでは、管理画面で下図のような予算シミュレーションが表示されるようになっています。
この表とグラフを見る事によって、日予算を変更することで得られるクリック数、費用、ページ上部のインプレッション数、コンバージョン数、コンバージョン値の見積もりが簡単に分かります。
これにより細かい計算をしなくても簡単に予算調整などができるようになります!
目標広告費用対効果
コンバージョン数の最大化に続いてのアップデートですが、これまでは個別クリック単価や目標コンバージョン単価を利用している際にしか見る事ができなかった、入札単価による数値のシミュレーションが、目標費用対効果でも見ることができるようになりました!
これらのシミュレーション数値はあくまで予測数値ですので、このシミュレーション通りにパフォーマンスが変わるという話ではないです。
ただ、参考数値としては非常に便利なものになりますので、予算や入札を変更する際にチェックしてみることをおすすめします!
最適化スコア・最適化案がディスプレイに追加
Google広告の最適化スコア・最適化案について、皆さんはどれくらい注視していますか?
最適化スコアは、あくまでGoogleの推奨設定にどれだけ近づいているかという指標ですので、「最適化スコア100%=成果が出る」ということではありません。
ただ最適化スコアを見ることで学習が進みやすいアカウント構造になっているかなどを判断することができるので、参考にするにはとても良い指標です!
そんな最適化スコアですが、これまで検索広告のみで対応していたものが、ディスプレイ広告にも追加されるアップデートがありました。
表示のされ方などは検索広告と同じようなものになっているので、検索広告で「定期的にチェックしていた!」という方にとっては違和感なく使用できる機能です。
最適化案を見ると、意外な発見があったりするので、普段見ていない方は定期的にチェックしてみると、パフォーマンス改善のヒントが得られるかもしれません!
広告配信の集中化が廃止に
昨年9月から検索・ショッピング広告では、集中化が廃止になっていましたが、それを追いかける形で、ディスプレイ・動画広告などでも、すべてのキャンペーンから1日の予算の「集中化」がなくなり「標準」のみに変更されることになりました。
「標準」のみの配信になった要因については公表されていないですが、「広告配信の目標に合わせて配信の機械学習により最適な配信を行う。」という内容のアップデートが繰り返されているので、1日の前半に予算を使い切ってしまう「集中化」の配信は、Google的には、データ収集を行う上で都合が悪かったのかもしれません。
今後、時間帯に別に配信の強弱をつけたいという場合には、広告のスケジュール設定から、曜日と時間を選択して入札調整比率を調整していく方法でやる以外方法は現時点ではない状況です。
どうしても時間帯で配信量を調整したい場合には、入札調整比率では「−90%〜+900%」まで調整ができるので、入札調整でおおよそ思い通りの配信設定を再現する事はできます。
注意点としては、こちらのスケジュール設定ができるのが個別のクリック単価、拡張クリック単価を設定しているキャンペーンのみとなっており、その他の自動入札戦略を使用している場合には設定ができないので覚えておきましょう!
掲載結果グラフに変更の詳細を表示できるように
広告運用者としてかなり嬉しいアップデートです!
変更履歴のグラフにカーソルを合わせると、変更の内容がそこから確認できるようになりました。
こちらが確認できるのは「キャンペーン」「広告グループ」の階層に限定されますが、数値の変化をグラフで視覚的に見て、そのトリガーとなった変更履歴があるかをすぐに確認できるので分析時間が大幅に短縮できます。
よくある「このタイミングで数値変わってるけど何があったんだろう?」というシチュエーションにおいて、この機能を知っているから否かで時間効率が大きく変わります。
変更履歴とグラフの推移が一致していれば、その変更がトリガーになって数値が変化している可能性が高いです。
一方、アカウントに変更履歴がなかった場合には、サイトや競合とのオークション状況など他の要因を考えたほうが良いでしょう。
アカウントの問題なのかアカウント外の影響なのかをパッと見で分かるのでとても便利なアップデートです!
まとめ
今回は2020年春までに起こったアップデート内容をまとめました。
「知らない間に機能が追加されてる!」なんて事は良くある話なので、定期的にアップデート情報チェックしましょう!
アップデート情報は普段利用する、しないに関わらず、知らない機能があるのはもったいないです。
時短術に繋がったり、パフォーマンス改善に利用できたりと、優れた機能が続々リリースされているのでしっかりと最新情報は追って行きましょう。

デジタルアスリート株式会社
ウェビナーマーケティング部 課長
Google広告 Gold Product Expert
2018年 デジタルアスリート株式会社(旧:株式会社リスティングプラス)に新卒入社。Google、Facebook、LINEなど計20種以上の広告媒体で広告運用に従事。
デジタルアスリート随一の分析マニア。 現在はYouTubeに専門特化部隊として動画マーケティングの研究を実施。
DRMの考え方をベースにYou Tubeの攻略を進めており、担当する案件では他の広告媒体の数値を大きく超える成果をYou Tubeで量産している。
不安・不満などを抱えている方に、素晴らしい商品・サービスを届け、より多くの方に幸せにする事を信条として、広告のプランニング・制作・運用を行っている。
座右の銘は「利他の心」。
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