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MEO対策会社の選び方

面談の質問と契約チェック

公開日:2026-10-04長橋真吾執筆:長橋真吾デジタルアスリート株式会社 代表取締役更新日:2026-10-21
MEO対策会社の選び方|面談の質問と契約チェック
この記事の要点
  • 順位の約束より、作業・計測・引き継ぎを説明できる会社を選ぶ

  • オーナー権限は事業者が持ち、依頼先には管理者権限を付ける

  • 月次の作業報告と成果を照らし、順位だけの報告になっていないか確認する

MEO対策を外部に頼もうと調べ始めると、「上位表示率97%」「3,000社の実績」「成果が出なければ無料」といった言葉がたくさん目に入ります。

どれも魅力的に見えますが、こうした言葉だけで会社を選ぶと、契約してから「思っていたのと違う」となりやすいのが実情です。

私たちデジタルアスリートは、これまで2,425社以上のWeb集客を支援してきました。

その中には、別のMEO対策会社と契約したあとに相談に来られた事業もあります。順位の報告だけで判断せず、実施した作業と予約・問い合わせの変化を照合できるかを確認してください。

話を聞くと、問題は依頼先の良し悪しだけではなく、選ぶときに何を確かめればよかったのかを、事業者側が知らされていなかったことにあると感じます。

この記事では、MEO対策会社に頼むと何をしてくれるのかという前提から、料金の型と相場、面談で聞くべき3つの質問とその答えの見分け方、契約で確認すべき点、依頼先のタイプ別の向き不向き、そして今の依頼先から乗り換えるときの手順までをまとめます。

MEO対策会社とは?頼むと何をしてくれるのか

MEO対策会社とは、Googleマップや「地域名+業種」の検索で事業が見つかりやすくなるように、Googleビジネスプロフィールの運用を代行する会社です。

MEOはMap Engine Optimizationの略で、日本では「Googleマップ対策」とも呼ばれます。

会社によって範囲は違いますが、多くの会社が提供しているのは次のような作業です。

作業 内容 頻度の目安
情報の整備 カテゴリ、営業時間、住所、電話番号、サービス内容の登録と修正 最初に一度・変更時
写真・投稿 店内やサービスの写真の追加、最新情報の投稿 月1〜4回
口コミ対応 口コミへの返信の下書きや代行、口コミを集める導線の提案 届くたび
順位計測 「地域名+業種」での順位の計測と競合の確認 毎日〜毎週
分析と改善提案 表示回数・電話・経路検索などの数字を見て、次の手を提案 月1回

これらは、やろうと思えば事業でも自分でできる作業です。

実際、Googleビジネスプロフィールは無料で使えますし、登録や投稿に専門的な技術はいりません。

自分でやる手順はMEOのやり方(自分でできる基本の流れ)にまとめています。

では、なぜ会社に頼むのか。

理由は大きく2つです。

1つは、本業の接客や施術と並行して毎月の運用を続ける時間がないこと。

もう1つは、順位や数字をどう読んで、次に何を直せばいいかの判断に経験がいることです。

会社に頼む価値は、作業の代行そのものより、この「判断」の部分にあると私は考えています。

MEO対策会社の料金の型と相場

料金は、大きく3つの型に分かれます。

以下の費用帯は、依頼範囲を比較するための参考例です。作業内容・報告・解約条件をそろえて、実際の見積もりで確認してください。

料金の型 相場の目安 向いている事業 注意点
月額固定型 月2万〜5万円 継続して運用を任せたい 作業範囲が会社で大きく違う。成果が出なくても費用は発生する
成果報酬型 上位表示した日ごとに数百〜1,500円程度、月額上限あり 口コミが多く、順位だけが課題 検索されないキーワードでも課金される。運用の中身が見えにくい
払い切り型 5万〜10万円程度 初期設定だけ任せて、運用は自分でやる その後の運用は自分で続ける必要がある

同じ月額3万円でも、A社は情報整備と月1回の投稿だけ、B社は口コミ返信と月次の改善提案まで、ということが普通にあります。

金額だけを比べても意味がなく、その金額で何をしてくれるのかを並べて比べる必要があります。

料金の中身はMEOの費用の型と目安で詳しく分解しています。

成果報酬型の仕組みと落とし穴は、成果報酬型MEOの注意点で別に取り上げています。

小さな店なら、作業を絞った契約も選べる

MEO対策会社の契約は、初期設定から投稿、口コミの返信、報告までをまとめて任せる形が一般的ですが、すべてを任せる必要はありません。1人で営業している店や、予算が限られている店なら、次のように作業を絞った頼み方もあります。

  • 初期設定だけを頼み、その後の運用は自分でやる
  • 月1回の数字の確認と改善の提案だけを頼む
  • 写真の撮影とプロフィールの見直しを、年に数回だけ頼む

作業を絞ると費用を抑えられる一方で、自分でやる作業は増えます。自分で続けられる作業と、続けにくい作業を分けてから、頼む範囲を決めてください。

会社に頼む場合と、自分でやる場合の違い

比べる点 会社に頼む 自分でやる
費用 月額や初期費用がかかる 費用はほぼかからないが、作業の時間がかかる
作業の質 情報の整え方や投稿を、経験に基づいて進められる 調べながら進めるため、最初は手探りになる
店の情報の正しさ 店からの連絡がないと古くなる 自分で気づいた時点ですぐ直せる
口コミへの対応 返信の下書きは頼めても、中身は店が決める 来店の様子を知っているので、具体的に返せる
数字の見方 報告書の中身次第 自分で見る習慣が必要

会社に頼む利点は、作業の時間を減らし、やり方を迷わずに進められることです。一方で、店でしかできない作業(写真、口コミのお願い、最新の情報の連絡)は、頼んでも残ります。どこまでを頼み、どこからを自分でやるかを決めてから、会社を比べてください。

会社を比べる前に決めておくこと:目標は「順位」か「利用」か

会社を比べる前に、事業者側で決めておきたいことが1つあります。

MEO対策の目標を「順位」に置くのか、「利用」に置くのかです。

多くのMEO対策会社は、「地域名+業種」で検索したときのGoogleマップの順位を成果として扱います。

順位は数字で見えるので分かりやすいのですが、順位が上がることと、お客様が増えることは別の話です。

検索する人がほとんどいないキーワードで1位になっても、利用は増えません。

逆に、順位が5位でも、口コミと写真が充実していて選ばれる事業はあります。

順位と利用は別もの
順位は「見つけてもらう」までの途中経過。利用は、見つけたあとに写真と口コミで選ばれるかどうかで決まります

順位は「見つけてもらう」までの途中経過。利用は、見つけたあとに写真と口コミで選ばれるかどうかで決まります

目標を「利用」に置くと、選ぶ会社が変わります。

順位の報告だけでなく、プロフィールの表示回数、電話や経路検索などの行動数、そして予約や利用の数までを一緒に追ってくれる会社でないと、目標に合わないからです。

  • MEO対策会社を選ぶ基準は、「順位を上げてくれるか」ではなく、「自社で、利用につながる見込みをどう説明してくれるか」です。

面談で必ず聞くべき3つの質問と、良い答え・危ない答え

私が事業者の方に「MEO対策会社と話すときは、最低でもこの3つを聞いてください」とお伝えしている質問があります。

どれも難しい質問ではありません。

ただ、答え方に会社の姿勢がはっきり出ます。

面談で聞くべき3つの質問
3つの質問に共通するのは「自社を見て答えているか」。一般論で返ってくる会社は、まだ商圏を見ていません

3つの質問に共通するのは「自社を見て答えているか」。一般論で返ってくる会社は、まだ商圏を見ていません

質問 良い答えの例 危ない答えの例
1. この対策で、どのくらいの流入が見込めますか? 狙うキーワードの検索数と今の表示回数をもとに、「上位に入れば月○回程度の表示、そこから○件程度の行動が見込める」と幅をもって説明する 「やってみないと分からない」で終わる。または「必ず上位に出ます」と断言する
2. 同じ地域・同じ業種での実績はありますか? 地域名と業種を挙げて、何をして、どのくらいの期間でどう変わったかを具体的に話せる 全国の社数や「上位表示率」だけを答える。地域や業種を聞いても一般論に戻る
3. 月あたり、具体的に何をしてくれますか? 情報の整備、写真、投稿、口コミ返信、分析と改善提案を、回数や頻度つきで書面にできる 「最適化します」「運用します」のように、作業の中身が見えない。レポートの見本を出せない

質問1:想定できる流入数を聞く

最初に聞いてほしいのは、「このMEO対策で、どのくらいの流入が見込めるか」です。

正確な数字を言い当てられる会社はありませんし、断言する会社のほうが危険です。

見たいのは、根拠をもって幅を示せるかどうかです。

良い会社は、狙うキーワードが月にどのくらい検索されているか、今のプロフィールがどのくらい表示されているかを確認したうえで、「この順位帯に入れば、表示回数はこのくらい、電話や経路検索はこのくらいに増える見込みです」と、幅をもって答えます。

見込みを出すために、事業の数字を見せてほしいと言ってくる会社は、むしろ信頼できます。

予測が難しい場合に、その理由と確認方法を説明できるかも判断材料です。

数字を無理に約束するより、前提、幅、計測方法を示してもらいます。

Googleは主な順位要素を公開していますが、その具体的な重みや順位は保証していません。

質問2:同じ地域・同じ業種での実績を聞く

次に、「同じ地域、同じ業種で対策した実績はありますか」と聞いてください。

全国に何千社の実績があっても、自社の商圏で成果が出るかどうかは別です。

Googleマップの競合は、地域によってまったく違うからです。

良い会社は、「○○市の整体院で、こういう状態から、こういう作業をして、半年でこう変わった」と、地域と業種を挙げて具体的に話せます。

すべてを公開できなくても、流れを説明できるかどうかで、実際に手を動かしてきた会社かが分かります。

危ないのは、社数や「上位表示率」の数字だけを答える会社です。

上位表示率は、競合の少ない地域や検索数の少ないキーワードで取った順位も含まれます。

数字が高いこと自体は否定しませんが、どのキーワードで、どの地域で取った数字なのかを聞いたときに答えが曖昧なら、自社で再現できる保証はありません。

質問3:月あたりの作業内容を聞く

3つ目は、「毎月、具体的に何をしてくれますか」です。

これがいちばん大切な質問かもしれません。

MEO対策の費用は、ほぼすべてが人の作業に対する対価です。

作業の中身が見えなければ、金額が妥当かどうかも判断できません。

良い会社は、情報の整備、写真の追加、投稿、口コミへの返信、月次の分析と改善提案といった作業を、頻度や回数つきで書面にできます。

レポートの見本を出してほしいと言えば、すぐに出てきます。

「最適化します」「運用します」といった言葉で止まり、作業の中身を聞いても具体化しない会社は注意が必要です。

特に、後ほど説明する成果報酬型の会社の中には、運用方法を明かさない方針のところもあります。

何をしているか分からない状態で、成果だけを待つことになります。

長橋の見解

3つの質問に共通しているのは、「自社を見て答えているか」です。

どの質問にも一般論で返ってくるなら、その会社は自社の商圏をまだ見ていません。

契約する前に、見てもらってください。

業種によって、依頼先に求めることが違う

業種 依頼先に求めたいこと
飲食店 料理と店内の写真の撮り方、メニューと営業時間のこまめな更新、予約サービスとの連携
美容室・サロン スタイルや施術の写真の見せ方、予約リンクの設定、スタッフ紹介の書き方
整体院・治療院 症状や施術の説明の書き方、表現の注意(効果を約束しない)、初めての人への案内
住宅・リフォーム・士業 対応地域の設定、施工事例や相談内容の投稿、問い合わせにつなげる説明

同じ業種の実績がある会社は、こうした業種ごとの注意点を知っています。面談では、自分の業種で何に気をつけて作業するのかを、具体的に聞いてみてください。

依頼から運用までの流れ

段階 内容 店がやること
現状の確認 プロフィールの状態、口コミ、競合の様子を確認する 管理者の権限を付与する(オーナーは店に残す)
提案・見積もり 作業の内容、報告の形、費用を提示する 目標(電話・ルート検索・予約など)を伝える
初期設定 カテゴリ、説明文、写真、メニュー、営業時間を整える 正しい情報と写真を用意する
運用 投稿、写真の追加、口コミ返信の下書きなどを続ける 口コミのお願い、最新の情報の連絡
報告・改善 毎月の数字の報告と、次にやることの提案 来店の経路の記録を共有する

初期設定の段階で、店の情報が正しくそろっているかが、その後の成果を大きく左右します。

店の中に担当者を1人決める

依頼先とのやり取りは、店の中で担当者を1人決めておくと進めやすくなります。営業時間の変更、新しいメニュー、臨時休業などの情報を依頼先に伝える役割と、毎月の報告書を読んで次の作業を決める役割です。

担当者が決まっていないと、情報の連絡が遅れたり、報告書が読まれないまま契約だけが続いたりしがちです。オーナーが担当する場合も、毎月の報告を確認する日をあらかじめ決めておいてください。

予約の仕組みとつなげる

Googleビジネスプロフィールには、予約サービスと連携して予約のボタンを表示できる場合があります。地図で店を見つけた人が、そのまま予約まで進めるようにしておくと、表示の数が来店につながりやすくなります。依頼先に、使っている予約サービスとの連携に対応できるかを確かめてください。

契約前に確認したい3つのトラブルの芽

  • 契約期間:途中解約時の精算額、自動更新、通知期限を確認する。

  • 権限:事業者がオーナー権限を保持し、依頼先の権限と終了時の扱いを決める。

  • 作業:実施範囲、報告内容、計測条件を確認し、何をしているか分からない状態を避ける。

これらは契約確認のための想定例です。

契約期間や料金方式だけで依頼先の良し悪しを決めず、事業者が理解できる説明と引き継ぎ条件を確認してください。

毎月の報告書で見るべき項目

契約した後は、毎月の報告書の中身で、作業と成果を確かめます。報告書に次の項目が含まれているかを、契約前に見本で確認しておくと安心です。

  1. その月に行った作業(投稿の数と内容、追加した写真、更新した情報)
  2. ビジネスプロフィールの数字(表示回数、電話、ルート検索、ウェブサイトのクリック)と、前の月・前の年の同じ月との比較
  3. 口コミの数と内容の変化、返信の状況
  4. 次の月にやることの提案

順位の一覧だけの報告書では、何をして、来店にどうつながったのかが分かりません。数字が下がった月に、その理由と次の手を説明してくれるかどうかも、依頼先を続けるかの判断材料になります。

契約中に見直すタイミング

最初の3か月は、初期設定と運用の立ち上げの期間です。この間に、情報の整え方と報告の中身が約束どおりかを確かめます。6か月たったら、電話やルート検索などの数字が、契約前と比べてどう変わったかを見て、続けるか、作業の範囲を変えるか、自分で運用するかを判断してください。

Googleのガイドラインを守っているか:避けるべき会社の特徴

もう1つ、契約前に必ず確かめてほしいのが、Googleのガイドラインを守る会社かどうかです。

守らない会社に頼むと、順位が上がるどころか、プロフィールが制限されたり停止されたりする恐れがあります。

次のような提案をしてくる会社は避けてください。

提案の内容 何が問題か
「口コミはこちらで用意します」 偽の口コミ投稿はポリシー違反。発覚すると口コミの削除やプロフィールの制限を受ける
「ビジネス名に『地域名+業種』を入れましょう」 ビジネス名へのキーワード追加はポリシー違反。実際のビジネス名以外は入れられない
「特典をつけて口コミをお願いしましょう」 特典と引き換えの口コミ依頼はポリシー違反。Googleのポリシーは、否定的な口コミの修正・削除と引き換えに特典を提供することも禁じている(禁止および制限されているコンテンツ、確認日2026年10月18日)
「必ず上位表示します」 順位の保証は本来できない。保証を前面に出す会社は、短期的な手法に頼っている可能性がある
「Googleの代理店です」「Googleの関連会社です」 GoogleはMEO対策の代理店制度を設けていない。こう名乗る営業電話は詐欺の典型例

信頼できる会社は、ガイドラインについて質問したときに、何が違反で何が違反でないかを明確に説明できます。

曖昧な返事しか返ってこない会社は、知らないか、知っていて言わないかのどちらかです。

口コミの集め方を必ず確かめる

依頼先が口コミを増やす方法として、何を提案しているかは特に注意して確かめます。来店したお客様に店からお願いする仕組み(QRコードやカード、会計時の声かけ)を整えるのは問題ありません。一方、依頼先が用意した人に口コミを書かせる、口コミと引き換えに割引や特典を渡す、低い評価の人に口コミを書かせない仕組みを作る、といった方法は、Googleのポリシーに反します。

違反した口コミが見つかると、口コミが削除されるだけでなく、新しい口コミが投稿できなくなったり、プロフィールに注意の表示が出たりすることがあります。その影響を受けるのは依頼先ではなく店です。口コミの集め方は、契約の前に具体的な手順まで聞いておいてください。

依頼先のタイプ別:向いている事業、向いていない事業

MEO対策会社は、大きく4つのタイプに分かれます。

どれが優れているという話ではなく、事業の状況によって合うタイプが違います。

タイプ 主な内容 向いている事業 注意点
成果報酬型 指定キーワードで上位に入った日数に応じて課金 すでに口コミが多く、順位だけが課題の事業 検索数の少ないキーワードでも課金される。運用の中身が見えにくい
ツール提供型 順位計測や投稿管理のツールを月額で提供 自分で運用する時間と知識があり、効率化したい事業 作業は事業者側。ツールだけでは順位も利用も変わらない
運用代行型 情報整備・写真・投稿・口コミ返信を月額で代行 やることは分かっているが、手が回らない事業 作業の範囲と頻度が会社によって大きく違う
集客支援型 MEOに加えて、ホームページや広告まで含めて利用数を追う 順位ではなく利用を増やしたい事業。ホームページとの連動を考えている事業 費用は高めになる。MEOだけを切り出して頼むのには向かない

私自身は、MEOだけを切り出して頼むより、ホームページと一緒に動かせる会社を選ぶほうが、利用という結果には近いと考えています。

Googleマップの順位を決める要素のうち「知名度」は、ホームページや他のサイトでどれだけ事業が言及されているかにも影響されるからです。

この点は、Googleマップの順位の仕組みの「ホームページと他サイトが順位に効く仕組み」で説明しています。

地図とホームページを一緒に整える依頼では、プロフィールの管理とサイトの修正をそれぞれ誰が担当するか確認しましょう。情報の更新・原稿の修正・問い合わせ導線の改善が、契約にどこまで含まれるかを具体化します。

次に取り組む準備と優先順位:頼む前に自分でやる価値がある段階

ここまで読んで、「結局、外部に頼まないとだめなのか」と感じた方もいるかもしれません。

そうではありません。

外部に頼む前に、自分でやったほうがいい段階があります。

自分でやる段階と、任せる段階
口コミが少ない段階は、依頼先にできることも限られます。土台を自分で整えてから任せるほうが、費用が生きます

口コミが少ない段階は、依頼先にできることも限られます。土台を自分で整えてから任せるほうが、費用が生きます

まず自分でやったほうがいい事業 外部に頼む価値が出てくる事業
口コミがまだ少ない 口コミが集まり始め、順位と利用の両方を伸ばしたい
プロフィールの基本情報が未整備 情報は整っているが、毎月の運用に手が回らない
開業したばかりで、サービスの特徴がまだ固まっていない 集客が増えて本業が忙しくなり、MEOが後回しになっている
月額を払うより、まず自分で仕組みを理解したい 競合他社が対策を始めて、順位が落ちてきた

口コミが少なく、情報も未整備の段階では、依頼先にできることが限られます。

この段階で月額を払っても、依頼先がやるのは本来自分でできる設定作業です(初期設定チェックリストの12項目で1〜2時間が目安)。

まずMEOのやり方(自分でできる基本の流れ)の10の手順で土台を整え、口コミが集まり始めてから任せるほうが、同じ費用でも結果が変わります。

反対に、情報も口コミも整っていて、順位の計測や月次の改善提案に時間を割けない事業は、任せる価値があります。

外部に頼むかどうかは、良し悪しではなく、事業の段階で決めてください。

今の依頼先から乗り換えるときの手順

すでに別の会社と契約していて、乗り換えを考えている方もいると思います。

乗り換えで失敗しないために、順番を守ってください。

  1. 契約書を確認する。 解約の通知期限と、途中解約の費用を把握します。通知期限を過ぎると自動更新される契約もあります。

  2. 管理権限を確認する。 Googleビジネスプロフィールのオーナーが誰になっているかを確認し、依頼先側なら契約中のうちに移譲を依頼します。

  3. これまでの投稿・写真・口コミが残るかを確認する。 通常、プロフィールの内容は解約しても残りますが、依頼先独自のツールで管理している場合は確認が必要です。

  4. うまくいかなかった理由を整理する。 順位が上がらなかったのか、上がったのに利用が増えなかったのかで、次に選ぶ会社のタイプが変わります。

  5. 次の会社に、前の経緯を共有する。 同じやり方を繰り返さないために、何をして何が起きたかを伝えたうえで、計画を立ててもらいます。

成果報酬の請求が収益に見合わなくなった場合は、まず現在の会社に月額上限・対象キーワード・固定費への切り替えを相談してください。

変更の可否は契約と双方の合意によります。

他社への切り替えも、解約費用と引き継ぎ条件を確認したうえで比較します。

調査データや「おすすめ○社」の比較を見るときの注意

「140万件で効果が出ています」と言われても、何を比べた調査かを確認します。店名キーワードの調査は、名前を変えた店舗の改善実験とは異なります。実態にない言葉を登録名に追加する提案を正当化するものではありません。

提案の言葉 確認したい質問
カテゴリを最適化する 現在の本業と提案カテゴリはどう一致していますか?
写真と投稿を増やす どの利用者の疑問に答える内容を作りますか?
口コミ獲得を支援する 特典・選別・スタッフノルマを使わず、どう案内しますか?
順位を改善する 検索語・地点・時刻と、予約へのつながりをどう報告しますか?

根拠の名称だけでなく、現状・変更案・確認方法をセットで説明できるかを見ます。自店のプロフィールを使った具体案で比較してください。

出典:Whitespark:店名キーワードと上位表示の調査(本文確認:2026年10月18日)

「おすすめ○社」の比較表を見るときの5つの列

MEO対策会社を検索すると、各社の料金・契約期間・実績を並べた比較表の記事が多く出ます。候補を知るには便利ですが、比較表は掲載側の情報で作られているので、次の5つの列を自分で埋め直してから面談に進んでください。

見る列 表に書かれがちなこと 自分で確かめること
契約期間・解約 「6か月〜」 途中解約の精算額、自動更新の有無、通知期限
対象キーワード数 「4〜10語」 その数は自社の商圏で検索されている言葉か。追加の料金
成果報酬の有無と上限 「日額○円」 全語が上位の月の請求額。成果ゼロの月に払う費用
ツール提供と作業代行 「ツールあり」 作業するのは自社か会社か。レポートの見本
オーナー権限の扱い (書かれていないことが多い) オーナーは自社、会社は管理者権限。終了時の引き継ぎ

表を埋め直したうえで、この記事の3つの質問を面談で聞けば、比較表の順位とは別の判断ができます。

まとめ|順位の約束より、作業と計測と引き継ぎを比べる

候補の会社へ、想定する流入、近い地域・業種の事例、毎月行う作業を聞いてください。乗り換える場合は、自社がオーナー権限を持っているかと、契約終了時の引き継ぎも先に確認します。

MEO対策会社を選ぶときは、料金表だけでなく、利用を増やすために何を行うかを確認します。月ごとの作業内容と報告、Googleマップから先の案内まで説明を受け、自社が続ける作業と合わせて選びましょう。

集客改善シミュレーションで問い合わせの目標を置き、提案された支援でどの課題に取り組むのかを確認してください。月額費用と追加費用、契約期間を含めた総額を、見込む利用と利益に照らして比較します。

Googleマップとホームページを一緒に見直したい方は、無料AIホームページ診断で今の状態をお伝えください。順位や表示だけでなく、予約までの流れのどこで止まっているかをお返しします。

オートホームページで支援する範囲

オートホームページを比較する場合も、Googleマップの管理とホームページ改善の作業範囲をご確認ください。どちらか一方の順位や見た目だけではなく、探している人が内容を理解し、問い合わせるまでを支援します。

ライトは月額3万円、スタンダードは8万円、プレミアムは15万円(いずれも税別、初期費用なし)。

ライトには、ホームページの制作・保守・自動改善、Googleマップの改善・管理、AI引用対策、月次レポート、コンサルタントとのMTG(月1回・最初の3ヶ月)が含まれます。スタンダードはこれに集客記事の企画・制作(月4本)、Instagramの静止画投稿の制作・運用(月4本)とコンサルタントとの月1回のMTG(4ヶ月目以降も継続)が加わり、プレミアムはさらにWeb広告(Google・Instagram)の運用代行(広告費は別途)とオリジナル施策(PR・LINE運用・TikTok運用・ショート動画などから事業に合う施策を選定)まで含みます。

最低契約期間は12か月で、期間内の解約には残りの月額料金がかかります。

終了後はデータの引き継ぎ、または月額1.5万円(税別)の保守を選べます。

料金・契約条件とサービスの詳細をご確認ください。

よくある質問

MEO対策会社は、料金が安いところを選んでもよいですか?

料金の安さだけで選ぶのはおすすめしません。

安いプランは作業範囲が狭く、情報の整備だけで、口コミや利用につながる部分に手が回らないことが多いためです。

月あたりの作業内容を聞き、金額と作業が釣り合っているかで判断してください。

「上位表示率97%」のような実績表示は信用していいですか?

数字そのものより、どのキーワードで、どの地域で、どのくらいの期間で達成した数字なのかを確認してください。

競合の少ない地域や検索数の少ないキーワードで取った順位は、利用にはつながりにくいことがあります。

MEO対策会社に頼むと、どのくらいで効果が出ますか?

地域の競合状況で大きく変わり、共通の期限はありません。期間を予測する際は、競合の状況、現在の設定、検索語、計測条件を分けて説明してもらいます。契約前に同じ地域・業種での実績を聞き、期間の考え方はMEOの効果はいつ出る?も参考にしてください。

契約期間は、どのくらいが妥当ですか?

知名度は時間をかけて積み上がるものなので、半年程度の契約は不自然ではありません。

ただ、1年以上の契約で途中解約できない条件は慎重に見てください。

合わなかったときに自社運用へ戻れる出口があるかが大切です。

Googleビジネスプロフィールの管理権限は、誰が持つべきですか?

オーナー権限は必ず事業者が持ち、依頼先には管理者権限を付与する形にしてください。

依頼先がオーナーになっていると、解約時に引き継げず、プロフィールごと失う恐れがあります。

今の依頼先から乗り換えるときは、何に気をつければいいですか?

解約の通知期限、管理権限の返却、これまでの投稿や写真が残るかの3点を先に確認してください。

次の依頼先とは、前の依頼先で何がうまくいかなかったかを共有したうえで、同じやり方を繰り返さない計画を立てるのがおすすめです。

MEO対策会社に頼むと、どれくらいで効果が出ますか?

初期設定で情報を整えた直後から、店の名前で探す人への見え方は変わりますが、地域と業種の言葉で表示が安定するまでには数か月かかることが多くあります。依頼先が「すぐに上位に」と約束する場合は、作業の中身と根拠を確かめてください。

MEO対策会社とホームページの制作会社は、同じ会社に頼んだほうがいいですか?

同じ会社なら、Googleマップとホームページの情報をそろえやすく、改善の提案もまとめて受けられる利点があります。別々の会社に頼む場合は、営業時間や料金などの情報を、どちらが、どのように更新するかを決めておいてください。

今の依頼先に不満がありますが、契約期間が残っています。どうすればいいですか?

まず契約書で、途中解約の条件と、オーナー権限やデータの扱いを確かめます。そのうえで、不満の内容(報告の中身、作業の量、連絡の遅さなど)を具体的に伝え、改善を求めてください。改善されない場合に備えて、オーナー権限が店にあることと、プロフィールの情報の控えを手元に残しておくと、乗り換えるときに困りません。

参考資料・確認日

公式情報・外部調査の確認日:2026年10月18日。外部調査はGoogle公式の配点や成果保証を示すものではありません。

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長橋真吾
この記事の著者

長橋真吾

デジタルアスリート株式会社 代表取締役

2011年に株式会社リスティングプラスを設立。2022年にデジタルアスリート株式会社へ社名変更。広告運用・Web制作・改善を通じて、企業や事業者の事業成長を支援しています。

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