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店舗のホームページ制作費用

見積もりの内訳と総額の見方

公開日:2026-10-04長橋真吾執筆:長橋真吾デジタルアスリート株式会社 代表取締役更新日:2026-10-19
店舗のホームページ制作費用|見積もりの内訳と総額の見方
この記事の要点
  • 制作費は、売上ではなく利益と運用範囲で判断する
  • 材料費・人件費などの追加費用と保守・広告費を引いて投資を判断します。まずは、ホームページの新規制作やリニューアルによって、どれぐらい新しいお客様の利用が見込めるかを試算しましょう。その見込みは、制作費をかけるかどうかを判断する重要な指標になります。

ホームページ制作の予算は、何ページ作るかに加え、自社の集客に必要な設計・文章・写真と、公開後の改善をどこまで含めるかで考えます。

予約、問い合わせ、見積もり依頼など、増やしたい行動を決めたうえで、見積もりに含まれる作業と運用費を確認しましょう。同じ制作費でも、依頼できる内容は異なります。

私たちデジタルアスリートは、これまで2,425社以上のWeb集客を支援してきました。

その中で、地域ビジネスのホームページの見積書を数多く見てきましたが、同じ「ホームページ制作50万円」でも、中身はまったく違うことがほとんどです。

金額だけを比べても意味がなく、その金額で何が含まれているかを読めるようになることが、損をしない最も確実な方法です。

この記事では、地域ビジネスのホームページ制作費の相場と内訳、公開後にかかる月額、「安すぎて危ない」ラインと「高くても妥当」な条件、そして見積もりを「時給」で読む方法をまとめます。

制作会社の選び方は制作会社の選び方に、月額制と買い切りの比較は月額制と買い切りの比較にまとめています。

店舗のホームページ制作費とは:何にお金を払っているのか

この記事にある他社費用の範囲や比較金額は、予算を検討するための参考例です。

市場平均や各社の現行料金を示すものではありません。

支援範囲、税、契約期間、追加費用をそろえ、実際の見積もりで確認してください。

ホームページの制作費とは、自社のホームページを企画し、デザインし、組み立てて公開するまでの作業に対する費用です。

製品を買うのとは違い、ほぼすべてが人の作業時間に対する対価です。

これが、相場に幅が出る理由です。

同じ10ページのホームページでも、テンプレートに写真と文章を流し込むだけなら数日で終わりますし、自社の強みを聞き取って構成を考え、競合を調べ、文章を書き、写真を撮り、デザインを起こすなら数週間から数か月かかります。

費用を比べるときは、「テンプレートかオリジナルか」と「デザインだけか、SEOなどの集客設計まで含むか」を分けて確認しましょう。

制作費が変わる、2つのポイント

「作り方」×「集客設計の範囲」

集客設計 ↓ / 作り方 →テンプレート型既存の型を活用オリジナル型事業内容に合わせて個別制作
デザイン中心見た目・情報掲載を整える制作費を抑えやすい型に写真や文章を配置個別制作の費用が加わる独自のレイアウトや表現を制作
集客設計も含むSEO・問い合わせ導線を設計集客設計の費用が加わる型を活用し、検索・予約につながる構成を設計制作+集客設計の費用事業内容に合わせ、見た目から集客導線まで設計

テンプレートでも集客設計は可能。
オリジナルだからSEO込み、とは限りません。

図1|同じページ数でも、作り方と依頼範囲で費用は変わります。実際の料金は制作内容・依頼先によって異なります。

依頼先別の相場:フリーランス・制作会社・集客支援型

ホームページ制作の主な依頼先は、大きく3つに分かれます。

以下の費用帯は、必要な制作内容と予算を整理するための参考例です。依頼する条件をそろえ、実際の見積もりで比較してください。

依頼先 制作費の目安 含まれることが多いもの 含まれないことが多いもの
フリーランス・個人10万〜30万円テンプレートベースのデザイン、5〜10ページ、基本的なスマートフォン対応文章作成、写真撮影、公開後のサポート、集客設計
地域の制作会社30万〜100万円オリジナルデザイン、10〜20ページ、問い合わせフォーム、公開後の保守(別途月額)集客設計、Googleビジネスプロフィールとの連携、公開後の改善
集客支援型の会社100万〜300万円、または月額制競合調査、キーワード設計、文章作成、Googleマップとの連携、公開後の計測と改善(制作費が高い分、含まれる範囲が広い)

同じページ数でも、独自デザイン、原稿作成、撮影、予約システム連携、公開後の支援によって費用は変わります。

表の価格帯だけで品質や成果を判断しないでください。

  • 価格の差を確かめるには、作業範囲・納品物・公開後の支援をそろえて比べます。

制作費の内訳:見積書に並ぶ項目の意味

見積書には、だいたい次のような項目が並びます。

それぞれが何の作業なのかを知っておくと、見積書が読めるようになります。

項目 内容 事業用サイトでの目安
企画・ディレクション費打ち合わせ、要件整理、進行管理5万〜30万円(総額の10〜30%)
サイト設計費ページ構成、導線(どこから予約に進むか)の設計5万〜20万円
デザイン費トップページと下層ページの見た目の設計トップ5万〜15万円、下層1ページ1万〜3万円
コーディング費デザインをブラウザで表示できる形に組む作業1ページ1万〜5万円
コンテンツ制作費文章作成、写真撮影文章1ページ1万〜3万円、撮影5万〜15万円
CMS導入費事業者側で更新できる仕組み(WordPressなど)の設定5万〜30万円
動作確認・テスト費表示崩れや不具合の確認5万〜15万円(総額の5〜10%)

この表で事業者の方に見てほしいのは、「コンテンツ制作費」が入っているかどうかです。

文章と写真は、事業者側で用意する前提になっている見積もりが多く、その場合、自社で用意した文章と写真がそのまま使われます。

ホームページで一番お客様の判断に影響するのは、デザインではなく文章と写真です。

依頼する事業者は、自社の商品やサービスについてよく知っています。一方で、「どんな見出しや文章ならお客様が興味を持ち、問い合わせや予約に進むのか」を判断するための制作・改善の経験や、アクセス解析・比較テストなどの実測データまで持っているとは限りません。

そのため、原稿を「依頼側で用意して、そのまま掲載する」だけでは、自社が伝えたい内容に偏り、お客様が知りたい情報や、行動を後押しする言葉が抜けやすくなります。見た目が整っていても、反応につながる中身になっているかは別の問題です。

私は、原稿を誰が用意するかだけでなく、制作側が経験やデータをもとにコピーを提案・編集してくれるか、公開後に反応を確かめて改善するところまで含まれるかを、見積もりで確認すべきだと考えています。

公開後にかかる費用:制作費だけで判断しない

制作費は一度きりですが、ホームページには公開後も費用がかかります。

見積もりを比べるときは、1年目の総額で考えてください。

費用 月額の目安 内容
サーバー・ドメイン1,000円〜3,000円ホームページを置く場所と住所の維持費
保守5,000円〜2万円システムの更新、バックアップ、不具合対応
更新作業(都度)1回5,000円〜2万円文字や写真の差し替え、ページ追加
運用・改善(集客支援型)3万〜10万円計測、改善提案、Googleビジネスプロフィールとの連携

制作費50万円で、保守が月1万円、更新を年に6回頼めば、1年目の総額は50万+12万+6万=68万円です。

本文の想定例:制作50万円+保守12万円+更新6万円で、初年度の3費目合計は68万円。
図2|本文の想定例。更新費は1回1万円として計算。掲載した3費目の合計であり、その他の費用・税の扱いは実際の見積書で確認してください。

制作費が安くても、更新のたびに費用がかかる契約だと、更新を諦めて放置するか、総額が膨らむかのどちらかになります。

持ち方ごとの総額は月額制と買い切りの比較で比べています。

「安すぎて危ない」ライン:別料金で倍になる見積もり

相場より安い見積もりは、それだけで危ないわけではありません。

危ないのは、必要なものが「含まれていない」ことで安く見えている見積もりです。

例えば「制作一式30万円」という見積もりでも、フォームや撮影、原稿作成などが別料金なら総額は変わります。

これは確認のための想定例です。

安い金額だけで決めず、必要な項目が含まれるかを確認してください。

契約前に、次の項目が含まれているかを確認してください。

地域ビジネスのホームページには、ほぼすべて必要なものです。

  • スマートフォン対応(今、サービスを探す人の大半はスマートフォンで見ています)
  • 問い合わせ・予約フォーム
  • Googleマップの埋め込みと、Googleビジネスプロフィールとの情報の一致
  • SSL対応(通信を暗号化し、やり取りする情報を守る仕組み)。問い合わせフォームに入力した名前や連絡先などが、通信の途中で第三者に読み取られたり、書き換えられたりするのを防ぎます。URLが「https://」で始まることが目印です。
  • 事業者側で営業時間やお知らせを更新できる仕組み
  • 公開後、不具合が出たときの対応窓口

もう1つ確認したいのは、公開後の保守・サポートの範囲と、依頼側・制作側のどちらが何を管理する契約なのかです。

制作費が安い契約では、公開後の管理や不具合への対応は依頼側で行う前提になっていることがあります。制作会社に問い合わせても、「その作業はサポート対象外なので、ご自身で管理してください」と案内される場合があるため、価格だけでなく、困ったときにどこまで対応してもらえるかを確認しましょう。

具体的には、ドメイン(ホームページの住所にあたるもの)やサーバー(ホームページのデータを置く場所)の契約名義・更新手続き、管理画面へのログイン権限、データのバックアップ、不具合やセキュリティ上の問題への対応を、どちらが担うのか確認します。制作側に任せる作業と、ご自身で対応する作業、追加料金になる作業を、見積書や契約書で明確にしておくことが大切です。

あわせて、契約終了時にドメインやデータ、管理権限を引き継げるかも確認してください。依頼先を変更するときにも、ホームページを継続して使える状態にしておきましょう。

高額な見積もりは、支援範囲と採算の両方で判断する

高い制作費に公開後の改善が含まれる場合も、制作だけの場合もあります。

金額から範囲を推測せず、調査・原稿・撮影・制作・運用を分けて確認します。

300万円を36か月で割ると、月あたり約8万3千円です。

ただし、これは制作費の月割りであり、運用費や広告費を含んだ金額とは限りません。

追加利用から得られる利益と、すべての費用を比べて判断してください。

見積もりは、作業範囲・担当・納品物に分けて読む

金額を一律の時給で割っても、実際の工数や妥当性は分かりません。

制作費には、調査、設計、専門性、進行管理、確認、会社の経費や利益も含まれます。

見積もりの確認軸:作業範囲、納品物、担当と支援、追加費用と契約。
図3|金額を比べる前に、作業・納品物・支援・契約条件をそろえます。

見積もりを比べる前に、必要なページや掲載内容と、原稿作成・撮影・公開後の更新など依頼したい作業を整理しましょう。同じ条件で見積もりを取ると、金額の差がどの作業や支援の違いによるものか確認しやすくなります。

  • 調査・構成・原稿・デザイン・実装・確認のうち、何が含まれるか。
  • ページ数、撮影、修正回数、外部システムとの連携はどこまでか。
  • 公開後の計測や改善は何か月、何回、誰が担当するか。
  • 追加費用になる条件と、解約・引き継ぎの扱いは何か。

時間単価が示される場合も、その会社の見積もり条件として確認します。

想定工数を自分で決めつけるより、含まれる仕事と成果物を説明してもらってください。

月額制のホームページとの比べ方

制作費を一括で払う形と、制作費を含めて毎月払う月額制は、支払い方が違うので、そのままでは比べられません。比べるときは、同じ期間の総額と、その間に含まれる仕事をそろえます。

比べること 一括で制作する場合 月額制の場合
3年間の総額制作費+保守費×36か月+更新・改善の都度費用月額×36か月(初期費用があれば加える)
公開後の更新依頼のたびに費用がかかることが多い月額に含まれる範囲を確認する
改善(効果を見て直す)別契約になることが多い含まれるか、どの頻度かを確認する
解約・終了後に残るものデータやドメインは手元に残ることが多いデータ・ドメイン・原稿を引き継げるかを確認する

月額制は初期費用が小さい代わりに、最低契約期間と解約後の扱いが大事になります。月額制の契約で確認したい点はサブスク型ホームページの落とし穴、総額の比べ方は月額制と買い切りの比較で詳しく解説しています。

補助金を使う場合の注意

ホームページの制作費は、小規模事業者持続化補助金などで補助の対象になる場合があります。2026年度の第20回公募(一般型・通常枠)は、補助上限50万円、補助率3分の2で、申請受付は2026年11月5日から12月15日までと案内されています。

ただし、ホームページの費用は「ウェブサイト関連費」として上限が決められており、それだけでの申請はできません。チラシや看板など、他の販路開拓の取り組みと組み合わせた経営計画が必要です。

また、補助金は採択された後に支払った費用が対象で、採択前に発注・契約した費用は対象外になります。上限の決め方は公募の回ごとに変わることがあるため、最新の公募要領と、地域の商工会・商工会議所で確認してから見積もりを依頼してください。

まとめ|制作費の金額より、含まれる仕事と運用費を確かめる

私が確認したいのは、安いか高いかだけでなく、何が含まれ、どれだけ利益に貢献できるかです。

例えば追加利用が月10件、客単価8,000円なら、36か月の追加売上は288万円です。

これだけで制作費300万円を回収したとは言えません。

材料費・人件費などの追加費用と保守・広告費を引いて投資を判断します。

まずは、ホームページの新規制作やリニューアルによって、どれぐらい新しいお客様の利用が見込めるかを試算しましょう。その見込みは、制作費をかけるかどうかを判断する重要な指標になります。

試算の仕方が分からない方は、集客改善シミュレーションを試してみてください。

手元の見積書を、デザイン、原稿、集客設計、公開後の運用に分けて読み直してください。各作業の担当と納品物を確認すると、同じ制作費でも何に差があるのか比べやすくなります。

基本情報の案内を中心に検討する場合 集客の設計・改善まで検討する場合
既存のお客様への案内(営業時間・メニュー)が主な目的新規のお客様に選んでもらうことが目的
開業直後で、サービスの特徴がまだ固まっていない提供するサービスと強みが固まっている
新規はGoogleマップやポータルで十分に来ているGoogleマップでは見つかっているが、ホームページで選ばれていない
制作費以外に、公開後の運用に回す予算がない公開後の更新と改善まで含めた予算を確保できる

ホームページの制作費は、作り方と集客設計の範囲で変わります。公開時の支払いだけで決めず、自社で用意する原稿や更新の負担、継続する費用まで合わせて、必要な支援を選びましょう。

集客改善シミュレーションでは、制作や改善によって目指す追加集客を試算できます。その見込みをもとに、追加売上から提供にかかる費用とサイトの運用費を引き、無理なく負担できる制作予算を考えてください。

見積もりの金額が妥当か迷うときは、見積書と今のホームページのURLを無料AIホームページ診断に送ってください。含まれる仕事と公開後の運用費の観点でお返しします。

オートホームページで支援する範囲

原稿や集客設計も含めて依頼したい方に向けて、オートホームページでは制作から公開後の改善まで支援します。月額料金に何が含まれ、どこまで自社で用意する必要があるかを、他の見積もりと同じ条件で比較してください。

ライトは月額3万円、スタンダードは8万円、プレミアムは15万円(いずれも税別、初期費用なし)。

ライトには、ホームページの制作・保守・自動改善、Googleマップの改善・管理、AI引用対策、月次レポート、コンサルタントとのMTG(月1回・最初の3ヶ月)が含まれます。スタンダードはこれに集客記事の企画・制作(月4本)、Instagramの静止画投稿の制作・運用(月4本)とコンサルタントとの月1回のMTG(4ヶ月目以降も継続)が加わり、プレミアムはさらにWeb広告(Google・Instagram)の運用代行(広告費は別途)とオリジナル施策(PR・LINE運用・TikTok運用・ショート動画などから事業に合う施策を選定)まで含みます。

最低契約期間は12か月で、期間内の解約には残りの月額料金がかかります。

終了後はデータの引き継ぎ、または月額1.5万円(税別)の保守を選べます。

料金・契約条件とサービスの詳細をご確認ください。

よくある質問

制作費以外に何を確認すればよいですか?

サーバー・ドメイン・保守・更新・広告などの継続費と、契約期間内の総額を確認してください。

制作費が高ければ集客できますか?

金額だけでは判断できません。

対象顧客、流入経路、予約導線、公開後の改善と採算を確認します。

追加売上と利益は分けて計算してください。

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参考資料・確認日

公式情報の確認日:2026年10月19日。

長橋真吾
この記事の著者

長橋真吾

デジタルアスリート株式会社 代表取締役

2011年に株式会社リスティングプラスを設立。2022年にデジタルアスリート株式会社へ社名変更。広告運用・Web制作・改善を通じて、企業や事業者の事業成長を支援しています。

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