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店舗のホームページ制作会社の選び方

契約前に聞く質問

公開日:2026-10-04長橋真吾執筆:長橋真吾デジタルアスリート株式会社 代表取締役更新日:2026-10-21
店舗のホームページ制作会社の選び方|契約前に聞く質問
この記事の要点
  • 見た目の提案より、公開後の改善まで説明できる会社を選ぶ

  • 事業者の目的、制作範囲、成果の計測、更新担当を見積もりにそろえると比較しやすくなります。制作だけを頼む場合でも、その後の運用を誰が担うかは決めてください。

自社サイトからの予約や問い合わせを増やしたいなら、制作会社にはデザインの実例とあわせて、誰に何を伝え、申し込みにつなげるかを確認しましょう。

来てほしいお客様の整理、原稿の制作、計測、公開後の改善まで、どこを任せられるか。自社に必要な支援を基準に、依頼先を比較するための確認点をまとめます。

私たちデジタルアスリートは、これまで2,425社以上のWeb集客を支援してきました。

その中には、別の制作会社でホームページを作ったあとに「予約が入らない」「更新してもらえない」と相談に来られた事業者もあります。

話を聞くと、問題は制作会社の技術ではなく、選ぶときに「デザイン」と「金額」しか見ていなかったことにあると感じます。

この記事では、事業者がホームページ制作会社を選ぶときに、デザイン以外で見るべき5つの点、「集客できるHPを作れる会社」を見分ける質問、実際に起きた失敗パターン、契約前の確認点をまとめます。

制作費の相場そのものはホームページ制作費の見方で分解していますので、あわせてご覧ください。

店舗のホームページ制作、依頼先3タイプと費用の目安

この記事にある他社費用の範囲や比較金額は、予算を検討するための参考例です。

市場平均や各社の現行料金を示すものではありません。

支援範囲、税、契約期間、追加費用をそろえ、実際の見積もりで確認してください。

ホームページ制作会社とは、自社のホームページの企画・デザイン・制作を請け負う会社です。

ホームページ制作の主な依頼先は、大きく3つに分かれます。

種類 制作費の目安 得意なこと 注意点
フリーランス・個人 10万〜30万円 安く、早く、小規模なサイトを作る 公開後のサポートが手薄になりやすい。連絡がつかなくなるリスク
地域の制作会社 30万〜100万円 デザインと制作の品質。対面で打ち合わせできる 「作って納品」で終わる会社が多い。集客は別料金か対象外
集客支援型の会社 50万〜300万円、または月額制 検索・Googleマップ・ポータルを含めた集客設計。公開後の改善 制作費だけで比べると高く見える。ホームページ単体では頼みにくい

以下の費用帯は、依頼する作業範囲を整理するための参考例です。実際の料金は、各社の見積もりで確認してください。

同じ「ホームページ制作」という言葉でも、作って終わりの会社と、公開後の集客まで見る会社では、売っているものが別物です。

金額を比べる前に、どの種類の会社と話しているのかを確認してください。

依頼先ごとの向き・不向き

依頼先 向いている店 気をつけたいこと
制作会社 集客の設計から相談したい、ページ数が多い 費用が高くなりやすい。公開後の運用が別契約のことが多い
フリーランス 予算を抑えて早く作りたい、小規模なサイト 連絡が取れなくなったときの備え。名義とデータを自分で持つ
月額制・テンプレート型のサービス 初期費用を抑えたい、更新を任せたい 最低契約期間と解約後のデータの扱い
自分で作る 時間があり、文章や写真を自分で用意できる 集客の設計や表示速度、スマホでの見え方を自分で確かめる

どの依頼先が正解ということはありません。予算と、公開後に自分で使える時間、ホームページに期待する役割から選んでください。

目的によって、選ぶべき依頼先は変わる

ホームページを作る目的によって、重視すべき点も、合う依頼先も変わります。

目的 重視すべき点 合いやすい依頼先
予約・問い合わせを増やしたい 料金や流れの見せ方、Googleマップとの連携、公開後の改善 集客まで相談できる制作会社、店舗向けの月額制サービス
求人の応募を増やしたい 働く人の声や職場の写真、応募の手軽さ 採用ページの実績がある制作会社
名刺代わりに、信用を得たい 会社や店の基本情報、更新のしやすさ テンプレート型のサービス、フリーランス
ネットで商品を売りたい 決済・在庫・配送の仕組み ネットショップの構築に強い会社、専用のサービス

1つのホームページで複数の目的を持つこともありますが、一番の目的を1つ決めておくと、提案と見積もりを比べるときの軸がぶれません。

AIで作れる時代に、制作会社に何を求めるか

文章や画像、ページの組み立ては、AIを使えば以前より短い時間と安い費用で作れるようになりました。「ホームページを作れること」そのものの価値は下がっています。

これから依頼先を選ぶときに比べたいのは、作った後のことです。どんなお客様に、何を伝えれば予約につながるのかを一緒に考えられるか。公開後の数字を見て、どこを直すかを提案できるか。Googleマップや口コミ、広告など、ホームページの外の入口とつなげて考えられるか。こうした部分は、AIで作ったページを並べるだけでは補えません。

制作費が安くなった分、浮いた予算を公開後の改善に回す、という考え方で依頼先を選ぶと、ホームページを「作って終わり」にしにくくなります。

制作会社を探す前に決めておく3つのこと

制作会社の比較サイトを開く前に、事業者側で決めておくことが3つあります。

これが決まっていないと、どの会社と話しても「とりあえずおしゃれに」「とりあえず安く」になり、選ぶ基準がなくなります。

  1. ホームページの目的。 新規の予約を増やしたいのか、既存のお客様への案内(メニュー・営業時間)が主なのか、採用なのか。目的で必要なページも、頼むべき会社も変わります。

  2. 誰が更新するか。 公開後に、営業時間やメニューの変更、お知らせを誰が書くのか。自分でやるなら、自分で触れる仕組みが必要です。制作会社に頼むなら、1回いくらかかるのかを最初に聞きます。

  3. 予算の上限。 制作費だけでなく、公開後の月額(サーバー、保守、更新)を含めた1年目の総額で考えます。ホームページは月額制と買い切りのどちらがよい?総額と運用を比較で、持ち方ごとの総額を比べています。

  • 制作会社を選ぶ前に決めるのは、「どんなデザインにするか」ではなく、「誰に来てほしくて、公開後に誰が育てるか」です。

問い合わせる前に用意しておくもの

制作会社に相談するとき、次のものを用意しておくと、提案と見積もりの精度が上がり、会社ごとの比較もしやすくなります。

用意するもの 例
ホームページの目的 新規の予約を月○件増やしたい、求人の応募を増やしたい
来てほしいお客様 どんな悩みの人に、何を選んでほしいか
今の集客の状況 新規の経路(Googleマップ・紹介・ポータル)と、おおよその件数
参考にしたいサイト 良いと思う点と、良くないと思う点
予算と公開の希望時期 制作費の上限、月々に払える運用費、いつまでに公開したいか
用意できる素材 写真、メニューと料金、スタッフの紹介、お客様の声

同じ内容を複数の会社に伝えると、提案と見積もりを同じ条件で比べられます。

制作会社の探し方

候補の探し方によって、出会える会社の傾向が違います。

探し方 特徴
同業者や知り合いの紹介 実際の対応や公開後の様子を聞ける。断りにくいので、条件は他社と同じように確かめる
検索(「地域名 ホームページ制作」など) 近くの会社が見つかる。検索で上位にいる会社は、自社の集客にも力を入れていることが多い
制作会社を比べるサイト 一度に複数の会社を比べられる。紹介料の仕組みがあるサイトもある
商工会・商工会議所 地域の専門家の紹介や、補助金の相談と合わせて進められる

気になる店のホームページの一番下に、制作した会社の名前が書かれていることもあります。自分がよいと思った店のサイトから、制作会社を探すのも一つの方法です。

デザイン以外で見るべき5つの点

多くの事業者の方は、制作会社の実績ページを見て、デザインの好みで候補を絞ります。

それ自体は悪くありませんが、デザインは最後に見れば十分です。

先に見るべきは、次の5点です。

デザイン以外で見るべき5つの点
デザインは最後でいい。先に見るのは、公開後の運用と所有権に関わる5つです

デザインは最後でいい。先に見るのは、公開後の運用と所有権に関わる5つです

1. 公開後に、誰が更新できるか

自社のホームページは、公開した日が完成ではありません。

営業時間が変わる、メニューが変わる、季節のお知らせを出す。

この更新が止まると、ホームページは古い情報を発信し続け、お客様の信頼を少しずつ失います。

制作会社を比較する際は、自社のお客様が利用前に知りたい情報を整理し、それをどのページで伝える提案なのか確認しましょう。原稿作成や問い合わせ導線の設計まで、依頼範囲に含まれるかも確認します。

確認するのは、事業者が更新できる範囲と、制作会社に頼む場合の費用・納期です。

「更新無料」なら対象の作業と回数を聞き、変更が必要になるたびに依頼できる条件かを確かめてください。

2. ドメインとデータの所有者は誰か

これは、契約前に必ず確認してほしい項目です。

ホームページの住所にあたるドメイン(○○.jp など)の名義が、契約者ではなく制作会社になっているケースがあります。

この状態で制作会社と関係が切れると、ドメインを持っていかれ、ホームページごと失うことになります。

同様に、デザインや写真の著作権が制作会社にあり、別の会社に乗り換えるときに流用できない契約もあります。

ドメインは契約者の名義で取得すること、公開後のデータ(画像・文章)を契約者が自由に使えることを、契約書で確認してください。

これを渋る会社は、それだけで判断材料になります。

3. 同じ業種の実績があるか

整体院と美容室と飲食店では、ホームページに必要なページも、予約の導線も、お客様が見たい情報も違います。

整体院なら悩み別のページと料金の明示、美容室ならスタイリストの紹介とスタイル写真、飲食店ならメニューと席の雰囲気、といった具合です。

制作会社の実績に、同じ業種のサイトがあるかを見てください。

あれば、そのサイトが公開後にどう使われているか(更新されているか、予約の導線が機能しているか)も見ます。

きれいだけれど半年更新されていない実績サイトは、その会社が「作って終わり」である可能性を示しています。

4. 見積もりに「集客」の項目があるか

見積書を見ると、その会社が何を売っているかが分かります。

「デザイン費」「コーディング費」「ページ単価」だけで構成されている見積もりは、作ることを売っている会社です。

集客まで見る会社の見積もりには、「競合調査」「キーワード設計」「Googleビジネスプロフィールとの連携」「公開後の計測設定」といった項目が入ります。

これらが無い会社が悪いわけではありませんが、その会社に「予約が入らない」と相談しても、契約の範囲外になります。

自分が何を頼んでいるのかを、見積書で確認してください。

5. 公開後のサポート範囲

公開後に起きることは、更新だけではありません。

フォームが届かなくなった、表示が崩れた、Googleで検索しても出てこない、といったトラブルが起きることもあります。

そのとき、誰に連絡して、いくらかかるのか。

「保守契約」の中身を聞いてください。

サーバーの管理だけなのか、不具合の修正まで含むのか、改善の提案まで入るのか。

月額の保守費が同じ1万円でも、中身はまったく違います。

制作実績の見方:見た目より「誰のどんな成果か」

制作会社の実績ページには、きれいなサイトが並んでいます。見た目の好みも大事ですが、店舗のホームページで確かめたいのは次の点です。

  • 自分と同じ業種、同じ規模の店舗の実績があるか
  • 公開後に、予約や問い合わせがどう変わったかを説明できるか
  • 実績のサイトが今も更新されているか(公開して終わりになっていないか)
  • 実績のサイトをスマホで開いたとき、料金や予約が見つけやすいか

実績について質問したときに、デザインの話だけでなく「どんなお客様に、何を伝えるために、この構成にしたか」を説明できる会社は、集客の設計まで考えている会社です。

店舗のホームページで確かめたい機能

店舗のホームページでは、次の機能が使えるかどうかも確かめておきます。

  • スマホで見たときに、料金・地図・予約のボタンがすぐ見つかるか
  • ネット予約やLINE、電話など、店が使っている予約の方法とつなげられるか
  • Googleビジネスプロフィールの情報(営業時間・住所)とずれないように管理できるか
  • 表示が速いか(スマホで開いたときに待たされないか)
  • お知らせや料金を、自分で更新できる画面があるか

デザインの見本だけでは分からないため、実績のサイトを自分のスマホで開いて確かめるのが確実です。

「集客できるHPを作れる会社」を見分ける、たった1つの質問

5つの点を確認したうえで、最後に1つだけ聞いてほしい質問があります。

「このホームページで、どうやってお客様を集めますか?」

この質問に対する答え方で、会社の性質がはっきり分かります。

集客を見分ける1つの質問
デザインや機能の話に戻る会社と、集客の経路を具体的に話せる会社。答え方で会社の性質が分かります

デザインや機能の話に戻る会社と、集客の経路を具体的に話せる会社。答え方で会社の性質が分かります

答え方 その会社の性質
「デザインを良くすれば、信頼感が上がって問い合わせが増えます」 デザインを売っている会社。集客は想定していない
「SEO対策をしっかりやります」で止まる 言葉は知っているが、事業の商圏を見ていない
「ホームページ単体では集客は難しくなります。地域ビジネスの場合、まずGoogleマップで見つけてもらい、ホームページで選んでもらう流れを作ります。ポータルを使っているなら、そこからの受け皿にもなります」 集客の経路を理解している会社。頼む価値がある

事業者の集客において、ホームページは「見つけてもらう場所」ではなく「選んでもらう場所」であることがほとんどです。

新規のお客様は、Googleマップやポータルサイト、SNSで事業を見つけ、ホームページで「ここにしよう」と決めます。

この流れを説明せずに、「ホームページを作れば集客できます」と言う会社は、事業者の集客を知らないか、知っていて言わないかのどちらかです。

良い会社は、ホームページを作る前に、Googleビジネスプロフィールは整っているか、ポータルに出しているか、お客様はどこから来ているかを聞いてきます。

聞いてこない会社は、事業の商圏を見ずに作り始めます。

提案書のどこを読むか

複数の会社から提案書を受け取ったら、デザインの見本より先に、次の部分を読み比べます。

  1. あなたの店の状況や課題を、どう理解しているか(ヒアリングの内容が反映されているか)
  2. 誰に向けて、何を伝えるホームページにするのか
  3. ページの構成と、それぞれのページの役割
  4. 公開後に何をするのか(数字の確認、改善の提案、更新の方法)
  5. 見積もりに含まれる作業と、含まれない作業

1と2が書かれていない提案書は、どの店にも同じものを出している可能性があります。店の事情に合わせた言葉で書かれているかが、会社の姿勢を見分ける手がかりになります。

面談で聞きたい質問

制作会社との面談では、提案の上手さより、質問への答え方で会社の姿勢が分かります。次の質問をしてみてください。

質問 答えで確かめること
公開後、文章や写真の更新は誰が、どうやって行いますか 自分で直せるか、依頼のたびに費用がかかるか
ドメインとサーバーの名義は誰になりますか 契約を終えても、ホームページを使い続けられるか
同じ業種で作ったサイトは、公開後にどう変わりましたか デザインだけでなく、成果まで見ているか
公開後、どの数字を、どのくらいの頻度で報告してくれますか 作って終わりにならないか
解約したら、データや原稿はどうなりますか 乗り換えるときに困らないか
見積もりに含まれていない作業は何ですか 後から追加の費用がかかる作業

答えがあいまいな項目は、書面で確認してください。質問に対して、できないことを「できない」と答える会社のほうが、公開後も信頼できます。

見積もりを比べる表を作る

複数の会社から見積もりを取ったら、金額だけでなく、次の項目を表にして比べてください。

比べる項目 A社 B社 C社
制作費の総額
ページ数と、含まれるページ
原稿の作成(誰が書くか)
写真の撮影
Googleマップの設定
公開後の保守・更新の費用
改善の提案(頻度と範囲)
ドメイン・サーバーの名義
解約後に残るもの

空欄になる項目は、その会社に確認します。「含まれていない」と分かった項目は、別に費用がかかるか、自分でやる必要がある作業です。

相見積もりの取り方

相見積もりは、2〜3社に同じ条件で依頼するのが目安です。それ以上になると、比べる手間が大きくなり、各社の提案を読み込めなくなります。

依頼するときは、どの会社にも同じ資料(目的、来てほしいお客様、ページの数、用意できる素材、予算、公開の時期)を渡します。条件をそろえないと、金額の差が、作業の範囲の差なのか、会社の差なのかが分からなくなります。断る会社にも、結果は短く伝えておくと、将来また相談しやすくなります。

公開後の費用も、同じ表で比べる

制作費が安くても、公開後の保守や更新の費用が高ければ、数年の総額では逆転することがあります。見積もりを比べるときは、制作費に加えて、毎月の保守費、更新を頼んだときの費用、改善の提案にかかる費用を、3年分の総額で並べてください。

公開後の費用に何が含まれるかは、会社によって大きく違います。サーバーやドメインの管理だけなのか、文章や写真の更新まで含むのか、数字の報告と改善の提案まで含むのかを確かめます。費用の考え方は店舗のホームページ制作費でも詳しく解説しています。

契約前に防ぎたいすれ違いと、契約書で確認すること

  • 見た目は完成したが、予約や問い合わせをどう増やすかが契約に含まれていない。

  • 制作費だけで比較し、公開後の更新・保守・改善費を見落とす。

  • ドメインやデータの扱いが曖昧で、別の担当者に引き継ぐ際に困る。

これは契約を比較するための想定例です。

どの会社にも当てはまると決めつけず、作業範囲と担当を確認してください。

契約書で確認すること

契約の前に、次の点を契約書か書面で確認しておくと、公開後のすれ違いを防げます。

  • ドメインとサーバーの名義が店側にあるか
  • 制作したデザイン・原稿・写真の著作権と、使える範囲
  • 修正の回数と、追加の修正にかかる費用
  • 公開の時期と、遅れた場合の扱い
  • 解約したときに、データとドメインを引き継げるか

特にドメインが制作会社の名義になっていると、契約を終えたときに同じアドレスでホームページを続けられないことがあります。

発注から公開までの流れと期間の目安

店舗の小規模なホームページ(5〜10ページ程度)なら、発注から公開まで1〜3か月が目安です。

段階 やること 期間の目安
ヒアリング 目的、来てほしいお客様、今の集客の状況を伝える 1〜2週間
構成・原稿 ページの構成を決め、料金やメニュー、店の紹介の原稿を用意する 2〜4週間
撮影・デザイン 写真を撮り、デザインの案を確認する 2〜4週間
制作・確認 ページを作り、文章や表示を確認する 2〜4週間
公開・設定 公開、Googleビジネスプロフィールやアクセス解析の設定 1週間

遅れの原因になりやすいのは、原稿と写真の準備です。料金表やメニュー、店の紹介文は、制作会社に任せきりにせず、早めに用意しておくと公開が遅れにくくなります。開業に合わせて公開する場合は、開業日から逆算して、3か月前には依頼してください。

制作会社選びでよくある失敗

失敗 何が起きたか 防ぎ方
見た目だけで選んだ きれいなサイトができたが、予約が増えなかった 同じ業種の成果と、公開後の改善を聞く
一番安い見積もりで決めた 原稿や撮影が含まれておらず、追加の費用がかかった 見積もりの項目をそろえて比べる
更新の方法を確認しなかった 料金を変えるたびに依頼が必要で、情報が古くなった 自分で直せる範囲を契約前に確認する
ドメインが制作会社の名義だった 解約したら同じアドレスで続けられなかった 名義を契約者にする
独自のシステムで作られていた 他の会社に乗り換えられなかった 乗り換えるときのデータの扱いを書面で確認する

失敗の多くは、公開後のことを契約前に確認していなかったことから起きています。

依頼先を選び直して成果が変わった店の共通点

以下は、複数の店から受けた相談をまとめた傾向です。特定の店の数字ではありません。

1つ目は、制作費の安さで選んだホームページを作り直した店です。最初の制作会社では、料金の変更やお知らせの追加のたびに依頼が必要で、情報が古いままになっていました。作り直す際に、自分で更新できること、Googleビジネスプロフィールと情報をそろえること、月に1回数字を確認することを条件に依頼先を選んだところ、情報が常に正しく保たれ、予約の問い合わせが安定するようになりました。

2つ目は、面談で「公開後の数字」を聞いて依頼先を決めた店です。複数の会社の提案を比べたとき、デザインの案は似ていましたが、公開後にどの数字を見て何を直すかを具体的に答えられた会社は1社だけでした。その会社に依頼し、公開後も改善を続けたことで、ホームページからの予約が少しずつ増えています。

どちらも、制作の段階より、公開後の運用を基準に依頼先を選んだことが成果の差になりました。

まとめ|見た目の提案と一緒に、公開後の仕事を比べる

制作会社を選ぶとき、私は「なぜこの構成にするのか」「公開後は何を見て直すのか」を聞きます。

デザインと金額に加えて、その判断の根拠を確認したいからです。

事業者の目的、制作範囲、成果の計測、更新担当を見積もりにそろえると比較しやすくなります。

制作だけを頼む場合でも、その後の運用を誰が担うかは決めてください。

候補の制作会社に、公開後の更新担当、ドメインとデータの所有者、集客のために行う作業を同じ質問で確認しましょう。回答を見積書と並べ、どこまで含まれ、何が追加費用になるかを書面でそろえます。

制作会社選びは、納品されるホームページだけでなく、公開後に誰が育てるかを決めることです。集客経路をどう考え、どの数字を見て何を改善するのかまで説明を受け、自社が担う作業と合わせて判断しましょう。

集客改善シミュレーションで目指す問い合わせ数の目安を整理すると、制作会社に相談する目的が具体的になります。期待する売上をそのまま予算にせず、提供原価と公開後の運用費を含めて比較してください。

候補の制作会社を2〜3社に絞った段階で迷ったら、見積もりの範囲を無料AIホームページ診断で一緒に読み合わせます。

オートホームページで支援する範囲

オートホームページを候補にする場合も、この記事と同じ確認点で比べてください。ホームページ制作に加え、公開後の改善・Googleマップ管理など、プランに含む作業と契約条件を確認して検討いただけます。

ライトは月額3万円、スタンダードは8万円、プレミアムは15万円(いずれも税別、初期費用なし)。

ライトには、ホームページの制作・保守・自動改善、Googleマップの改善・管理、AI引用対策、月次レポート、コンサルタントとのMTG(月1回・最初の3ヶ月)が含まれます。スタンダードはこれに集客記事の企画・制作(月4本)、Instagramの静止画投稿の制作・運用(月4本)とコンサルタントとの月1回のMTG(4ヶ月目以降も継続)が加わり、プレミアムはさらにWeb広告(Google・Instagram)の運用代行(広告費は別途)とオリジナル施策(PR・LINE運用・TikTok運用・ショート動画などから事業に合う施策を選定)まで含みます。

最低契約期間は12か月で、期間内の解約には残りの月額料金がかかります。

終了後はデータの引き継ぎ、または月額1.5万円(税別)の保守を選べます。

料金・契約条件とサービスの詳細をご確認ください。

よくある質問

地域ビジネスのホームページ制作は、フリーランスに頼んでもよいですか?

制作費を抑えて小規模なサイトを早く作りたい場合は選択肢になります。

ただし、公開後の更新やトラブル対応を一人で担うため、連絡がつかなくなるリスクがあります。

ドメインとデータを契約者の名義にしておくこと、更新の方法を自分で持っておくことが条件です。

制作会社の実績ページで、何を見ればいいですか?

同じ業種のサイトがあるか、そしてそのサイトが公開後に更新され続けているかを見てください。

きれいでも半年以上更新されていない実績サイトは、その会社が「作って終わり」である可能性を示しています。

「SEO対策込み」と書いてある制作会社は、集客に強いということですか?

必ずしもそうではありません。

「SEO対策込み」の中身が、ページの基本設定だけの場合もあります。

何をするのかを項目で聞き、事業の商圏でどのキーワードを狙うのかまで話せるかで判断してください。

地域ビジネスの場合、検索よりGoogleマップの対策が先になることも少なくありません。

ドメインが制作会社の名義になっています。どうすればいいですか?

契約中のうちに、契約者の名義への移管を依頼してください。

移管に応じない場合は、契約書の条項を確認し、必要なら専門家に相談します。

放置すると、乗り換え時にホームページごと失うことになります。

制作会社に「集客はできません」と言われました。頼むべきではありませんか?

正直に言ってくれる会社は、むしろ信頼できます。

その会社に制作を頼み、集客は別の方法(Googleビジネスプロフィールの自社運用など)で補う形も成り立ちます。

問題は、できないことを「できる」と言う会社に頼むことです。

見積もりは何社から取ればいいですか?

2〜3社で十分です。

それ以上取ると、比べる基準がぶれて決められなくなります。

比べるときは金額ではなく、見積もりの項目(何が含まれ、何が含まれていないか)と、「どうやって集客するか」への答え方を並べてください。

業種に特化した制作会社を選んだほうがいいですか?

同じ業種のホームページを多く作っている会社は、お客様が何を知りたいかを分かっているため、構成や原稿の提案が具体的になりやすい利点があります。ただし、どの店も似た作りになりやすいので、自分の店の強みをどう出すかまで相談できるかを確かめてください。

制作を頼んだ後、店側でやることはありますか?

料金表やメニュー、店の紹介文、写真などの素材を用意すること、内容を確認することは、店にしかできません。公開後も、料金やお知らせの更新、口コミへの返信、数字の確認は店の仕事として残ります。どこまでを依頼し、どこからを自分でやるかを、契約前に決めておいてください。

参考資料・確認日

公式情報の確認日:2026年10月14日。

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長橋真吾
この記事の著者

長橋真吾

デジタルアスリート株式会社 代表取締役

2011年に株式会社リスティングプラスを設立。2022年にデジタルアスリート株式会社へ社名変更。広告運用・Web制作・改善を通じて、企業や事業者の事業成長を支援しています。

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