地域ビジネス向けオートホームページ
ホームページの持ち方

店舗ホームページの集客方法

原因の診断と改善の順番

公開日:2026-10-05長橋真吾執筆:長橋真吾デジタルアスリート株式会社 代表取締役更新日:2026-10-21
店舗ホームページの集客方法|原因の診断と改善の順番
この記事の要点
  • 施策を増やす前に、予約までのどこで止まっているかを見る

  • まず料金や予約リンクの不備を直し、アクセスと予約を同じ期間で記録します。流入が少ないなら入口を、訪問があっても予約されないなら対象・説明・導線を見直します。

ホームページから予約・問い合わせ・依頼を増やしたい。そのために、まず確認したいのは「必要な人に見つけてもらえているか」と「訪れた人が自社を選ぶ理由を理解できるか」です。

来店型の店舗でも、訪問サービスや工事会社、士業の事務所でも、ホームページは自社の集客経路になります。業種によって異なるのは、探される言葉と、依頼前に必要な情報です。

アクセスが足りないのか、比較の途中で離れているのか、申し込みに進めないのか。今の状態を分けて考えると、次に直す箇所を決めやすくなります。

私たちデジタルアスリートは、これまで2,425社以上のWeb集客を支援してきました。

ホームページで集客できている事業と、できていない事業の差は、デザインの良し悪しでも、制作費の高さでもありません。

どこで詰まっているかを特定せずに、「とりあえずSEO」「とりあえずInstagram」と施策を増やしていないかの差です。

この記事は、地域ビジネスのホームページで集客するための全体像をまとめた、いわば地図です。

どこで詰まっているかの診断から始めて、人を連れてくる経路、集客できない原因、作る前に決めること、費用と持ち方、取り組む順番、AI検索への対応、Googleマップやポータルとの関係まで、流れに沿って説明します。

それぞれのテーマは別の記事で詳しく書いているので、気になる箇所から読み進めてください。

店舗のホームページ集客とは:ホームページは「選ばれる場所」

最初に、前提をそろえます。

事業者の集客において、ホームページはどんな役割を果たしているのか。

地域ビジネスの集客の流れとホームページの位置
新規のお客様はGoogle検索・Googleマップ・ポータル・SNS・紹介で見つけ、ホームページで比較・確認して選ぶ

新規のお客様はGoogle検索・Googleマップ・ポータル・SNS・紹介で見つけ、ホームページで比較・確認して選ぶ

新規のお客様がサービスを利用するまでの流れは、だいたい次のとおりです。

段階 お客様の行動 主な場所
1. 見つける 「○○駅 整体」「近くの美容室」で探す。SNSで見かける。知人に聞く Google検索、Googleマップ、ポータル、Instagram、紹介
2. 比べる 検索結果やホームページ、写真、口コミを見て、候補を2〜3件に絞る Google検索、Googleマップ、ホームページ、ポータル
3. 確認する 料金、スタッフ、初回の流れ、場所、予約方法を確認する ホームページ
4. 決める・予約する 「ここにしよう」と決めて予約する ホームページ、電話、LINE、ポータル

Google検索からホームページを直接訪れ、事業やサービスを見つけるお客様もいます。

ホームページは、検索で見つけてもらう入口になり、候補を比べ、詳しい情報を確認して、予約を決めるためにも使われます。

つまり、ホームページは「検索で見つけてもらう入口」であり、「お客様に選んでもらう場所」です。

企業サイトの「ホームページ集客」では、SEOでホームページそのものに人を集める話が中心になります。

事業者でも、Google検索からホームページを見つける経路と、Googleマップやポータルなどで見つけてからホームページを訪れる経路があります。

どの経路からお客様が来ているかを確認し、検索で見つけてもらう対策と、訪れたお客様に選んでもらう改善を組み合わせましょう。

  • 地域ビジネスのホームページは、Google検索で見つけてもらい、比較・確認を経て選んでもらう役割を担います。

  • この前提から、作り方も、費用の考え方も、直し方も決まります。

ホームページで集客できると、何が変わるか

ホームページが「選ばれる場所」として整うと、次のような変化が起きやすくなります。

  • ポータルや広告に払う費用の割合を下げられる(自社の入口から予約が入るため)
  • 料金や流れを事前に読んだ人が来るので、当日の説明が短くなり、断られることも減る
  • 来てほしいお客様に向けて書くことで、合わないお客様からの予約が減る
  • Googleマップや紹介で知った人が、ホームページで確かめてから安心して予約できる

どれも、ホームページだけで起きるわけではなく、Googleマップや紹介、SNSなどの入口とつながって起きる変化です。ホームページは、それらの入口から来た人が最後に判断する場所だと考えてください。

まず診断:店舗のホームページ集客は、どこで詰まっているか

施策を選ぶ前に、自社がどこで詰まっているかを特定してください。

原因は必ず、次の3つのどこかにあります。

予約を増やすために、見直す2つのこと

まず知ってもらい、内容を確かめて申し込んでもらう。この流れを作ります。

A · 見つけてもらう

探している人に
見つけてもらう

探している人に
情報が届いている?

↓ 見つけてもらう入口を作る

取り組むこと

  • 地域や悩みで検索した人に届ける

  • Googleマップに場所や写真を載せる

  • 検索した人に広告を見てもらう

B · 予約につなげる

内容を確かめて
申し込んでもらう

初めての人が
安心して申し込める?

↓ 料金や利用方法を分かりやすく伝える

伝えること

  1. 相談できる内容・担当者

  2. 初回の総額と利用の流れ

  3. 空き枠・予約の方法

進め方 料金と予約方法を載せ、検索・マップ・広告で知ってもらう。

3つの層のどこで止まっているかで、直す場所が違う。やみくもにデザインを変える前に、数字で切り分ける

層 症状 確認する数字 主な原因
A. 見つけてもらえない 「地域名+業種」で検索してもGoogleマップにも検索結果にも出ない。ホームページの月間アクセスが数十人以下 Googleビジネスプロフィールとは?機能・費用・登録の基本の表示回数、ホームページのアクセス数 プロフィール未整備、口コミ不足、地域名の設計ミス、既存接点でURLを案内していない
B. 見つかっても選ばれない Googleマップには出て表示回数はあるのに、ホームページへのクリックや経路検索が少ない プロフィールの表示回数に対するクリック・経路検索・電話の割合 写真が古い・少ない、口コミが少ない・返信なし、何の事業かが伝わらない
C. 選ばれても予約に至らない ホームページに月数百人来ているのに、予約・問い合わせがほぼない ホームページのアクセス数に対する予約数(予約率) 料金が載っていない、誰向けか不明、予約導線が分かりにくい、お客様の声がない

確認する数字は、3つの無料ツールでそろいます。

Googleビジネスプロフィールの「パフォーマンス」で表示回数と行動数、Googleアナリティクス(GA4)でホームページのアクセス数、予約台帳かフォームの件数で予約数です。

設定していなければ、診断の前に必ず入れてください。

流入と予約導線の両方に問題がある場合も、予約リンクの故障や料金の誤りなどは先に直します。

そのうえで、少ないアクセスだけから大きな改修の効果を断定せず、入口の改善と計測を進めてください。

予約を増やすために、見直す2つのこと

まず知ってもらい、内容を確かめて申し込んでもらう。この流れを作ります。

A · 見つけてもらう

探している人に
見つけてもらう

探している人に
情報が届いている?

見つけてもらう入口を作る

取り組むこと

  • 地域や悩みで検索した人に届ける
  • Googleマップに場所や写真を載せる
  • 検索した人に広告を見てもらう
B · 予約につなげる

内容を確かめて
申し込んでもらう

初めての人が
安心して申し込める?

料金や利用方法を分かりやすく伝える

伝えること

  1. 相談できる内容・担当者
  2. 初回の総額と利用の流れ
  3. 空き枠・予約の方法

進め方 料金と予約方法を載せ、検索・マップ・広告で知ってもらう。

3つの層のどこで止まっているかで、直す場所が違う。やみくもにデザインを変える前に、数字で切り分ける

アクセス数と予約率から、優先する改善を決める

前の章で見つけた原因を、具体的な改善につなげましょう。ホームページについては、まず「どれだけ訪問されているか」と「訪問した人がどれだけ予約しているか」を分けて確認します。

サイト内で予約が完了する場合、予約数=アクセス数(セッション数)×予約完了率で考えられます。例えば、月1,000セッションで予約完了率が2%なら、サイト内の予約は20件です。

アクセスが少ない場合は、見つけてもらう入口を見直します。どの経路から訪問されているかを調べ、検索・Googleマップ・SNSなどのうち、自社のお客様が使う経路を育てます。

訪問はあるのに予約が少ない場合は、ページの内容と予約の流れを見直します。誰向けのサービスか、料金や利用の流れが分かるか、予約ボタンを迷わず見つけられるかを確認しましょう。予約リンクの故障や情報の誤りは、アクセス数にかかわらず先に直します。

電話やLINE、外部の予約サイトで受け付ける場合は、その予約件数も確認してください。同じ予約を重ねて数えないよう、予約台帳と照らし合わせます。

こうして「入口を増やす必要があるか」「訪問後の説明を改善する必要があるか」を決めます。次の章では、ホームページへ人を呼び込む9つの経路と、それぞれが合う場面を整理します。

目的と数字を決める:何が増えれば成功か

ホームページの集客を始める前に、「何が増えれば成功か」を1つ決めます。店舗なら、新規の予約数、問い合わせ数、来店数のどれかが中心になります。

段階 見る数字 改善するところ
見つけてもらう 検索での表示回数、Googleマップの表示回数 地域名×業種のページ、Googleマップの情報
ページを見てもらう アクセス数、よく見られているページ 検索結果に出るタイトルと説明、ページの最初の一文
予約してもらう 予約・問い合わせの数と割合 料金・流れ・予約ボタンの位置
来店してもらう 予約から来店した数 予約後の連絡、アクセスの案内

全部の数字を一度に追う必要はありません。止まっている段階を1つ見つけ、そこから直すのが近道です。

アクセス解析で最初に見ること

数字は、Googleアナリティクス(GA4)とGoogleサーチコンソールで確認できます。最初は次の3つだけを、月に1回、同じ日に記録してください。

  1. サーチコンソールの「検索パフォーマンス」:どんな言葉で、何回表示され、何回クリックされたか
  2. GA4の「ページとスクリーン」:どのページがよく見られているか
  3. 予約・問い合わせの数:フォームの送信数と、電話・LINEでの予約数

表示回数はあるのにクリックが少なければ、検索結果に出るタイトルと説明を見直します。アクセスはあるのに予約が少なければ、ページの中身と予約の導線を見直します。

店舗のホームページに人を連れてくる9つの経路【一覧】

地域ビジネスのホームページに人を呼び込む主な経路を、以下の9つに整理しました。

すべてを同時に使う必要はありません。

お客様がサービスを探す方法や、使える予算・運用時間に合わせて、優先する経路を選びます。

経路 お客様の状態 事業者での優先度
1. Googleマップ(Googleビジネスプロフィール) 「地域名+業種」「近くの○○」で探している 最も高い。プロフィールからHPへ
2. 「地域名×業種」の検索(SEO) 「○○駅 整体」などで検索し、HPが直接出る 高い。Googleマップと一体で
3. ポータルサイト ポータルで見かけて、HPで確認する 中〜高(美容・飲食・整体で高い)
4. Instagram・SNS スタイルや雰囲気で興味を持ち、プロフィール欄からHPへ 中〜高(美容・飲食で高い)
5. LINE公式アカウント 既存客が次回予約やお知らせを見にHPへ 高い(リピート)
6. 紹介・口コミ 知人に聞いて、HPで「聞いていた話」を確認 高い。HPが信頼の裏付けになる
7. 店頭・名刺・チラシのQRコード 事業を見かけた人、利用した人がHPへ 中。開業直後は特に
8. Google広告・SNS広告 広告を見て、HPで確認 中。時期を絞って補助的に
9. AI検索(ChatGPT等での事業者紹介) AIに「○○駅でおすすめの整体」と聞いて知る 今は低いが、今後高まる見込み

効果が出るまでの期間と費用の目安です。

経路 効果が出るまで 費用
1. Googleマップ(Googleビジネスプロフィール) 共通の期限なし 無料〜
2. 「地域名×業種」の検索(SEO) 共通の期限なし 時間
3. ポータルサイト 即日 月数万円〜+手数料
4. Instagram・SNS 3か月〜 無料(時間)
5. LINE公式アカウント 即日 無料〜
6. 紹介・口コミ 継続的 無料
7. 店頭・名刺・チラシのQRコード 即日 低い
8. Google広告・SNS広告 即日 月数万円〜
9. AI検索(ChatGPT等での事業者紹介) 数か月〜 無料

どの経路から来た人も、最後はホームページで「料金・スタッフ・流れ・予約方法」を確認して決めます。

だから、経路を増やす前に、ホームページが「選ばれる場所」として整っているかが先です。

Googleマップの取り組みの全体はMEO対策は自分でできる?に、「地域名×業種」でGoogleマップとホームページの両方に出る方法は地域名で見つけてもらう方法にまとめています。

無料で始められる経路の進め方

Googleマップ(Googleビジネスプロフィール)は、店の名前や「近くの○○」で探す人が最初に目にする場所です。営業時間、写真、メニュー、予約の方法を入れ、ウェブサイトの欄に自社のホームページを設定します。プロフィールを見た人の多くは、そのままホームページで料金や雰囲気を確かめます。

地域名×業種の検索(SEO)は、「○○駅 整体」「○○市 美容室 ショート」のように探す人に、ホームページそのものを見つけてもらう方法です。業種と地域、得意なメニューや悩みを組み合わせたページを作り、内容を少しずつ増やしていきます。効果が出るまで時間はかかりますが、作ったページは積み上がる資産になります。

Instagram・SNSは、写真や動画で雰囲気を伝え、プロフィールのリンクからホームページへつなぎます。投稿だけで予約まで決める人は多くないので、料金や予約の方法はホームページで確かめられるようにしておきます。

LINE公式アカウントは、一度来たお客様に次の来店のきっかけを届ける経路です。新しいお客様を集めるより、2回目以降の予約をホームページや予約ページへつなぐ役割と考えてください。

紹介・口コミ・店頭のQRコードは、店をすでに知っている人がホームページで確かめるための入口です。紹介カードやチラシ、名刺に、予約ページや料金のページのQRコードを入れておきます。

ほかにも使える経路

上の9つ以外にも、業種や地域によって効果のある経路があります。

ブログ・コラムは、お客様が来店の前に調べている疑問に答える記事を書き、検索から見つけてもらう方法です。「ぎっくり腰のとき、整体と整形外科のどちらに行くべき?」「白髪染めとヘアカラーの違いは?」のように、店で実際に受ける質問をそのまま題材にします。店の近況だけの記事は、検索の入口にはなりにくいので注意してください。

YouTube・動画は、施術や料理、店の雰囲気を、写真より具体的に伝えられます。1本1〜3分ほどの短い動画を、ホームページの該当するページにも埋め込むと、比べている人の判断材料になります。

地域の情報誌・フリーペーパー・地域のニュースサイトは、開業や新しいメニューの開始を知らせる機会になります。掲載されたら、その記事をホームページからも紹介すると、初めての人への信頼の材料になります。

メールやDM(はがき)は、一度来たお客様や、問い合わせをくれた人に、季節のメニューや予約の空き状況を届ける方法です。年配のお客様が多い業種では、はがきのほうが反応がよいこともあります。

地域のイベントや講座は、すぐに予約につながらなくても、店を知ってもらうきっかけになります。参加した人には、ホームページの予約ページや、初めての人向けの案内を渡しておきます。

費用をかけて人を呼ぶ経路の進め方

ポータルサイトは、掲載した日から新しいお客様に見てもらえます。ポータルで店を見つけた人が、店の名前で検索してホームページを確かめることも多いので、ポータルとホームページの料金や写真をそろえておきます。

Google広告・SNS広告は、時期と目的を絞って使います。広告のリンク先はトップページではなく、広告で伝えたメニューや悩みに合ったページにしてください。受け皿のページが整っていない状態で広告を出すと、費用だけがかかります。

広告でホームページに人を連れてくる

ホームページに人を連れてくる方法のうち、すぐに効果が出るのが広告です。店舗で使われる主な広告は3つあります。

広告 仕組み 店舗での使い方
リスティング広告(検索広告) 検索した言葉に合わせて、検索結果に表示される 「駅名 業種」「地域名 悩み」で今探している人を取る
ディスプレイ広告・SNS広告 Webサイトやアプリ、Instagramなどに画像や動画で表示される まだ探していない近隣の人に知ってもらう
リターゲティング広告 一度ホームページを見た人に、再び表示される 比べている途中の人に、口コミや特典を見せる

広告は止めた瞬間に効果も止まります。ホームページの受け皿(料金・流れ・予約の導線)が整ってから、時期と目的を絞って使ってください。広告をクリックした人が見るページに予約の材料がなければ、広告費だけがかかります。

詳しい準備はWeb広告を始める前に用意することにまとめています。

作る前に決める3つのこと

ホームページで集客できるかどうかは、作る前にほぼ決まっています。

制作会社を探す前に、事業者側で決めておくことが3つあります。

決めること 内容 決めないと起きること
誰に どんな悩みを持つ、どんな人に選んでほしいか。「地域の皆さま」ではなく顔が浮かぶくらい具体的に 誰にでも効く内容になり、誰にも刺さらない。同業他社と同じ文章になる
何を どんなサービスで、その人の何を解決するか。サービス名ではなく結果で 「丁寧なカウンセリング」「地域密着」で止まる
どう変わってほしいか 見た人にどんな気持ちになり、何をしてほしいか(予約、LINE相談など) 構成と導線が決まらず、デザインの好みで作ってしまう

この3つは、制作会社の仕事ではなく、事業の経営判断です。

制作会社へ依頼する際は、「誰に・何を伝えるか」を整理する工程を見積もりに含めてください。

聞かれないまま進むと、業種の一般的なテンプレートで作られ、きれいだけれど他社と同じことが書かれたホームページができあがります。

「誰に」を絞ると対象が減ると心配する方が多いですが、実際には逆です。

「誰にでも」と書かれた事業は誰にも刺さらず、「40代のデスクワークの腰痛」と書かれた事業は、その人に強く刺さると同時に、近い悩みを持つ人にも「ここなら分かってくれそう」と伝わります。

この3つの決め方と、決めずに進めた実例はリニューアルの7つの手順で詳しく説明しています。

依頼先と費用は、公開後の運用まで含めて比べる

誰が原稿・写真・制作・計測・改善を担うかをそろえて見積もりを比較します。

公開後に自社で運用できる範囲と、任せる範囲を先に決めると選びやすくなります。

店舗のホームページで集客できない9つの原因

集客できない原因と、それによって起きる問題を9つに整理しました。

「見つけてもらえない」「選ばれない」「予約につながらない」のうち、事業の状況に当てはまる行から確認してください。

原因 起きる問題 着手のしやすさ
① Googleビジネスプロフィールが未整備(カテゴリ・サービス・写真) 見つけてもらえない 高い(1〜2時間で整う)
② 口コミが少ない・集める仕組みがない 見つけてもらえない 選ばれない 中(仕組みを作れば続く)
③ 狙う地域名が大きすぎる・お客様が使う地名とずれている 見つけてもらえない 高い(決め直すだけ)
④ 既存の接点(店頭・LINE・ポータル)でURLを案内していない 見つけてもらえない 高い(今日からできる)
⑤ 写真が古い・少ない。口コミに返信していない 選ばれない 中
⑥ 誰のどんな悩みを解決する事業かが書かれていない 選ばれない 予約につながらない 高い(決めるだけ)だが最も根が深い
⑦ 料金が載っていない。「お問い合わせください」になっている 予約につながらない 高い
⑧ 予約・問い合わせの導線が分かりにくい。スマートフォンで崩れる 予約につながらない 中
⑨ 公開後に更新されていない。情報がプロフィールと食い違う 見つけてもらえない 予約につながらない 高い

9つのうち①③④⑥⑦⑨は、費用をかけずにその日から手をつけられます。

まず着手しやすいものを片付けてから、時間のかかる口コミの蓄積や「地域名×業種」の検索対策に進むのが現実的です。

特に⑥は、他の原因の根にあります。

誰向けかが決まっていないから、プロフィールのサービスも曖昧になり(①)、ホームページには他社と同じ言葉が並び(⑤⑦)、どこでお客様を見つければいいかも分からず経路も作れない(③④)。

原因を9つ並べましたが、最初に向き合うべきは⑥です。

詳しくは集客できない原因の切り分けで説明しています。

直す順番:層ごとの打ち手と、リニューアルの判断

診断した層ごとに、直す順番を整理します。

詰まっている層 直す順番
A. 見つからない 1. Googleビジネスプロフィールを特化した内容で整える → 2. 口コミを頼む仕組みを作る → 3. 小さい地域名から「地域名×業種」の検索に出す → 4. 店頭・LINE・ポータルでURLを案内
B. 選ばれない 1. 外観・店内・サービスが分かる新しい写真に → 2. 口コミにすべて返信 → 3. プロフィールの説明文・サービスに「誰向けか」を具体的に
C. 予約に至らない 1. 「誰に・何を」を定義 → 2. お客様が知りたい順番(悩みは解決するか→料金→誰がやるか→初めてでも→予約方法)に書き直す → 3. 全メニューの料金を明記、1〜2タップで予約 → 4. 最後にデザイン

Cの場合、デザインは最後です。

順番が逆になると、「きれいになったのに選ばれない」になります。

リニューアルすべきか、部分改修で済むか

「見られているのに選ばれていない(C)」なら、文章・写真・導線の部分改修(10万〜30万円)で変わることが多く、作り直しは不要なことがほとんどです。

「見られていない(A)」なら、ホームページより先にGoogleビジネスプロフィールを整え、それでも構造の問題が残るなら作り直しを検討します。

リニューアルで注意したいのは、URLの変更やページの削除で検索流入を失い、集客が落ちることです。

着手前に今のアクセスと評価を計測し、残すページを決め、転送設定を必ず行ってください。

費用と判断基準はリニューアル費用と判断基準に、7つの手順はリニューアルの7つの手順にまとめています。

予約・問い合わせのフォームを直す

ホームページに人が来ているのに予約が少ないとき、原因が予約や問い合わせのフォームにあることがよくあります。次の点を確かめてください。

確かめる点 直し方
入力の項目が多い 名前・連絡先・希望の日時・メニューなど、最初の予約に必要な項目だけにする
スマホで入力しにくい 選択式にできる項目は選択式にし、電話番号や日付の入力を簡単にする
送信した後に何が起きるか分からない 送信後の画面に、返信までの目安と、予約が確定する流れを書く
予約の方法が1つしかない ネット予約に加えて、電話やLINEの窓口も同じ場所に並べる
予約ボタンが見つからない スマホの画面の下に、常に予約のボタンを表示する

フォームの改善は、ページの数を増やすより費用がかからず、効果が出るのも早い改善です。自分のスマホで、実際に予約を最後まで入力してみるところから始めてください。

AI検索でも、正確で役立つ事業情報を整える

営業時間、料金、サービス、所在地、担当者などを、利用者が読めるテキストで掲載し、変更時には更新します。

写真だけに重要な情報を閉じ込めず、質問に対する回答も分かりやすくまとめてください。

GoogleはAI機能向けの特別なマークアップや追加の最適化を要件としていません。

構造化データを使う場合も、表示されている内容と一致させます。

これらの対応によってAIの回答への掲載が保証されるわけではありません。

参考:Google:AI機能とウェブサイト

事業者がまず取り組むべき順番

ここまで9つの原因と9つの経路を挙げましたが、すべてを同時に進められる事業はほとんどありません。

限られた時間と費用で結果を出すには、着手する順番が重要です。

事業者がまず取り組むべき順番
計測→誰に・何を→GBP→HPの中身→口コミ→地域名の検索→広告。費用のかからないものから、時間のかかるものを早く始める

計測→誰に・何を→GBP→HPの中身→口コミ→地域名の検索→広告。費用のかからないものから、時間のかかるものを早く始める

順番 取り組むこと 理由 目安期間
1 計測を整える(Googleビジネスプロフィールのパフォーマンス、GA4、予約数の記録) 現状が測れないと、どこで詰まっているか決められない 1週間
2 「誰に・何を・どう変わってほしいか」を決める 費用がかからず、以降のすべての前提になる 2週間
3 Googleビジネスプロフィールを特化した内容で整える 無料で、事業者の「見つけてもらう」の土台。1〜2時間で整う 1週間
4 ホームページの料金・導線・お客様の声を整える 既存のアクセスを取りこぼさない。効果が出るのが早い 1か月
5 口コミを集める仕組みを回し始める 時間がかかるため早く始める。Googleマップでの見つかりやすさとお客様の信頼の土台になる資産 数か月〜継続(相談を受けた店舗の実感値)
6 小さい地域名から「地域名×業種」の検索に出す 口コミと一緒に積み上がる。1年単位 6か月〜継続
7 広告・ポータルは、土台ができてから補助的に 土台がない状態で出しても、確認の段階で離脱される 必要な時期に

順番の理由は明快です。

1〜3は費用がかからず、4は今あるアクセスを活かせるため最も早く結果が出ます。

時間のかかる5と6を早く始めつつ、7は土台の上で使う、という設計です。

業種によって変える点もあります。

美容室・飲食店など、ポータルとInstagramが新規の主戦場になる業種は、3と並行して4のあとに「ポータル経由のお客様を自社経路に移す導線(LINE)」を入れます。

パーソナルジムのように広告から始めてしまいがちな業種は、7を先にやらないことが最も重要です。

最初の3か月でやることの目安

時期 やること
1か月目 計測を整える(予約の数と来店の経路の記録)。Googleビジネスプロフィールの基本の情報をそろえる。ホームページの料金・予約の方法・営業時間を正しくする
2か月目 「誰に・何を」を一文で決め、トップページの最初の画面に反映する。フォームを直す。口コミのお願いを始める
3か月目 得意なメニューや悩みのページを1〜2本作る。SNSやチラシからホームページへの導線を整える。1か月目からの数字を比べ、次に直す場所を決める

3か月で検索の順位が大きく変わることは多くありませんが、予約の導線と情報の正しさは、直したその月から効果が出始めます。広告やポータルの見直しは、この土台が整ってから行います。

Googleマップ・ポータルとの役割分担

ホームページは、単体では機能しません。

「見つける」段階を担うGoogleマップやポータルと、役割分担させて初めて、集客の流れができます。

経路 役割 ホームページとの関係
Googleマップ 「地域名+業種」で探す人に見つけてもらう プロフィールと情報を一致させる。プロフィールからHPへ送る
ポータル 「今すぐ予約したい人」の入口 2回目以降を自社経路(LINE・自社予約)へ。HPを受け皿に
Instagram・SNS スタイル・雰囲気で興味を持ってもらう プロフィール欄からHPへ。料金と予約はHPで
紹介 信頼ある状態で来る HPで「聞いていた話」を確認してもらう
ホームページ 見つけた人が確認して、決める すべての経路の受け皿

ポータル経由の予約を他の経路で補えるか、掲載費を含めて利益がどう変わるかを確認してから縮小を検討します。

新規客の割合だけで一律には決めません。

店舗のホームページ集客でやりがちな3つの失敗

原因を潰しても、進め方を間違えると結果は出ません。

集客の改善を進める際に避けたい失敗を3つ挙げます。

失敗1:見つけてもらえていないのに、デザインを直す

月のアクセスが数十人の状態で、ホームページのリニューアルに何十万円もかける。

これは、A層の問題にC層の打ち手を当てている状態です。

どれだけ整えても、見る人がいなければ予約は増えません。

先にGoogleビジネスプロフィールと口コミに手を入れてください。

失敗2:「誰に・何を」を決めずに、制作会社に任せきりにする

制作前には、事業者と制作担当者で対象顧客と伝える内容を確認します。

誰に選んでほしいかが曖昧なままだと、デザインを変えても伝えるべき情報を決められません。

失敗3:広告・ポータルから始めて、土台を作らない

広告やポータルで予約を得ながら、検索、Googleマップ、紹介なども育てておくと、費用配分の選択肢を持てます。

広告を減らすこと自体を目標にせず、経路別の利益と受け入れ枠に合わせて調整してください。

業種によって、ホームページの役割は少し違う

ここまでの流れはどの業種にも共通ですが、業種によって、ホームページで特に大事になる点が違います。

集客経路を増やす際は、訪れた人がサービス内容・料金・選ぶ理由を理解し、問い合わせや予約へ進めるかも確認しましょう。流入を増やす施策と、サイト内の情報や導線の改善を分けて考えると、次に取り組む作業が明確になります。

業種 ホームページで特に大事なこと 詳しい記事
整体院・治療院 まず安心感。誰のどんな悩みに強いか。お客様の声。「治療」「治す」など表現の制約 整体院の集客方法11選|「地域名×症状」で選ばれる順番と、安心して予約できる情報の整え方
美容室・サロン ポータル・Instagram・Googleマップからの受け皿。スタイリスト紹介と料金。12月に向けた準備 美容室の集客方法12選|ポータル・Instagram・Googleマップの役割分担と、始める順番
パーソナルジム 料金の明示、トレーナー紹介、不安の先回り。広告頼みではなくオーガニックを主軸に パーソナルジムの集客方法10選|集客方法の比較と、無理なく始めるための選び方
飲食店 メニューと席の雰囲気。Googleマップとの連動が特に重要 飲食店の集客方法
スクール・教室 体験の流れ、講師紹介、保護者の声 学習塾の集客方法(学習塾の例)

ホームページ集客の改善チェックリスト

次の項目に、今のホームページが当てはまっているかを確かめてください。当てはまらない項目が、改善の候補です。

区分 確認すること
見つけてもらう Googleビジネスプロフィールにホームページが設定されている
見つけてもらう 店名で検索すると、ホームページが出てくる
見つけてもらう 地域名と業種、得意なメニューを含むページがある
選ばれる 最初の画面で、誰のための何の店かが分かる
選ばれる 料金の総額が分かる
選ばれる スタッフや担当者の顔と紹介がある
選ばれる お客様の声や事例がある
選ばれる 初めての人向けに、当日の流れが書かれている
予約する スマホで予約ボタンがすぐ見つかる
予約する フォームの項目が少なく、送信後の流れが分かる
予約する 電話・LINE・ネット予約の窓口がそろっている
続ける 営業時間や料金が、Googleマップと同じになっている
続ける 毎月、予約の数と来店の経路を記録している

まとめ|集客経路と、選ばれるホームページを一緒に整える

私は、集客が足りないときほど、施策の数より予約までの流れを確認します。

見つからない問題と、訪問後に選ばれない問題では、直す場所が違うからです。

まず料金や予約リンクの不備を直し、アクセスと予約を同じ期間で記録します。

流入が少ないなら入口を、訪問があっても予約されないなら対象・説明・導線を見直します。

見つけてもらう、内容を比較する、予約する、という流れを自社のサイトで確認してください。止まっている場所を一つ選び、その原因に合う施策から着手すると、複数の媒体へ同時に手を広げずに済みます。

ホームページ集客は、サイトへの流入と、訪れた人が予約を決める情報の両方で考えます。誰に何を提供するかを明確にし、検索・マップ・紹介などから来た人が判断できるページを整えましょう。

集客改善シミュレーションでは、現状と目標の集客の差を試算できます。施策を増やすためではなく、どの差を埋める必要があるかを確認し、受け入れ可能な件数と利益に見合う優先順位を決める材料にしてください。

9つの原因のどれに当てはまるか判断がつかない場合は、今のURLを無料AIホームページ診断に送ってください。見られていない/選ばれていないのどこで止まっているかをお返しします。

オートホームページで支援する範囲

オートホームページでは、ホームページの制作だけでなく、Googleマップの管理や公開後の改善も支援します。流入の入口と予約前に読む情報を一緒に見直し、自社だけでは続けにくい作業を含めて検討いただけます。

ライトは月額3万円、スタンダードは8万円、プレミアムは15万円(いずれも税別、初期費用なし)。

ライトには、ホームページの制作・保守・自動改善、Googleマップの改善・管理、AI引用対策、月次レポート、コンサルタントとのMTG(月1回・最初の3ヶ月)が含まれます。スタンダードはこれに集客記事の企画・制作(月4本)、Instagramの静止画投稿の制作・運用(月4本)とコンサルタントとの月1回のMTG(4ヶ月目以降も継続)が加わり、プレミアムはさらにWeb広告(Google・Instagram)の運用代行(広告費は別途)とオリジナル施策(PR・LINE運用・TikTok運用・ショート動画などから事業に合う施策を選定)まで含みます。

最低契約期間は12か月で、期間内の解約には残りの月額料金がかかります。

終了後はデータの引き継ぎ、または月額1.5万円(税別)の保守を選べます。

料金・契約条件とサービスの詳細をご確認ください。

よくある質問

アクセスが少ないときはデザインを変えるべきですか?

計測、検索への登録、内容、流入経路を確認し、改修の必要性を判断します。

予約ボタンの故障や料金の誤りなどは、アクセス数にかかわらず先に直してください。

ホームページとGoogleマップはどちらを優先しますか?

検索で探される機会と現在の状態によります。

プロフィールの基本情報と、サイトの料金・予約導線はそろえて整え、経路別の予約で優先度を見直します。

ホームページで集客できるようになるまで、どれくらいかかりますか?

予約の導線や料金の表示、情報の正しさを直す改善は、直したその月から効果が出始めることがあります。一方、地域名と業種の検索で見つけてもらえるようになるまでは、数か月から1年ほどかかることが多くあります。早く効く改善と、時間のかかる改善を並行して進めてください。

お金をかけずにできる集客方法はありますか?

Googleビジネスプロフィールの情報をそろえる、ホームページの料金と予約の導線を直す、フォームを短くする、口コミのお願いを始める、店頭やチラシにQRコードを入れる、といった方法は費用をかけずに始められます。費用の代わりに時間がかかるので、続けられる範囲から選んでください。

SNSとホームページは、どちらに力を入れるべきですか?

役割が違うので、どちらか一方ではありません。SNSは雰囲気を伝えて興味を持ってもらう場所、ホームページは料金や流れを確かめて予約を決める場所です。SNSに力を入れる場合も、プロフィールから予約できるホームページのページへつなげてください。

参考資料・確認日

公式情報の確認日:2026年10月14日。

あわせて読みたい関連記事

長橋真吾
この記事の著者

長橋真吾

デジタルアスリート株式会社 代表取締役

2011年に株式会社リスティングプラスを設立。2022年にデジタルアスリート株式会社へ社名変更。広告運用・Web制作・改善を通じて、企業や事業者の事業成長を支援しています。

集客とホームページを、一緒に見直しませんか

今の集客の状態をお伝えいただければ、無料AIホームページ診断で改善点をお返しします。

無料AIホームページ診断を申し込むオートホームページのサービスを見る