地域ビジネス向けオートホームページ
ホームページの持ち方

ホームページがあるのに集客できない原因

見つかる・選ばれるを分ける

公開日:2026-10-04長橋真吾執筆:長橋真吾デジタルアスリート株式会社 代表取締役更新日:2026-10-19
ホームページがあるのに集客できない原因|見つかる・選ばれるを分ける
この記事の要点
  • 作り直す前に、誰に選ばれるサービスかを決める
  • この経験からも、次の制作に入る前に「誰に、何を伝えるか」を言葉にすることを重視しています。現在の公式サイトと当社の制作事例をご覧いただけます。

ホームページを見られていても問い合わせが増えないときは、訪問数と、訪問後に予約・相談へ進む流れを分けて確認しましょう。

料金、対応範囲、実績、申し込み方法など、お客様が依頼を決めるための情報は揃っているでしょうか。自社サイトからの集客を増やすために、作り直す前に確かめたい点を整理します。

私たちデジタルアスリートは、これまで2,425社以上のWeb集客を支援してきました。

その中で、「集客できないホームページ」を数多く見てきました。

そこには、デザインの良し悪しとは別の、はっきりした共通点があります。

そして、事業者の方が思っている原因と、実際の原因は、ほとんどの場合ずれています。

この記事では、集客できない店舗のホームページに共通する3つの欠陥、事業者が思う原因と集客できない原因のズレ、「見られていないのか、選ばれていないのか」の切り分け方、そして直す順番をまとめます。

リニューアルすべきか部分改修で済むかの判断はリニューアル費用と判断基準に、リニューアル前に決めることはリニューアルの7つの手順にまとめています。

「集客できないホームページ」とは:何が起きているのか

「集客できない」という言葉は、2つのまったく違う状態を指しています。

この2つを区別しないまま対策を始めると、効かない対策に時間と費用を使うことになります。

状態 何が起きているか 問題の種類
A. 見られていない月のアクセスが数十人以下。検索しても出てこない「見つけてもらう」の問題
B. 見られているのに、選ばれていない月に数百人が見ているのに、予約・問い合わせがほぼない「選んでもらう」の問題

自社がAなのかBなのかは、Googleアナリティクスなどのアクセス解析で、月のアクセス数を見れば分かります。

解析を入れていない場合は、Googleビジネスプロフィールの「ウェブサイトのクリック数」が目安になります。

  • 「集客できない」には、「見られていない」と「見られているのに選ばれていない」の2種類があります。
  • どちらなのかを先に確認しないと、効かない対策に費用を使います。

集客できない店舗のホームページに共通する3つの欠陥

集客につながらない原因を確認するため、ホームページの次の3つの点を見直しましょう。

集客できない店舗HPに共通する3つの欠陥

1つ目は「見られていない」、2つ目と3つ目は「選ばれていない」原因です。

  1. ほとんど
    見られていない

    アクセスを増やす施策が打たれていない。

    検索しても出てこない。
    GBPからのリンクもない。

  2. 言いたいことを
    書いている

    「当店のこだわり」「院長の経歴」を載せている。

    お客様が知りたいのは、悩みは解決するか・いくらか・誰がやるか・初めてでも大丈夫か。

  3. 誰向けか
    定義されていない

    「地域密着」「丁寧なカウンセリング」。
    同業10件に10件書いてある。

    違いが分からず、価格と場所で選ばれる。

3つ目が最も根が深い。1と2は3から生まれている。

1つ目は「見られていない」、2つ目と3つ目は「選ばれていない」の原因

欠陥1:アクセスを増やす施策が打たれておらず、ほとんど見られていない

1つ目は、そもそもホームページがほとんど見られていない、という状態です。

作って公開しただけで、アクセスを増やす施策が何も打たれていない。

検索で「地域名+業種」と調べても出てこない。

Googleビジネスプロフィールからのリンクもない。

SNSや店頭でもURLを案内していない。

この状態では、ホームページの中身がどれだけ良くても、見る人がいないので予約は生まれません。

多くの事業者の方が、ホームページは「作れば見てもらえるもの」だと思っていますが、実際にはホームページは、何かの経路でたどり着いてもらわないと、誰にも見られません。

その経路を作る施策が、Googleビジネスプロフィールの整備、検索対策、SNS、店頭での案内です。

欠陥2:お客様の心理を理解しておらず、自社が伝えたいことを書いている

2つ目は、ホームページに書かれている内容が、自社が伝えたいことになっている、という状態です。

「当店のこだわり」「院長の経歴」「使用している機器」「創業からの歴史」。

これらが悪いわけではありませんが、ホームページを見に来たお客様が知りたいことは、別にあります。

お客様が知りたいのは、「自分の悩みは解決するのか」「いくらかかるのか」「どんな人がやっているのか」「初めてでも行きやすいのか」「予約はどうするのか」です。

この順番で、お客様の心理に沿って書かれていないホームページは、見られても選ばれません。

事業者側の視点で書かれた文章は、事業にとっては正しいことばかりでも、お客様の判断を助けません。

欠陥3:誰のどんな悩みを解決するかが定義されず、他社と同じ内容になっている

3つ目は、最も根が深い欠陥です。

そのサービスが、誰の、どんな悩みを解決するサービスなのかが定義されていない。

結果として、ホームページに書かれている内容が、同じ業種の他社とほとんど同じになっている、という状態です。

「地域密着」「丁寧なカウンセリング」「お客様一人ひとりに合わせた施術」「アットホームな雰囲気」。

これらの言葉は、同じ地域の整体院のホームページを10件見れば、10件に書いてあります。

お客様はそれを見比べて、違いが分からないので、結局は価格か場所か、口コミの件数で選びます。

誰に向けた事業かが決まっていないホームページは、誰にでも効く内容になり、結果として誰にも刺さりません。

これは文章の技術の問題ではなく、事業の設計の問題です。

事業者が思う原因と、集客できない原因のズレ

ここが、この記事で最もお伝えしたい点です。

事業者の方が「集客できない原因」として挙げるものと、私たちが見て分かる実際の原因は、ほとんどの場合ずれています。

事業者が思っている原因 実際に多い原因
デザインが古いそもそも見られていない(アクセスを増やす施策がない)
写真が少ない・暗い誰のどんな悩みを解決するかが書かれていない
情報量が足りない自社が伝えたいことばかりで、お客様が知りたい順番になっていない
スマートフォンで見にくい料金が載っていない、予約の導線が分かりにくい
制作会社の腕が悪かった制作会社に「集客」を頼んでいなかった(作ることだけを頼んだ)

事業者の方が気にするのは、デザインや写真など、お客様の側から見える内容ばかりです。

これは自然なことで、自分で見て気になるのは見える部分だからです。

しかし、集客に効くのは、見える部分より、内部の構造、つまり「誰に、何を、どう届けるか」が集客に効く形になっているかです。

たとえて言えば、看板だけを磨いても、人が集まる仕組みを持っていなければ、集客は増えません。

看板は、お店の前を通った人にしか見えません。

お店の前を通る人を増やす仕組み(見つけてもらう経路)と、看板を見た人が入りたくなる理由(誰のどんな悩みを解決するか)がなければ、看板をいくら磨いても、入ってくる人は変わりません。

  • 看板だけを磨いても、人が集まる仕組みを持っていなければ、集客は増えません。
  • ホームページのデザインは看板です。
  • 仕組みは、その奥にあります。

「見られていない」のか「選ばれていない」のかを切り分ける

対策を始める前に、自社のホームページが、2つの状態のどちらなのかを数字で確認してください。

確認する数字 見られていない(A) 見られているのに選ばれていない(B)
月のアクセス数数十人以下数百人以上
「地域名+業種」での検索順位圏外、または2ページ目以降1ページ目に出ている
Googleビジネスプロフィールからのクリックほぼないある程度ある
予約・問い合わせないアクセスの割にほとんどない(0.5%未満など)

Aなら、ホームページの中身を直す前に、見てもらう経路を作ることが先です。

Bなら、経路はあるので、中身(誰に・何を・どう届けるか)を直すことが先です。

両方に当てはまる場合は、Aから先に手をつけます。

見る人がいない状態で中身を直しても、効果を確認できないからです。

直す順番:見られていない場合

Aの状態、つまり見られていない場合は、次の順番で経路を作ります。

  1. Googleビジネスプロフィールを整え、ホームページへのリンクを設定する。 地域ビジネスの場合、新規のお客様が最初に事業を見つける場所は、検索結果よりGoogleマップであることがよくあります。ここが整っていないと、ホームページにたどり着く経路がありません。手順はGoogleビジネスプロフィールの初期設定|店舗向け12項目に、運用の全体はMEO対策は自分でできる?にまとめています。
  2. 「地域名+業種」でホームページが出るように整える。 ページのタイトル、見出し、本文に地域名と業種を自然に含め、所在地のページを整え、プロフィールと情報を一致させます。手順は地域名×業種で見つけてもらうには?店舗のローカルSEOにまとめています。
  3. 既存の接点でURLを案内する。 店頭、名刺、LINE、SNS、ポータルサイトのページ。すでに事業を知っている人に、ホームページの存在を伝えます。

この3つを整えると、アクセスは数週間から数か月で動き始めます。

アクセスが動いてから、中身の改善に進んでください。

直す順番:見られているのに選ばれていない場合

Bの状態、つまり見られているのに選ばれていない場合は、ホームページの中身を直します。

ただし、デザインからではなく、次の順番で、です。

選ばれていない場合に直す順番
デザインは最後。先に「誰に・何を」を定義し、お客様が知りたい順番に書き直し、料金と導線を整える

1. 誰の、どんな悩みを解決する事業かを定義する

最初にやるのは、文章を書くことではなく、事業の定義を決めることです。

「40代のデスクワークで慢性的な腰痛に悩む人に、月1回の通院で痛みを再発させない体を作る整体院」。

ここまで具体的に決めて、初めて他社との違いが生まれます。

この定義がないまま文章を直しても、「丁寧なカウンセリング」「地域密着」に戻ります。

定義は、事業の経営の中心にある判断で、ホームページはそれを映す場所です。

この点はリニューアルの7つの手順で詳しく説明しています。

問い合わせや予約の前に、サービス内容・料金・利用の流れ・相談先が分かるか確認しましょう。お客様からよく聞かれる質問と今のページを照らし合わせると、不足している情報を見つけやすくなります。

2. お客様が知りたい順番に、書き直す

定義が決まったら、トップページを、お客様が知りたい順番に書き直します。

「自分の悩みは解決するのか(誰向けか、何が変わるか)」→「いくらかかるのか(料金)」→「どんな人がやっているのか(スタッフ、お客様の声)」→「初めてでも行きやすいのか(初回の流れ、場所)」→「予約はどうするのか(導線)」。

この順番です。

「当店のこだわり」や「院長の経歴」は、この流れの中で、お客様の判断を助ける位置に置きます。

最初に置くものではありません。

3. 料金を載せ、予約の導線を整える

料金が載っていないホームページは、それだけで選ばれません。

「料金はお問い合わせください」は、お客様にとって「高いのかもしれない」「問い合わせるのが面倒」という離脱の理由になります。

すべてのメニューの料金を明記してください。

予約の導線は、どのページからでも、1〜2タップで予約・問い合わせに進めるようにします。

電話番号は、スマートフォンでタップすればかけられる形に。

予約フォームは、入力項目を最小限に。

4. 最後に、デザインと写真

ここまでを直してから、デザインと写真を見直します。

順番が逆になると、きれいになったのに選ばれない、という結果になります。

写真は、外観・内観・スタッフ・施術やサービスの様子を、お客様が「自分が行く場面」を想像できる形で。

ホームページだけで集客が決まるわけではない

ここまで読んで、「ホームページを直せば集客できる」と感じた方もいるかもしれません。

それは半分正しく、半分違います。

事業者の集客において、ホームページは「見つけてもらう場所」ではなく「選んでもらう場所」であることがほとんどです。

新規のお客様は、Googleマップ、ポータルサイト、SNS、紹介で事業を見つけ、ホームページで「ここにしよう」と決めます。

ホームページは、この流れの最後の一押しであり、流れ全体を作るものではありません。

ホームページで変わること ホームページだけでは変わらないこと
見つけた人が「ここにしよう」と思う確率事業を見つける人の数(Googleマップ・ポータル・SNS)
料金・流れが分かって、不安が減ること口コミの数と評価
予約・問い合わせのしやすさサービスそのものの質(リピート、口コミに出る)

だからこそ、「見られていない」場合は、ホームページを直す前にGoogleビジネスプロフィールを整えることが先になります。

ホームページとGoogleビジネスプロフィールは、別々の対策ではなく、同じ流れの前半と後半です。

両方が噛み合って、初めて集客が動きます。

まとめ|原因を切り分けてから、伝える相手と内容を直す

税理士法人の支援事例|対象を絞り、伝える内容を見直す

ある税理士法人の支援では、富裕層の税金対策に関するサービスについて、届けたい顧客の属性や悩みを捉え、対象顧客に集中的にアプローチしました。具体的には、「富裕層」という広い表現から、「年収1,000万円以上のハイクラス層」と対象を明示し、伝える悩みも「所得税対策」へ具体化。LP(広告をクリックした先のページ)や動画の内容も、対象に合わせて改善しています。

対象の絞り込み前後。左は富裕層の資産運用・税金対策セミナー、右は年収1,000万円以上のハイクラス層に向けた所得税対策の案内
左:「富裕層の資産運用・税金対策」。右:「年収1,000万円以上のハイクラス層が今実践すべき所得税対策」。年収と悩みを具体化し、誰に向けた案内かが伝わるようにしています。

この取り組みにより、広告経由の成果につながる割合を示すコンバージョン率は0.6%から2.3%に向上。セミナー参加後の契約率は3倍になりました。広告の配信だけでなく、LPや動画の改善、案内する内容の検証を組み合わせた成果です。

この事例から分かるのは、幅広い人に同じ説明を届けるより、誰のどんな悩みに応えるサービスなのかを明確にすることの大切さです。ホームページを作り直すときも、先に「誰に、何を伝えるか」を決め、その相手が相談したいと思える情報を整えましょう。

アクセスが少ないのか、訪問はあるのに問い合わせがないのかを先に確認しましょう。後者なら、誰の悩みに応えるページか、料金と予約方法が伝わるかを見直し、見た目の変更はその後に検討します。

ホームページが集客につながらないときは、デザインの古さだけを原因にしないことが大切です。見つけてもらう経路を確かめ、訪れた人が自分向けのサービスだと判断できる言葉と情報を整えましょう。

集客改善シミュレーションを使うときは、流入を増やす場合と、今の訪問者からの問い合わせを増やす場合を分けて考えてください。改善の目標を置いたら、実際のアクセスと問い合わせの記録で変化を確かめます。

「見られていない」のか「選ばれていない」のかの切り分けが自分でつかない場合は、今のURLを無料AIホームページ診断に送ってください。どちらの段階で止まっているかをお返しします。

オートホームページで支援する範囲

作り直すべきか、内容や導線の改善で足りるか迷う方を、オートホームページで支援します。事業の強みとお客様が知りたいことを整理し、集客経路からホームページの内容までつなげて見直します。

ライトは月額3万円、スタンダードは8万円、プレミアムは15万円(いずれも税別、初期費用なし)。

ライトには、ホームページの制作・保守・自動改善、Googleマップの改善・管理、AI引用対策、月次レポート、コンサルタントとのMTG(月1回・最初の3ヶ月)が含まれます。スタンダードはこれに集客記事の企画・制作(月4本)、Instagramの静止画投稿の制作・運用(月4本)とコンサルタントとの月1回のMTG(4ヶ月目以降も継続)が加わり、プレミアムはさらにWeb広告(Google・Instagram)の運用代行(広告費は別途)とオリジナル施策(PR・LINE運用・TikTok運用・ショート動画などから事業に合う施策を選定)まで含みます。

最低契約期間は12か月で、期間内の解約には残りの月額料金がかかります。

終了後はデータの引き継ぎ、または月額1.5万円(税別)の保守を選べます。

料金・契約条件とサービスの詳細をご確認ください。

よくある質問

ホームページがあるのに集客できないのは、なぜですか?

多くの場合、3つの欠陥のどれかに当てはまります。

アクセスを増やす施策がなくそもそも見られていない、自社が伝えたいことを書いていてお客様が知りたい順番になっていない、誰のどんな悩みを解決するかが定義されず他社と同じ内容になっている、の3つです。

デザインを新しくすれば、集客できるようになりますか?

デザインだけを変えても、結果が変わらないことがよくあります。

集客に効くのは、お客様から見える部分より、「誰に・何を・どう届けるか」という内部の構造です。

デザインを変えるのは、定義・文章・料金・導線を直したあとにしてください。

「見られていない」のか「選ばれていない」のかは、どう確認すればいいですか?

アクセス解析で月のアクセス数を見てください。

数十人以下なら見られていない、数百人以上いるのに予約がほぼないなら選ばれていない、です。

解析がない場合は、Googleビジネスプロフィールの「ウェブサイトのクリック数」が目安になります。

料金はホームページに載せるべきですか?

載せてください。

「料金はお問い合わせください」は、お客様にとって「高いかもしれない」「問い合わせるのが面倒」という離脱の理由になります。

すべてのメニューの料金を明記することが、選ばれるための前提です。

ホームページを作り直すべきか、直すべきか迷っています。

「見られているのに選ばれていない」なら、文章・料金・導線の部分改修で変わることが多く、作り直しは不要なことがほとんどです。

「見られていない」なら、ホームページより先にGoogleビジネスプロフィールを整えてください。

判断基準はリニューアル費用の記事で詳しく説明しています。

誰のためのサービスかを決めると、他のお客様が来なくなりませんか?

多くの事業者の方がそう心配しますが、実際は逆のことがよくあります。

「誰にでも」と書かれた事業は誰にも刺さらず、「40代のデスクワークの腰痛」と書かれた事業は、その人に強く刺さると同時に、近い悩みを持つ人にも「ここなら分かってくれそう」と伝わります。

定義は、間口を狭めるのではなく、選ばれる理由を作るものです。

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参考資料・確認日

公式情報の確認日:2026年10月14日。

長橋真吾
この記事の著者

長橋真吾

デジタルアスリート株式会社 代表取締役

2011年に株式会社リスティングプラスを設立。2022年にデジタルアスリート株式会社へ社名変更。広告運用・Web制作・改善を通じて、企業や事業者の事業成長を支援しています。

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