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リフォーム会社の集客方法

一括見積サイトと自社集客の使い分け、工事別の獲得費の見方と施工事例の書き方

公開日:2026-10-08長橋真吾執筆:長橋真吾デジタルアスリート株式会社 代表取締役更新日:2026-10-21
リフォーム会社の集客方法
この記事の要点
  • 一括見積サイトは「今すぐ」の案件、自社サイト・Googleマップ・施工事例は「指名」の案件。両方を使い分ける
  • 判断は問い合わせの単価でなく「問い合わせ単価÷成約率=1契約の獲得費」で、工事の種類ごとに行う
  • 押し売りしないと書くより、現地調査の流れ・見積もりの項目・追加費用の条件を見せて仕組みで信頼を作る

「一括見積サイトからの紹介は来るが、相見積もりで価格勝負になる」「チラシの反応が年々落ちている」「ホームページを作ったのに、問い合わせがほとんどない」。

リフォーム会社の経営者から受ける集客の相談は、この3つが中心です。

私たちデジタルアスリートは、Googleプレミアムパートナー認定のマーケティング支援会社として、これまで2,425社以上のWeb集客を支援してきました。

この記事では、リフォーム会社が一括見積サイトに頼りきらず、自社に問い合わせが来る状態を作るための集客の順番を解説します。外壁塗装に絞った内容は外壁塗装会社の集客、ホームページの作り方はリフォーム会社のホームページ集客で扱っています。

リフォーム市場の今:単価は上がり、比べられ方は厳しくなっている

矢野経済研究所の推計では、2025年の住宅リフォーム市場規模は7兆5,119億円で、前年から2.5%増えました。分野別では、増改築に関わる費用が前年比22.1%減った一方、設備修繕・維持関連の費用は4.7%増えています。

資材費や人件費が上がり、工事の単価が上がっていることが市場を押し上げている面があります。お客様から見ると、同じ工事でも以前より高く感じやすい状況です。

価格が上がるほど、お客様は複数の会社を比べ、見積もりの中身を細かく確かめるようになります。「なぜこの金額なのか」を説明できる会社が選ばれやすくなっています。

リフォーム会社の集客で目指すのは、一括見積サイトをやめることではありません。

一括見積サイトにお金を払わないと仕事が来ない会社から、自社にも問い合わせの入口と信頼の材料を持つ会社へ移ること。今の案件をポータルで取ることと、自社に資産を残すことを分けて考えるのが出発点です。

集客がうまくいかない4つの原因

リフォーム会社から受ける相談を整理すると、集客がうまくいかない原因はほぼ次の4つに分かれます。

原因 よくある状態 先に直す場所
価格で比べられて負ける一括見積サイト経由の案件が多く、相見積もりで安い会社に流れる施工事例と見積もりの見せ方、得意な工事の打ち出し
会社として見つけてもらえていない会社名で検索しても事例や担当者が出てこないGoogleマップ、工事別のページ、担当者の紹介
信用される材料がない「押し売りしない」と書くだけで、流れや追加費用の条件が見えない現地調査の流れ、見積もりの項目、保証の内容
問い合わせが契約につながらない現地調査まで進むのに、見積もり後に連絡が途絶える返信の速さ、見積もりの説明、契約前の検討期間の案内

1つ目は比べられ方の問題、2つ目と3つ目は入口と信用の問題、4つ目は問い合わせ後の対応の問題です。どこで止まっているかを先に確かめてから、手をつけてください。

工事の種類で、お客様の探し方と決め方が違う

リフォームは、工事の種類によって金額も検討期間も大きく違います。同じ会社の中でも、工事ごとに入口と見せ方を分けて考えます。

工事の種類 探し方の例 検討期間 決め手になりやすいもの
水回り(キッチン・浴室・トイレ)「地域名 浴室リフォーム 費用」数週間〜数か月費用の目安、工期、製品の選び方
内装(壁紙・床・間取り変更)「地域名 壁紙 張り替え」「和室 洋室 リフォーム」数週間〜施工事例の写真、工事中の生活への影響
外壁・屋根「地域名 外壁塗装」「屋根 雨漏り 修理」数か月点検写真、塗料と保証、訪問販売との違い
全面リノベーション「地域名 中古住宅 リノベーション」半年〜事例の総額と工期、設計の考え方
バリアフリー・省エネ「手すり 設置 介護保険」「内窓 補助金」制度に合わせて補助金や介護保険の使い方

水回りは「すぐに直したい」人が多く、費用と工期をすぐ確かめられるページが必要です。全面リノベーションは検討期間が長く、事例と担当者の考え方を何度も見られる状態にしておくことが大切です。外壁と屋根は訪問販売への警戒が強いので、点検の進め方を先に見せます。外壁塗装に絞った集客は外壁塗装会社の集客で詳しく扱っています。

施策の全体像:今の案件を取る手と、指名を育てる手

施策 効果が出るまで 費用 会社に残るもの
一括見積サイトすぐ紹介料・成約手数料残りにくい
Googleマップ1〜3か月無料口コミと事例写真
施工事例・工事別のページ(SEO)数か月〜制作の手間検索の入口と信用
補助金のページ公募のたび制作の手間制度を調べる人の入口
チラシ・現場の看板・訪問すぐ印刷・配布費地域での認知
リスティング広告すぐ月数万円〜残らない
動画・SNS長い手間工事の丁寧さの記録
OB客・紹介長いほぼかからない次の工事と紹介

一括見積サイトと広告で今の案件を取りながら、その施工を事例として残し、Googleマップと工事別のページで指名の問い合わせを育てる。この2つを並行させるのが、相談を受けた会社でうまくいっている形です。

一括見積サイトと自社集客の役割の違い

経路 来るお客様 特徴
一括見積サイト(ホームプロ、リショップナビなど)今すぐ工事を決めたい、複数社を比べたい案件は早く来るが、相見積もりで価格比較になりやすい
自社サイト・施工事例事例を見て「この会社に頼みたい」と思った比較が少なく、成約率と単価が高くなりやすい
Googleマップ「地域名 リフォーム」で近くの会社を探す口コミと事例写真で選ばれる
紹介・OB客以前の施主や知人から一番信頼されるが、件数は読みにくい

相談を受けた会社でうまくいっている形は、一括見積サイトで今の案件を取りながら、その施工を事例として自社サイトに積み上げ、指名の問い合わせを育てる流れです。

Googleマップ:「地域名 リフォーム」で選ばれる

Googleビジネスプロフィールには、施工事例の写真(施工前・施工中・施工後)、対応する工事の種類、対応エリア、ショールームや事務所の写真を入れます。

口コミは、工事が終わった施主に、満足度で対象を選ばず案内します。投稿は任意とし、率直な感想をお願いしてください。工事の内容と担当者が分かる口コミは、次の検討者の判断材料になります。設定の流れはGoogleビジネスプロフィールの初期設定で確認できます。

ビジネスプロフィールのカテゴリは、「リフォーム業」に加えて、実際に多い工事に合うものを追加しておきます。写真は、完成後だけでなく施工前と施工中もそろえ、工事が終わるたびに数枚ずつ追加します。投稿の機能では、補助金の公募が始まった、ショールームで相談会を開く、といったお知らせを出すと、プロフィールを見た人に「今動いている会社」だと伝わります。

動画とSNS:工事の様子と人を見せる

YouTubeやInstagramでは、工事の様子、職人の仕事、完成後の施主の声を短い動画で見せる会社が増えています。

動画は、文章では伝わりにくい「現場の丁寧さ」や「担当者の人柄」を伝えるのに向いています。毎日投稿する必要はありません。施工事例を1件作るたびに、その工事の短い動画も1本残す、という形なら続けやすくなります。

動画やSNSで知った人も、最後は会社名で検索して施工事例と見積もりの流れを確かめます。動画の説明欄やプロフィールから、その工事の事例ページにつないでください。

投稿のネタに困ったら、工事の前後で何が変わったかを1枚の写真で見せる投稿、職人が細かい部分を仕上げている短い動画、施主から受けた質問への答えの3つを順番に回すと続けやすくなります。施主の家だと分かるもの(外観、表札、窓からの景色)が映らないように注意し、掲載の了承をもらってから使ってください。

チラシ・訪問・現場:オフラインの経路は自社サイトへつなぐ

チラシ、看板、工事現場のシート、近隣へのあいさつは、地域で会社を知ってもらう手段として今も有効です。

見た人は会社名で検索して確かめるので、QRコードや会社名で、施工事例と見積もりの流れが分かるページにつなげます。オフラインで知った人が、自社サイトで安心してから相談できる流れを作ってください。

訪問営業・チラシに頼る会社が直すこと

訪問営業やポスティングで仕事を取ってきた会社は、オンラインの準備が後回しになりがちです。

ただ、訪問やチラシで声をかけられたお客様ほど、「この会社は信用できるか」を検索して確かめます。そのときに施工事例も会社の情報も出てこないと、訪問で作った接点が契約につながりません。

訪問営業を続けるなら、渡す資料に施工事例のページのQRコードを入れ、担当者の名前と顔が会社のホームページで確認できるようにしてください。

OB客と紹介:一度工事をした施主との関係を続ける

リフォームは、一度工事をした施主から次の工事や紹介が来やすい業種です。

工事後の点検の案内、季節ごとのメンテナンス情報、補助金の情報を、はがきやLINEで届けます。何年か後に別の場所を直したくなったとき、最初に思い出してもらえる会社であることが、一番獲得費のかからない集客です。

連絡の手段は、年に1〜2回のはがきやLINEで十分です。工事から1年、5年といった節目に点検の案内を送り、その時期に気になりやすい場所(水回りのパッキン、外壁のひび、給湯器の寿命など)を添えると、「そろそろ見てもらおうか」と思い出してもらえます。

口コミ:工事の内容と担当者の対応が分かる声を集める

リフォームの口コミは、工事の仕上がりだけでなく、「説明が分かりやすかった」「追加費用の相談に丁寧に乗ってくれた」といった対応の声が、次の検討者の判断材料になります。

口コミは、引き渡しの後に満足度で施主を選ばず案内し、投稿するかどうかと書く内容は本人に任せます。謝礼を付けたり、その場での投稿や担当者名など特定の内容を求めたりしないでください。返信では、工事の内容に触れつつ、住所が分かる情報は書かないようにします。

判断の基準:1契約の獲得費を工事ごとに出す

集客の費用は、問い合わせ1件の単価ではなく、1契約あたりの獲得費で比べます。

1契約の獲得費=問い合わせ単価÷成約率

例えば問い合わせ1件1万円で成約率が20%なら、1契約の獲得費は5万円です。工事の粗利と比べて回収できるかを判断します。

相談を受けた会社での問い合わせ1件あたりの獲得費の目安は、工事の種類で大きく違います。

工事 問い合わせ1件の獲得費(目安)
水回り5,000〜2万円
外壁8,000〜3万円
屋根5,000〜2万円
全面リノベーション2万〜8万円

全面リノベーションは単価が高い分、問い合わせの獲得費も高くなります。工事の種類をまとめて平均すると判断を誤るので、分けて記録してください。

計算の例を示します(数字は説明のための例です)。

工事 問い合わせ1件の獲得費 成約率 1契約の獲得費 工事の粗利の例
トイレ交換8,000円30%約2万7,000円約8万円
浴室の交換1万5,000円20%7万5,000円約30万円
外壁塗装2万円15%約13万3,000円約40万円

トイレ交換のように単価の低い工事は、獲得費が小さくても粗利との差が小さく、広告で集めるとすぐに採算が合わなくなります。単価の高い工事ほど獲得費をかけられますが、成約率が下がると一気に重くなります。工事ごとにこの表を作り、毎月数字を入れ替えて確かめてください。

自社サイト:施工事例と工事別ページで「判断できる材料」を出す

自社サイト:施工事例を「判断できる形」で載せる

リフォームを検討する人が一番知りたいのは、「自分の家と似た条件なら、いくらで、どれくらいの期間でできるか」です。施工事例は、写真だけでなく次の情報をそろえて載せます。

  • 地域、築年数、建物の広さ
  • 工事の内容と、施主の要望・課題
  • 費用の幅と工期
  • 工事中に起きたことと、その対応
  • 施主の声

例:「○○市・築20年・延床35坪・キッチンと浴室の交換・180〜220万円・工期10日」

事例が工事の種類と地域ごとに増えると、「地域名 キッチン リフォーム」のような検索で見つかる入口にもなります。

押し売りしないと書くより、仕組みを見せる

訪問販売のトラブルが報道されるほど、お客様はリフォーム会社に「強引に契約させられないか」と不安を持っています。

「押し売りはしません」と書くだけでは、その不安は消えません。現地調査の流れ、見積もりの項目の見方、追加費用が出る条件、契約前に検討できる期間、担当者の顔と経歴を見せることで、仕組みとして安心してもらえます。ホームページは、工事の中身を透明にして見せる場所と考えてください。

工事別のページ:費用の目安と、費用が変わる条件を書く

「地域名 浴室リフォーム 費用」のように、工事の種類と費用で検索する人は多くいます。工事ごとにページを作り、次のことを書きます。

書くこと 例(浴室)
費用の目安ユニットバスの交換で○〜○万円
費用が変わる条件在来工法からの変更、配管の位置、窓の交換
工期最短○日、使えない期間の目安
工事の流れ現地調査→見積もり→契約→工事→引き渡し
よく選ばれる製品メーカーとグレードの目安
施工事例同じ工事の事例を3件以上

費用の幅だけを書くと「結局いくらか分からない」と感じさせてしまいます。費用が上がる条件を具体的に書くと、見積もりを見たときの納得感が変わります。

製品の選び方も、工事別のページで説明しておきたい項目です。キッチンや浴室は、メーカーとグレードによって金額が大きく変わります。「標準的なグレード」「人気の中位グレード」「こだわりたい人向け」の3段階くらいに分けて、それぞれの費用の目安と、選ぶ人が多い理由を書いておくと、お客様は自分の予算に合う選択肢を想像しやすくなります。

見積もりの見本と、担当者の紹介を載せる

リフォームの見積もりは、会社によって項目の分け方が違い、お客様には比べにくいものです。実際の見積もりから金額を伏せた見本、または架空の工事で作った見本を載せ、「どの項目に何が含まれるか」「現地の状態で変わる項目はどれか」を説明しておくと、相見積もりの段階で信頼されます。

担当者の紹介ページも欠かせません。現地調査に来る人、工事を管理する人の顔写真、経験年数、得意な工事、資格を載せます。リフォームは家の中に入る仕事なので、「誰が来るか」が分かるだけで問い合わせのハードルが下がります。

補助金のページ:工事から入って、使える制度を示す

リフォームの需要は、春(3〜5月)と秋(9〜11月)に増えますが、それ以上に補助金の公募で動きます。

省エネ改修や断熱、バリアフリーなどの補助金の情報が出た段階で、対象になる工事、申請の流れ、締め切りの目安をまとめたページを用意してください。補助金を調べている人は、そのまま相談先を探しています。

制度の内容は年度で変わるので、出典と確認日を必ず書き、締め切りが過ぎたら更新します。

補助金の制度は、国・都道府県・市区町村で別々にあり、制度の併用が認められる場合は、組み合わせ方で負担が変わります。同じ工事に重ねて使えるかは制度ごとに異なるため、各窓口で条件を確認してください。たとえば、要介護・要支援の認定を受けた人の手すりの設置や段差の解消には、介護保険の住宅改修費が使えます。対象工事費の支給限度基準額は原則1人20万円で、そのうち所得に応じて7〜9割が支給されます。転居や要介護状態区分の大幅な上昇では、限度額が再設定される場合もあります。原則として工事の前に市区町村への申請が必要なので、工事を決める前にケアマネジャーへの相談を勧めてください。必要書類や支払い方法は、お住まいの市区町村の案内で確認します。省エネのための内窓や断熱の工事には、国の補助事業が毎年のように用意されていますが、名称や条件は年度ごとに変わります。

お客様にとって分かりにくいのは、「自分の工事が対象になるか」「いつまでに何をすればいいか」です。補助金のページでは、制度の名前を並べるより、「浴室の手すりと段差の工事を考えている方へ」のように工事から入り、使える制度と手続きの順番を示してください。申請の手続きを代わりに進められるなら、そのことも書いておくと相談の決め手になります。

時期の考え方:季節と補助金の公募に合わせる

リフォームの問い合わせは、春(3〜5月)と秋(9〜11月)に増える傾向があります。気候が安定して工事がしやすく、年末や新生活の前に家を整えたいという需要が重なるためです。外壁や屋根は、梅雨や台風の時期の前に相談が増えます。

ただ、季節以上に問い合わせを動かすのが補助金の公募です。国や自治体の補助金が発表されると、対象の工事を調べる人が一気に増えます。補助金のページは、公募が始まってから作るのではなく、例年の時期を見て準備しておき、発表と同時に更新できるようにしてください。

繁忙期の前には、工事別のページと事例を見直し、問い合わせへの返信の体制を整えておきます。忙しい時期に返信が遅れると、比べている途中の人を逃してしまいます。

問い合わせから契約まで:現地調査・見積もり・ショールーム

問い合わせの後:現地調査までの速さと、見積もりの出し方

リフォームのお客様は、複数社に同時に相談していることがほとんどです。問い合わせへの最初の返信と、現地調査の日程の提示が早い会社ほど、比較の候補に残ります。

見積もりは、工事項目ごとに数量と単価を分け、「この項目は現地の状態で変わる可能性がある」と書き添えます。総額だけの見積もりは、他社と比べたときに安い会社に負けやすくなります。項目が分かれていると、お客様は「何が違うから金額が違うのか」を比べられます。

ショールーム・相談会:決める前の不安を解消する場

キッチンや浴室の交換では、実物を見てから決めたいお客様が多くいます。メーカーのショールームへの同行や、自社での相談会を案内すると、検討が進んでいるお客様と会う機会になります。

相談会の案内ページには、相談できる内容、所要時間、予約方法、その場で契約を勧めない方針を書いてください。

見積もりの後に連絡が途絶えるときに見直すこと

現地調査まで進んだのに、見積もりを出した後に連絡が途絶えることはよくあります。理由の多くは、金額そのものより、「何にいくらかかるのか分からない」「他社とどう違うのか分からない」ことです。

見積もりを渡すときは、項目ごとの説明に加えて、他社の見積もりと比べるときに見てほしい点(製品のグレード、下地の補修が含まれているか、保証の期間)を伝えます。比べ方を教えてくれる会社は、比べられたときに選ばれやすくなります。

見積もりを出した後は、1週間ほどで一度だけ、質問がないかを確認する連絡を入れます。急かさず、「ご家族で検討する時間が必要なら、いつごろご連絡すればよいか」を聞いておくと、次の連絡がしやすくなります。

広告:工事を絞り、成約に近い言葉で出す

リフォームの検索広告はクリック単価が高めです。「リフォーム」だけの広い言葉ではなく、「地域名 浴室リフォーム 費用」のように、工事と地域を絞った成約に近い言葉から始めます。

広告のリンク先には、その工事の事例と費用の目安があるページを選びます。トップページに送ると、探す手間で離れてしまいます。広告の準備はWeb広告を始める前に用意することを参考にしてください。

工事 言葉の例 リンク先
浴室「地域名 浴室リフォーム 費用」「ユニットバス 交換 地域名」浴室の工事別ページ
キッチン「地域名 キッチンリフォーム」「システムキッチン 交換 費用」キッチンの工事別ページ
トイレ「地域名 トイレ リフォーム 1日」トイレの工事別ページ
外壁・屋根「地域名 外壁塗装 見積もり」「地域名 屋根 修理」外壁・屋根のページ
補助金「内窓 補助金 地域名」「介護保険 手すり 工事」補助金のページ

「DIY」「やり方」「自分で」「求人」など、工事を頼む人ではない検索は最初から除外しておきます。単価の高い工事ほど1契約の獲得費を回収しやすいので、予算が限られるときは、得意で単価の高い工事の言葉から始めてください。

差別化:同じ工事をする会社の中で何を約束するか

キッチンの交換や外壁の塗装は、どの会社でも工事の内容が大きくは変わりません。やることが同じだからこそ、「何を約束するか」が選ばれる理由になります。

  • 現地調査から見積もり提出まで○営業日
  • 工事中は毎日、写真と進み具合を施主に共有
  • 追加費用が出る条件を契約前に書面で説明
  • 引き渡し後○年は無料で点検に伺う

約束には、守れる理由(施工エリアを絞っている、自社の職人が施工する、工程管理の手順)を添えてください。理由のない約束は、かえって疑われます。

約束を決めたら、集客を始める順番も見直してください。相談を受けた会社でうまくいっている順番は次のとおりです。

  1. 得意な工事と商圏を決める:水回り中心か、外装か、全面リノベーションか。施工に行ける範囲はどこまでか
  2. 施工事例を整える:直近の工事を、条件と費用が分かる形で残す
  3. 工事別のページを作る:キッチン、浴室、トイレ、外壁、屋根など、工事ごとに費用の目安と流れを書く
  4. Googleマップを整える:事例写真、対応エリア、口コミ
  5. 補助金のページを用意する:公募が出たタイミングで
  6. 一括見積サイト・広告を使い分ける:今すぐの案件を取る入口として

何でもできる会社として打ち出すと、どの工事でも専門の会社に負けやすくなります。得意な工事を前に出し、それ以外は「対応可能」と添える程度にしてください。

保証の内容も、同じ工事をする会社の中で差がつくところです。工事の保証期間、保証の対象(施工の不具合か製品の故障か)、点検の時期と回数を、工事の種類ごとに一覧にしておきます。「保証あり」とだけ書くより、何年間、何が対象かを具体的に書くほうが、比べている人に伝わります。

工事中と引き渡し後:次の工事と紹介につなげる

リフォームの集客は、工事が始まってからも続いています。工事中の対応は、施主の満足だけでなく、近所の人や次の検討者の評価にもつながります。

工事の前には、近隣へのあいさつと工期の案内をします。工事中は、その日の作業内容と進み具合を、写真を添えて施主に毎日伝えます。追加の工事が必要になったときは、作業を進める前に理由と金額を説明し、了承をもらってから進めます。

引き渡しの後は、保証の内容と点検の時期を書面で渡し、点検の時期が来たら案内を送ります。点検で家を訪れたときに、ほかに気になっている場所がないかを聞くことが、次の工事と紹介のきっかけになります。

予算に応じた始め方

月の予算 まずやること
ほぼ0円Googleマップの写真と口コミ、直近の施工を事例として3件まとめる、見積もりの見本ページ
月5万円前後上に加えて、得意な工事の工事別ページ、補助金のページ、現場の看板と近隣へのチラシ
月20万円以上上に加えて、工事を絞ったリスティング広告、施工中の動画、ショールームでの相談会

予算が少ないうちは、一括見積サイトで受けた施工を一件ずつ事例として残すことが、一番費用のかからない投資になります。

指名の問い合わせが増えた会社がしていたこと

以下は、複数のリフォーム会社から受けた相談をまとめた傾向です。特定の会社の数字ではありません。

1つ目は、一括見積サイトで受けた工事を、必ず事例として残すようにした会社です。工事が終わるたびに、地域・築年数・広さ・工事の内容・費用・工期を記録し、施主の了承を得て写真と一緒に自社サイトに載せていきました。半年ほどで、同じ地域・同じ工事の事例を見て直接問い合わせる人が出てくるようになり、相見積もりの場面でも「事例を見て決めた」と言われることが増えています。

2つ目は、得意な工事を水回りに絞った会社です。外壁から全面リノベーションまで何でも載せていたホームページを、浴室・キッチン・トイレの3つの工事別ページを中心に作り直し、それぞれに費用の目安、工期、製品の選び方、事例を書きました。問い合わせの段階で工事の内容と予算がはっきりしている人が増え、現地調査から契約までの流れが短くなっています。

どちらも、新しい媒体を増やす前に、自社の施工を「比べられる材料」に変えることから始めていました。

工事別・経路別に数字を記録する

数字 分け方 見るポイント
問い合わせ数経路別(一括見積・自社サイト・Googleマップ・紹介・チラシ)どの入口が育っているか
現地調査・見積もり数工事の種類別問い合わせから調査に進んでいるか
成約数・成約率経路別・工事別価格比較で負けている経路はどこか
1契約の獲得費経路別・工事別粗利で回収できているか
平均単価工事別得意な工事に寄せられているか

自社サイト経由の成約率が一括見積サイトより高くなっていれば、施工事例と見積もりの見せ方が効いている証拠です。

リフォームの集客でよくある失敗

失敗 何が起きるか 直し方
一括見積サイトだけに頼る価格比較で利益が残らないその施工を事例として自社サイトに積み上げる
事例が写真だけ自分の家に当てはめられない地域・築年数・広さ・費用・工期を書く
工事の種類をまとめて費用を判断採算の悪い工事に費用をかけ続ける工事ごとに1契約の獲得費を出す
補助金の情報が古い信頼を失う出典と確認日を書き、年度ごとに更新
工事後の連絡がない次の工事が他社に行く点検とメンテナンスの案内を続ける

リフォームは「中身を見せた会社」が価格競争から抜ける

リフォームの集客で価格競争に巻き込まれるのは、お客様が価格以外に比べる材料を持っていないからです。

相談を受けた会社の中で一括見積サイトへの依存を下げられたのは、施工事例を条件と費用まで書いて積み上げ、見積もりの見方と追加費用の条件を公開した会社でした。中身を見せると、比べる軸が価格から「任せられるか」に変わります。

広告やチラシを増やす前に、今の施工を判断できる形の事例として残すことから始めてください。

まとめ|ポータルで今の案件を、自社サイトで指名の案件を

リフォーム会社の集客は、一括見積サイトで今の案件を取りながら、施工事例・Googleマップ・補助金のページで指名の問い合わせを育てる流れです。判断は工事ごとの1契約の獲得費で行い、オフラインの経路も自社サイトへつなぎます。

施工事例や見積もりの見せ方が、比べている人の判断材料になっているかは、無料AIホームページ診断で確かめられます。問い合わせの前で止まっている理由をお返しします。

関連する詳しい記事:リフォーム会社のホームページ集客、工務店の集客方法。

リフォーム会社向けホームページの掲載内容を見る →

オートホームページで支援する範囲

施工事例を判断できる形で積み上げ、見積もりの流れと追加費用の条件を公開するところから、オートホームページでリフォーム会社の集客を支援します。

ライトは月額3万円、スタンダードは8万円、プレミアムは15万円(いずれも税別、初期費用なし)。

ライトには、ホームページの制作・保守・自動改善、Googleマップの改善・管理、AI引用対策、月次レポート、コンサルタントとのMTG(月1回・最初の3ヶ月)が含まれます。スタンダードはこれに集客記事の企画・制作(月4本)、Instagramの静止画投稿の制作・運用(月4本)とコンサルタントとの月1回のMTG(4ヶ月目以降も継続)が加わり、プレミアムはさらにWeb広告(Google・Instagram)の運用代行(広告費は別途)とオリジナル施策(PR・LINE運用・TikTok運用・ショート動画などから事業に合う施策を選定)まで含みます。

最低契約期間は12か月で、期間内の解約には残りの月額料金がかかります。

終了後はデータの引き継ぎ、または月額1.5万円(税別)の保守を選べます。

料金・契約条件とサービスの詳細をご確認ください。

よくある質問

一括見積サイトはやめたほうがいいですか?

いきなりやめる必要はありません。今の案件を取る入口として使いながら、その施工を事例として自社サイトに積み上げ、指名の問い合わせを育ててください。工事ごとに1契約の獲得費を出し、採算の悪い媒体から見直します。

リフォーム会社のホームページには何を載せればいいですか?

地域・築年数・広さ・工事内容・費用・工期が分かる施工事例、見積もりの項目の見方、追加費用が出る条件、現地調査の流れ、担当者の紹介です。工事の種類ごとのページがあると、検索の入口にもなります。

チラシはまだ効果がありますか?

地域で知ってもらう手段として今も有効です。見た人は会社名で検索して確かめるので、QRコードで施工事例と見積もりの流れが分かるページにつなげてください。

補助金のページは作ったほうがいいですか?

補助金の情報が出たタイミングで、対象の工事、申請の流れ、締め切りの目安を1ページに整理しておくと、相談先を探している人に届きます。年度で内容が変わるので、出典と確認日を書いて更新してください。

小さなリフォーム会社でも、ホームページから集客できますか?

「地域名 リフォーム」のような広い言葉で大手に勝つのは簡単ではありませんが、「地域名 浴室リフォーム 費用」のように工事と地域を絞った言葉なら十分に可能です。得意な工事の事例と費用の目安を、工事ごとのページに書き分けるところから始めてください。

訪問販売のリフォーム会社と区別してもらうには、どうすればいいですか?

現地調査の流れ、見積もりの項目の見方、追加費用が出る条件、契約前に検討できる期間、担当者の顔と経歴をホームページで先に見せることです。「押し売りしません」と書くより、流れと条件を具体的に書くほうが信頼されます。

リフォームの広告費は、月いくらから始めればいいですか?

工事ごとの1契約の獲得費から逆算します。たとえば浴室の工事で、問い合わせ1件の獲得費が1万5,000円、成約率が20%なら、1契約あたり7万5,000円です。工事の粗利でこれを回収できるかを確かめ、月に必要な契約数から予算を決めてください。最初は得意な工事1つに絞って、1〜2か月試すのが安全です。

参考資料・確認日

確認日:2026年10月21日。問い合わせ1件の獲得費の目安は、相談を受けた会社での実感値です(当社の運用実績の平均値ではありません)。

更新:2026年10月21日。原因の整理、工事の種類ごとの入口、施策の比較、補助金の使い方、見積もり後の対応、工事中と引き渡し後、予算別の始め方、会社の傾向を加えて構成を組み直しました。以前の更新(2026年10月19日):一括見積サイトとの役割分担、工事ごとの獲得費の出し方、施工事例の書き方、補助金ページを加えて全面的に書き直しました。タイトルをリフォーム会社の集客に絞りました。

長橋真吾
この記事の著者

長橋真吾

デジタルアスリート株式会社 代表取締役

2011年に株式会社リスティングプラスを設立。2022年にデジタルアスリート株式会社へ社名変更。広告運用・Web制作・改善を通じて、企業や店舗の事業成長を支援しています。

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