初心者必見!Twitter広告(X広告)の特徴から運用のコツまで!効果を最大化する方法を解説

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山屋 竜之介

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Twitter広告

Twitter広告(X広告)に興味があるけれど、いまいちよくわからない。そんなお悩みをお持ちではありませんか?

本記事では、Twitter広告(X広告)の基礎知識から、各種広告フォーマットの特徴、ターゲティングの方法、運用のコツまで、初心者向けにわかりやすく解説します。

仕組みを理解し、自社のビジネス成長に役立てるヒントが満載です。初めての方も、これを読めば効果的なTwitter広告(X広告)の運用方法がわかるはずです。ぜひ参考にしてみてください。

Twitter広告(X広告)とは?

Twitter広告(X広告)は、Twitterのプラットフォーム上で展開できる広告サービスの総称です。

Twitterは日本の利用者数が6,658万人(2024年1月時点)もいる巨大なSNSプラットフォームです。10~20代の若年層の利用が多く、即時性や拡散性が他のSNSプラットフォームと比べても高いのが特徴です。

ツイートやアカウントの露出を高めることで、フォロワー獲得やブランド認知度向上、ウェブサイトへの誘導などの目的を達成できます。初心者でも取り組みやすく、費用対効果の高い広告手法として注目されています。

Twitterは、2023年7月24日にブランド名を「X」に変更しております。それに伴い、Twitter広告からX広告という呼び名に変更されています。

引用:Twitter広告 媒体資料
引用:令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書

Twitter広告(X広告)のメリット

フォロワーターゲティングが可能である

Twitter広告(X広告)では、自社アカウントのフォロワーと類似したユーザーにアプローチできるフォロワーターゲティングが可能です。

この機能を活用することで、ブランドに対して高い関心を持つ潜在顧客にリーチすることができます。自社商品やサービスに興味を示す可能性の高いユーザーに対して、効率的な広告配信が期待できるのです。

また、競合他社のフォロワーをターゲットにすることで、新たな顧客獲得につなげることも可能です。フォロワーターゲティングは、大きな強みの一つと言えるでしょう。

話題性のある商材やサービスは二次拡散される

Twitter広告(X広告)の大きな特長の一つが、二次拡散です。リツイートされた先で、ユーザーアクションが行われても課金が発生しません

Twitter広告とは 追加1

広告ツイートがユーザーによってリツイートされ、そのリツイート先でエンゲージメント(いいね、リツイート、返信、クリックなど)が発生しても、追加の費用は一切かかりません。この仕組みにより、広告の拡散によって得られる追加的なリーチや反応を、無料で獲得できるのです。

特に話題性のある商品やサービスならもちろんのこと、配信するクリエイティブとテキスト文の組み合わせによってはどんな話題になることもあります。二次拡散されることで表示回数も多くなり、無料で広告を広めることができます。

ブランディングに最適である

Twitter(X)は情報拡散力の高いソーシャルメディアとして知られています。つまり、魅力的な広告コンテンツを配信することで、ブランドメッセージを多くのユーザーに届けられる可能性が高いのです。

また、広告を通じてユーザーとの直接的なコミュニケーションを図ることで、ブランドに対する好感度や信頼度を効果的に高められます。

ユーザーとのエンゲージメントを積極的に行うことで、ブランドイメージの向上につなげることが可能なのです。Twitter広告(X広告)は、長期的なブランディング活動に非常に適したプラットフォームと言えるでしょう。

Twitter広告(X広告)の種類

幅広いユーザーにアプローチできるプロモツイート

プロモツイートは、Twitter広告(X広告)の中でも最もスタンダードなフォーマットです。テキストや画像を組み合わせて広告を作成できるため、ブランドのメッセージを直接的かつ柔軟に伝えることが可能です。
Twitter広告とは4

また、幅広いユーザー層にリーチできるため、新規顧客の獲得や認知度向上に効果的でしょう。プロモ広告は、Twitter広告(X広告)を初めて活用する企業にもおすすめのフォーマットと言えます。シンプルながらも、工夫次第で高い広告効果を期待できるでしょう。

プロモツイートのフォーマットは4種類に分けられます。

広告フォーマット 詳細
画像広告 商品やサービスについて1枚の画像で紹介する広告
動画広告 15秒程の音と動きのある広告でユーザーを惹きつけます
カルーセル広告 2~6枚の画像で複数の商品やストーリー性のある広告を提供できます
テキスト広告 140文字のみで商品・サービスの魅力を伝えます

画像広告

画像1枚で配信する広告です。最も一般的な広告であり、ツイート140文字と合わせて配信を行います。

他のツイートと変わらずに表示できるメリットがありますが、ユーザーに興味を持たれないと流されてしまうため文字とデザインの表示方法を工夫して配信しましょう。

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引用:Twitter広告媒体資料

動画広告

Twitter(X)上に動画を掲載して配信することが出来ます。15秒で作成することが推奨されており、最初の5秒でいかに興味付けをさせるかが重要になります。自社商品・サービスの内容を伝えられるように作成していきましょう。

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引用:Twitter広告媒体資料

カルーセル広告

1つの広告内に複数の画像や動画を掲載することが出来ます。Twitter(X)では2~6枚までの範囲で設定することができるためストーリー性をもたせた広告でユーザーの興味を惹きつけることができます。

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引用:Twitter広告媒体資料

テキスト広告

140文字のみのツイートを広告に利用することができます。ただし文字だけのツイートは難易度が高いです。もし配信する場合は、オーガニックツイートでリアクションを集められたツイートを広告で使用することをおすすめします。

動画広告に最適なTwitter Amplify

Twitter Amplifyは、動画コンテンツにスポンサードメッセージを付加して配信できる広告フォーマットです。動画の視聴完了率が高いことから、ブランドメッセージの訴求力が非常に高いのが特徴です。

また、ユーザーのエンゲージメントを引き出しやすく、広告の印象に残りやすいことから、ブランド認知度の向上にも貢献します。
Twitter広告とは5

引用:Twitter公式

特に、製品デモンストレーションやブランドストーリーの訴求に適しています。動画広告の活用を検討している企業は、Twitter Amplifyを選択肢の一つとして考えてみてはいかがでしょうか。

リアルタイム配信に向いているTwitterライブ

Twitterライブは、リアルタイム配信された動画内に広告をいれることができます。ライブ配信の臨場感を生かすことで、ユーザーの高い注目を集められるのが最大の強みです。

例えば、イベントやセミナーのライブ配信にスポンサードメッセージを付加することで、ブランドの認知度向上と来場者の増加を同時に図ることができます。また、製品発表会や記者会見などにも活用できるでしょう。

大規模な広告配信を行うならTwitterテイクオーバー

Twitterテイクオーバーは、Twitterのトップページを丸ごと独占できる、インパクト抜群の広告枠です。ユーザーがTwitterにアクセスした際に、真っ先に目に入る位置に広告が表示されるため、圧倒的な存在感を発揮することができます。
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引用:Twitter広告ヘルプセンター「広告クリエイティブの仕様」

大規模なキャンペーンや新商品の発売、ブランドイメージの刷新など、一気に認知度を高めたい場合に適しています。

ただし、コストが高額になりやすいため、十分な広告予算の確保が必要です。費用対効果を慎重に見極めつつ、大胆な広告展開を行いたい企業にとって、Twitterテイクオーバーは魅力的な選択肢と言えるでしょう。

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Twitter広告(X広告)の費用

課金方式

Twitter広告(X広告)では、クリック課金(CPC)とインプレッション課金(CPM)の2種類の課金方式から選択できます。目的や予算に合わせて適切な方式を選びましょう。

クリック課金(CPC)

クリック課金は、ユーザーが広告をクリックした場合のみ課金される料金体系です。ユーザーが広告に興味を持ち、実際にクリックされた場合のみ費用が発生します。

ウェブサイトのアクセス数や販売促進を進めたい場合、アプリのインストール数を増やしたい場合に最適なのでこの方法で実施していきましょう。

インプレッション課金(CPM)

インプレッション課金は広告の表示回数に応じて課金される料金体系です。CPMは「Cost Per Mile」の略で「1,000回の広告表示あたりの費用」を意味しています。

CPM課金は、とにかく多くのユーザーに広告を見てもらいたい場合に適しています。ブランドの認知度向上などで使うと効果的です。

Twitter広告(X広告)の入札方法

入札方式は自動入札と手動入札の2種類があります。初心者は自動入札を選択すると、予算内で最適な入札価格が自動的に設定されるため便利です。

自動入札

自動入札は、広告主が設定した予算内で、最も効果的な入札価格を自動的に決定する方法です。

Twitter広告(X広告)のアルゴリズムが、広告のパフォーマンスを分析し、適切な入札価格を設定してくれます。

広告運用の経験が浅い、配信したことの無い商材やサービスである場合に自動入札は適切です。ただし、配信直後はTwitter広告(X広告)が学習をすすめるために金額が多く消費されてしまう場合があるので開始1時間は注意してみておきましょう。

手動入札

広告主自らが入札価格を設定し、コントロールします。入札価格を自分で調整することでより細かな広告運用ができます。

広告運用の経験が豊富であり、配信したことのある商材やサービスである場合や特定の配信面に配信したい場合などは手動で設定することをおすすめします。

自社の広告戦略に合わせて、状況に応じた最適な方法で配信していきましょう。

Twitter広告(X広告)のターゲティング

Twitter広告(X広告)では、以下のようなターゲティングオプションを用いて、配信対象を絞り込むことができます。この後各ターゲティングについて詳しく紹介します。
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Twitter広告追加2

参考:Twitterセルフサーブ広告媒体資料20_ver1.0

キーワード

キーワードターゲティングでは、ユーザーがツイートした内容やツイート内のキーワードに基づいて広告を配信できます。
Twitter広告とは8キーワードを入れると推定オーディエンス数が表示されるので、1広告グループにつき25~30個ほどのキーワードを入れてみて、十分なオーディエンスが確保できるか見てみましょう。

製品やサービスに関連するキーワードを設定することで、関心の高いユーザーにリーチすることが可能です。例えば、カフェの広告であれば、「コーヒー」「カフェラテ」などが適切であり、店舗集客の場合であれば「カフェ 新宿」が効果的でしょう。

また、除外キーワードを指定して、不要なユーザーを排除することもできます。適切なキーワード選定が、広告効果を高めるカギとなるでしょう。

興味関心

興味関心ターゲティングでは、ユーザーの興味関心に基づいて広告を配信できます。Twitter上での行動履歴やフォロー中のアカウントなどから、ユーザーの興味関心を推定し、適切なオーディエンスにアプローチすることが可能です

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例えば、スポーツ用品の広告であれば「スポーツ」「アウトドア」、ブランド品であれば「ラグジュアリー」「グルメ」「トラベル」というような販売したい商品から連想される言葉を興味関心としていれることができます。

自社の商品やサービスに関心を持つ可能性の高いユーザーにリーチできるよう興味関心ターゲティングを活用していきましょう。

フォロワー

フォロワーターゲティングでは、自社アカウントのフォロワーと類似したユーザーに広告を配信できます。すでにブランドに興味を示しているフォロワーと同じような属性や行動パターンを持つユーザーにアプローチすることで、高い広告効果が見込めます。

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また、競合他社のフォロワーをターゲットにすることで、競合ユーザーの獲得につなげることも可能です。また、他の選定方法では、過去に配信した記事にいいねやリツイートをつけてくれたユーザーの類似ユーザーに配信することも効果的です。

もしくは、他のSNS(FacebookやInstagram、TikTokなど)のフォロワーをTwitterでフォローすることで既存顧客とのつながりを高めることに繋がります。

フォロワーターゲティングで気をつけるべきこと

フォロワーターゲティングはTwitter広告唯一の機能であるため、効果的に使用したいですが、ある程度影響力のあるアカウントを選ぶため、フォロワー数が1000以上で3日に1回はツイートしているアカウントの中から選定しましょう。

イベント、映画、TV番組

イベントや映画、TV番組に関心を持つユーザーに向けて広告を配信できます。特定のイベントやエンターテインメントに興味を示すユーザーは、関連する商品やサービスにも高い関心を持っている可能性があります。

適切なタイミングで広告を配信することで、ユーザーの行動を促し、効果的なプロモーションが期待できます。
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配信期間が短く、認知施策として集めいたい場合、関連するTV・インターネット番組に合わせて広告を配信すると効果があります。いずれにしてもタイミングが重要になるので配信するタイミングは慎重に設定しましょう。

デモグラフィック・ジオグラフィック

年齢や性別、地域などのデモグラフィック情報や、ユーザーの居住地域や言語などのジオグラフィック情報に基づいて、広告を配信できます。

ユーザーの属性を詳細に指定することで、自社の商品やサービスに適した層にアプローチすることが可能です。ターゲットオーディエンスを明確にすることで、広告の効果を最大限に高められるでしょう。

会話

特定のトピックや会話に関与しているユーザーに向けて広告を配信できます。

会話ターゲティングの基準は設定したキーワードに言及するツイートにエンゲージしたことがあるアカウント、及び会話トピックに関するツイートに長時間表示させたことのあるアカウントが対象です。計測されてから28日間有効となっています。

ユーザーが興味を持っている話題や、ツイート内で使用されているハッシュタグなどを指定することで、関連する会話に参加しているユーザーにリーチすることが可能です。会話の文脈に合わせた広告を配信することで、ユーザーの興味を引き、広告効果を高められるでしょう。

参考:Twitter(X) 広告「会話ターゲティング」

端末

ユーザーが使用しているデバイスやOSに基づいて、広告を配信できます。特にアプリのインストール目的やスマホ購入が8割程占めるアプリの場合などはスマホ配信のみに絞って配信することが望ましいです。

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スマホに絞って配信する場合は広告クリエイティブのサイズも広告に絞って配信していくことが望ましいです。

ユーザーの属性や行動を詳細に指定することで、広告の効果を最大化しましょう。

Twitter広告(X広告)を成功に導く運用ノウハウ

Twitter広告(X広告)で成果を上げて成功に導くポイントに付いて解説します。

ターゲットを明確にすること

Twitter広告(X広告)で成果を上げるには、ターゲットを明確にすることが何より重要です。例えばダイエットサプリの商品を配信するのに、「痩せる方法」を求めているユーザーに対して配信してしまうと範囲が広すぎてコンバージョンを狙いづらくなります。

自社の商品・サービスの配信目的から、どんなユーザーに配信すべきかペルソナを設定したうえで配信を実施しましょう。

特にペルソナを設定する場合ですが、どんな投稿をするのか、どんなアカウントの投稿を見たり、リアクションをするのかまで深ぼることでフォロワーターゲティングの選定が行いやすくなります。

コピーテストを行うことで効果の高いクリエイティブを見つけ出す

広告クリエイティブは、広告効果を大きく左右する要素です。Twitter広告はユーザーの感情や思考に影響を与えられるからこそ、コピー文を変えるなどちょっとした変化でA/Bテストを実施していきましょう。

オーガニック運用との相乗効果を生み出す

オーガニックでのアカウント運用とTwitter広告(X広告)を連動させることで、相乗効果を生み出せます。特にオーガニック投稿ではコメント数に応じて表示回数が増えやすくなるというアルゴリズムがあります。

成果の良いツイートを広告で配信することにより、予算を抑えられるだけでなく、販売促進にも繋げることができます。

飽きられないために最適なクリエイティブへ更新する

ユーザーに飽きられないよう、定期的にクリエイティブを更新することが重要です。

特に広告にコメントがついている場合、その内容からユーザーの思考を予想し作成するのがおすすめです。

Twitter広告(X広告)運用の事例

Twitter広告(X広告)を利用したことで成果を挙げられた事例を紹介します。

商材:Webマーケティングセミナー
CVポイント:セミナー申し込み

表示回数 クリック数 CTR CV CPA 費用
 136,407 1,204 0.9% 13 1,784円 12,485円

元々Meta広告でセミナー申し込みをCVポイントとして配信していた際には、CPA3,000~5,000円という結果でした。

そこでTwitter広告(X広告)のオーガニック投稿で反応の良いツイートを広告で配信させることで、より多くのユーザーに向けて配信ができるだけでなく、確度の高いユーザーを集めることにも繋がりMeta広告を配信していたときに比べて広告配信を半分以下にすることができております。

まとめ

Twitter広告(X広告)は、初心者でも効果的なプロモーションを実現できる有力な選択肢です。広告の目的に合わせて適切な広告フォーマットを選択し、ターゲットオーディエンスを明確にすることが成功の鍵となります。

また、オーガニックでのアカウント運用とも連動させながら、魅力的なクリエイティブを発信し続けることが重要です。特性を理解し、戦略的に活用することで、ビジネスの成長に役立てることができるでしょう。

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Writer

山屋 竜之介 記事一覧

デジタルアスリート入社後、半年間、リスティング広告を始めとした10種類以上の広告媒体の知識を学び、運用を実施。業界問わず様々な案件の効果改善に努める。

その後大手広告代理店にて、テレビ局などのクライアントを対象とした案件にて広告運用を実施。自社と他社での広告運用経験を活かし、現在は主に自社サイトやメディアの管理、記事作成などのコンテンツ制作を担当している。

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