【リスティング広告の入稿規定】文字数・記号のルールから効果的な使い方まで解説

  • 更新日
  • 閲覧数 5,724 Views

デジタルアスリート株式会社

SHARE

  • X
  • B!

リスティング広告(検索連動型広告)の広告文を作成する際に、文字数や使える記号などのルールがたくさんあって、つい手が止まってしまう人も多いのではないでしょうか。
この記事では、

  • リスティング広告で使える文字・記号の一覧
  • Google広告のルールと注意点
  • Yahoo!広告のルールと注意点
  • 入稿規定を守りながら広告文を魅力的にするコツ
  • 入稿規定に違反するとどうなるか
  • 入稿前にやるべき広告文最終チェックリスト

これらの情報をお伝えします。

これからリスティング広告を始めるあなたでも、このページを読むだけでリスティング広告の規定を守った広告が入稿できます。

リスティング広告で使える文字・記号一覧表

リスティング広告には主にGoogle広告とYahoo!広告がありますが、この2つの媒体では広告文に使用できる文字や記号に違いがあります。

それぞれの広告文で使える・使えない文字と記号を一覧表にしたので、広告文を作成する時のチェックに利用してください。

Google、Yahoo!に共通する文字・記号のルール

Google広告とYahoo!広告で共通して適用される文字や記号のルールです。
基本的なものは覚えておき、広告文を作る時には使えない文字・記号が入らないように注意しましょう。

Google
広告
Yahoo!
広告
備考
漢字
ひらがな
全角カタカナ 半角は不可
英数字
①② 、ⅠⅡ、ⅰⅱなどは不可
! 感嘆符
? 疑問符
、読点
。句点
, コンマ
.ピリオド
・中黒(全角)
: コロン
- ハイフン
/ スラッシュ
()
()
「」
『』
[ ](全角)
半角はYahoo!のみ可
<>(全角)
半角はGoogleのみ可
≪ ≫(全角) 半角は不可
《》(全角) 半角は不可
【】
%
&
” “(ダブルコーテーション)
‘ ‘(シングルコーテーション)
~(波ダッシュ)
~(チルダ)
半角はGoogleのみ可
#(全角井桁)
半角はGoogleのみ可
¥(全角) 半角は不可
$(半角) 全角は不可
…(三点リーダー)

媒体によって使えない文字・記号

以下の文字・記号は媒体によって使用不可です。
広告文を新しい媒体で試したい時はこれらが含まれていないか注意し、配信予定の媒体で使えるかどうか確認してください。

 

Google
広告
Yahoo!
広告
備考
<>
半角はGoogleのみ可
[ ]
半角はYahoo!のみ可
~(半角チルダ)
半角はGoogleのみ可
#(半角井桁)
半角はGoogleのみ可
±
×
÷
®(商標記号)
™(商標記号)
@

 

Google広告(テキスト広告)の文字数規定

Google広告のテキスト広告は検索結果の画面の上下にこのような形で表示されます。
入稿する時の項目名と広告文としての表示は以下のように対応しています。

タイトル タイトル1 30文字以内
タイトル2 30文字以内
タイトル3 30文字以内
広告文 説明文1 90文字以内
説明文2 90文字以内

※文字数は半角換算。全角なら半分の文字数になる。

タイトルは、広告の見出しとして一番最初にユーザーの目に入る所です。

ユーザーが実際に検索キーワードとして入力する可能性が高い語句を含めるなど、一目見て自分が探していた情報だと理解してもらうための工夫が有効です。

タイトルは 3 つまで、それぞれ半角 30文字(全角 15文字)まで入力でき、表示される時は「|」で区切って並べて表示されます。
説明文は、商品やサービスの詳しい情報をユーザーに伝えるために設定します。

情報を伝えるだけでなく、ユーザーに取って欲しい行動を促すフレーズを含めると、その後のクリック率やコンバージョン率を高めるために効果的が期待できます。
具体的には「今すぐ購入」「日程を確認する」や「料金を確認」などがあります。

Google広告の注意事項

タイトルと説明文は全て表示されるとは限らない

タイトルと説明文は必ず3つめまで表示されるとは限りません。
ユーザーが使用している端末によって、表示内容が異なります。

タイトル1と説明文1は必ず表示されるので、ユーザーにとって最も重要な情報をタイトル1、説明文1に含めるように注意しましょう。

句読点や記号を本来の用途以外で使用できない

その他、記号や句読点の使い方によっては不承認になるケースがあります。

・目立たせるために「新。発。売」など句読点を装飾に使う
・「>新発売<」「(⊙ꇴ⊙)」など、顔文字や装飾のために記号を使う

このように句読点や記号を、本来の用途と違う装飾のために使用すると不承認になります。

タイトルで感嘆符が使えない

Google広告のタイトルでは感嘆符(!や?など)を広告文として使用できません。
※一覧表参照

説明文では1回だけなら使用することができます。ただし、印象を強めようと「新発売!!」など2重に使用することはできません。
その他、絵文字など無効な文字やサポートされていない文字も使用不可です。

Yahoo!広告の内容・文字数の規定

タイトル タイトル1 30文字以内
タイトル2 30文字以内
タイトル3 30文字以内
※半角を1文字、全角を2文字としてカウントする
説明文 説明文1 90文字以内
説明文2 90文字以内 ※説明文2の設定は任意

広告文の構成は基本的にGoogle広告と同じです。
ただし、Google広告とYahoo!広告では注意するべき点が少し違います。

Yahoo!広告の注意事項

タイトルで記号を使うことができる

Yahoo!広告では、同じ種別の記号はタイトル・説明文内で2つまで使用することができます。

また本来の意味において使用するかぎり、句読点、中点、カンマ、ピリオドについては使用回数の制限もありません。
※クイックリンクオプションのテキストでは、記号は1つまでしか使えません。

ただし同じ種別の記号の連続使用は不可なので「新発売!!」のような表現はできません。
また記号を使わなかったとしても、目立たせるためにスペースを挟む場合(例:「新 発 売」など)も不可となります。

Google広告では使えない文字・記号が使える

一覧表を見てわかる通り、Google広告では使用できてもYahoo!広告では使用できない文字や記号が複数あります。

リスティング広告の場合、Google広告で効果があった広告文をYahoo!広告でも使うなど、媒体をまたいで同じ広告文を使用することがありますので、その時にうっかり入稿規定に違反する文字や記号を使ったままで入稿してしまうことがあります。

媒体をまたぐときは、使用先の媒体で禁止されている文字を使っていないか、また新しく使える文字が増えたならそれを使ってもっと広告が魅力的にできないか考えましょう。

入稿規定を守りながらできる、効果的な記号の使い方

広告文で記号を使うと、伝えたい部分を適度に強調したり、読みやすくしたりできます。
Google広告やYahoo!広告では、ユーザーが正しい情報を受け取ることができるよう文字や記号についてルールが設けられています。

基本的に記号を本来の用途を離れて装飾的に使うことや、日本語として間違った使い方をすると承認されない可能性があります。

かっこで言葉を強調する

かっこなし かっこあり
合格者100名リスプラ予備校 【合格者100名】リスプラ予備校
<合格者100名>リスプラ予備校
《合格者100名》リスプラ予備校

かっこがあることで自然と目に留まり、特定の要素の印象を強めることができます。

記号を使って文を区切る

区切りなし 区切りあり
合格者100名リスプラ予備校 合格者100名/リスプラ予備校
合格者100名|リスプラ予備校

記号で文章を区切るだけで、1つ1つの要素の意味が明確になりユーザーに伝わりやすくなります。

感嘆符を利用する

Google広告では感嘆符は使用できないのですが、Yahoo!広告では説明文で「!」「?」などの感嘆符を使用できます。

感嘆符なし 感嘆符あり
今からでも間に合うリスプラ大学合格の必勝法 今からでも間に合う!リスプラ大学合格の必勝法

鍵かっこで会話風にする

鉤かっこなし 鍵かっこあり
まだこの方法を知らないの?リスプラ大学合格の必勝法 「まだこの方法を知らないの?」リスプラ大学合格の必勝法

このように記号を使うことでより効果的な広告文を作れるようになります。
色々な記号の組み合わせを検証してみましょう。

入稿規定違反は広告が掲載されない

入稿規定に合わない広告を入稿すると、審査によって広告の掲載を拒否され広告を表示することができません。

その場合、広告文を修正して再度入稿することになりますが、工数も時間もかかってしまいます。
あらかじめ入稿規定にそった広告文を入稿することで、無駄のない広告運用を行いましょう。

正当な使用方法をしているにも関わらず、審査に落ちる場合はサポートセンターに問い合わせることで解決する場合があります。

広告文入稿前最終チェックリスト

基本的なチェック項目とこの記事の内容をリストにまとめたので、広告文を入稿する時に使ってください。

  1. 広告文に誤字・脱字はないか
  2. 一目見て広告文の意味が伝わるか
  3. 広告文に検索キーワードが含まれているか
  4. 広告文の文字数は既定の範囲に収まっているか
  5. 入稿する媒体の使ってはいけない文字・記号を使用していないか
  6. 指定したURLは間違っていないか
  7. 入稿規定の範囲で魅力的な広告文になっているか
  8. 広告文のうちタイトル1、説明文1に最も重要な訴求が含まれているか

規定を守ってスムーズに入稿しよう

広告文の入稿規定に違反すると広告を表示することができません。

ただ、過大な内容を標榜している・ユーザーの誤解を招くなど悪質な内容でなければ、審査に通らなかったからといって、GoogleやYahoo!から罰則を受けることはありません。

しかし入稿規定を把握しなかったせいで広告の承認が遅れると、その分広告の運用開始が遅れ機会損失となってしまいます。修正や再審査のための時間もかかります。

入稿規定をしっかり把握しておくだけで、広告運用はスムーズになります。
限られた時間・リソースを無駄にしないためにも、この記事を役立ててください。

Writer

デジタルアスリート株式会社 記事一覧

1,890社以上の支援実績と最新のWebマーケティングノウハウで、あなたのビジネスを支援。売上・集客を最大化します。

合わせて読まれている記事