クロスメディアとは?成功事例やマーケティングに活用できるメリットを分かりやすく解説!

  • 2019.10.21
  • 2024.4.30
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クロスメディアとは、商品やサービスをさまざまな媒体を用いて広告宣伝活動を行うことを指します。

TVや新聞などのマスメディアからWebサイトまで、あらゆる広告媒体を利用し、宣伝・販促活動を行うことで媒体同士による相乗効果を高めていく戦略です。

「クロスメディア」とは?

クロスメディアとは、商品やサービスをさまざまな媒体を用いて広告宣伝活動を行うという意味です。

テレビCMや街頭での「続きはWebで」「○○で検索」という広告が代表的な例で、これは大勢にアピールできる広告で興味を引き接触し、多くの情報を載せられるWebサイトで詳しい魅力を伝えて購入を促しているのです。

一つのウェブサイトのみにこだわるのではなく様々なメディアと連携し、それぞれのメディアが持つ長所や短所を組み合わせる事によって相乗効果が生まれ、情報を保管しながらユーザーへ届けることができます。

それぞれのメディアの特徴とは

クロスメディアマーケティングに使われる代表的なメディアとして「インターネットメディア」「デジタルメディア」「アナログメディア」の3つをわかりやすく説明していきます。

① インターネットメディア

インターネットメディアとはインターネット上で情報の発信や交換を行っているサイト全般を指します。

その種類としては「ニュースサイト」、「まとめサイト」、「企業ホームページ(コーポレートサイト)」、「SNS」、「ブログ」、「メルマガ」、「YouTubeなどの動画配信サイト」等が挙げられ、「インターネット」という名の通りスマホやパソコン、タブレットを使用することが多いメディアが対象です。

② デジタルメディア

デジタルメディアとは以前から存在するマスメディアを指します。

その種類としては「テレビ」、「ラジオ」のような不特定多数の人へアピールすることが出来るものが該当します。
「テレビ離れ」「ラジオ離れ」のような問題も囁かれてはいますが情報インフラとして社会的地位を獲得しているため、これからも主要メディアとして存在すると考えられます。

③ アナログメディアなど

アナログメディアとは紙面や対面にて従来から影響力のあるメディアを指します。

その種類として、紙媒体であれば「新聞、雑誌、書籍」などが該当し権威性や信頼性などに優れ、高い影響力を持っています。

テレアポでの営業活動やダイレクトメールも従来型のメディアに該当し特定の人への影響力を一定数持っています。

また、街頭広告(デジタルサイネージ)や店頭広告は対面での従来型メディアに該当し特定の地域、場所において効果的な手段となります。

クロスメディアと「メディアミックス」の違いは「目的」

クロスメディアと似た手法として「メディアミックス」が存在しますが「複数のメディア(テレビCM・雑誌・Webなど)を使い、より多くの人へ宣伝をする広告手法」である事には変わりません。

【メディアミックスとクロスメディアの違い】
cross media_ difference

ただ、両者には「目的」や「広告手法」という面で違いが存在します。

「目的」の違い

メディアミックスは複数媒体でターゲットに多くの情報を与えることが目的であるのに対して、クロスメディアは複数媒体を使ってターゲットを動かすことが目的です。

「広告手法」の違い

メディアミックスは複数のメディアを使い同じ内容を訴求する広告手法で有るのに対して、クロスメディアは複数のメディアを使い連動させた内容を訴求する広告手法です。

もう少しわかりやすく違いをお伝えするとすれば「広告」か「マーケティング」という観点が違いとして挙げられます。

複数のメディアで多くの情報を与え、多くの人に広く宣伝するなどの広告戦略を行いたい場合はメディアミックスがおすすめです。

その一方でメデイアによって異なった見せ方を展開し、相乗効果を狙いなどのマーケティング戦略を行いたい場合はクロスメデイアがおすすめです。

つまり、複数メディアで多く宣伝するメディアミックスが「足し算」だとすると、相乗効果を生むクロスメディアは「掛け算」という考え方が出来ます。

クロスメディアのメリット

クロスメディアのメリットとして以下の4つを紹介します。

・さまざまな層の消費者を獲得できる。
・購買行動を促しやすい。
・一つの媒体の不足情報をカバーできる。
・メディアごとの効果測定がしやすい。

① さまざまな層の消費者を獲得できる

今は、高齢の人でもスマートフォン、タブレット、パソコンを利用する世の中になっています。

しかし、若い人に比べるとインターネットの利用率は低いといえます。
高齢の人たちは、昔ながらの『目で見る広告』のようなテレビ、ラジオ、新聞、雑誌など…から情報を得ることは未だに多いです。

クロスメディアの活用によって、普段はインターネットを使わない層の消費者を獲得することができるのです。

② 購買行動を促しやすい

「TVのCMを見かけてなんとなく気になりネットで商品情報を見ていたら、つい欲しくなり買ってしまった。」そんな経験はないでしょうか?

人が一度クロスメディアマーケティングの流れに乗ると、購買行動を起こしやすくなります。

これは、広告配信~購入までの流れを作ることで「商品を認知→理解→購入」がスムーズになり、購買させやすくなるためです。

③ 一つの媒体の不足情報をカバーできる

マーケティングには次のようなポイントが重要ですが、メディアによってこの部分が優れているものとそうでないものがあります。

①ターゲティングの精度
②広告を目にする人数
③社会的な信頼度
④情報量
⑤伝わるスピード

例えば、テレビCMや新聞広告は「ターゲティング」が難しく、狙った層へ宣伝しにくいですが、Webや雑誌広告では、狙った見込み客のみに広告を見てもらえます。

一方、Webや雑誌広告よりも、テレビCMや新聞広告のほうが「社会信頼度」が高く、「広告を届けられる人数」が多いです。

クロスメディアではそれぞれの媒体を連携させ、不足分を補い合いながら広告効果を高められます。

④ メディアごとの効果測定がしやすい。

クロスメディアではインターネット、テレビ、新聞などの複数のメディアを活用しているのでメディアごとに効果測定を行い、その成果を比較することができます。

メディアごとに効果を比較したり出稿配分を調整したり出来るので、課題の洗い出しから改善までのPDCAを高速で回せます。

クロスメディアを成功させる展開例

「では、どの媒体を組み合わせると良いの?」と思うかもしれません。

それぞれのメディアが持つ長所と短所が相互に補い合い、相乗効果を効率よく獲得するために媒体の長所と短所を知ったうえで連携するメディアを検討しましょう。

各媒体の特徴としては以下の通りです。

メディア長所短所
インターネット・効果や反響などのデータ取得が容易にできる
・SNSの発達で、個人とダイレクトにコミュニケーションが取れる

・ユーザーが検索行動をしないと、人目に触れる機会が少ない

テレビ・視聴者が多い(ただし、10〜20代はインターネットの利用の方が多い)
・注目度が高い
・視覚と聴覚に訴えかけることができる
・時間が決まっているため、多くの情報を伝えにくい
・費用が高い
ラジオ・地域、ライフスタイル、デモグラフィックによるセグメントができる・視聴者数が少ない
・視覚に訴えることができない
雑誌・色の再現性が高い
・回読率が高い
・ライフスタイル、でもグラフィックによるセグメントが可能
・掲載ページを指定することが難しい
・原稿の締切から掲載までに時間がかかる
・新聞と比べると読者が少ない
新聞・社会的信頼度が高い
・地域によるセグメントが可能
・雑誌と比べると読者が多い
・ちょうど良いタイミングで出稿ができる
・1日でメディアの価値を失う
・回読率が低い
・雑誌と比べると色の再現性が劣る
・デモグラフィックによるセグメントが難しい
屋外広告・地域によるセグメントが可能
・再接触率が高い
・大きなスペースで宣伝できる
・ライフスタイル、デモグラフィックによるセグメントが難しい
・短期間で差し替えることが難しい

また、クロスメディアを使った広告の組み合わせの例を4つ紹介しますのでぜひご活用下さい!

Webサイト→資料請求

Webサイトを制作し、集客を行ってから資料・カタログ請求につなげていくという方法です。

例えば企業のWebサイトではなく商品・サービスに特化したランディングページを制作し、 SEO対策を行なうことで集客を狙っていきます。
そこからすぐに販促へつなげるのではなく、資料・カタログを請求できる仕組みにつなげていきます。

Web広告は広く活用できる反面、信頼度は紙媒体よりも低くなってしまうため、資料・カタログ請求につなげた方が良いケースもあるのです。
例として大学や塾などの資料請求があげられます。

OOH広告(屋外広告)→SNS

信号待ち中や電車内などに表示されるOOH広告(日本語で『屋外広告』)からSNSへ誘導させることも可能です。

移動中や隙間時間に目に留まらせるOOH広告からはユーザーが所持しているスマートフォンなどからSNSへ誘導させることが効果的と言えます。

獲得したユーザーの離脱を防ぐためにSNSアカウントをフォローしてもらうように促す施策が一般的です。

そこから購買行動まで繋げていけるよう一連の流れも設計しておくことで効果を最大化できるでしょう。

テレビCM→チラシやDM→商品購入

テレビCMを活用すると全国区から集客させることができます。

コストはかなりかかってしまいますが、幅広い世代、そして多くの人に見てもらうならテレビCMが有効と言えるでしょう。

また、テレビ離れCMに限らず新聞やチラシ広告にて不特定多数の人からレスポンスを取ることも有効的です。
よく見る「続きはWebで」が代表的な手法として挙げられます。

このように、いくつ広告媒体を活用するのか、何を組み合わせるのかによってクロスメディアの効果は変わってきます。
商品やサービスによっても効果的な組み合わせは変わってくるので、どの広告媒体を使うのか見極めることが重要です。

「クロスメディア」の成功事例

では、実際にクロスメディアマーケティングで売上を伸ばした事例を紹介します。

「続きはWebで」の先駆けCM「LIFECARD」

「続きはWebで」という文言は今でこそ当たり前になっているものの、昔はなじみがありませんでした。

そんな「続きはWebで」の元祖がこちらのオダギリジョー出演のCMです。

CM中に「LIFECARD」という企業名をイメージ付け、緊迫感を出しながらWebへ誘導する内容は、印象強く記憶に残ります。

2005年~2007 年に放映されたこのCMは、2015年度にCM殿堂入りを受賞しています。

引用元:Youtube

ドモホルンリンクル

cross media_domo 引用元:再春館製薬所  

ドモホルンリンクルのCMは老若男女問わず誰もが目にしたことがあるかと思います。

CMの最後に無料お試しセットへの案内を入れ、ここに連絡すればもらえる事を伝えています。 クロスメディア的な方法でCMを活用している例です。

サントリー「角ハイボール」

cross media_kaku引用元:サントリー

最後は、TVとポスターを組み合わせたクロスメディアの例です。

こちらは今までの「ウィスキーはおじさんの飲み物」というイメージを払拭した宣伝事例です。
サントリーは、オシャレなCMとともに、居酒屋にポップなポスターを貼るという宣伝で、若者の消費者の獲得に成功しました。

まとめ

クロスメディアは、商品やサービスをさまざまな媒体を用いて広告宣伝活動を行うという意味です。

クロスメディアを実施する際には、各媒体それぞれの強みを活かし表現などを変え、相乗効果を生み出せる関係性を作りだすことが重要です。

複数の媒体をつかって情報収集することが当たり前になっている現代において、クロスメディアは必須の考え方と言えるでしょう。

本記事でご紹介した内容を参考に、ぜひメディアミックスを活用した戦略を行い効果的な広告展開に繋げてみて下さい!

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