
【2021年】リスティング広告の文字数|実際に表示される文字数も
2020年8月20日にYahoo!広告では「拡大テキスト広告機能改善」がリリースされ、新しい見出し枠が追加され、同時に入稿できる文字数についても変更がかかっています。現在広告文に何文字まで使用できるのかをしっかり把握して、広告運用に臨みましょう。
広告文を作成する際に気にするべきは、文字数ももちろん大事ですが、もう一つ非常に重要な知っておくべきポイントがあります。
私たち広告運用者は、「規定の文字数以内で上手くまとまる」ように、かつ「ユーザーに魅力を伝えられる」ように広告文を試行錯誤します。しかしその努力も虚しく、実際にユーザーに検索された際は全ての広告文が表示されるとは限りません。
この記事では最新版のGoogle広告・Yahoo!広告それぞれの文字数規定と、実際に広告として表示される文字数は何文字までなのかという点について記載しています。
広告文テストをする上でも重要なポイントとなりますので、是非参考にして頂ければと思います。
Index
Google広告に使える文字数まとめ
まずはGoogle広告の文字数についてご紹介します。
通常のテキスト広告
※半角は1文字・全角は2文字としてカウントします。「30文字」と表記している場合は「半角30文字」ですので、全角の場合は「15文字」ということになります。ご注意ください。
項目 | 最大文字数(半角) |
---|---|
広告見出し 1 | 30 文字 |
広告見出し 2 | 30 文字 |
広告見出し 3 | 30 文字 |
説明文 1 | 90 文字 |
説明文 2 | 90 文字 |
パス(2) | それぞれ 15 文字 |
レスポンシブ検索広告
レスポンシブ検索広告は、複数の広告見出し・説明文を用意しておくと、Google広告側で自動的に組み合わせテストが行われ、掲載結果が最も高い組み合わせが使用される仕組みになっています。
項目 | 最大文字数(半角) |
---|---|
見出し | 30 文字 |
説明文 | 90 文字 |
パス | 15 文字 |
注意点として、「見出し1 → 見出し2」のように順序が固定されているわけではなく、「見出し5 & 見出し1」というような順でも表示される可能性があります。
そのため、見出しや説明文単体でも組み合わせても、どちらでも問題ないように作成する必要がありますので注意しましょう。
広告表示オプション
次にGoogle広告の広告表示オプションの文字数について紹介します。
そもそも広告表示オプションって何?という方は、下記記事で詳しく紹介されていますのでご覧ください。

サイトリンク表示オプション
項目 | 最大文字数(半角) |
---|---|
サイトリンクテキスト | 25 文字 |
説明文1 | 35 文字 |
説明文2 | 35 文字 |
コールアウト表示オプション
項目 | 最大文字数(半角) |
---|---|
コールアウト | 25 文字 |
構造化スニペット表示オプション
項目 | 最大文字数(半角) |
---|---|
値 | 25 文字 |
価格表示オプション
項目 | 最大文字数(半角) |
---|---|
ヘッダー | 25 文字 |
説明文 | 25 文字 |
プロモーション表示オプション
項目 | 最大文字数(半角) |
---|---|
アイテム | 20 文字 |
Yahoo!広告に使える文字数まとめ
次に、Yahoo!広告で使える文字数についてご紹介していきます。
検索広告(拡大テキスト広告)
Yahooの場合、半角でもカナ(漢字・平仮名・カタカナ)は2文字というカウントになります。1文字としてカウントされるのは半角の英数記号のみです。ここがGoogleと異なりますので注意しましょう。
項目 | 最大文字数(半角) |
---|---|
タイトル1 | 30 文字 |
タイトル2 | 30 文字 |
タイトル3(任意) | 30 文字 |
説明文1 | 90 文字 |
説明文2(任意) | 90 文字 |
表示URL ディレクトリ1 |
15 文字 |
表示URL ディレクトリ2 |
15 文字 |
カウント方法 | 全角/半角カナ:2文字 半角英数記号:1文字 |
「タイトル3」「説明文2」については、2020年8月20日に新しく追加された枠となります。Google広告と同様、必ず表示されるわけではありませんが、表示された際に画面の専有面積が上がる点から、設定してあった方がCTRが上がるとYahoo!側も公式に発表していますので、是非設定しておきましょう。
また、同じタイミングで説明文の文字数が80文字から90文字に変更となっています。以前はGoogle広告より10文字少なく、流用の際は調整が必要でしたが、現在はGoogle広告と同じく90文字以内となります。微妙な差ですが有り難いアップデートですね。
広告表示オプション
Yahoo!広告の広告表示オプションはGoogleほど種類はありません。それぞれご紹介します。
クイックリンクオプション
項目 | 最大文字数(半角) |
---|---|
クイックリンクテキスト | 25 文字 |
クイックリンク説明文1 | 35 文字 |
クイックリンク説明文2 | 35 文字 |
カウント方法 | 全角:2文字 半角:1文字 |
テキスト補足オプション
項目 | 最大文字数(半角) |
---|---|
補足用テキスト | 25 文字 |
カウント方法 | 全角/半角カナ:2文字 半角英数記号:1文字 |
カテゴリ補足オプション
項目 | 最大文字数(半角) |
---|---|
補足用内容 | 25 文字 |
カウント方法 | 全角/半角カナ:2文字 半角英数記号:1文字 |
実際に広告表示される際は途中で切れてしまう!何文字まで見える?
しっかりと規定文字数内に収まるように広告を設定したとしても、実際に全て表示されるわけではありません。
広告見出し2以降は途中で表示が切れてしまうことがほとんどです。
実際に入稿した内容と配信結果のキャプチャを踏まえて解説していきます。
Google広告の場合
▼入稿内容
▼実際の表示【PCの場合】
▼実際の表示【モバイルの場合】
実際に検索結果へ表示されている広告文は、PC版は「見出し2の途中で切れている状態」、SP版は「見出し3が表示されていない状態」となっていますね。
Yahoo!広告の場合
▼入稿内容
▼実際の表示【PCの場合】
▼実際の表示【モバイルの場合】
Yahoo!広告も、Google広告と同様、PC版は「見出し2の途中で切れている状態」、SP版は「見出し3が表示されていない状態」となっています。
リスティング広告で絶対に表示される広告文の文字数は何文字までか?
まず注意点として、管理画面の広告プレビューではしっかり全文表示されているように見えていたとしても、実際の表示結果とは異なっています。プレビューを確認して問題なし、と判断してしまうのは注意が必要です。
ざっくりと理解しておいて頂きたいこととしては、
・絶対に伝えたい情報は広告見出し1に設定する
・広告見出し2は、最初の10文字に重要情報を設定する
・広告見出し3は、ほとんど表示されないものと認識する
これらが非常に重要となります。
広告見出しの1&2&3を全て使って1つのメッセージになるような広告文の作り方をしてしまうと、途中でメッセージが途切れる形になってしまいますのでお勧めしません。
逆に、「見出し1」と「説明文1」は両方必ず表示されますので、ユーザーに必ず伝えたい情報は見出し1・説明文1に含めるようにしましょう。
具体的に、何文字までなら表示されるのか?というと、状況に応じて変動してしまうため明確にすることができません。そのため、平均何文字目まで表示されることが多いのか、というのを実際にリサーチしてみました。以下がジャンルを絞らず様々なキーワードで検索した結果です。
リサーチ結果として
・スマートフォンでの検索結果はテキスト2(見出し2)まで全文表示される
・PCではGoogle・Yahoo共に10文字目まではほぼ表示される(稀に9文字目で切れる)
・テキスト3(見出し3)は滅多に表示されない
という形になりました。
現状、スマートフォン経由でのアクセスがメインになっているとは思うので、テキスト2(見出し2)までは全文表示されると思って広告文を作って問題なさそうです。
ただ、PCでの表示も考慮するのであれば、テキスト2(見出し2)については10文字以内に絶対伝えたい内容を入れ込む(11~15文字目は切れてしまう可能性がある)という形で広告文を作成するのが良いでしょう。
成果の出る広告文の作り方のコツ
使える文字数・記号について把握ができたら、あとは成果の出る広告文を見つけるのみです。
ただひたすら、がむしゃらに広告文のテストを回せば良いかというとそういうわけではなく、広告文を作成する上で把握しておくべき重要ポイントやコツ、考え方を把握した上で仮説を立ててPDCAを回していく必要があります。
プロの広告代理店が実際に改善した事例も含めた広告文の作り方・改善方法マニュアルに詳細を記載していますので、是非参考にしてみてください。

まとめ
広告文やオプションは設定できるものが多く、全ての規定文字数を覚えるのは少し大変です。運用者としては、作業の生産性を上げつつ成果を出す必要がありますので、上手くテンプレートを使用して効率を上げていきましょう。
また、広告文テストをする上では、表示されない場合のある見出し3(テキスト3)などでテストをしても効果的とは言えないため、見出し1(テキスト1)でテストするなどの注意点は覚えておきましょう。

株式会社リスティングプラス チーフコンサルタント
福井県の某メーカーにて営業部係長兼WEB担当をしていたが、Webマーケティングがやりたいとの思いが抑えられず上京、リスティングプラスに入社。現在はFacebook広告を中心にメディア広告全般に携わる。社内でも1、2位を争うほどの高速タイピングの使い手である。
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