【日本でも開始】SGEとは?Googleの検索結果に生成AIが表示される機能について解説

  • 2023.6.6
  • 2023.10.2
  • 7,000 Views
SGE

最新のAIや、Googleをはじめとした各企業の動きに興味を持っている方の中には、

・Googleが発表したSGEとは?
・SGEとSEOの関係性が知りたい
・日本ではいつから使えるの? など

興味を持たれている方も多いのではないでしょうか。

Googleは2023年5月10日(米国時間)に年次開発者イベント「Google I/O」で、SGE(Search Generative Experience)と呼ばれる新しい検索表示についての発表をしました。

日本でも、2023年8月30日から試験提供が開始しました。

本記事では、検索体験が変わると言われているSGEとは何か、どのように変わるのか、日本語版の試験提供を体験する方法、SEOとの関連性を含めて解説していきます。

SGE(Search Generative Experience)とは?

Googleは2023年5月10日(米国時間)に年次開発者イベント「Google I/O」で、検索ユーザーの質問に対して詳細な回答を提供する人工知能(AI)技術の発表をしました。

Generative AI(生成 AI)と融合した検索で、SGE(Search Generative Experience)と名付けられています。

日本でも、2023年8月30日から試験提供が開始しました。

参照元: 生成 AI による検索体験 (SGE) のご紹介

SGE(Search Generative Experience)の機能

AIが生成した回答を検索結果のトップに表示

クエリに対応したAIが生成した回答は、Web検索結果よりも上にきます。

また、一つの正しい回答が存在しないような質問であったり、通常の検索では細かく分けて検索をかけないと辿り着けない複雑な質問にも対応できます。

SGE1
例えば「3歳未満の子供と犬がいる家族には、ブライスキャニオンとアーチではどちらが良いですか?」という質問をすると、AIからお勧めの場所と関連する観光地などのリンクを教えてくれます。

更に、AIからの回答の下には関連する質問の候補も表示され、クリックするとより深い質問を続けることが可能です。

関連コンテンツ(情報)を提示

AIが生成した回答は、特定のソースから引用したものではないため、ソースの提示がありません。

SGE2

その代わり、回答に関連するコンテンツ(情報)を提示します。

SGE3

右上のアイコンをクリックすると、別の関連するコンテンツが表示されます。

ちなみにBardでは、ソースも関連するコンテンツの提示はありませんでした。

買物中に様々な製品や考慮する事項を見つけてくれる

賃貸物件を素敵にするために、はがせる壁紙を探しているとします。「キッチン用剥がして貼れる壁紙」を検索するだけで、簡単に剥がせるかどうかなどの重要な要素がわかり、価格、顧客評価、購入リンクなどのオプションのリストが表示されます。

または「プール パーティー用 Bluetooth スピーカー」を検索して、耐水性やバッテリー寿命など、その環境に対する重要な考慮事項や、選択できる多数のオプションを確認することも可能です。

SGE-l1

会話をしながら買い物を支援

さらに詳しく調べたい場合は、スナップショットのすぐ下に「フォローアップの質問をする」オプションが表示されるか、提案された次のステップを選択すると、会話モードになります。

SGE-l2

会話モードのため、その前のやり取りを記憶して回答をしてくれます。

これは既に日本でも使用可能なMicrosoftが提供しているBingと同じ機能です。

Microsoftは過去3ヶ月にわたってAIを組み込んだBingのフィードバックを集め「新しいBingによって生成された答えについてのフィードバックはおおむね肯定的で、プレビューを使った人のうち71%はAIを利用した回答を好評価している」と述べています。

この結果をみると、Googleでも期待できます。

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SGEはBardとは別のプロダクト

SGEのベースになっているLLM(大規模言語モデル) PaLM2 や MUM など複数の LLM を利用しているとのことです。これは、つまりSGEとBardは別プロダクトであることを意味しています。

Bardでは、初期は LaMDA をベースにしており、現在は PaLM2 にアップグレードしました。
なお、このアップグレードにより日本語でも利用できるようになっています。

日本語版の試験運用を体験する方法

Search Labs に Google アカウントを登録することで、デスクトップの Chrome ブラウザと スマートフォンの Google アプリ( Android および iOS )で利用できます。

Googleアカウントを持っていれば、利用規約に同意をするだけで始められる

sge0831-1

ブラウザにアクセスすると、フラスコのマークが表示されます。
このマークをクリックします。

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  1. 「SGEを有効にすると、検索時に表示されることがあります」の横にあるボタンを押します。
  2. 利用規約が出てくるので「同意をする」をクリックすれば完了です。

これで、生成AIによる新しい検索体験ができるようになりました。
どのように表示されるか実際に見ていきましょう。

【実例】生成AIが日本語で回答

デスクトップで閲覧をすると、下記のように表示されました。

sge0831-3

実際に検索ワードを入れてみると、上記のように表示されました。
画面下の「追加で聞く」をクリックすると、深掘りして聞きたいことを入力できます。

sge0831-4

1→ 塗装の頻度を尋ねてみました。
期間の他に、塗り替えの判断材料となる状態も回答されました。さらに塗装にかかる日数や費用まで回答があり、非常に分かりやすいです。

個人的には、記事とは違い、要点を短文でまとめてある事が良かったです。(これは検索して調べたい内容によります)

2→ 質問に対して、関連する質問が表示されています。
この質問をクリックすると、1と同様に回答が表示されます。便利ですね。

3→ その他、聞きたい質問を入力して確認できます。

モバイルでは、次のように表示されました。

sge0831-6

クエリによっては、自動で生成されない場合もあります。
「AIによる概要を生成しますか?」と尋ねられるので、「はい」を選択するとSGEが起動して、表示されます。

なお、SGEが全く起動しないクエリもあります。

YMYLクエリの回答には注意書きが表示される

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YMYLのクエリでは、回答に注釈が加わります。
これはあくまでも情報提供であり、医療上のアドバイスや診断を行うものではないと注意喚起します。

従来のSEOは不要になるのか?

このような検索結果の変化でSEOが終わるのか、SEOをやる必要がなくなるのではないか?というのが気になるところだと思います。

しかし、SEOが不要になることはないと考えます。

過去にも検索結果の変化はこれまで何度もあり、その度にSEOは必要なくなると言われてきました。
求人が検索結果に表示されるようになった時には、求人情報サイトは不要になると言われていましたが、現在でも求人情報サイトは活用されています。同様にホテル検索や強調スニペット(サイトに行く必要がなくなる検索結果の表示)もありますが、現在でもユーザーはGoogleの検索を活用しています。

そして、現在では、企業にとってのSEOの重要性は下がるどころか、上がっています。
検索結果が進化することに合わせて変化・対応することは重要ですが、それはイコール従来の方法が終わるということではありません。

参照元:Supercharging Search with generative AI

 

 

 

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まとめ

SGE(Search Generative Experience)と呼ばれるAIが生成する回答を検索結果のトップに掲載する機能により、ユーザーの検索体験が大きく変わります。

SGEは、質問から質問へと文脈を引き継ぎながら、Webコンテンツや画像を紹介し、自然にトピックに関する探索を行なえるようにするものです。

Googleは、既に多数の検索機能において、検索クエリの解釈や最も適切な結果の評価などにAI技術を活用しています。しかしながら、最新の大規模言語モデルや生成AIの進歩によって、リアルタイムで自然な文章を生成するといった機能も大幅に拡大しています。このような機能こそが、SGEが目指す方向性の1つです。

最近ではOpenAI社の「GPT-4」やMicrosoft社の「Bing AI Chat」などの生成AIが注目されていますが、今後のGoogleの展開にも期待できそうです。

SGEについては、YouTubeチャンネルでも解説しています。こちらもご覧ください。

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山屋 竜之介

デジタルアスリート入社後、半年間、リスティング広告を始めとした10種類以上の広告媒体の知識を学び、運用を実施。業界問わず様々な案件の効果改善に努める。 その後大手広告代理店にて、テレビ局などのクライアントを対象とした案件にて広告運用を実施。自社と他社での広告運用経験を活かし、現在は主に自社サイトやメディアの管理、記事作成などのコンテンツ制作を担当している。

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