オーガニック検索とは「ユーザーが検索したキーワードから広告枠を除いた検索結果」のことです。
本記事では「オーガニック検索とは何のこと?」や「ダイレクト検索との違い」、「オーガニック検索結果画面で上位表示させる方法」などを5分で分かるように解説します。
目次
オーガニック検索とは
オーガニック検索とはユーザーが検索したキーワードの広告枠を除いた検索結果のことです。
「ダイエット サプリ」というキーワードで検索した場合、結果画面の赤枠部分が「オーガニック検索」の表示枠です。青枠部分がリスティング広告の掲載面です。
オーガニック検索は広告などを含まず検索エンジンによる純粋な検索結果を指すことから、別名で「自然検索」とも呼ばれています。
Webマーケティングの現場ではどちらもよく使われる言葉なので、オーガニック検索=自然検索と覚えておき、「自然検索」と聞いた時に「??」とならないようにしましょう。
オーガニック検索とリスティング広告の違い
オーガニック検索とリスティング広告の違いは、簡単にいうと広告かそうじゃないかの違いです。
リスティング広告は別名「検索連動型広告」とも呼ばれ、ユーザーが検索したキーワードに関連した広告が検索結果に表示されています。
リスティング広告についてもっと知りたい方はこちらから↓
オーガニック検索のメリットとは
オーガニック検索で上位に表示されることのメリットは、「無料で上位表示される」ことです。
オーガニック検索は料金が発生しない
リスティング広告も表示されるだけなら無料なのですが、クリック課金制なので興味をもった人にクリックされれば料金が発生します。
それに対し、オーガニック検索は広告ではないのでクリックされても料金は発生しません。
ページは一般的に上位に表示されればされるほどクリックされやすくなり、キーワードやページの内容によっては、そのページからの商品・サービスの販売や問い合わせなどが獲得できる、効果的なマーケティングツールになるのです。
GoogleとYahoo!の違い
オーガニック検索結果におけるGoogleとYahoo!の違いは「検索結果の内容」です。
これは同じキーワードで検索しても全く同じ検索結果にはならないと言うことです。
試しに「世界情勢」で検索してみましょう。
上記画像の通り、「世界情勢」という同じキーワードで検索しても検索結果が異なることを確認できます。
検索結果を表示する際、ページは各検索エンジンに組み込まれているアルゴリズム(独自指標)によって評価され、その評価が高かったページ順に表示がされます。その順番のことを「掲載順位」と呼んでいます。
※検索エンジンとは「ユーザーがなにかをインターネットで調べたい時に使用するツールで、「Google」「Yahoo!」などが代表的な検索エンジンです。」
Yahoo!はGoogleの検索アルゴリズムを採用しているので、自然検索の順位はYahoo!とGoogle共に同じ順位になります。
ただ、Google、Yahoo!ともに独自のコンテンツが介入するため、実際の表示順位が全く同じになるとは限りません。
また、パーソナライズ機能が働き、一人一人の属性や行動履歴などに基づいて最適な情報が提供されることにより順位が変わることも覚えておきましょう。
オーガニック検索とSEO対策の関係性
オーガニック検索に上位表示されるための対策がSEO対策になります。
なぜ上位表示されることが有益なのかは「クリック率」と「ユーザーの行動」に理由があります。
上位表示されるほどクリック率が高くなる
オーガニック検索結果での表示順位とクリック率(CTR)の間には相関関係があるといえます。
Advanced WEB RANKINGが行った2023年10月の調査によると、
デスクトップ(PC画面)で1位表示されている記事のクリック率が40.94%であるのに対して、2位は14.67%、3位は11.02%、4位は5.8%、5位は3.99%という結果になっています。
検索結果で上位表示されるほどクリック率が高くなるので必然的に商品・サービスの販売や自社へのお問い合わせが獲得できる可能性もあがるのです。
検索結果の確認方法
実際に検索エンジンで検索した結果を確認する際、通常はトップページから大体2~3ページ目くらいまでを確認するのではないでしょうか。
わざわざ最終ページから検索結果を確認する人はほとんどいないと思います。
自分が検索する側のユーザーだった場合のことを考え、トップページの先頭に近ければ近いほどユーザーの目に止まる可能性が高いと言えます。
上位表示されるための対策が必要
最近では実際の店舗を探しているユーザーにはオーガニック検索よりも先にGoogleマップが表示されたり、キーワードによっては広告も多く検索結果をスクロールしないとオーガニック検索の情報が見られなかったりするケースも多くなっています。
このように検索結果の掲載面は限られてきているので、商品やサービスの情報をユーザーの目にとめるためにも1ページ目にしっかりオーガニック検索でページが出るように対策が必要です。
SEO対策をもっと詳しく知りたい方はこちらから↓
オーガニック検索結果の分析が行えるツールとは
分析やSEO施策を行う際に使う代表的なツールが「Googleアナリティクス(GA4)」と「Googleサーチコンソール」です。
これらをあわせて使うことで、以下の内容が分析できます。
・検索キーワード ・掲載順位 ・サイト内のページセッション数 ・サイト内の離脱率 ・サイト内の滞在時間 |
Webの最大のメリットはインターネット上でのユーザーの行動が「数値」として可視化されていることで、オーガニック検索もリスティング広告のようにデータ分析ができます。
分析をすることで「ユーザーはどんな情報を求めてサイトを訪れたのか」、「どのページが人気か」、「ちゃんと読まれているか」、「ページは見つけやすい位置に表示されているか」というようなことが分かります。
分析した情報からユーザーのニーズにそった内容に修正していくことで、検索エンジンに評価されるコンテンツに改良することができます。
そこで行う施策=SEO対策になるのです。
オーガニック検索に関する最新情報
SGE(Search Generative Experience)によりAIが生成した内容が検索結果のトップに表示されるようになりました。
Googleは2023年5月10日(米国時間)に年次開発者イベント「Google I/O」で、SGE(Search Generative Experience)と呼ばれる新しい検索表示についての発表をしました。
上記画像の赤枠部分が「オーガニック検索とは」というキーワードで検索した際に「SGE」によって実際に表示されるものです。
検索体験が変わると言われているSGEとは何か、どのように変わるのか、SEOとの関連性を含めて解説した記事はこちらです。
まとめ
・オーガニック検索とは「ユーザーが検索したキーワードから広告枠を除いた検索結果」 |
本記事ではオーガニック検索について紹介いたしました。
オーガニック検索・リスティング広告を上手に使い、自社のサイトへの訪問数を増やし売上を上げていきましょう。
デジタルアスリート株式会社
セールスマーケティング部
携帯ショップ、携帯ケースメーカーとモバイル業界に携わっていた。エンドユーザーのニーズに答えつつ企業集客もできるWebマーケティング業界に魅力を感じ飛び込む。
自社集客に貢献するため日々新しいスキルを習得中。旅行と美味しいものが好き。47都道府県制覇するのが夢。