【2025年最新】ChatGPTの画像生成機能を徹底解説!

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河瀬葵

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【2025年最新】ChatGPTの画像生成機能を徹底解説!

2025年4月にOpenAIのCEOサム・アルトマンが自身のX(旧Twitter)のアイコンをジブリ風にしたことで注目が集まりました。

ChatGPTの画像生成機能の精度が上がった!ということでX含めてニュースなど大盛り上がりをしました。

「これを機にChatGPTに画像生成機能があったことを知った方」や「自分もやってみたいけどどうやったらいいんだろう…」そう思われる方に向けて、画像生成の方法から、私が仕事でどのように活かしているのかなどを詳しくご紹介します。

ChatGPTの画像生成機能とは?

ChatGPTには元々画像生成機能が付いてます。ただ、今回アップデートがかかったことによりその精度の高さに話題が集まりました。

世の中には多数のAI画像生成ツールが存在していますが、ChatGPTの最大の特徴は「対話型チャットボット」と「画像生成機能」が一体化している点です。

この統合により、ChatGPTの高度な言語理解能力を活かしながら画像生成ができるという大きなメリットがあります。

最近話題となったのが、OpenAICEOのサム・アルトマン氏が自身の写真をジブリ風ロゴにアレンジした事例です。

OpenAIのCEO サム・アルトマンが自身のX(旧Twitter)のアイコンをジブリ風にした引用:X

以前のバージョンではこのような高精度なスタイル変換は困難でしたが、最新の大型アップデートによって実現可能になりました。

特に注目すべきは、元画像の持つ特徴や表情を維持しながら、選択したアートスタイルを適用できる点です。

これらの機能自体は、WEB版でもスマホアプリ版でも利用可能なので、いつでもどこでも画像生成することができます。
※この後やり方についてもご紹介しております。

実際の画像生成例機能を使用した例

弊社、デジタルアスリート株式会社では、この画像生成機能を活用して広告クリエイティブやランディングページ(LP)用の画像を制作する場合もございます。

従来のイラスト制作ではデザイナーに依頼すると3日ほどかかる作業が、ChatGPTを使用することで約10分で完成させることができたり、コスト削減効果も大きく、従来の制作費の約10分の1で実現できたりしたケースもあります。

下記画像は「工事現場や清掃員」などのイメージをChatCPTで作成したものです。

画像生成機能を活用して広告クリエイティブやランディングページ用の画像を制作

他にも、活用としては漫画風の広告クリエイティブ作成なども可能です。

実際に制作した作品をSNSにポストしたところ、YouTubeのインフルエンサーにも取り上げられるほどの高品質なコンテンツが作成できました。

実際に制作した作品をSNSにポストしたところ、YouTubeのインフルエンサーにも取り上げられるほどの高品質なコンテンツが作成できた引用:いけともch_旧リモ研

ChatGPTでの画像生成のやり方

画像生成の具体的な手順と方法

ChatGPTで画像を生成する方法は主に2種類あります。

1.専用の「画像生成」ボタンを使用する方法

ChatGPTの入力画面から「画像を作成する」ボタンをクリック

ChatGPTの入力画面から「画像を作成する」ボタンをクリック。

作成したい画像内容を入力。

ChatGPTで作成したい画像内容を入力

次の画面にて画像が作成される。
※イメージと違った場合は続けて指示を出しましょう。

ChatGPTで画像が作成される

2. 会話の中で「イラストを生成して」などとプロンプトに指示する方法

ChatGPTの入力画面にて作成してほしい画像内容と「生成して」という指示を組み合わせて送るだけで完了。

会話の中で「イラストを生成して」などとプロンプトに指示する方法

また、日本語だけでなくYAML形式で指示することで、より精度の高い画像生成が可能になります。

※YAML形式とは
AIがより理解しやすい指示の仕方にすることです。下記のようなプロンプトを指します。

name: ○○○○○○
age: 30
skills:
– プログラミング
– デザイン
– マーケティング
contact:
email: ○○○○○○
phone: ○○○○○○

引用:初心者でもわかる!YAML形式のプロンプトエンジニアリング超入門

人気のスタイル変換テクニック(例:ジブリ風画像作成)

話題のジブリ風イラスト生成も非常に簡単です。

「このイラストをジブリ風にして」という簡単な指示だけで完成します。

ChatGPTで「ジブリ風」の画像を作成する方法

他にも「ドラゴンボール風」「ワンピース風」など、一言加えるだけで様々なアニメやマンガのテイストに変換することが可能です。

おすすめのスタイル一覧

・ピクサー風:3Dアニメーション特有の質感と表現

ChatGPTで「ピクサー風」の画像を作成する方法

・サイバーパンク風:未来的で暗めの雰囲気と鮮やかなネオンカラー

ChatGPTで「サイバーパンク風」の画像を作成する方法

・水彩画風:柔らかく滲んだ表現と優しい色彩

ChatGPTで「水彩画風」の画像を作成する方法

・油絵風:厚塗りの質感とクラシカルな雰囲気

ChatGPTで「油絵風」の画像を作成する方法

・レトロゲーム風:ドット絵やピクセルアートスタイル

ChatGPTで「レトロゲーム風」の画像を作成する方法

これらのスタイル指定と組み合わせることで、オリジナリティの高い画像を生み出すことができます。

ChatGPT無料版と有料版の違い

項目 無料プラン Plusプラン Proプラン
月額料金 無料 約3,000円 約30,000円
主な対象ユーザー 機能を試したい個人 ・頻繁に利用する個人
・小規模利用
・ビジネスでの本格利用
・高速/高品質希望者
画像生成回数 1日あたり最大3回 ほぼ無制限(日に数百回程度) 実質無制限(日常利用で到達困難な上限)
生成画像の解像度 標準 高解像度 最高解像度
同時生成数(1リクエストあたり) 1枚 最大4枚 最大8枚
生成スピード(処理優先度) 標準(負荷状況による) 優先処理(混雑時でも) 最優先処理(高負荷時でも制限かかりにくい)

無料プラン

無料プランでは、ChatGPTの画像生成機能を費用をかけずに試すことができます。

1日の生成回数に上限(最大3回)がありますが生成画像の解像度やスピードは標準となり、個人が気軽に試すのに適しています。

Plusプラン

Plusプランは、より頻繁に画像生成を利用したい方向けの有料プランです。

月額約3,000円で、画像生成回数は実質無制限となり、無料版より大幅に多く利用できます。

生成画像の解像度が高くなり、1リクエストで最大4枚を同時生成できるため、効率的に複数のバリエーションを試すことが可能です。混雑時でも優先的に処理されます。

Proプラン

Proプランは、ビジネスでの本格的な利用や、最速・最高品質を求める方向けのプランです。

月額約30,000円で、画像生成回数使用制限はほぼなくなり、最高解像度の画像を生成できます。

1リクエストで最大8枚まで同時生成が可能で、高負荷時でも最優先で処理されるため、大規模な業務にも対応できます。ビジネス用途での無制限使用が明確に許可されています。

他の単体画像生成AIと比較すると、月額約3,000円~で無制限に使える点でChatGPTはコストパフォーマンスに優れているといえます。

画像生成機能における著作権について

AIで画像を生成する際には、著作権や利用ルールについて正しく理解しておくことが非常に重要です。

特に、生成した画像をブログやSNS、ビジネスなどで利用する予定がある場合は、予期せぬトラブルを避けるためにも必ず確認しておきましょう。

ここでは、ChatGPTで生成した画像の著作権がどうなるのか、利用する上でどんな点に注意すべきか、そして安全に活用するためのポイントをご説明します。

生成された画像の著作権

ユーザーの権利

OpenAIは、有料プランのユーザーが生成した画像の著作権はユーザーに帰属するとしています。

無料プランについては明確な記載がない場合がありますが、一般的には生成者に権利があると考えられています。

権利の範囲

ユーザーは生成した画像を、商用・非商用を問わず、複製、配布、販売、二次的著作物の作成などに利用できる権利を持ちます。

※ただし、これらの権利はOpenAIの利用規約やコンテンツポリシーに従う範囲での話です。

利用上の制限と注意点

学習データの著作権リスク

生成画像は、AIモデルが学習した大量のデータに基づいています。

これらの元データの中に著作権で保護されたものが含まれる場合、生成画像が既存の著作物に酷似してしまうリスクがゼロではありません。元データの著作権者から訴訟を受ける可能性も否定できません。

作風とキャラクターの模倣の違い

特定の「〇〇風」(例: ジブリ風、ピクサー風)といった作風が共通しているにとどまる場合の模倣は、一般的に著作権侵害にはなりにくいと考えられており、多くの場合許容されます。

しかし、特定の既存キャラクター、ブランドのロゴ、商標などをそのまま、あるいは非常に似た形で複製・使用することは、著作権侵害や商標権侵害にあたる可能性が非常に高いです。特に商用利用する際は、厳重な注意が必要です。

上記の点について、より詳しくはこちらの記事も参考にしてください。

OpenAIのコンテンツポリシー

OpenAIは、画像生成機能を含むサービスの利用にあたり、特定のコンテンツポリシーを設けています。

禁止事項

他者の権利を侵害する内容(例: 著名人の肖像を無断で使用、既存のキャラクターや商標を無断で複製)や、違法・不適切な画像の生成は禁止されています。

モデレーション

著作権侵害の可能性が高い、または禁止事項に抵触する可能性のあるプロンプト(指示文)は、システムによって拒否されたり、生成された画像が削除されたりする場合があります。

ビジネス利用におけるさらなる注意点

AI生成画像をビジネス目的で使用する場合は、個人の利用以上に慎重な対応が求められます。

法的リスク管理

生成した画像が第三者の著作権やその他の権利(商標権、肖像権など)を侵害していないか、必ずご自身の責任で確認することが推奨されます。特に、模倣リスクの高い画像をそのまま利用することは避けるべきです。

利用規約の定期確認

OpenAIの利用規約やコンテンツポリシーは更新される可能性があります。常に最新の情報を確認し、遵守することが重要です。

AI生成であることの明記

生成画像を使用する際に、AIによって生成された画像であることを明記することで、意図しない誤解やトラブルを軽減できる場合があります。

著作権法や知的財産権に関する解釈は国や地域によって異なり、AI生成コンテンツに関する法整備も進行中です。

この記事は一般的な情報提供を目的としており、法的な助言ではありません。重要なビジネス利用や判断に迷う際は、必ず法律の専門家にご相談ください。

まとめ

ChatGPTの画像生成機能は、2025年4月の大型アップデートにより精度が飛躍的に向上し、個人の趣味的な利用からビジネスでの活用まで、その可能性を大きく広げています。

記事で解説した要点をまとめると、以下の通りです。

・手軽さと直感的な操作性

対話形式で簡単に画像を生成でき、「〇〇風」のようなスタイル指定も自由自在。特別な知識がなくても、イメージを素早く形にできます。

・ビジネスにおける高い費用対効果

記事で紹介した例のように従来の画像制作に比べ、時間とコストを大幅に削減しながら、高品質な広告クリエイティブやLP用素材などを生成できます。

・多様な表現力と活用シーン

リアルな人物や物体から、ユニークなアートスタイルまで、幅広いニーズに対応したビジュアル生成が可能。マーケティング、デザイン、コンテンツ制作など多分野で役立ちます。

・アクセシビリティと柔軟なプラン

Web版とスマホアプリ版の両方で利用可能。無料プランで気軽に始められ、月額約3,000円からの有料プランでは、ほぼ無制限に近い生成回数と高品質・高速な機能を利用できます。

ChatGPTの画像生成機能は、アイデアを素早く視覚化し、クリエイティブ制作やビジネスを強力に後押しするツールとなるでしょう。

ぜひ本記事を参考に、ChatGPTの画像生成機能を活用し、表現の可能性を広げてみてください。ただし、著作権やOpenAIの利用規約、コンテンツポリシーを遵守し、適切かつ倫理的に利用することを常に心がけましょう。

※生成AIと著作権に関しての使用ルールは、利用時点における最新情報を収集して使用するようにしてください。

Writer

河瀬葵 記事一覧

デジタルアスリートに入社してから、社内の業務効率化を図るべく独学でAIを勉強し、マーケティングから営業まで、あらゆる業務の生産性向上に貢献。

この実績を生かし、生成AI分野で国内トップクラスの影響力を持つ有名インフルエンサーが運営する「生成AIコミュニティ」(現在2500人)の公式アンバサダーとして、組織運営も行っている。

また、検索生成AI分野で国内トップクラスの実績をもつ「Felo」の第一期公認アンバサダーも務め、法人・個人問わず実務におけるAI活用方法のコンサルティング活動を続けている。

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https://x.com/kawase_sarariAI

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