SHARE
Threads(スレッズ)は、Meta社が2023年7月に公開したテキストベースのSNSプラットフォームです。サービス開始から1年足らずで月間アクティブユーザー数が1億7,500万人を突破し、急速に成長を遂げています。
今回は、Threadsならではの特徴やInstagramやX(旧:Twitter)との違い、具体的な始め方まで、はじめてThreadsを利用する方に向けて詳しく解説していきます。
参考:Threads hits 175 million users after a year
目次
ユーザー数が1億人を超えているThreadsとは?
Threadsとは、Meta社が開発したInstagramと連携できるテキスト共有アプリです。最大500文字までテキストを投稿できるだけでなく、画像・動画を10枚まで投稿することができます。
現状Threadsの利用ユーザーは男性が68%、女性が32%であり、特に20歳~30歳の利用ユーザーが多くなっています。XやInstagramなど従来のSNSに飽き、新しいSNSを求めている層がこの年代の男性に多いと言われています。
参考:「Threads Statistics as of 2024: Users, Revenue & Demographics」
参考:Meta公式「テキストでつながる新しいアプリ、「Threads(スレッズ)」をローンチ」
Threads(スレッズ)でできること4選
テキスト共有SNSのThreadsでできる内容について4つ紹介します。
500文字までのテキストを投稿できる
Threadsの投稿では、最大500文字までのテキストメッセージを作成すとができます。X(無料版)で投稿できる140文字と比べて、より多くの情報を提供できるのが特徴です。
例えば、「ことりっぷ」のアカウントでは特定のカフェや観光スポットの詳細を500文字以内の投稿で紹介することができます。
店の雰囲気、メニューの特徴、訪れる際のおすすめポイントなどを詳しく説明することで、より多くのユーザーに向けて興味を引き、訪問を促すことができています。
画像・動画を合計10枚まで共有可能
Threadsは、Instagram機能を一部引き継ぎ画像・動画での共有を10枚まで行うことができます。テキストコミュニケーションが主流なため、画像・動画の編集はトリミングなどの基本的な機能に限られています。
いいね・コメント・リポスト(再投稿)・引用機能が使える
Threadsは、Instagramに搭載されているリアクションの機能を使用することができるため、ユーザー間の交流を活発にすることができます。
具体的な機能は以下のとおりです。
「いいね」:投稿した人のハートマークを押すことでいいねをつけられます。
「コメント」:投稿に対して500文字までのテキストと画像を添付して返信できます。
「リポスト(再投稿)」:他のユーザーの投稿を自分のアカウントから再投稿できます。
「引用」:他のユーザーの投稿に自分のコメントをつけて投稿できます。
キーワード・ハッシュタグ検索ができる
Threadsの検索画面で、キーワードやハッシュタグを入力すると関連する投稿を探すことができます。また、スパム対策として投稿に追加できるハッシュタグは一つだけになっており、そのため、質の高いコンテンツが表示されることが比較的多くなります。
ハッシュタグは、下記左画像のように水色で表示され、タップするとそのハッシュタグがついている投稿のみが一覧で表示されます。
参考:Meta公式「Threadsの投稿にトピックをタグ付けする機能を導入」
Threads(スレッズ)の使い方
Threadsを初めて使う場合の基本的な使い方を3つ紹介します。
・Instagramと連携してアカウント作成
・Threadsの基本的な操作方法
・Threadsの投稿方法
Instagramと連携してアカウント作成
AppstoreもしくはGoogleplayから「Threads」をインストール後、ホーム画面からInstagramアカウントを選択します。
(Instagramアカウントが無い場合、「Instagramの登録」から作成しましょう)
アカウントを選択後、プライバシー設定で「公開」もしくは「非公開」を選択します。その後「Threadsに参加する」を押して完了です。
Threads(スレッズ)の基本的な操作方法
プロフィールの設定
画面右下のユーザーマークをタップすると、プロフィール画面に切り替わります。その後、「プロフィールを編集」をクリックし自己紹介を作成することができます。
Instagramのプロフィールをそのまま引き継ぐことができますが、発信テーマが異なる場合は、Threadsの自己紹介をカスタマイズすることをおすすめします。
これにより、各プラットフォームでの目的や内容に応じた適切な表現が可能になり、フォロワーに対して明確なメッセージを伝えることができます。
リアクション機能
タイムライン上では、下記4つのリアクションを行うことができます。
①いいね
Instagram同様❤️をタップすると「いいね」を送ることができます。
②返信
返信ボタンをタップして返信することができます。
③リポスト(再投稿)&引用
このボタンをタップすることで再投稿か引用を選んで実行することができます。
再投稿:投稿された内容をそのまま自分のアカウントで投稿
引用:投稿された内容にコメントをつけて投稿
④Instagramアカウントにシェア
この後解説します。
シェア機能
連携しているInstagramのフォロワーに向けて興味のある投稿を送信することができます。
また、自身のInstagramストーリーズ、フィード、LINEやMessengerなどでThreadsの投稿URLをシェアすることができます。
アクティビティ確認
投稿の右上「︙」をタップすると、投稿に対して以下のアクションを行うことができます。
【保存】
投稿をいつでも見返せるようにすることができます。
【興味なし】
「興味なし」で選択した投稿と同じような内容の投稿が少なくなります。
【非表示】
選択した投稿を非表示にすることができます。
【ミュート】
投稿者の投稿を全て見えなくすることができます。
【ブロック】
ブロックしたアカウントのプロフィールや投稿は完全に表示されなくなります。
また、自分の投稿や他の投稿への返信も見られなくすることができます。
【報告する】
不適切な投稿や詐欺の情報を発信している投稿を通報することができます。
Threads(スレッズ)の投稿方法
Threads操作画面の真ん中にある「+」をタップ。その後、投稿作成画面が表示されます。
作成画面①~⑦各機能の説明は、以下のとおりです。
①写真フォルダにある画像・動画を挿入できます。
②Threadsで撮影した画像・動画を挿入できます。
③ボタンをタップ後、GIF画像を選定することができます。
④音声をその場で録音して投稿することができます。
⑤ハッシュタグを設定することができます。
⑥アンケート
アンケート質問と回答を自由に作成して実施することができます。
⑦位置情報
おすすめの飲食店などを紹介することができます。
Threads(スレッズ)に足跡はつくのか
Threadsには、足跡機能はありません。閲覧履歴が存在しないため、投稿やプロフィールを見てもバレることはありません。気になる投稿があるけど相手には知られたくないという場合は、「保存」することをおすすめします。
Threads(スレッズ)とInstagram、Xの違い
ThreadsとInstagramとXの違いについて紹介します。
項目 | Threads | X(旧:Twitter) | |
投稿の文字数(※注1) | 500文字 | 30~40文字 | 140文字(無料) |
ハッシュタグ | 1個 | 30個 | 49個 |
画像・動画数 | 10個 | 20個 | 4個 |
動画の長さ | 5分 | 60分 | 2分20秒 |
DM | 不可 | 可能 | 可能 |
※注1:各SNSでは、投稿の文字数制限を超えた部分は「さらに表示」と表示され、隠れる仕組みになっています。表の文字数以上は「さらに表示」をタップすることで読めるようになります。
ThreadsにDM機能がありませんが、投稿の返信を当事者以外見れなくする機能があります。
投稿の返信ボタンをタップすると、返信画面が表示されます。その後表示させたい人を選択すると、該当しているユーザーのみに返信できます。
Threads(スレッズ)のアルゴリズム
Threadsに表示されるコンテンツは、人工知能(AI)システムによる選定とランク付けを経て配信されています。以下の工程でアルゴリズムが適用されています。
①Threadsで利用可能な公開コンテンツをシステムが収集
②収集されたコンテンツに対してこれまでユーザーがThreads上で行ってきた行動が考慮し、適切なコンテンツを配信
③ユーザーリアクションの度合いにより価値があると判断されたコンテンツが優先的に表示
参考:Meta公式「Instagram ThreadsのAIシステム」
現在、Meta社はThreads投稿のアナリティクス機能をテストしています。個々の投稿に関する指標をテストしているため、アルゴリズムにも影響を与える可能性があります。
Threads(スレッズ)アカウントを連携しない方法
結論、ThreadsアカウントとInstagramの連携は必須です。
どうしても連携したくない場合は、サブアカウントをInstagramで作成して、連携することをおすすめします。
Threads(スレッズ)アカウントのみを削除する方法
Threadsのプロフィールアイコン→右上のメニューアイコン
アカウント→プロフィールを利用解除または削除→「プロフィールを削除」を選択します。
Threads(スレッズ)の「フォローリクエストが届いています」とは?
Instagram上のお知らせ通知に、フォロワーでThreadsを利用しているユーザーからフォローリクエストが届くことがあります。フォローリクエストを承認すると、Threadsのログイン画面に切り替わるので注意しましょう。
なぜ?Threadsのフォローリクエストが届くのか
Threadsはインスタグラムと連携しているため、Threadsアプリのインストールを促進する目的として、フォローリクエストを表示させていることが関係しています。
フォローリクエストの通知を止める方法
①Instagramの「お知らせ」画面を開きます
②「Threadsでフォローリクエストが届いています」という通知を左にスライドします
③「このタイプのお知らせをオフにする」をタップします
通知オフの設定は完了です。
Threadsのフォローリクエスト通知を放置しても問題なし
Threadsのフォローリクエスト通知は放置していても勝手にアプリがログインされることはありません。Threadsの初期設定で「Instagramと同じアカウントをフォローする」項目があり、そのまま設定していたことが考えられます。
Threads(スレッズ)の今後
Threadsは急速に利用者を伸ばしてきたSNSです。リリース当初はテキストや画像・動画投稿といった基本的な機能だけでしたが、「投稿編集」「検索機能」「複数アカウント作成」「音声機能」など続々と機能が増えています。
アルゴリズム機能の追加が検討されていることから、ユーザーの興味や行動に基づいた投稿が表示されるようになる可能性があります。
プライベートでは関連性の高いコンテンツが表示され、ビジネス面ではユーザーニーズの理解とそのニーズに合わせた効果的な訴求でコンテンツを提供できるようになります。
2025年には広告が導入されるため、Threadsを使用するユーザーや企業がさらに増えていくことが予想されます。XやInstagramを使い分けつつ、今後、主流なSNSの1つになる前にThreadsの使い方を覚えておきましょう。
Webマーケティングの成功確率を高めるには…
1800社を超える企業様のご支援の中で得られた知見を基に、
経験豊富なコンサルタントが貴社の戦略設計からWeb広告の改善案をご提案いたします。
- 2024年の最新情報、類似業種で獲得好調な媒体とは?
- 既存の広告を分析すると、伸びしろはどれぐらい?
- LPやCRM部分まで総合的に分析、売上UPをするには?
- よりコストを削減するインハウス体制に移行するためには?
無料相談では上記のポイントをお伝えします。
Webマーケティングの成功確率を高めたい方は、デジタルアスリートにご相談ください
デジタルアスリート入社後、半年間、リスティング広告を始めとした10種類以上の広告媒体の知識を学び、運用を実施。業界問わず様々な案件の効果改善に努める。
その後大手広告代理店にて、テレビ局などのクライアントを対象とした案件にて広告運用を実施。自社と他社での広告運用経験を活かし、現在は主に自社サイトやメディアの管理、記事作成などのコンテンツ制作を担当している。
Writer
山屋 竜之介 記事一覧
デジタルアスリート入社後、半年間、リスティング広告を始めとした10種類以上の広告媒体の知識を学び、運用を実施。業界問わず様々な案件の効果改善に努める。
その後大手広告代理店にて、テレビ局などのクライアントを対象とした案件にて広告運用を実施。自社と他社での広告運用経験を活かし、現在は主に自社サイトやメディアの管理、記事作成などのコンテンツ制作を担当している。