目次
YDNアカウントを作成しよう
まずはYDNアカウントを作る必要があります。 YDNアカウント作成の手順はYahoo!の公式ヘルプが分かりやすいのでヘルプ通りに進めてください。 Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)の始め方
キャンペーンの広告掲載方式を理解しよう
アカウント作成ができたらYDN広告を作っていきますが、YDN広告にはさまざまな広告掲載の方法があります。
インフィード
スマートフォンでYahoo!のトップページを開いてみましょう。 下図のようにさまざまなコンテンツが上から下に順番に並んでおり、その部分をタイムラインと呼びます。 タイムラインの記事はニュースやコラムなどが並んでいますが、それらのコンテンツの間に広告を出すことができるのがインフィード広告です。 記事の中に溶け込んで表示されるため、広告が表示された際にユーザーに認知されやすいというのが一番の特徴です。
ターゲティング
「ターゲティング」は、「地域・年齢・性別・曜日時間帯」などのさまざまな条件でYDN広告の配信対象をご自身で設定できるのが特徴です。 広告の配信対象を選べるのが長所ですが、あまり絞り込みすぎると広告が配信されにくくなってしまいます。
サイトリターゲティング
「サイトリターゲティング」は、過去にサイトを訪問したことのあるインターネットユーザーに再アプローチする広告です。 1度目の訪問で成約に至らなかったユーザーに再度YDN広告を配信することで、過去の訪問を思い出させ再訪問を後押しする効果があるので、コンバージョンの確率が高まることが期待できます。
広告グループのターゲティング機能を理解しよう
インタレストカテゴリー
特定のカテゴリーに興味があると考えられる行動履歴を持つインターネットユーザーを指定してYDN広告を配信します。 パフォーマンスレポートを使えば、今までの配信での、インタレストカテゴリー単位の実績値を確認することもできます。
サイトカテゴリー
インタレストカテゴリーがユーザーの行動をターゲティングするのに対し、サイトカテゴリーはウェブサイトをターゲティングします。 その名の通り、特定のカテゴリーを指定してYDN広告を配信・除外きます。
プレイスメントターゲティング
プレイスメントターゲティングもウェブサイトをターゲティングします。 特定のウェブサイトを指定してYDN広告を配信・除外できます。 サイトカテゴリーよりもよりピンポイントなターゲティングです。
性別
ユーザーの性別を指定してYDN広告を配信します。
年齢
ユーザーの年齢を指定してYDN広告を配信します。
地域
ユーザーがいる地域を指定してYDN広告を配信します。 特定の地域に特化したサービスや、店舗がある場合に有効です。都道府県、または市区郡を指定できます。
曜日・時間帯
YDN広告を配信する曜日、時間帯を細かく指定してYDN広告を配信できます。
サーチターゲティング
特定の「キーワードの検索履歴」(初期設定は30日間)を持つインターネットユーザーを指定してYDN広告を配信します。 検索広告だとリアルタイムで検索している人にリーチすることになりますが、サーチターゲティングなら過去30日まで遡れるので、確度を大幅に下げることなくアプローチできるユーザー数が増えますよ。
サイトリターゲテイング
「自社のウェブサイトを訪れたことがあるインターネットユーザー」の他、「自社のウェブサイトを訪れるインターネットユーザーと似た行動履歴を持つインターネットユーザー」など、ウェブサイトの訪問履歴を指定してYDN広告を配信します。 ※配信対象外に設定することも可能です。
YDNの広告を出稿しよう
YDNには、広告のフォーマットにも種類があるのでご紹介します。
テキスト広告
テキストは、基本的にテキストだけで表示される広告です。 テキスト広告の中にも種類はあるのですが、Yahoo!は「タイトル15文字、説明文19文字+19文字」のものが推奨です。
ディスプレイ(イメージ)広告
テンプレート広告
テンプレートは、テキスト(文字)とバナー(画像)を使用した広告になります。
設定手順
インフィード広告の設定方法
1. 「YDN」タブ>「キャンペーン管理」タブの順にクリックし、キャンペーン管理画面中央にある[+キャンペーン作成]ボタンを押す
広告タイプの選択 | 画像サイズを「300×300」か「1200×628」から選択 ※画像サイズによってレイアウトが異なります。 |
画像 | [画像選択]ボタンを押し、画像を選択 ※画像が未追加の場合は「画像新規追加」をクリックし、追加します。 |
タイトル | 広告のタイトル を入力(20文字まで) |
説明文 | キャッチコピーを入力(90文字まで) |
主体者表記 | 会社名、ブランド名、商品名、サービス名のいずれかを入力 |
表示URL | 「http://」や「https://」、末尾の「/」をのぞいたホームページのURLを入力 |
リンク先URL | リンク先のページのURLを入力 |
ボタン | 広告内に表示するボタンを選択 |
ロゴ | 「設定しない」を選択 ※「設定する」をクリックすると、広告内に、会社名、ブランド名、商品名、サービス名などのロゴを設定できます。 |
ディスプレイ(イメージ)広告の設定方法
1. 「YDN」タブ、「ツール」「画像ファイル管理」の順にクリックします。
YDN実例
いろいろなタイプがあるのはわかった!でもありすぎてよくわからん! そんな声が聞こえてくるようです。 ここでは、YDN広告を使うなら特に設定すべき配信方法をいくつかご紹介します。
インフィード×リターゲティング配信で設定
ターゲティングでも良いのですが、インフィードはタイムライン上に表示されるという特性があるため、広告見出しを記事風にして、広告のリンク先も記事風にすることでクリック率・コンバージョン率が改善しやすいです。 実際に弊社でもこの手法をよく使います。 ハマるとターゲティングの1/2のCPAでCVを獲得できるようになることも多いですよ。 具体的な設定方法はこちらの記事をご覧ください。
サーチターゲティング配信で設定
主に検索広告で運用しているアカウントで伸び悩んでいるときは、サーチターゲティング配信を試してみましょう。 検索広告はユーザーが検索している瞬間にしかアプローチできないですが、サーチキーワードは過去の検索行動にまでさかのぼってターゲティングすることが可能です。 つまり、リアルタイムに検索している人以外にもターゲティングできるので、より多くの人にアプローチできるのです。 検索広告でよくCVしているキーワードでサーチターゲティングで設定してみましょう。 ただ、配信量はそこまで多くないことが多いので、一気に配信量とCV数を増やしたいという場合にはマッチしません。
インフィード×インタレストカテゴリー配信で設定
上記のサーチターゲティングでは配信量が少なすぎて成果が改善できなかった案件で、より配信量の多いインタレストカテゴリーをインフィードを設定・配信しました。 検索でもなかなかCVしなかった案件なのですが、この配信では開始後すぐに複数のCVが! 一概にターゲティングの確度だけで配信手法は選べないなと悟った瞬間でした。
類似ユーザーターゲティング配信で設定
「リマーケティング配信で件数取れて来たけど、もっと件数伸ばしたい!」 「サーチ、デモクラターゲティングもいいけど、数値荒れそうだしなぁ」 そんな悩みをお持ちでしたら、類似ユーザーターゲティングがおすすめです! こちらの記事で詳しく説明されているのでご覧ください。
まとめ
はじめてYDNを配信する方に言いたいのは、「とにかく色々試してみて下さい!」ということです。 情報を仕入れつつ、どんどん実践していって、あなたの商材に合った配信設定や手法を見つけてくださいね。 また、YDNは他の媒体と比べても特に審査が厳しくなっています。審査落ちに関してはこちらの記事をご覧ください。 いくつか解決案も提示しています↓
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