【初心者向け】Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)を徹底解説

ディスプレイ広告とは、検索広告と違いユーザーが閲覧しているサイトなどに表示される広告です。

ディスプレイ広告には、主にGoogleディスプレイネットワーク(GDN)とYahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)があります。

この記事ではYDNについて、他の配信方法との比較・メリットや同じディスプレイネットワークでもGDNとどこが違うのかなど、初心者にもわかりやすく解説します。

Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)とは

YDNとは「Yahoo!ディスプレイアドネットワーク」の略称です。

Yahoo!プロモーション広告のサービスの一部でYahoo!、Yahoo!の提携サイト上にディスプレイ広告を出稿することができる媒体です。

ディスプレイ広告

そもそもディスプレイ広告とはどのようなものでしょうか。

ディスプレイ広告とは、下図のように、Webサイトやアプリの画面に表示される広告が挙げられます。


 

一般的には画像あらかじめ作成したバナーを使用した出稿をすることが多いですが、その他にもテキスト動画を使用した配信も可能です。

検索広告と比較して低いクリック単価で出稿でき、配信ボリュームもターゲティング次第では月間数百万回以上獲得できる手法になります。

Yahoo!スポンサードサーチ(YSS)との違い

大きな違いとしては配信面と狙うターゲットが異なる点が挙げられます。

YDNで出稿できるディスプレイ広告の特徴としては、Yahoo!JAPAN、およびYahoo!上のWebサイトに表示され、ターゲットとしては自身の欲求(ニーズ)にまだ気づいていない、潜在的なユーザーへアプローチすることができることが挙げられます。

またそれに対し、YSSで出稿できる「検索連動型広告」に関しては、ユーザーが意図をもって検索行動をおこなっているため、自身の目的や欲求が既に明確に把握できている顕在層へとリーチできることが特徴です。

YSSとYDNのメリットの違いとは

YSSは購買意欲の高いユーザーに広告を配信できる

YSSで出稿できる「検索連動型広告」のメリットは、既に「購買意欲の高いユーザー」に向けて配信されるため、広告主が求める成果に直結しやすいことが挙げられます。

しかし月間での市場の検索ボリュームに天井があるため、ある程度アカウントが成長すると成果の上限が定まり、頭打ちになりやすい傾向があります。

また掲載順位をオークション形式で入札し、常に上位の広告枠を競合他社と奪いあう形になりますので、1クリックあたりにかかるコスト(クリック単価)も高くなりがちです。

特に市場ができあがっているレッドオーシャンであればあるほど、1人当たりの顧客獲得単価(CPA)は高くなります。

YDNは配信ボリュームを増やし、潜在層にも広告を出せる

それに対し、YDNで出稿できるディスプレイ広告に関しては、ネット上に存在するWebサイトすべて(広告枠を持つ)が配信対象になるため配信ボリュームは検索広告の比ではありません

しかし潜在層を狙っていく配信になるため、YDN上の様々なターゲティング手法を駆使し、潜在層を顕在層に変える仕組みづくりに時間を要することが多いです。

その分、一度成果のでる傾向や広告手法が確立してしまえば、月間の配信ボリュームも多いため、短期的ではありますが検索広告を凌駕する成果を得られることがあります。
※ただし市場は常に変化するものなので、一度当たったとしても日々運用の改善は欠かせません。

GDNとYDNの3つの大きな違いとは

続いてGDNとYDNの違いについて触れていきます。

まず前提として、GDNは「Googleディスプレイネットワーク」の略称となり、こちらはGoogle上で出稿できるディスプレイ広告となります。

イメージとしては、YDNのGoogle版となり、Google上の提携サイトに広告を出すことができます。

①使用する画像サイズの違い

続いて、ディスプレイ広告では主に画像をつかったものを広告として掲載することが多くなるのですが、その中でもバナー画像のサイズ(縦×横)がGDNとYDNとでは異なります。

それぞれ個別に画像を用意するとなると少々手間がかかるため、まずはGDN、YDN両方に共通する画像サイズを用意することをお勧めします。
共通の画像サイズは下記になります。

300×250
336×280
728×90
160×600
468×60
320×50(スマホ)
320×100(スマホ)

 
※(スマホ)と書いてあるものはスマホ画面にのみ表示されます。

この中でも最もボリュームが出やすいと言われているのが「300×250」ですので、優先して用意することをおすすめします!


 
参考:uniad
 

②掲載場所の違い

GDNとYDNではそれぞれ掲載されるサイトが異なります。

GDNは自社サービスがなく、YoutubeやBIGLOBEなどが主な掲載先となります。
また、掲載サイトでなくとも、Googleの広告枠(Googleアドセンス)があるサイトではGDNが配信され、広告枠に合わせて入稿したクリエイティブの中から適切な画像を選定して配信してくれます。

一方、YDNはAmebaや朝日新聞、bing、まとめNAVERなど、数多くの連携サイトへ出稿できるメリットの他に、月間平均500億PVを誇る日本最大級のポータルサイトYahoo!JAPAN上の広告枠に出稿ができることが一番の特徴と言っても過言ではありません。

Yahoo!メールやYahoo!ニュースなど、普段多くの社会人が目にするであろうサイトや、Yahoo!関連サービスにもYDNを介してディスプレイ広告が配信することができるため、幅広いユーザ-層にリーチできるのが特徴です。

③予算配分

GDNでは「広告配信方法の設定」で、「標準」と「集中化」を使い分けることで、一日の予算を早い時間帯で使い切るか、それとも一日を均等に慣らして出稿できるペース配分ができたりします。

気をつけるポイントとしては、もし「集中化」を選択してその日一日の設定した予算の上限に達した場合、出稿自体が自動的にストップしてしまうためそれによる機会損失が生まれやすい点が挙げられます。

ですので、よほどの理由がない限り「標準」で配信されるのが無難でしょう。

一方YDNでは、基本的に予算を1日24時間、1時間単位で均等に慣らして配信をしますが、市場のニーズが一時的に高まり表示回数が多くなったときは、システムが自動で判断し、露出を拡大する動きを見せることもあります。

広告費が決まっているアカウントでの運用の場合は、予算管理が重要になってきますので、システム特性を理解した上で運用されることをおすすめします。

YDNの広告掲載方式

続いて、YDN上での広告掲載方式について解説していきます。

基本的にYDNでは下記が使用可能です。

・ターゲティング
・インフィード広告
・リーディングテキスト
・動画

ターゲティング

基本的にターゲティングでは配信したいターゲット層(年代、性別、興味関心等)を運用者が手動で設定した上で広告出稿を行います。

※また一切ターゲティングを行わない、ノンターゲティングという手法も使えますが、それだけでは不特定多数のユーザーに広告を配信する事になるため、求める成果
が初期は出にくい可能性が高いです。加えて予算消化のペースも早くなるため初期の設定はおすすめしません。

事前に実施する際は使用するクリエイティブ(画像)や入札単価を事前にしっかり練り込んでからの配信を推奨します。

インフィード広告

ネイティブ広告の一種とも言われ、記事コンテンツ等のフィードに自然に広告を配信することができます。こちらはGDNにはなくYDN独自の配信方法になります。

インフィード配信は各種YDNのターゲティング方法と掛け合わせて使用することができるため、出稿するターゲット(セグメントや掲載面)を事前にYDN上でより細かく設定することが可能です。

リーディングテキスト

リーディングテキストでは、Yahoo! JAPAN!のPCトップページ中央中段にYDNを介して広告を掲載する事が出来ます。

動画

動画では、Yahoo!のアプリ内にあるインフィード広告の掲載面にYDNを介して広告を掲載する事が出来ます。

動画に関しては、広告を表示させるセグメントを細かく設定することは出来ますが、掲載面をより絞り込む事は出来ません。

また、「動画」という名前から分かるように、この広告掲載方式を選択した場合は、該当のキャンペーン上では動画広告しか配信出来ません。
※こちらは通常のアカウント上では使用できないケースもあります。どうしても動画を使用した配信を実施されたい場合は、広告代理店のみが所有しているYDN代理店アカウント内に新規でアカウントを作成することで配信が可能になります。

※通常のキャンペーン(ターゲティング等)と動画配信用のキャンペーンとで分けることでどちらも配信が可能です。

YDNターゲティングの種別とは

またYDNターゲティング配信の種別としては細かいですが下記が挙げられます。

サイトリターゲティング

LP(ランディングページ)やHP等、自社サイトを訪れたことのあるユーザーに対して、YDNを介して後追いを行い広告を配信するターゲティング手法になります。

一度サイトを訪問したことがあるユーザーに向けた配信になるため、ディスプレイ配信の中でも最も成約に繋がりやすいターゲティング設定といっても過言ではありません。

サーチターゲティング

こちらはGDNにはない、YDN独自のターゲティングとなります。

ターゲティングの仕組みとしては、ユーザーがYahoo!上で検索したことのある、過去の検索キーワード履歴に基づいて配信を行うようになっています。

事前にターゲティングする検索キーワード履歴(一般的にはサーチキーワードと呼ばれる)を運用者がリスト化(サーチキーワードリスト)する手間がかかりますが、顕在層が起こした検索行動に基づく配信となりますので、リターゲティングに続き反響を得られやすい配信手法となります。

※尚、サーチキーワードはYahoo!側が用意したものから選定する必要がありますので、中にはターゲティングしたいキーワードがそもそも存在しないケースもあります。要注意です。

プレイスメントターゲティング

プレイスメントターゲティングは、特定のサイト(URL)を指定し、YDNを介して広告を配信するターゲティング手法になります。

その他にも自社のサービスと関連性の低いサイトを指定して広告がそこに出ないようにプレイスメントリストを作成し除外をすることで広告費を抑えた配信も可能です。

サイトカテゴリー

サイトカテゴリーはYahooがサイト毎に設定している特定のカテゴリーに対し、YDNを介して配信するターゲティング手法になります。

カテゴリーは数多くにあるため、例えば食品系の商材であれば食品カテゴリーの中で親しいものを選択して配信すると成果が出やすいでしょう。

インタレストカテゴリー

こちらは、Yahoo!側がカテゴライズしたカテゴリー(分類・ジャンル)に興味があるユーザーに対し、YDNを介して配信するターゲティング手法になります。

特定のジャンルに興味があるかどうかは、Yahoo!側がユーザーの閲覧記録を元に、自動的にカテゴライズし決定しています。

より潜在層に向けた配信となりますので、クリック単価は初動3~5円等で配信されることをおすすめします。

デモグラフィックターゲティング

ユーザーの性別や年齢、住んでいる地域から対象ユーザーをYDN上で絞って配信する手法になります。

自社のターゲット(ペルソナ)が明確になっているとターゲティングしやすい配信になります。

※オフライン(Web以外)で得られた情報から立てたターゲット(ペルソナ)設定ではオンライン(Web上)では反応が得られづらいなど、提供するサービスは同じでも結果が異なる場合もありますので、こちらもターゲットを明確にするために初期は充分なテストが必要になるケースもあります。

ノンターゲティング

ノンターゲティングは、すべてのユーザーを対象にYDNを介して広告を配信する手法になります。

非常に低単価で出稿が出来る反面、ターゲティング設定を一切行わない為、認知度UPが基本となり、直接的なコンバージョンはあまり見込めない場合があります。

しかし、直接CVを狙う場合は、CVのハードルが低い(物販ではなく、リスト取りなど)の案件であればYDNノンターゲティング配信は比較的有効です。

代理店でしか使用できないターゲティングもある

最後に、代理店経由でしか使用できない下記コンテンツもあるため、YDNを使ってある程度成果が獲得でき、さらなる拡大を望まれる場合は思い切って代理店に相談されるとよいでしょう。

・Yahoo!DMP
・Yahoo!コンテンツディスカバリー
・Yahoo!プレミアムDSP

その他YDNお役立ち情報を下記にまとめていますので、もっとYDNについて学びたい方は下記記事をどうぞ

キャンペーンエディター(YDN)でできることまずはキャンペーンエディター(YDN)でできること、その代表格を3点ご紹介しましょう。各ターゲティングと組み合わせた、ディス...

リスマガ【Web集客の教科書】
 
リスマガ【Web集客の教科書】
Web集客の基本から最新ノウハウまで!現役コンサルタントが、リスティング広告やWebマーケティングの情報をわかりやすくお伝えします。

まとめ

最初は様々なターゲティングがあり、複雑で難しいように見えますが、各種ターゲティングをうまく使いこなせると成果の拡大がYDNでは見込めます。

成果の比較的出やすい、サイトリターゲティング、サーチターゲティングなどからまずは実際に配信してみましょう!

Web広告でコンバージョン数を最大化する7つの極意をプレゼント!

「Web広告マーケティング大全」
(無料・PDFでのダウンロード)

2018年9月発行の書籍「コンバージョンを最適化する7つの極意」の元となった、電子書籍「Webマーケティング大全」を無料でダウンロードいただけます。
(PDF・全161ページ)

無料でPDFファイルをダウンロードする
(全161ページ)
Web公告マーケティング大全

関連記事一覧