売れるランディングページの構成とは?鉄板の型や入れるべき要素を解説します

  • 2020.7.21
  • 6,945 Views

この記事では、「ランディングページってどんな構成にすれば売れるの?」という方に向けて、鉄板の構成と、構成1つ1つの役割や注意点をご紹介します。

知らないと書けない!コンテンツの役割

ランディングページを書くとき、コンテンツごとの「役割」や「目的」を知らずに書くと、結局なにが言いたいかわからない売れないランディングページになってしまいます。まずは、「ヘッドコピー」「ボディコピー」の役割についてしっかりと理解しておきましょう!

ランディングページは大きく分けて「ヘッドコピー」「ボディコピー」の2つの構成からできています。
上で話したように、これらにはそれぞれ役割があります。

ヘッドコピーの役割

ヘッドコピーの役割は、「このページに私の求めている情報がある!」と思ってもらい、ボディコピーに読み進めてもらうことです。

ヘッドコピーはランディングページの中でも最も重要な部分です。ページが表示された瞬間に、ターゲットの欲しい内容や情報が書かれていなければ、すぐにページから離れていってしまいます。ここで興味をひき、次のボディコピーに読み進めてもらうことが必要です。

ボディコピーの役割

ボディコピーの役割は、ヘッドコピーで興味関心を持たせた内容が、本当に信用できる情報であることを証明すること。そして「これなら効きそう!」「これなら問題解決できるかも!」と思わせて購入してもらうことです。

ターゲットが「買わなくていいや」と判断してしまう理由をできるだけ潰していき、「今すぐ買わなくちゃ」と思わせるような理由づけをしていく必要があります。

では、実際にどのような構成でランディングページを書けばいいのでしょうか?

売れるランディングページの構成!鉄板の型

ここからは、実際に多くのランディングページで使用されている鉄板の構成を紹介しましょう。当社でもよく使われている構成です。

ただ、1つ覚えておいてほしいことは、ランディングページの構成はページの目的、ターゲット、売るサービスによって最適な構成が変わるということです。
実際に広告配信を始めたあとは、分析ツールなどを使いながら「本当にこの構成でいいのだろうか?読み進めてもらえているんだろうか?成果に繋がっているのか?」といった検証が必要です。

ランディングページの成果を上げるためには、作りっぱなしではなく改善していくことが重要ということを覚えておきましょう。

続きを読みたくなるキャッチコピー

キャッチコピーの目的は「ターゲットの興味を惹き、次のコンテンツを読ませること」です。

ここで重要なのが、広告文とキャッチコピーの内容が一致しているかということ。

ターゲットは知りたい情報を検索した時、広告文を見て「私の知りたい情報がありそう!」と思いクリックしてランディングページに入ります。しかし、キャッチコピーを読んだ時「あれ、自分が知りたかった情報となんか違う」と判断すると、あなたがせっかく書いたランディングページは全く読まれることなく閉じられてしまいます。

また、検索広告ではなくバナー広告などの場合は、バナーのコピーとランディングページの内容に違いがないか注意が必要です。

キャッチコピーを見ただけで離脱されないように、広告文から受け取る内容とキャッチコピーから受け取る内容が一致するように意識して作りましょう。

信用を高める権威付け

権威付けとは、例えば「化粧水部門ランキングNo.1」「会員数1,000人突破」や、「◯◯学会会長が推薦」「ホリエモンも絶賛!」といったコピー、またはメディアの掲載実績などがこれにあたります。

権威付けのコンテンツをランディングページに入れて構成することで「こんな人が推薦しているなんて、この商品(サービス)スゴそう!」「こんなにたくさんの人が使っているなら信用できるな」と思わせることができます。

先程説明したように、ボディコピーの役割はヘッドコピーで興味関心を持たせた内容が、信用できる情報だと証明することです。
権威付けのコンテンツをページの前半に入れることで、信用性をぐっと上げることができます。

もしこういったコメントがない場合には、あなたの周りにいる方で推薦に協力してくれそうな人がいないか探してみるのもいいでしょう。お医者さんや、サービスと関係のある資格をもった方のコメントには権威性があります。

また、「◯人に選ばれています!」「◯◯院の院長が推薦しています」などの文言は、より具体的に書くことで、信憑性が増します。「200人以上が通っています!」と書くよりも、「253人が通っています!」と書いたほうが本当に計測したリアルな結果だと思いますよね。
実績を書く時は具体的に書くように意識してみてください。

購入後のイメージが湧くお客様の声

ランディングページで「この商品を買えばこんないいことがあります!」「こんな人が推薦しています!」とどんなに説明しても、ターゲットはまだ信じきってくれません。お金を払うというのはそれだけ迷い、悩むことです。

役割は権威付けのコンテンツと似ていて、サービスの効果に対する信用性を上げることですが、お客様の声はもっとターゲットに寄り添ったコンテンツです。

ターゲットは、どんなにすごい商品だと思っても「自分にとって効果があるか」が分からないと購入しません。お客様の声は、実際に自分と同じ悩みをもった人たちの声なので、「私も、この人たちみたいに問題が解決できるかも」と問題の解決した後を、具体的にイメージさせることに繋がります。

また、ここで重要なのが「都合の悪いことを隠さない」ということです。いいことばかり書くのではなく、多少不利だと思うことでも隠さず書くことで、ターゲットにとっては「良いことも悪いことも伝えてくれる信憑性のあるページ」になります。
いいことばかり書いてしまうとランディングページ全体の信憑性がなくなってしまうので注意が必要です。

自分ごとになる「こんなお悩みありませんか?」

ここでは、「こんなお悩みありませんか?」と問題提起をします。ここでしっかりとターゲットの悩みを書くことができれば「このページは私の悩みを分かっている!きっといい情報が載ってるわ!」と思わせ、次のコンテンツに読み進めてもらうことができます。

読み手の気持ちに寄り添いながら、気持ちを代弁するように「例えば◯◯なこととか…」と抱えているだろう悩みを記載しましょう。
「そうそう!」と共感を得る悩みや問題を書くことでターゲットの心をぐっと掴むことができるでしょう。

書き方は、短く箇条書きのように書くこともあれば、長く文章として書くこともあります。これを読む人は、長い文章を苦なく読める人なのか?なども考えて、読みやすい文章にするといいでしょう。

商品の特徴や得られるベネフィットの説明

ここでやっとサービスの説明です!ターゲットは最初からサービスの特徴や説明を話されても、問題解決ができる未来が見えていなければ興味も持ちません。
ターゲットが本当に欲しいものはサービスではなく、問題が解決した未来です。サービスの説明に興味をもってもらうためには、「このサービスが自分の問題を解決してくれるかも」という心理状態になってからなので、長いランディングページ内でこれだけ後ろのコンテンツになってしまうのです。

ただ、ここでも特徴ばかりを書いてはいけません!
「こんな特徴があります」だけではなく、「こんな特徴があるから、あなたにとってこんないいことがあります。」という書き方で、ベネフィット(魅力)が明確になるようにライティングしていきましょう。

疑問点を解消してあげるよくあるご質問

ここでは、ターゲットが疑問に思うであろうことを予測し、あらかじめライティングしておきます。
ランディングページを読み進めていく中で「これってどうなんだろう?」と感じた疑問が解決できないと、ターゲットは不安を抱えたままランディングページを読むことになります。そんな疑問を解消できない不安な状態では、商品は購入してもらえません。

しかし、お客様からのよくある質問や想定できる質問をQ&A形式でライティングしておくことで、疑問に答えることができます。

また、質問の順番も重要です。ユーザーが知りたいと思っている順に上から配置することで、ユーザーが知りたい情報に少しでも早くたどり着くようにしてあげます。逆になかなか知りたい情報にたどり着けないと、ストレスが溜まって離脱につながるので、注意しましょう。

すぐに行動に移してもらうためのクロージング

最後に配置するクロージングは、ターゲットに「今すぐ買いたい」と思わせるためのコンテンツです。
たとえ今までの構成でとても魅力的なことを話していても、このクロージングがしっかりしていないと、ユーザーは購入や申込みをせずにランディングページから離れてしまいます。

あなたも何かを買うときに「うーん、今は買わなくてもいいかな…」と思い、購入をしなかったことはありませんか?そういった行動を取るのは、あなたのターゲットも同じです。クロージングでは、ターゲットに「今買わなくては!」と思わせることが必要です。

方法として、「期間限定価格」や、「今だけスペシャルプレゼント付き」などの文言を入れて、限定性や希少性を謳い、行動を促進させる方法があります。
他にも「たった1分で購入完了!」といった簡易性を強調すれば「今登録(購入)するのは面倒くさいな…」という懸念を解消することができます。緊急性・限定性・簡易性などを組み合わせることで、「今は買わない」という理由を潰し、アクションを促進させましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回紹介したランディングページの鉄板の構成をまとめると、こうなります!

・キャッチコピー
・権威付け
・お客様の声
・こんなお悩みありませんか?
・特徴、ベネフィットの説明
・よくあるご質問
・クロージング

 
ぜひ、今後のページ作成に役立ててください。

ただ重要なことは、この構成はどんなランディングページにもハマるものではなく、ターゲットやサービスによって変わっていくということです。

ランディングページは作成前の「リサーチ」が1番重要です。今回作成するページは本当にこの構成でいいのかということをリサーチ、分析してから作成してみてください。
また、ランディングページを作り終わった後でも構成の変更や改善が必要です。

構成には、鉄板の構成はあっても正解はありません。今回の構成を参考にしながら、ページの改善を繰り返し行ってくださいね。

コメント

無料資料ダウンロード

 

勝てるメッセージとシナリオで成果を出し続ける
「YouTube広告運用マスターガイド」

YouTubeで企業チャンネルが成功するために実践した施策を公開します。

資料ダウンロード

 

1,800社以上の支援実績に裏づけされた
『LPO大全』(実行手順シートつき)

1,800社を支援する中で気づいた『LPO』の重要性と正しい手順・ノウハウを公開します。

資料ダウンロード

 

YouTube動画マーケティングがわかる
企業チャンネル最新攻略法

YouTubeで企業チャンネルが成功するために実践した施策を公開します。

資料ダウンロード

MAIL MAGAZINE

               

最新のマーケティング情報をお届け。デジタルアスリートのメルマガでしか手に入らない情報を受け取りましょう。

山屋 竜之介

デジタルアスリート入社後、半年間、リスティング広告を始めとした10種類以上の広告媒体の知識を学び、運用を実施。業界問わず様々な案件の効果改善に努める。 その後大手広告代理店にて、テレビ局などのクライアントを対象とした案件にて広告運用を実施。自社と他社での広告運用経験を活かし、現在は主に自社サイトやメディアの管理、記事作成などのコンテンツ制作を担当している。

記事一覧を見る