【最新版】Google広告の始め方を設定画面キャプチャつきで解説

  • 2018.10.23
  • 2023.6.23
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「Google広告を始めたいけど、使い方が分からない」という方はいませんか?

Google広告はものすごい頻度でアップデートを繰り返しているので、検索して使い方を調べても、「サイトに書いてある画面と表示されている画面が違う・・・」ということがよくあります。
これからGoogle広告を始めたい人にとっては、少しわかりにくいですよね。

この記事では最新のGoogle広告の設定画面を使いながら、他のどのサイトよりも分かりやすくGoogle広告の使い方について解説します。

Googleアカウントの開設方法

Google広告のアカウントは8つのステップで作成できます。

公式サイトにアクセスして「今すぐ開始」というボタンを押すと「スマートアシストキャンペーン」というモードでGoogle広告のアカウント作成が始まります。

④の工程で「エキスパートモード」に切り替えて設定を進めましょう。それでは①から順番に解説をしていきます。

①Google広告のページにアクセスする

google_ad_start-2-1※スマートフォンからはピンチアウトで画像を拡大できます。

Google広告を始めるには、まず初めに「Google広告」の公式HPにアクセスし、そこで「今すぐ開始する」ボタンをクリックします。

②会社名を入力する

google_ad_start-2-2※スマートフォンからはピンチアウトで画像を拡大できます。

次に、会社名(お店やサービスの名前)を入力する画面が表示されるので、情報を入力して「次へ」を押します。

③広告をクリックすると表示されるページのURLを入力する

google_ad_start-2-3

※スマートフォンからはピンチアウトで画像を拡大できます。

続いて、広告をクリックすると表示されるページのURLを入力して「次へ」を押します。
このURLは、宣伝する商品やサービスと最も関連性の高いページのURLを入力しましょう。

④最初のキャンペーンを作成する

google_ad_start-2-4※スマートフォンからはピンチアウトで画像を拡大できます。

3まで完了すると、広告がどの様に表示されるか確認できる画面に変わります。
「モバイル」と「パソコン」の表示を確認し、「次へ」を押します。

google_ad_start-2-5

※スマートフォンからはピンチアウトで画像を拡大できます。

広告の目標を選ぶ画面が表示されたら「エキスパートモードに切り替える」を押します。

google_ad_start-2-6※スマートフォンからはピンチアウトで画像を拡大できます。

エキスパートモードの「新しいキャンペーンを作成」画面に切り替わったら、「キャンペーンなしでアカウントを作成」を押します。

キャンペーンの設定については後ほど詳しく解説します。まずはGoogle広告アカウントの開設を進めましょう。

⑤支払い方法を設定する ※要注意

そしてお支払い方法の入力です。ここでは注意すべきポイントがあります。
google_ad_start-2-7※スマートフォンからはピンチアウトで画像を拡大できます。
請求先住所の国: 日本
タイムゾーン: (GMT+09:00)日本時間
通貨: 日本円(JPY ¥)

これらの設定は後から変更できないため、慎重に選んで設定をしましょう。上記は日本で配信をし、請求先住所は日本、通貨は日本円という設定です。多くの方が、この設定と同様になります。

選択をしたら「送信」を押します。

⑥アカウントを確認する

アカウント開設に必要な最低限の情報の入力をし、開設が完了しました。

google_ad_start-2-8※スマートフォンからはピンチアウトで画像を拡大できます。

「アカウントを確認」を押します。

google_ad_start-2-9※スマートフォンからはピンチアウトで画像を拡大できます。

「アカウントを確認」ボタンを押すと次の画面に切り替わります。続いて、配信に必要な連絡先情報と支払い設定します。

⑦連絡先情報の入力

google_ad_start-2-10※スマートフォンからはピンチアウトで画像を拡大できます。

管理画面の左側にある歯車マークのついた「管理者」を押して、各種設定から「連絡先情報」の入力を行います。

google_ad_start-2-11※スマートフォンからはピンチアウトで画像を拡大できます。

メインの連絡先、名前とメールアドレスは必須入力です。

⑧支払い設定

次に支払いの設定をしていきます。

google_ad_start-2-12※スマートフォンからはピンチアウトで画像を拡大できます。

支払いの設定では、請求先住所の国、アカウントの種類を設定します。
アカウントの種類は、個人と組織が選べます。アカウントの種類を選んだらクレジットカードの情報、請求先の住所を入力して「送信」を押しましょう。

「送信」を押すと次の画面に切り替わります。

google_ad_start-2-13※スマートフォンからはピンチアウトで画像を拡大できます。

なお、今回は支払い方法をクレジットカードで設定しましたが、請求先の国が日本、かつ通貨が日本円の場合は、下記3種類の支払い方法が選択可能です。

利用可能なお支払い方法
・クレジット カードまたはデビットカード
・コンビニエンス ストアまたは Pay Easy(ペイジー)
・振込

基本的には、クレジットカードが手早く支払えるのでおすすめです。

Google広告の支払い方法は、自動支払いと手動支払いの2種類があります。

■自動支払い
アカウントの費用が規定の額(支払い基準額)に達した時点、および毎月 1 日に広告費用が請求されます。

■手動支払い
広告を掲載する前に、あらかじめ広告費用を支払う設定です。広告が掲載されると、支払い済みの残高から費用が差し引かれます。

・アカウントの残高が少なくなった時点でメールで通知を受け取ることができます。また、追加の支払いはいつでも可能です。
・手動の支払いでご利用いただける支払い方法は、使用通貨やビジネス拠点の住所により異なります。

広告が掲載された後に支払いを自動的に行う場合は、自動支払いを利用しましょう。

支払い方法を変更したい場合は「次回支払い予定」の枠内にある「お支払い」をクリックして、支払い方法を変更します。

google_ad_start-2-14※スマートフォンからはピンチアウトで画像を拡大できます。

google_ad_start-2-15※スマートフォンからはピンチアウトで画像を拡大できます。

支払い方法を変更するには、
1. ホームページの上部にある検索バーに「設定」と入力し、[設定] > [お支払いとご請求] を選択します。
(または、キーボード ショートカット「G B」を押して [お支払いとご請求] に直接移動します。)
2. [お支払いアカウント] で、[お支払いタイプ] の横にある編集アイコン設定を編集(鉛筆アイコン) をクリックします。
3. プルダウン メニューからご希望のお支払い設定を選択します。
4. ポップアップ ウィンドウの手順に沿って、変更を確認します。

まずは、最低限の情報でアカウントを作ろう

キーワードや広告文の作成など、初めてアカウントを作る時に悩んで手が止まりがちです。
しかし、まずはアカウントを作成して、後から管理画面上で作成・編集するほうが早く進められます。

まずは基本情報のみを入力して、アカウントを作ってしまいましょう。

検索広告を作ってみる

Google広告の管理画面を開くとガイドラインが表示されるので、案内通りに進めれば、誰でも簡単に広告を作成できます。

まず初めに行うのはキャンペーンの作成です。
Google広告の作成は、大きく4つの手順に分けられます。

①キャンペーン作成
②広告グループの作成
③キーワードの作成
④広告文の作成

概念としては、キャンペーンの中に広告グループがあり、広告グループの中にキーワードが入るため、フォルダのようなイメ―ジを持つと分かりやすいです。

図にすると、下記のようになります。

キャンペーン
└ 広告グループ
└ キーワード

 

キャンペーン作成

キャンペーンは、予算の振り分けがもっとも大きな役割になります。 広告を運用する上で、複数のキャンペーンを作成して、それぞれ1日あたりいくら使うか、予算設定をおこなうことができます。

あとは、検索広告とディスプレイ広告など、配信広告によってキャンペーンを分けるような形です。 キャンペーンではそれぞれキーワードを目的によって管理します。

例えば、商標キーワードで1キャンペーン、その他商品やサービスのコアとなるキーワードに対して1キャンペーンを作成して管理します。

google_ad_start-2-16※スマートフォンからはピンチアウトで画像を拡大できます。

キャンペーンを作成するには、画面左にある帯からキャンペーンをクリックし、「+新しいキャンペーンを作成」を選択しましょう。

次にキャンペーンの目的を選択します。それぞれにカーソルを合わせると、説明が表示されるので、自社の商品・サービスにあった項目をクリックしてください。

google-ads_003※スマートフォンからはピンチアウトで画像を拡大できます。

次に、キャンペーンタイプを選択します。
キャンペーンでは「検索」「ディスプレイ」「ショッピング」とあり、それぞれ広告の掲載先が異なります。

google-ads_004※スマートフォンからはピンチアウトで画像を拡大できます。

ここではまず、検索広告について作成方法を解説します。 検索をクリックすると、「目標の設定」が表示されますので、目的にあったものを選択してください。

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google-ads_006※スマートフォンからはピンチアウトで画像を拡大できます。

キャンペーン名を入力したら、「次へ」をクリックします。

単価設定

続いて、単価設定の画面に切り替わります。
単価設定は広告の露出をコントロールするうえで非常に重要です。今回は最低限の設定方法について解説します。

google_ad_start-2-17※スマートフォンからはピンチアウトで画像を拡大できます。

コンバージョンコンバージョン数が最大化されるように調整
コンバージョン値 ROASが目標値になるように調整
クリック数クリックが最大化されるように調整
※1クリックあたりの単価上限を設定可能
インプレッションシェア

表示機会に対して何%目標とする掲載位置に広告掲載をするか設定
※1ページ以内、検索結果上部、検索結果最上位を選択可能
※1クリックあたりの単価上限を設定可能

こちらの設定ができますが、迷ったらまずはコンバージョンかクリック数を設定しておくのが無難です。

google_ad_start-2-18※スマートフォンからはピンチアウトで画像を拡大できます。

「次へ」を押して、さらにキャンペーンの設定を進めていきましょう。

ネットワークの設定

google_ad_start-2-19※スマートフォンからはピンチアウトで画像を拡大できます。

検索広告の場合は「ディスプレイネットワーク」のチェックボタンを外してください。

どちらもチェックボタンが入っている状態であれば、同一キャンペーンで検索広告とディスプレイ広告どちらも出すことができます。

ただ、予算の管理が面倒で成果が分かりにくいため、基本的には検索広告とディスプレイ広告でキャンペーンを分けるようにしましょう。

同ページをスクロールすると地域、言語、オーディエンスセグメント、その他の設定の画面が出てきます。まずは、地域と言語、その他の設定をしていきましょう。

google_ad_start-2-20※スマートフォンからはピンチアウトで画像を拡大できます。

オーディエンスの設定については、ディスプレイ広告の説明の際に詳しく説明します。

地域の設定

google_ad_start-2-21※スマートフォンからはピンチアウトで画像を拡大できます。

広告の配信地域を限定したい場合には、「地域の設定」から配信地域の設定を行います。 ※後からでも変更は可能です。

google_ad_start-2-22※スマートフォンからはピンチアウトで画像を拡大できます。

デフォルトでは広告の配信地域は「日本」になっていますが、個別に地域を設定したい場合には「検索オプション」を選択して、地域入力欄からビジネスでターゲットとしたい地域を入力していきます。

google_ad_start-2-23※スマートフォンからはピンチアウトで画像を拡大できます。

地域の設定の画面下部にある「目標」と「除外」というところも併せてビジネスに合わせたものを選択しましょう。

言語の設定

ここでは広告配信の対象となるサイトの言語設定を行います。

google_ad_start-2-24※スマートフォンからはピンチアウトで画像を拡大できます。

例えば売りたい商品やサービスの広告を海外に向けて出稿したい場合には、ここの言語でその国の言語を選択する必要があります。

その他の設定

google_ad_start-2-25※スマートフォンからはピンチアウトで画像を拡大できます。

広告のローテーション

複数の広告を設定した際、それらをどのようにして表示していくか設定する事ができます。

4つの選択肢がありますが、基本的には上2つの、最適化か最適化しないの2択で考えて問題ありません。

最適化を選択した場合には、クリックやコンバージョンの獲得数が多いと思われる広告を優先的に表示するようになります。

最適化しないを選択した場合には、獲得見込みなどは関係無く全ての広告機会に対して均等に広告をローテーション表示するように動きます。

google_ad_start-2-26※スマートフォンからはピンチアウトで画像を拡大できます。

ただし、先ほどお話しした入札設定で自動入札系を選択した場合には、こちらの設定は何を選択しても「最適化」を選択した時の動きをします。

広告で表示回数も可能な限り合わせてABテストをしたいというような場合には、「個別のクリック単価、最適化しない」の組み合わせて設定しないといけません。

広告の開始日と終了日

開始日と終了日の設定も可能です。デフォルトでは、終了日は設定されておらず、広告は引き続き掲載されます。

google_ad_start-2-27※スマートフォンからはピンチアウトで画像を拡大できます。

もし、期間限定のキャンペーンなどを広告配信するのであれば、開始日と終了日をこちらで設定しましょう。

広告のスケジュール

営業時間があり問い合わせがきても対応ができないような場合には、広告配信のスケジュール設定を行いましょう。

google_ad_start-2-28※スマートフォンからはピンチアウトで画像を拡大できます。

デフォルトの設定では、「すべての曜日 0:00から0:00」となっていると思いますが、曜日毎に細かく設定できます。 

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※スマートフォンからはピンチアウトで画像を拡大できます。

また時間に関しても同様に15分単位で細かく設定ができます。

広告グループ(キーワードの設定)

キャンペーンの作成後は、広告グループの作成画面へそのまま遷移します。

広告グループは、上述したとおりキャンペーンの下層にあたります。 広告グループの役割は、グループごとに広告文を設定できるという事です。

キーワードの種別ごとに広告文を分けたい場合は、広告グループをそれぞれ作成し、広告文を設定します。 広告グループ名を入力し、そのままキーワードを入れることができます。

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※スマートフォンからはピンチアウトで画像を拡大できます。

キーワードには、ユーザーが検索行動をとった際に、広告に表示されたい言葉を入れます。

例えば、「化粧品」が商品であれば、「化粧品 ランキング」「化粧品 効果」などがキーワードとして設定するイメージです。

後から追加もできるため、見込みが高そうなキーワードをいくつか入れたら、画面をスクロールして、広告の設定を行います。

キーワード選定について詳しく知りたい方はこちら↓

広告グループ(広告の設定)

ここで入力が必須なのは、最終ページのURL、広告見出し(3個以上)、広告の説明文(2つ以上)です。

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※スマートフォンからはピンチアウトで画像を拡大できます。

その他は入力しなくても広告は作成されますが、よりユーザーのクリック率をあげるためには重要な要素です。入力が完了したら「次へ」をクリックします。

予算の設定

続いて、予算の設定です。
「カスタム予算の設定」を選択し、用意している広告予算から、検索広告に使用したい広告費用の1日の平均予算を入力してください。

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※スマートフォンからはピンチアウトで画像を拡大できます。

「月の検索広告の予算÷当月の日数=1日の平均予算」のため、例えば、月の検索広告にあてる金額が282万円、当月の日数が30日の場合、1日の平均予算は約9.4万円となります。

確認

ここまで入力が完了すると、確認画面に遷移します。
ここまで解説した設定に問題がある場合、この画面で修正を促す表示が出るので、必要に応じて修正を行いましょう。

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※スマートフォンからはピンチアウトで画像を拡大できます。

以上で検索広告の作成は完了です。

検索広告でできるさらに細かな設定

半径指定で配信地域を設定

キャンペーン設定画面の地域設定では、どこの地域に配信するかだけ選択する事ができました。

配信地域の設定では、半径指定で地域を指定したり、逆に出したくない地域を設定することができます。

特に店舗集客が目的のような場合には、半径指定の地域設定が非常に便利です。
地域設定を入れたいキャンペーンを選択した上で、左帯の地域をクリックします。

google_ad_start-2-36※スマートフォンからはピンチアウトで画像を拡大できます。

〇〇km圏内へ広告配信をするといった場合は、「範囲」にチェックを入れた状態で、中心点となる住所を入力します。
そのうえで〇〇km圏内の範囲を指定しましょう。

google_ad_start-2-37※スマートフォンからはピンチアウトで画像を拡大できます。

また現在は住所が指定できなくてもピンモードというものを使えば好きな場所を中心点として半径指定で地域設定ができるようになっています。

配信地域の設定だけで大きく成果が変わる場合もあるので、特に店舗集客系の広告配信を行う場合には細かく設定していった方が良いでしょう。

キーワードを除外する

広告配信をしていると自分の意図しないキーワードにも広告配信がされてしまい、広告費を想定より多く使ってしまうケースもあります。

例えば、「アメ」(キャンディー)を扱う会社であれば、キーワードに「飴」や「アメ」と登録すると思いますが、それだけでは「雨」と検索された場合にも広告が出てしまうのです。
そんな時に活躍するのが除外キーワードで、「雨」を除外キーワードとして登録すると、ユーザーが「雨」と検索した時、この会社の広告が出ないようになります。

また、天気関連で「アメダス」と検索した場合も、「アメ」が含まれるため、広告が出てしまう可能性があるのですが、「アメダス」を除外キーワードすることで、広告が出ないようにできます。 このように似たような言葉・他社製品だけど同じ名前など、ユーザーが自社商品以外を求めていることが明らかな場合は、除外キーワード設定が効果を発揮します。

除外キーワードの設定方法はコチラをチェック↓

ディスプレイ広告を作ってみる

ディスプレイ広告の設定方法も基本的には検索広告と同様です。

google_ad_start-2-38※スマートフォンからはピンチアウトで画像を拡大できます。

キャンペーンタイプでディスプレイキャンペーンを選択して、検索広告と同様にキャンペーンの設定、地域や入札単価の設定を行ってください。

google_ad_start-2-39※スマートフォンからはピンチアウトで画像を拡大できます。

「キャンペーン設定」と「予算と入札単価」の設定が完了したら、続いて「ターゲット設定」を行います。

google_ad_start-2-40※スマートフォンからはピンチアウトで画像を拡大できます。

ターゲット設定では、下記6項目の設定が行えます。
・オーディエンス セグメント
・ユーザー属性
・キーワード
・トピック
・プレースメント
・最適化されたターゲティング

オーディエンス セグメント

ここでは、検索広告の設定方法で割愛したオーディエンス セグメントについて説明をしていきます。

google_ad_start-2-41※スマートフォンからはピンチアウトで画像を拡大できます。

オーディエンス セグメントでは、どのようなターゲットに対して配信を行っていくかを選択する事ができます。

ユーザーの興味や関心、習慣 (アフィニティ)
ユーザーが積極的に調べている情報や立てている計画 (購買意向強、ライフイベント)
ユーザーがお客様のビジネスを利用した方法 (選択したデータと類似セグメント)
選択した統合オーディエンス セグメント (組み合わせセグメント)
選択したカスタム オーディエンス セグメント (カスタム セグメント)

アフィニティと購買意向の強いオーディエンスについては、Google側で用意されたカテゴリーがありますので、実際に選択してみて自分のビジネスにマッチした項目があるかを調べてみてください。

また、もし用意されたカテゴリーがなかった場合には、それぞれ自分オリジナルのカテゴリーを作成する事もできます。 それが「選択した統合オーディエンス セグメント(組み合わせセグメント)」と「選択したカスタム オーディエンス セグメント(カスタム セグメント)」です。

選択した統合オーディエンス セグメント(組み合わせセグメント)

google_ad_start-2-42※スマートフォンからはピンチアウトで画像を拡大できます。

カスタム画面では任意のキーワードやURLを指定して、関連するオーディエンスリストを作成する事ができます。

google_ad_start-2-44※スマートフォンからはピンチアウトで画像を拡大できます。

組み合わせセグメントでは、既存のセグメントを組み合わせることで理想のオーディエンスをさらに正確に定義できます。

選択したカスタム オーディエンス セグメント(カスタム セグメント)

ここでは、商品やサービスの関連キーワードを設定する事で、自社にあったオリジナルのターゲティングを行う事ができます。

google_ad_start-2-45

右上の「セグメントに関する分析情報」を見ると、表示回数の目安や、ユーザーの性別や年齢などの特徴も確認できます。予算にあわせて少なすぎず多すぎないように調整をしながら設定をしていきましょう。

リマーケティングについて

リマーケティングは一度ページに訪問したユーザーに対してディスプレイ広告で後追いをして、獲得を図る広告配信手法です。

google_ad_start-2-46※スマートフォンからはピンチアウトで画像を拡大できます。

こちらの設定を行うためにはアカウントのオーディエンスマネージャーから、リマーケティングリストを作成する必要があります。

google_ad_start-2-47※スマートフォンからはピンチアウトで画像を拡大できます。

「オーディエンスマネージャー」をクリックすると、画面が切り替わります。

google_ad_start-2-48※スマートフォンからはピンチアウトで画像を拡大できます。

プラスマークをクリックし、「ウェブサイトを訪れたユーザー」のセグメントを作成します。

google_ad_start-2-49※スマートフォンからはピンチアウトで画像を拡大できます。

「セグメントのメンバー」から、セグメントに追加するサイト訪問者のタイプを選択します。
次に「アクション」で、どのような操作を行なったユーザーを含めるかを選択しましょう。

広告を複数人で管理する場合は、セグメントに関する説明文を入力すると良いでしょう。選択と入力が完了したら、「セグメントを作成」をクリックします。

google_ad_start-2-50※スマートフォンからはピンチアウトで画像を拡大できます。

広告のターゲット設定に戻り、先ほどオーディエンスマネージャーで作成した「ウェブサイトを訪れたユーザー」のリストを設定します。

タグの設定方法

google_ad_start-2-51※スマートフォンからはピンチアウトで画像を拡大できます。

タグの設定を行っていない場合には、オーディエンスマネージャーの「データソース」から設定をする必要があります。
Google広告でいうタグとは、

・コンバージョン計測をするタグ
・一度ページに訪れたユーザーに対して再度広告を表示させるリマーケティング用のタグ

の2種類があります。

タグを広告配信ページや、サンクスページ(商品購入完了ページ)に設置することで、上記がそれぞれ計測可能となります。

ここで説明するのは、このうちのリマーケティング用のタグです。 「オーディエンスソースを設定」をクリックして、その先のページでGoogle広告のタグの「タグを設定」をクリックしてください。

google_ad_start-2-52※スマートフォンからはピンチアウトで画像を拡大できます。

その後リマーケティングの2つの項目が出てくると思うので、 「ウェブサイトへのアクセスに関する一般的なデータのみを収集して、お客様のウェブサイトの訪問者に広告を表示します」の方を選択して保存をしてください。

google_ad_start-2-53※スマートフォンからはピンチアウトで画像を拡大できます。

そうすると次にタグをどのように設定するか選択する画面が出てくるので、ご自身の設定したい方法を選んでタグの設定を進めてください。

google_ad_start-2-54※スマートフォンからはピンチアウトで画像を拡大できます。

自分でタグをサイトに直接埋め込む場合には、「タグを自分で追加する」を選択してください。
その際に表示されるGoogleタグを設置すればそのサイトに訪れたユーザーに対してリマーケティング広告が出せるようになります。

google_ad_start-2-55※スマートフォンからはピンチアウトで画像を拡大できます。

またメールでタグを誰かに渡して設定をして貰う場合には「メールで送信をする」を選択します。

google_ad_start-2-56※スマートフォンからはピンチアウトで画像を拡大できます。

Googleタグマネージャーを仕様している場合には、タグマネージャーのGoogle広告のリマーケティングを選択して、コンバージョンIDの欄に該当のIDを入力しましょう。

◆過去にコンバージョンしたユーザーには広告配信をしないようにする方法
リマーケティング広告の配信設定を活用すると、過去にCVしたユーザーにはしばらくの間ディスプレイ広告表示をしないように設定できます。

ここではGoogle広告をマスターするためにあえて上級編の設定方法をご紹介します!

手順としては、リマーケティング広告で配信対象のURLを設定するところで商品のサンクスページ(商品購入完了ページ)のURLを設定します。
コンバージョンしたユーザーのリストをつくり、そのコンバージョンユーザーを広告配信の対象から除外する事で設定が可能です。

なお、下記で解説する設定をしなくても「過去180日間以内にコンバージョンしたユーザー」のリストはデフォルトで用意されています。

google_ad_start-2-57※スマートフォンからはピンチアウトで画像を拡大できます。

まずは先ほどと同じ要領で、コンバージョンユーザーのみのリストを作成します。
ここでは可能な限りコンバージョンユーザーへの広告表示を無くしていきたいので、期間は540日に設定しています。 そしたら再びオーディエンスマネージャーの画面に戻り、次は組み合わせリストを選択します。

google_ad_start-2-58※スマートフォンからはピンチアウトで画像を拡大できます。

再びオーディエンスマネージャーの画面に戻り、次は組み合わせリストを選択します。

google_ad_start-2-59※スマートフォンからはピンチアウトで画像を拡大できます。

組み合わせるオーディエンスリストを選択する画面がでてくるので、
①「これらのオーディエンスのいずれか」のところで配信対象のリストを選択し、
②「および」ボタンを押してから、「選択したオーディエンス以外」から除外対象にしたいリストを選択し、セグメントを作成します。

こちらの設定を活用する事で、リストを組み合わせてより細かな設定を行えます。
運用を続けていく中でこちらの機能を使いこなせると大きなアドバンテージになるはずですので、最初から利用して慣れておくと良いでしょう。

スマートディスプレイキャンペーン

導入初期のアカウントでは設定する事ができないのですが、過去30日間のコンバージョン数が検索キャンペーンで100件、ディスプレイキャンペーンで50件以上発生しているアカウントでは、スマートディスプレイキャンペーンというディスプレイ広告を配信できます。

スマートディスプレイキャンペーンは、ターゲティングや入札の全てが機械学習で動くディスプレイ広告です。 広告主は広告文とクリエイティブを設定するだけで後はGoogleが見込みがあるとみなしたユーザーに勝手に広告を配信して獲得をしてきてくれます。

※スマートフォンからはピンチアウトで画像を拡大できます。

設定方法はキャンペーン作成時にディスプレイキャンペーンを選択した後に出てくる、スマートディスプレイキャンペーンのタブを選択するだけです。

設定方法は簡単でかつターゲティングなども自動的にやってくれるので、スマートディスプレイが使えるようになったらまずはお試しください! 細かな設定はいらずに簡単で獲得もとってきてくれるので、とてもおすすめの配信手法です。

プレースメントリストの設定

ディスプレイ広告も検索広告と同様に除外リストが存在します。

ディスプレイ広告では広告表示がされたサイトのことをプレースメントと呼びます。
広告配信を行った後にチェックする項目としてあるのが、そのプレースメントのチェックです。

ここではあまりにも商品のとかけ離れたサイトに表示されていないかなどをチェックしていきます。
またしばらく配信した後にプレースメントのレポートを分析して、費用対効果の悪いプレースメントなどは除外設定をしていきます。 そんな時に便利なのがプレースメントリストです。

設定方法は以下になります。 まず管理画面のツールから「プレースメントの除外リスト」を選択します。

※スマートフォンからはピンチアウトで画像を拡大できます。

デフォルトだと「リストを作成」というボタンがあるので、そこをクリックして除外したいプレースメントを指定していきます。レポートで集計したプレースメントなどを一括で除外する場合には、「複数のプレースメントを入力」からコピペでプレースメントのURLを一気に指定して、除外プレースメントの設定を行います。

google_ad_start-2-smd

設定が完了したら下のような画面になるので、作成したプレースメントリストを選択してキャンペーンに紐づけていきます。

※スマートフォンからはピンチアウトで画像を拡大できます。

ここまでできれば除外プレースメントの設定は完了です!
ディスプレイ広告も細かく作り込めば奥が深いですが、設定自体はさほど難しく無いので是非参考にして設定してみてください。

コンバージョンを計測する

ここでは先ほどご紹介した計測タグのうちの2つ目 ・コンバージョン計測をするタグ についてご説明をしていきます。 google_ad_start-2-23-1※スマートフォンからはピンチアウトで画像を拡大できます。

コンバージョンタグを発行するには管理画面上部にあるツールをクリックします。

 

google_ad_start-2-23-2※スマートフォンからはピンチアウトで画像を拡大できます。

「新しいコンバージョンアクション」を選択し、コンバージョンを作成していきます。

 

google_ad_start-2-23-3※スマートフォンからはピンチアウトで画像を拡大できます。

次にトラッキングしたいコンバージョンの種類を選択します。

 

google_ad_start-2-23-4※スマートフォンからはピンチアウトで画像を拡大できます。

コンバージョン測定をするサイトのURLを入力します。

google_ad_start-2-23-5※スマートフォンからはピンチアウトで画像を拡大できます。

サイトのURLを入力すると提案が出てきます。この提案から選択するか、手動でコンバージョンアクションを設定します。

 

google_ad_start-2-23-6※スマートフォンからはピンチアウトで画像を拡大できます。

手動で設定する場合は、自社のコンバージョンに該当するものを設定し「完了」を押します。

最も基本的な計測方法は、下記の通りです。

値:コンバージョン値を使用しない
カウント方法:1回のコンバージョン
クリックする〜コンバージョンの期間:30日間
アトリビューションモデル:ラストクリック
※他の情報はデフォルトから変更なしで問題ありません。

google_ad_start-2-23-7※スマートフォンからはピンチアウトで画像を拡大できます。

作成したコンバージョンタグを設置します。

タグの設定方法は、次の3つです。
・タグを自分で追加する
・タグをメールで送信する
・Googleタグマネージャーを使用する

Googleタグは、上述したように「リマーケティング配信」をおこなうためのタグです。

それに対して、イベントスニペットは「コンバージョン計測」をおこなうためのタグです。
どちらもチェックはデフォルトの状態で良いので、それぞれダウンロードして、グローバルサイトタグは自社の全ページへ設置、イベントスニペットはサンクスページ(商品購入完了ページ)へ設置してください。

これで、広告の効果測定ができます。

広告の入金設定をする

Google広告のアカウント作成時に、入金設定をおこなっている場合は不要ですが、入金設定は銀行振込⇒クレジットカードへ変更なども可能です。

管理画面ページの上部にある「ツール」を選択し、「請求とお支払い」をクリックします。
銀行振り込みの場合は「お支払い」ボタンをクリックして「銀行振込」を選ぶと、振込先の情報が出てきます。

またクレジットカードにする場合は「お支払い」ボタンをクリックした上で、クレジット―ドを選択し、カード情報を登録してください。

広告の掲載開始

ここまでの全ての準備が整ったら、広告掲載開始となります。
細かい設定は各種ありますが、全て同様の方法で設定が可能です。

ただし、広告には「審査」があります。広告文に不備がある場合や、配信ページに不備があることなど様々ありますが、審査落ちになった場合はGoogle窓口へ問い合わせをおこない対処しましょう。

Google問合せ窓口:0120-590-092

Google広告でできること

リスティング広告とは?

リスティング広告は、Googleの検索結果のページ上部に表示されているテキスト広告を指します。
ユーザーの検索行動にマッチした広告を出稿できるので、獲得見込みの高い配信ができます。

リスティング広告について詳しく知りたい方はこちら↓

ディスプレイ広告とは?

ディスプレイ広告は、Googleが提携している様々なサイトやブログなどの広告枠に表示されているバナーなどを指します。

ディスプレイ広告は潜在層に向けた配信が可能で、まだ商品を検索するところまで悩みが顕在化していないユーザーにも幅広くアプローチができます。

ディスプレイ広告について詳しく知りたい方はこちら↓



YouTube広告とは?

YouTube広告は、YouTube内で上位表示されていて広告と記載されている動画や、動画の冒頭や途中で流れてくる動画広告を指します。

動画広告も主な配信意図としてはディスプレイ広告と同じく、潜在層へのアプローチになります。 ただし動画広告の場合は画像でなく動画でアプロ―チをするので、伝えられる情報量が圧倒的に違うという特徴があります。

YouTube広告について詳しく知りたい方はこちら↓



Google広告を始めるのは簡単!実際に触って慣れることが重要

今回はGoogle広告の使い方について解説してきました!
初めて広告を始めようと思った時は、難しそうという印象を抱きやすいですが、アカウントの作成自体は誰でも簡単にできます。

さらに現在はアカウント作成~広告文の作成まで「ガイド」がつくようになっており、案内に従うだけなので、すぐに始められます。

今回紹介した内容の他にも、Google広告には沢山の使い方がありますが、そこは実際に操作しながら覚えていきましょう。 これからGoogle広告を始めようか悩んでいる方は、まずはこの記事を使ってGoogle広告を始めてみるところからスタートしてみてくださいね。

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    清水 雄飛

    デジタルアスリート株式会社
    ウェビナーマーケティング部 課長
    Google広告 Gold Product Expert
    2018年 デジタルアスリート株式会社(旧:株式会社リスティングプラス)に新卒入社。Google、Facebook、LINEなど計20種以上の広告媒体で広告運用に従事。
    デジタルアスリート随一の分析マニア。 現在はYouTubeに専門特化部隊として動画マーケティングの研究を実施。
    DRMの考え方をベースにYou Tubeの攻略を進めており、担当する案件では他の広告媒体の数値を大きく超える成果をYou Tubeで量産している。
    不安・不満などを抱えている方に、素晴らしい商品・サービスを届け、より多くの方に幸せにする事を信条として、広告のプランニング・制作・運用を行っている。
    座右の銘は「利他の心」。

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