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私は人事を担当しており、先日、学生向けの採用イベントに2回参加してきたのですが、1日目と比較して2日目は応募者数が5倍に増えましたので、その時の話をします。
まずはイベントの形式について。
9つの大学の学生と、12社ほどの企業が参加する、いわゆる合同説明会のようなイベントで、下記の流れで進行していきました。
①まずは全体向けZOOMにて各企業が2~3分企業説明 ②企業ごとのブレイクアウトルームが作成されるので、学生は気になった企業のブレイクアウトルームに参加してより深く話を聞く |
弊社は2日間とも参加したのですが、1日目と比べて2日目は
☑個別のブレイクアウトルームに来てくれた学生の人数が3倍以上
☑インターンのエントリー数が5倍以上
という大きな改善を果たしました。
なぜここまで成果が変わったのでしょうか?
目次
相手が求めていることを把握しないと始まらない
まずはこちらをご覧ください。
▼1日目のイベントで使用した資料の表紙
▼2日目のイベントで使用した資料の表紙
…本当に同じ企業?
というレベルで表紙のテイストが違いますね。
これに合わせて中身も全面的に変えています。
なぜこんなに変えたのかというと、
参加している学生のニーズに合わせたから
です。
「デジタルアスリート株式会社」という会社の中身は変わりませんが、その中で何を伝えるのかを変えることはできます。
1日目のイベントの際、私たちは、参加してくれている学生が本当に求めているものを十分に提供することができませんでした。
こうしたイベントに参加してくれている以上、きっと、「デジタルアスリート株式会社がどんな会社か」を知りたいと思ってくれているんだろう。
そんなふうに思って資料を作成し、説明を実施したのですが、当日直接学生に話を聞いてみると
「就活って何をしたらいいのかわからない」
「まだ業界も絞っていない」
「友達が就活を始めたので、自分も焦ってはじめてみた」
とのこと。
そうした悩みを持つ学生に、「うちはこんな会社です!」と伝えるだけでは、十分に学生のニーズに答えられたとはいえません。
イベント終了後、このことを深く反省した私は、即反省会を実施。
そして翌日にはその振り返りを元にして戦略を立て直し、何もかもを作り変えたのです。
資料はもちろんのこと、話し手も変え、ブレイクアウトルームでの時間の使い方も変えました。
こうした一連の行動が、
☑個別のブレイクアウトルームに来てくれた学生の人数が3倍以上
☑インターンのエントリー数が5倍以上
という成果につながったわけですね。
ちなみに一番変えたのはここ。
▼実際に使用した資料の一部
冒頭の全体向けの企業説明のターンで、会社の説明をしないという選択。
個別のブレイクアウトルームに来てくれた学生に対しても、会社の説明はしていません。
「就活って何したらいいんだろう」
「まだ業界も絞っていないけど、周りが就活始めていて焦っている」
そうした悩みを持つ学生に、我々が提供できるもの。
それは…
後悔しない就活&社会人生活ためのマーケティング活用術だ!!!
ということで、何も決めていない今だからこそ知ってほしいマーケティングの話をしました。
仮説を立てて実行し、分析して改善する
今回は採用イベントの話をしましたが、ヒアリングをして情報を集め、それに基づいて仮説を立てて実行し、結果を分析して次の仮説を立てる…というのは、マーケティングとしては定石です。
場所が変わろうが状況が変わろうが、ブレずに基礎に立ちかえるということを、みなさんもぜひ実践していただければと思います。

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