【リスティング広告とは?】仕組みや方法、向いているかをわかりやすく解説

  • 2022.6.21
  • 2023.12.11
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listingads_eyecatch

リスティング広告をやってみたいと思っても、そもそもリスティング広告にはどんな種類あるのか?まず何から始めたら良いのかわからない方も多いと思います。

リスティング広告は「検索連動型広告」と「ディスプレイ広告」の2種類があり、それぞれの特徴は異なります。

代表的な媒体としては「Google広告」「Yahoo!広告」の2つです。

今回は、これからリスティング広告を始める方や運用を始めたばかりの方に、リスティング広告の種類、用途別の選び方・使い方の基本や用語をわかりやすく解説していきます。

目次

リスティング広告の種類は2種類

リスティング広告には「検索連動型広告(検索広告)」「コンテンツ連動型広告(ディスプレイ広告)」の2つがあります。

実際に広告運用の現場では、特に検索連動型広告のことを「リスティング広告(検索広告)」コンテンツ連動型広告のことを「ディスプレイ広告」と呼ぶことが多いですが、この記事ではディスプレイ広告を含めた広義のリスティング広告について解説します。

lisitingads_Broadsense

リスティング広告とディスプレイ広告の違い

検索連動型広告は検索キーワードごとに広告が表示されるので、ニーズが顕在化しているユーザーに絞って配信することができます。

一方、コンテンツ連動型広告(ディスプレイ広告)ではポータルサイトのトップページなどに掲載されるため、サービスへの関心が薄い潜在層など幅広いユーザーにアプローチすることができます。

listingads_funnel

リスティング広告とSEOの違いについてはこちらの記事で紹介しているので合わせてご確認下さい。
 

リスティング広告(検索連動型広告)とは

リスティング広告は基本「リンク先のURL/広告見出し(タイトル)/説明文」の3要素で構成されます。
listingads_format
広告見出し(タイトル)と説明文には使用できる文字数や文字・記号に制限があります。規定内でユーザーにとって見やすくわかりやすい文章でまとめることを心がけましょう。

リスティング広告の課金方式は「クリック課金(CPC)型」が採用されていて、ユーザーが広告をクリックして初めて広告費用が発生する仕組みになっています。

1クリックごとにかかる料金は対象の媒体や業界、時期、時間などによって異なりますが広告主側で自由な金額を設定することができます。
listingads_Billing method

日本国内のリスティング広告を出稿出来る媒体として、下記2つが非常に有名です。
・Google広告(旧称:Google AdWords)
・Yahoo!広告(旧称:Yahoo!プロモーション広告)

リスティング広告を実際に配信、運用を行っていく手順は以下の図の通りです。
listingads_procedure

リスティング広告のメリット

リスティング広告のメリットは、以下の4つが挙げられます。

・顕在層などの購買意欲の高いユーザーへアプローチすることができる。
・自然検索結果よりも上位に表示される。
・少額の予算で運用を開始できる。
・リアルタイムで広告の管理ができる。

①顕在層などの購買意欲の高いユーザーへアプローチすることができる。

リスティング広告はユーザーが検索したキーワードに連動して広告が表示される仕組みにより、購買意欲の高い顕在層へアプローチすることができます。

これは「特定のキーワードで検索をする」=「そのキーワードに対して興味関心がある」と捉えることができ、ユーザー自身が抱える悩みに対して「解決策を求めて検索を行っている」と考えることができます。

例えば、「ダイエット サプリ」で検索をしているユーザーには「サプリを使ってダイエットを成功させたい」や「ダイエットを補助するサプリを探している」などの意図があると考えられます。
listingads_merit
その様な悩みやニーズを持っているユーザーに対して「自社の商品はダイエット効果を手助けするサプリですよ」という趣旨の広告を配信すれば、ユーザーは解決策を見つけることになり、広告をクリックし詳細ページへと飛んでくれるのです。

つまり、ユーザーが悩んでいる特定のキーワードの検索結果の解決策として広告を配信することができるため、購買意欲が高い顕在層に向けてアプローチに繋がり、そのまま購買や問い合わせなどのコンバージョンをしてくれる確率が高くなるのです。

②自然検索結果よりも上位に表示される。

リスティング広告は自然検索(オーガニック検索)結果よりも上位に表示されるため、ユーザーが検索を行った後、最初に目にする部分に広告文を表示させることができます。

検索結果画面で上位表示させるためにはSEO対策を取り組んでいく必要があるのですが、すぐに結果が出るわけではないので長期間を見越して施策を進める必要があります。また、Googleの評価次第で表示される順位が変わってしまうので直接的なコントロールをすることができません。

しかし、リスティング広告であれば時間と労力をかけずに検索結果の上部に広告を表示させることができるのです。

③少額の予算で運用を開始できる。

リスティング広告はGoogle、Yahoo!ともに最低出稿金額が設定されていないので少額からでも始めることができます。一日あたりの予算を設定し、一ヶ月単位の予算が決まります。

一日辺りの予算を一万円とした場合、一ヶ月にかかる広告費用は30万円が目安になります。また、実際には広告がクリックした分の費用しか発生しません。

このように、リスティング広告は自社の予算に合わせて広告配信量を決めることができるのです。

④リアルタイムで広告の管理ができる。

リスティング広告は専用の管理画面からリアルタイムで状況を確認することができます。

スピード感をもって拡大のための分析や施策に取り組むことができたり、状況が想定していたものよりも悪い場合にはすぐに広告の停止ができたりします。

リアルタイムで広告を管理できる特性を活かし、特定の期間、曜日、時間など細かく指定できるので、季節性の訴求やセールのお知らせなどの広告配信にもピッタリといえます。

リスティング広告のデメリット

リスティング広告には沢山のメリットがありますが、下記の3つのデメリットも存在します。

・認知拡大施策には向いていない。
・画像や動画などを使った視覚での訴求ができない。
・キーワードによってクリック単価が異なる。

①認知拡大施策には向いていない。

リスティング広告は潜在層へ認知を拡大したい場合には向いていません。

リスティング広告はユーザーが検索するキーワードに対して表示される広告のため、「何かしらの答えを求めている」といったニーズが顕在化している層への配信にはぴったりです。

一方で「自分の悩み」や「解決のための商品やサービス」が明確になってない、存在を知らないといった人への認知拡大効果は期待できません。

認知拡大施策にはディスプレイ広告、SNS広告、動画広告などの別の手法でのアプローチが適切です。

②画像や動画などを使った視覚での訴求ができない。

リスティング広告は文章のみで訴求する広告のため、画像や動画などを用いた視覚へのアピールは行えません。

商品・サービスによってはリスティング広告のようなテキストのみでの訴求ではなく、ビジュアルで魅力を伝えたりブランディングの形成を図ったりすることができるディスプレイ広告などの方が適している場合があります。

達成したいゴールから逆算し、最適な手法を選択することがWeb広告を成功させるための第一歩となるでしょう。

③キーワードによってクリック単価が異なる。

リスティング広告は予算の設定は広告主側で自由に設定できますが、リスティング広告を配信したいキーワードごとに、クリック単価の相場は異なります。

「コンバージョンに繋がりやすいキーワード」は「ユーザーが何かしらのアクションを起こしやすいキーワード」と言い換えることが出来るため、競合も多く入稿していると考えることができます。

人気のキーワードになるとクリック単価の相場が高くなり、結果的に高い予算が設定できる大企業に有利な状況が生まれてしまいます。

予算面において勝ち目がない場合、検索するユーザーのニーズは他に無いのかなどを考え、上位表示されるための競合の少ないキーワードやキーワードの掛け合わせでユーザーとゴールの方向性を合わせていくのがおすすめです。

→メリットと同時にデメリットを把握しておくことでより効果的なリスティング広告運用へ繋げることができるでしょう。

Google検索広告

<概要>
ユーザーが特定のキーワードを入力して検索した際にその検索キーワードに関連した内容の広告が、Google検索結果画面に表示されるものです。

<掲載場所>
listingads_Google
<提携している検索エンジン(検索パートナー)>
goo、OCN、価格.com、@nifty、BIGLOBE、AUone、Thchnorati、livedoor、LUNASCAPE、Hatend、Aladdinなど

<特徴>
Googleはポータルサイトを所有していないので、基本的に提携先のサイトに広告が掲載されるという特徴があります。

また、Google広告は初心者に使いやすくGoogleアナリティクスとの連携もしやすいといったメリットがあります。

Googleは2022年10月~2023年10月の日本での検索エンジン媒体のシェア率が「76.06%」と高いことからも、リスティング広告で自社サイトに集客をしたい方はGoogle広告から利用していくことをオススメします。

<おすすめの場合> 
少額予算からでもまずリスティング広告を始めたい場合
・若い年齢層がターゲットでアプリプロモーションやスマホユーザーが対象の場合
・世界的シェアがNo1の為、海外へ配信したい場合

Google広告の始め方は以下の記事をご参考ください。

Yahoo!広告(旧称:Yahoo!スポンサードサーチ)

<概要>
Yahoo!JAPANなどのポータルサイトに広告主のテキスト広告がリンク付きで掲載されます。

Google広告と同様に広告の掲載そのものに料金が発生するものではなく、広告がクリックされた時に広告費が発生するクリック報酬型広告の1つになります。

掲載場所
listingads_Yahoo!
<提携している検索エンジン(検索パートナー)>
lisitingads_yahoosearch
引用:Yahoo!広告 ネットワークパートナー

<特徴>
利用している年齢層が40~60代とGoogleに比べ高い傾向があります。そのため、中高年をターゲットにしている商品やサービスを扱っている方にオススメです。

また、Googleに次いでYahoo!は2022年10月~2023年10月の日本での検索エンジン媒体のシェア率「14.31%」を記録しています。

<おすすめの場合>
・40~60代の年齢層が高めのユーザーへ配信したい場合
・PCユーザーをメインターゲットとする場合

ディスプレイ広告(コンテンツ連動型広告)とは

<概要>
ディスプレイ広告(コンテンツ連動型広告)とは、検索広告(サーチ広告)では接触できない潜在層に対してアプローチすることができます。

こちらも広告の表示そのものに広告費は発生せず、広告がクリックされたときに広告費が発生する「クリック課金型」なので、無駄なく効率的にWebサイトからの集客を実現できます。

また、検索広告と比較して1クリックあたりの単価が安いというのも特徴としてあります。

検索広告では検索目的が明確になっている顕在層のユーザーへ向けての広告配信になりますが、ディスプレイ広告の場合は検索目的が明確になっていない潜在層のユーザーへ向けた広告配信になります。

検索広告との併用により、効果の最大化ができるため、まずはGoogle検索広告×ディスプレイ広告(GDN/Googleディスプレイネットワーク)で配信効率を最大化させていくと良いでしょう。

<提携している検索エンジン(検索パートナー)>
Googleが提供するサービス(Gmail、Youtubeなど)、個人のサイト、ブログなど

<特徴>
配信先(ターゲット)を設定することで、興味を持つユーザーにピンポイントで発信することができます。

まだ商品やサービスを知らないユーザーに知ってもらう上で商品の認知やブランディングに大きく効果を期待でき、潜在的なニーズを生み出すことができます。

ディスプレイ広告は媒体によって配信されるサイトが異なるため、できるかぎり多くのユーザーに商品やサービスを知ってもらうためには、配信先、広告のフォーマット、ターゲティングの違いはありますが、予算が許す限りGDN・YDA両方ともに押さえておきたいところです。

しかし、ディスプレイ広告はリスティング広告と組み合わせて使うことで成果を最大化することができ、まだ課題に気がついていない「潜在層のユーザーにアプローチできる」手法として有効になります。

まずは全体的なシェアをもつGoogle広告とGoogleディスプレイネットワーク(GDN)の併用からまずは始めていくと良いでしょう。

<おすすめの場合> 
・「知りたいこと」「欲しいもの」がまだ明確になっていない潜在層のユーザーへ周知、認知したい人がターゲットの場合
・商材やサービスのことを知ってもらうきっかけとしてまだ検討していない層のユーザーへ周知、認知したい人がターゲットの場合
・一度サイトへ訪れたユーザーに向けて再アプローチし売上へつなげたい場合

ディスプレイ広告のメリット

ディスプレイ広告のメリットは、下記の2つが挙げられます。

・視覚的な表現力がある。
・ユーザー心理へ深いレベルで介入ができる。

①視覚的な表現力がある。

豊かな画像や動画を活用し、情報の伝達だけではなく、感情的な訴求も可能になります。これで、ユーザーの広告に対する反応が引き出しやすくなります。

②ユーザー心理へ深いレベルで介入ができる。

ターゲットのユーザー属性や閲覧中のコンテンツに基づいた広告配信ができます。これにより、ユーザーの興味関心に直接合わせた広告表示が可能となります。

その結果、広告への認知度を高め、広告効果の最大化を図ることができます。

また、「リマーケティング広告で一度接触したユーザーを逃さない」といった点もディスプレイ広告の最大のポイントとも言えます。

Google広告では「リマーケティング」Yahoo!広告では「サイトリターゲティング」と呼ばれています。詳しくは本記事内「リマーケティングとサイトリターゲティング」にて解説いたします。

ディスプレイ広告のデメリット

メリットがある一方で、ディスプレイ広告のデメリットとしては下記の2つが挙げられます。

・クリエイティブ制作にコストがかかる。
・ターゲティングの難易度が高い。

①クリエイティブ制作にコストがかかる。

ディスプレイ広告はすべての内容が画像や動画で構成されているため、制作にかかるコストや時間を逆算し運用を行わなければなりません。

広告の質を保つためには一定額の投資費用や制作期間が必要となります。

②ターゲティングの難易度が高い。

意図したユーザーに適切に広告を配信するためには、緻密なターゲティングが必要です。

しかし、これがうまくいかないと、意図していないユーザーに広告が配信されたり、逆にターゲットとしているユーザーに広告が届かないという問題を引き起こします。

ディスプレイ広告のみに限らず広告運用を行う際は広告作成のスキルや戦略的な配信計画を作成し、マーケティングの効果を最大化できるよう、適切な対策を行うことが重要です。

ディスプレイ広告(GDN/Googleディスプレイネットワーク)

<概要>
Googleディスプレイネットワークは、Google関連のWebサイトに広告を配信できるディスプレイ広告のネットワークで、GDNと呼ばれます。

YouTubeやニュースサイト、またはアメブロなどの広告枠に配信が可能です。

ライブドアブログや食べログなどのパートナーサイトのほかYouTubeなどGoogleが提供するサービスに広告を掲載することができます。

YouTubeやニュースサイト、またはアメブロなどの広告枠に配信が可能です。

<掲載場所>

<提携している検索エンジン(検索パートナー)>

<おすすめの場合>
・海外配信もしくは日本国内含め外国語での配信を行いたい人が対象の場合
・スマートフォンユーザーが多いため、その面まで広くカバーして配信したい場合

Yahoo!ディスプレイ広告(YDA:旧YDN)

<概要>
YDAは「Yahoo!ディプレイ広告」の略称で、ヤフー株式会社が提供するディスプレイ広告です。以前は、 Yahoo!ディスプレイアドネットワークと呼ばれており、YDNという略称で広く知れ渡っていました。

YDAは、Yahoo!JAPAN内の各ページ、及び提携しているパートナーサイトに広告配信することができます。

ただし、多くの配信は、日本一の訪問者数/PV数を誇るYahoo!JAPAN内への配信となります。

YDAでは、「過去にウェブサイトを訪れたユーザー」や「リーチ(広告の到達先の数)したいユーザー属性」などの条件を設定し、その条件を満たしたユーザーが閲覧しているYahoo! JAPANや提携サイトに広告を表示します。

<掲載場所>

<提携している検索エンジン(検索パートナー)>

 

<特徴>
Yahoo!JAPAN!は、国内のインターネット利用者の90%をカバーできることや月間700億ページビューを誇るなど、日本最大級のメディアになります。

Yahooブランドパネル広告ではPC、モバイルともにトップページの一番目立つ部分Yahoo!トップページの上部に掲載できるブランドパネル枠や、Yahoo!ニュースなど記事と記事の間に溶け込むインフィード枠に配信可能な点が強みになります。

サイト内に広告を出すというだけではなく、出稿サイトのカテゴリを選び、特定の内容に対して興味関心をもったユーザーにのみ配信することができるため「場所と人」によって広告を出し分けることが可能になります

YDNの最大の特徴・メリットは膨大なインプレッション数(広告表示回数)にあります。配信方式等にもよりますが、1週間で100万回表示されることも珍しくありません。

そのため、ブランディングや商品認知アップを目指したいユーザーにとっては最適の広告となります。

<おすすめの場合>
・PCユーザーが対象で40~60代の女性向けへ広くカバーして配信したい場合
・Yahoo!ディスプレイ広告(YDA:旧YDN)をやったうえでまだ予算が残っている場合

リマーケティングとサイトリターゲティング

ディスプレイ広告についてお伝えしてきましたが、潜在層向け以外の使い方としてウェブサイトを過去に一度利用したユーザーに再アプローチするためのGoogle広告は「リマーケティング」Yahoo!ディスプレイ広告は「サイトリターゲティング」というものがあります。

<概要>
リターゲティング・リマーケティングとは、サイト訪問・自社アプリのインストール・YouTube チャンネル登録や動画の視聴など、自社サイトを利用したことがあるユーザーに対して広告を配信し、再訪問を促す広告の配信手法です。

・Google:リマーケティング
・Yahoo!:サイトリターゲティング


画像引用:サイトリターゲティングとは – ヘルプ – Yahoo!広告

<特徴>
一度サイトを訪れたユーザーは興味を持っている可能性が高く、再アプローチすることで、コンバージョンに繋げやすいので、アフターコロナにおいては「検索」と「リマーケティング」に予算を投下すべきです。

・見込み客(顕在層)へ再アプローチができる。

・単純接触回数を増やすことができる。

・費用対効果が高く、成約へ至る確率が高い。

リマーケティング広告(追跡型広告)はネットショップ通販(ECサイト)を運営する上で強い味方です。

基本的にはGDNリマーケティングと変わりませんが、配信面に違いがあるためGDNリマーケティングとユーザー属性が違うため、費用対効果の面で違いが出てくる可能性があります。

リマーケティング広告については以下の記事で解説しています。

機会損失を避けるにはGoogle・Yahoo!の両方で広告を出稿する

日本国内の検索エンジンシェアは、
モバイル(スマホ)の場合、Googleが80.2%、Yahoo!が18.2%
デスクトップ(PC)の場合、Googleが69.8%、Bingが20.4%、Yahoo!が8.8%です。

mobile&desktop

検索エンジンシェア参考:
Desktop Search Engine Market Share Japan | Statcounter Global Stats
Mobile Search Engine Market Share Japan | Statcounter Global Stats

Bingは検索広告においてはYahoo!広告と提携しているため、Bingの検索結果に表示される広告は、Yahoo!の検索広告です。

つまり日本国内で検索広告を出稿したいのであれば、Google広告とYahoo!広告を押さえれば良いということになります。

通常、1つのデバイスでYahoo・Google両方で検索をする、という方は少なく、Yahoo!で検索する人、Googleで検索する人、に分かれます。

そのため、Google広告のみ出稿している場合は、Yahoo!で検索をしている人にリーチできない、ということになります。

機会損失を避けるためには、Google・Yahoo!の両方で広告を出稿する必要があります。

ただし、全ての広告主がYahoo!・Googleを網羅しないといけないわけではありません。どちらの配信を優先すべきか?考えるためにも、まずは違いを理解しましょう。

Google広告とYahoo!広告の違い

広告表示オプション(アセット)の違い

検索結果の見た目は似ていますが、広告に含まれる情報量に差があります。
それは「広告表示オプション」の項目数の違いです。
※Googleでは「表示オプション」は「アセット」という呼び方に変わっています

Google広告
1. サイトリンク アセット
2. コールアウト アセット
3. 構造化スニペット アセット
4. 電話番号アセット
5. 住所アセット
6. アフィリエイト住所表示アセット
7. 価格アセット
8. アプリ アセット
9. プロモーション アセット
10. リードフォーム アセット
11. 画像アセット
12. ビジネスの名前アセット
13. 会社のロゴアセット

Yahoo!広告
1. クイックリンクオプション
2. テキスト補足オプション
3. カテゴリ補足オプション
4. 電話番号オプション

Yahoo!広告の広告表オプションが4つに対して、Google広告は13個と項目数が圧倒的に多いです。

提携先サイトの違い

リスティング広告は検索結果画面だけでなく、それぞれの提携先サイトにも広告が表示されます。

下記が各媒体の提携先サイトです。

▼Google検索広告の提携サイト

・BIGLOBE
・goo
・nifty
・Rakuten Infoseek
・価格.com
・AllAbout

▼Yahoo!検索広告の提携先サイト

lisitingads_yahoosearch

ターゲットの違い

また、掲載面だけでなく、ターゲットにも違いがあります。

日本の検索エンジンシェアについては冒頭でお伝えしたとおり、
モバイル(スマホ)の場合、Googleが80.2%、Yahoo!が18.2%
デスクトップ(PC)の場合、Googleが69.8%、Bingが20.4%、Yahoo!が8.8%です。

また下記のデータからは、年代が高くなるにつれて検索エンジンとしてGoogle以外(Yahoo!とBing)のシェアが高くなることがわかります。

画像引用:[マナミナ]まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン

「Googleで検索する人、Yahoo!で検索する人はそれぞれ異なる」ということ、「年代が高くなるにつれてYahoo!やBingで検索する人の割合は高くなる」ということがわかります。

広告のターゲット設定の違い

検索エンジンシェアの内訳とは別に、Google広告・Yahoo!広告それぞれのターゲット設定も異なります。

▼ターゲット設定

Yahoo!広告Google広告
デバイスPC/スマートフォン/タブレットPC/スマートフォン/タブレット
曜日・時間帯・月火水木金土日
・0:00~24:00
・15分単位
・月火水木金土日
・0:00~24:00
・15分単位
地域都道府県単位/市区町村単位都道府県単位/市区町村単位
半径指定
性別男性/女性/不明
年齢18~24歳/25~34歳/35~44歳/45~54歳/55~64歳/65歳~/不明
世帯年収上位10%/11~20%/21~30%/31~40%/41~50%/下位50%/不明

Yahoo!検索広告ではデバイス・曜日と時間帯・地域のターゲット設定のみですが、Google検索広告ではこれに加えて年齢・性別・世帯年収についてターゲティングすることが可能です。

Google広告とYahoo!広告どちらの配信を優先するべきか

予算がある場合は両媒体の出稿をおすすめします。

両媒体出稿する予算がない、という方のために、いずれかの媒体のみ出稿する場合、どちらを優先するべきか?ケース別にまとめてみました。 媒体選定の参考にしてみてください。

Google広告の配信を優先するケース

配信対象のユーザー属性を絞り込みたい場合

Google検索広告ではYahoo!広告にない年齢・性別・世帯年収のターゲット設定が可能です。

未成年者を配信対象外としたい場合や、配信する性別を絞り込みたい場合にはGoogle検索広告の方がコントロールしやすいと言えます。

BtoB商材の場合

BtoB商材の特徴として、潜在層が少ない点があります。

顕在層つまり購入意欲の高い人がターゲットとなるため、必然的に競争は激しくなります。

BtoB商材の出稿キーワードはクリック単価が高くなるのが特徴です。無駄なコストを減らすためにも、ターゲット設定には気を配る必要があります。

ユーザー層を絞り込む場合と同様、Google検索広告の方がコントロールしやすい点がGoogle広告をおすすめする理由です。

Yahoo!広告の配信を優先するケース

シニアをターゲットにした商品・サービスの場合

検索エンジンシェアの年齢別データの通り、年齢層が高くなればなるほどYahooのシェアは高くなります。
シニア層をターゲットとする場合はYahoo!広告がおすすめです。

配信スケジュールをずらせない場合

Google広告・Yahoo!広告ともに広告掲載基準が設けられていますが、その掲載基準については各媒体の対応の差が顕著です。

Google広告に関しては広告掲載基準について詳細を把握するのは難しい状況となっています。

審査抵触箇所の説明を求めても窓口から明確な返答はなく、ヘルプページに商材別の掲載基準の記載はありません。

反対に、Yahoo!広告に関しては、業種・商品・サービスごとの広告掲載基準が明確です。
(参考:広告掲載基準:もくじ – ヘルプ – Yahoo!広告

これはGoogle広告が日本のみを対象にしていないことが関係しています。ヘルプページは各国共通の案内にとどまっており、国別の法規制に適用していません。

Yahoo!広告の掲載基準が明確なのは、日本国内を拠点とした法人を対象としているためです。

審査落ちが発生した場合、もちろん広告は出稿できません。事前に審査基準を確認することで、審査のため配信できないという状況を回避できます。

もちろん、そもそも掲載不可な商品・サービスはランディングページや広告を修正しても当然掲載できません。

Google広告、Yahoo!広告以外の種類

代表的なGoogle公告、Yahoo!公告2つのリスティング広告の他にも、次のようなリスティング広告があります。

それぞれの特徴とユーザーの検索意図を理解し、サービス形態やターゲットを明確にしさらにユーザーの購買行動を把握する必要があります。

ユーザーのニーズに合わせ代表的な2社の広告と併用することで違った効果も期待できます。

レモーラリスティング(株式会社クロスリスティング)

<概要>
レモーラリスティングは、PC・スマートフォン向けに検索連動広告とリターゲティング広告を提供しており、「goo」「OCN」「BIGLOBE」「MY J:COM」といった大手ポータルサイトを中心に配信しています。

<特徴>
広告の入札単価が低く、GoogleやYahooに比べて低い入札額で広告を表示することができるという特徴があります。

リスティング広告との併用でレモーラリスティングを利用される方も多く、顕在化したユーザーニーズに対してターゲティングを行い広告を配信することやひとつの登録キーワードでPCにもスマホ(スマートフォン)にも同時に配信することが可能です。

高い費用対効果が見込めます。

<Google、Yahoo!に勝る点>
・競合が少ない
・オークション制ではなく、ローテーション制
・長い広告文が設定可能
・審査基準が緩い
・30代、40代の男性ユーザーに強い

<おすすめの場合>
GoogleやYahoo!に比べて低い入札額で広告を表示することができるので、小予算で始めていきたい場合

Simplisting(GMOインサイト株式会社)

<概要>
GMOインサイト株式会社が開発・提供を行うスマートフォンに特化したクリック課金型広告です。

ユーザーの検索キーワードと連動してSimplistingが提携しているポータルサイトやアプリにて関連性の高い広告を表示することができます。

<特徴>
新メニューが「Simplisting」です。「JWord」と異なりスマートフォンに配信先を特化し、クリック課金で提供されています。

他社リスティング広告よりも安価なクリック単価や運用のフルサポートなどを売りとしています。

Yahoo!広告やGoogle広告の他にスマートフォン検索において新しい市場に広告出稿を検討されている方にはピッタリの検索連動型です。

<おすすめな人>    
Google広告やYahoo!広告で広告単価が高騰していたり、スマートフォンの検索市場での集客効果が高い業界や市場の方の場合

Indeedスポンサー求人広告

<概要>
Indeed内で検索した際に最適な位置で表示される求人広告のことで【有料広告】がこれに該当します。

Indeed(インディード)は無料求人のイメージが強いですが有料でも求人広告を載せることが可能です。

無料から始めることのできるindeedの広告掲載ですが、有料広告をうまく活用することで求めている人材といち早く出会うことも可能になります。

<特徴>
求職者の目に留まりやすい位置に表示されるリスティング広告と比較するとクリック単価が安く、求人票の原稿内容さえ決まっていれば、すぐに求人掲載が可能です。

いつでもスタート可能であることが従来の求人媒体との大きな違いです。

また、特徴として広告の原稿内容が大きな鍵となり、キーワードの量やタイトル内容など、ノウハウがないとなかなか難しい面もあります。

<おすすめの場合>
・多数の店舗・拠点をもっている企業や職種で募集を行っている場合
・アルバイト・パート採用に困っている企業の場合
・既存の求人メディア・派遣では効果が出ない企業の場合
・自社でクローリング済みの採用情報ページを持っているが、活用していない企業の場合

SNS広告については以下の記事をご覧ください。

リスティング広告が向いている企業

リスティング広告が向いている業種として具体的には以下を挙げることができます。

・不動産
・建築(リフォームなど)
・歯科医院、整骨院などの医療関係
・幼稚園、学習塾などのスクール系
・ホテル
・レンタカー
・ウエディング、ブライダル系

また、以下の特徴のいずれかに該当する場合もリスティング広告運用が向いている企業といえます。

・顧客単価が高く、粗利益も高いもの
・地域性があるもの
・競合他社の商品に対して自社商品に優位性があるもの
・そもそも競合が少ないもの
・商品、サービスに知名度があるもの
・商品、サービスに季節性や緊急性があるもの

リスティング広告が向いていない企業

以下の特徴のいずれかに該当する場合、リスティング広告運用で効果を得ることが難しいといえます。

・顧客単価と粗利益が低いかつリピート買いが見込めないもの
・専門的な知識や経験が必要で検索ニーズが低いもの
・商品そのものを知ってもらうことやブランディングを目的としているもの

自社がベンチマークしている企業がリスティング広告を配信しているかどうかを実際に確認してみることも向いているか向いていないかを判断する一つの基準になります。

Windowsの場合「Ctrlキー」+「Shiftキー」+「N」、Macの場合「command」+「Shift」+「N」でシークレットモードを立ち上げ、自社サービスと関連性の高いキーワードを打ち込み、広告掲載状況を確認し配信を行うかの判断基準としてご活用いただければと思います。

ディスプレイ広告が向いている企業

以下の特徴のいずれかに該当する場合、ディスプレイ広告が向いている企業と言えます。

・美容関連や飲食店のようなひと目見ただけで魅力や訴求が理解できる場合
・化粧品やアパレルのような購入ハードルが低く、ビジュアルで衝動買いを誘発できる場合
・即決で購入に至らないことの多い、車や不動産などの比較検討段階が長く高単価な商材の場合
→衝動買いとは違い繰り返しディスプレイ広告を見てもらうことで購入候補から外さないことで購入へと繋げていく。

ディスプレイ広告が向いていない企業

一方で、以下の特徴に該当する場合はディスプレイ広告配信が向いていないとされています。

・「カギの修理」「水回りのトラブル」「自動車の事故」などの緊急性が高いもの
・狙っていきたいターゲットやKWが決まっているもの

ニーズがはっきりとしている顕在層には刺さりづらく、悩みに対する解決策がぼんやりとしている潜在層向けの広告と言えます。

リスティング広告運用がわかりやすくなるための用語集

キャンペーン広告を管理するための単位で、予算やターゲット地域などを設定します。各キャンペーンの中には「広告、キーワード、入札単価」のセットである広告グループを作成します。キャンペーンは、商品やサービスのカテゴリごとに作成するのが一般的です。
広告グループ各キャンペーンの中に複数の広告グループを作成できます。宣伝したい商品やサービスなど、テーマごとに広告グル―プを作成します。そうすることで、その広告に興味を持ちそうなユーザーに広告を表示することができます。
検索クエリユーザーが検索したときに実際に使用した単語や単語の組み合わせのことです。
USP(Unique Selling Proposition)自社の商品やサービスの持つ、独自の強みのことです。
IMP(インプレッション数)デジタル広告などが表示された回数を表す言葉です。
インプレッションシェア広告が表示可能だった合計回数のうち、広告が実際に表示された回数が占める割合です。
CTR(クリック率)表示された広告または無料商品リスティングをユーザーがクリックした割合です。
CPC(クリック単価)広告の1クリックに対して料金を支払うシステムのことです。
平均CPC(平均クリック単価)広告の1クリックに対して請求された金額の平均値です。
CVR(コンバージョンレート)広告インタラクション 1 回あたりのコンバージョン数です。
LP(ランディングページ)ランディング ページとは、広告をクリックしたユーザーに表示されるウェブページです。
最低入札単価広告を表示させるための最低限の入札価格です。
SEO(検索エンジン最適化)検索エンジンから自社のWebサイトに訪れる人を増やすことで、Webサイトの成果を向上させる施策のことを指します。
LPO(ランディングページ最適化)ユーザーをWebサイト上のゴールへと誘導しやすくするためにランディングページを改善することです。
PPC広告Pay Per Clickの略でクリック課金型広告のことです。
コンバージョンタグ広告管理画面上において、配信した広告の成果を計測するタグを指します。
マッチタイプ広告管理画面で登録をしたキーワードと実際に検索された語句が、マッチしたときにどの様に広告を配信するかをより細かく定める設定のことです。
完全一致指定したキーワードと同じ意味または意図の検索語句に対して広告を表示できる、キーワードのマッチタイプです。
部分一致指定したキーワードと同じ意味の検索語句に対して広告を表示できる、キーワードのマッチタイプです。
フレーズ一致キーワードと同じ意味の検索語句に対しても広告を表示できるキーワードのマッチタイプです。
除外キーワードキーワードの一種で、特定の語句を含む検索に対して広告が表示されないようにする場合に使用します。 この語句を検索したユーザーには、広告が表示されなくなります。
カスタムセグメントカスタム セグメント: カスタム セグメントを使用すると、関連性の高いキーワード、URL、アプリを入力することで、最適なオーディエンスにアプローチできます。
レスポンシブ検索広告関連性の高いメッセージをユーザーに表示する広告を作成できます。作成時に広告見出しと説明文を複数入力すると、時間の経過とともにさまざまな組み合わせが自動的にテストされ、最も効果的な組み合わせが学習されます。

まとめ

listingads_funnelリスティング広告の種類については「リスティング広告」と「ディスプレイ広告」があり主に、2大媒体のGoogle広告(旧称:Google AdWords)とYahoo!広告(旧称:Yahoo!プロモーション広告)があります。

今回はリスティング広告の中でも種類をいくつか紹介してきましたが、リスティング広告を検討している場合は国内外問わず広告の表示回数も多く、海外もターゲットにできるといった全体的なシェアを考えてもまずはGoogle 広告から始めることをおすすめします。

また、Googleは世界的にユーザーが多いためヘルプやサポートも充実しており、Google広告運用におけるオンラインセミナーの開催による知識を習得できる機会が多く、自社運用を検討されている企業にはとてもありがたい環境があります。

そして、操作面でもGoogleアナリティクスとの連携方法が簡単な点や、管理画面が使いやすいなど機能性の良さや予算内で簡単に運用ができること、自動入札機能を使用することで知識の少ない担当者様でも簡単に広告出稿を始めることができる点を考えてもGoogleの方が圧倒的に優位性が高いでしょう。

Google広告は、検索連動型広告(リスティング広告)・ディスプレイ広告においてYahoo!広告よりもシェア率、サポート環境、機能性はもちろん、現在の動画広告市場の利用者数の増加に伴い、YouTube広告が伸びていることも含めてまずリスティング広告を始めるにあたってはGoogle広告からやるべきです。

それぞれのフェーズに合わせてうまく使い分けていきながら活用していけるとよいでしょう。

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小田宮啓太

大学時代はマーケティング、経営分野を専攻し2023年に新卒としてデジタルアスリート株式会社に入社。 入社後は経営企画室に配属され自社マーケティング、主にSEO関連業務を担当している。

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