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【フレーム紹介】売れるYouTube広告の作り方

CPAを格段に引き下げる「売れるYouTube広告の法則」を知りたくはありませんか? 今回は売れるYouTube広告に共通している、動画のフレームを解説しようと思います。 これを実践すれば、Facebook広告の1/3のCPAで獲得ができる。なんて事も夢ではありません。 事実、弊社でYouTube広告を取り組んだ事例では、今回ご紹介するフレームに則って動画を作成したところ、Facebook広告だとCPA3,402円の商品が、YouTube広告だとCPA1,204円で獲得できた実績があります。 もしあなたがこの話を聞いて「売れるYouTube広告の法則」に興味を抱いているのなら、是非この記事を読み進めてください。

売れる動画には共通点がある

よく見かけるYouTubeなどの動画広告には共通点があります。 それは動画のシナリオに、セールスコピーライティングの要素が含まれているという点です。 動画広告を実施するとなると、映像に意識が向いてしまいがちですが、売れる動画を作るという前提においては、本当に重要なポイントは映像よりも動画で伝える「売れるメッセージと人の心を動かすシナリオ」の2つです。 では、どのようにすれば売れるメッセージと心を動かすシナリオを作れるのか?その手順について順を追って解説します。

全てはリサーチから始まる

動画においても例外なく、リサーチがとても重要です。 「誰に向けたメッセージなのか?」を、抑えていないと、売れるシナリオは作成できません。 では具体的にどのようなリサーチを行えば良いのでしょうか? 今回は例として弊社で実践している内容をご紹介します。

まずは手軽なところから。Webリサーチで情報収集

一番取り組みやすいのがWebリサーチです。 ユーザーがどんな事に関心があるのか、どんな悩みを感じているのかは口コミ等を調べれば沢山情報が出てきます。 特に下記の内容は必ずチェックすることをおすすめします。

・関連商品を紹介している、SNS投稿のコメント ・Amazonのレビュー ・掲示板のコメント ・Yahoo!ニュースのコメント

サイトによっては、コメントに「イイね」を付けられるものもあるので、 イイねが沢山ついているコメント程、ユーザーの共感を得ているとみて情報を集めてることをおすすめします。

一次データを集めるにはアンケート調査

Webリサーチでは自分が欲しい情報を得られないケースも多々あります。 そんなときは、既存顧客に向けてアンケート調査をすることをおすすめします。 アンケートの内容については、下記のような内容を聞くことをおすすめします。

Q1.「何で、この商品を知りましたか?」 Q2.「商品を買う前に、悩んでいた事はありますか?」 Q3.「その商品を知ってすぐに購入しましたか? もし購入しなかったとしたら、どんなところが不安になりましたか?」 Q4.「いろいろな商品がある中で、何が決め手となってこの商品を購入しましたか? Q5.「実際に使ってみていかがですか?」

有名なテンプレートではありますが、マーケティング活動に必要な情報は一通り集めることができます。 商品の認知から実際に利用するまでのカスタマージャーニーを確認する形になりますが、アンケート調査だと回答者も細かい情報は省略して回答されるケースが多いので、詳しく聞きたい情報は上記の質問に付け加えて情報を集める事をおすすめします。

顧客インタビューでより、解像度の高い情報を

アンケートよりも更におすすめなのが、顧客インタビューです。 質問内容自体はアンケートの流れと同じでも問題ありません。 ですが、インタビューをして直接話してもらうことでアンケートとは比にならない情報量を得ることができます。 インタビューを実施する上での注意点としては、なるべく畏まったインタビューにしないことです。 顧客から情報を引き出すためには、リラックスしている状態で話してもらったほうが多くの情報を話してくれます。 フリートークのような形で話を進めながら、自社が聞きたい質問を会話の中に織り込む形で進めるのがおすすめです。 また、インタビュー中は基本的に相手との会話に集中しましょう。 手元でメモを取りたい気持ちもありますが、そこで時間をロスしてしまうのであれば、少しでも対話を重ねたほうが良いので、相手に了承を取った上で、録音やオンラインなら録画などをさせてもらって、情報をまとめるのは後で実施することをおすすめします。 これらのようなリサーチを重ねていき、ユーザーに刺さるメッセージの材料を探していきます。

ターゲットに刺さるメッセージを整理する

リサーチが完了したら、その情報を整理して、動画シナリオのプロットを作成していきます。 下記が弊社で一番良く利用している、動画シナリオの流れをまとめたものです。 リサーチで得られた情報をもとに、この流れを参考にプロットを作成してみてください。 この時点では、情報整理なので、文脈の繋がりなどは不要です。 ここで確認したいことは、不足している情報が無いか?という事になります。 どれか一つでも情報が不足していた場合には、実際にシナリオを作成する際に、「動画で言えることがない」という状況になってします。 しっかりと不足している情報は無いかをチェックしてください。

心を動かすシナリオを構築する。

情報整理ができたら最後はライティングです。 ライティングに関しては基本的にLPのライティングと同じような感覚で進めて問題ありません。 実際に「PASONAの法則」などを利用して動画広告を作成してみたことがありますが、しっかりとCVが獲得できたので、LPや記事LPをライティングする感覚で取り組む形で問題ないです。 さきほどご紹介したプロットも上から順番に文脈を繋いでいけば、売れる動画シナリオが作成できるはずです。

動画シナリオをライティングする上での注意点

YouTube広告の場合には、スキップされる前の5以内で興味を持ってもらう必要があります。 また、ナレーションで読み上げられるのは1秒に8文字程が限界なので、その前提を考えるとキャッチコンテンツの内容は、40文字以内に収める必要があります。 さらに言えば、LPでヘッド画像の検証を沢山行うのと同じで動画も冒頭5秒の検証はとても大切なので、ライティングの際には、導入部分のキャッチコンテンツだけ予め複数パターン作成しておく事がおすすめです。 また、動画広告の検証を数ヶ月続けていると、どこかでネタ切れの瞬間が出てきます。 そうならないためにも、自身がYouTubeを見ている際に流れてくる広告などにも注目しながら、他社の広告はどのような構成で作られているのか研究するのもおすすめです。

小ネタ紹介:他社の動画広告を見返す方法

他社の動画広告を参考にしようにも、巻き戻しも見返す事もできない…。という方も少なく無いと思います。 そんな方に他社のYouTube広告を何度でも見返す方法をお伝えします。 その方法とは、動画のIDを取得する方法です。 YouTube広告は限定公開または公開設定の動画でないと配信できません。 また限定公開のYouTube動画はURLを直接指定すれば見ることができるので、動画のIDを調べて、URLとして直接アクセスすることで限定公開の動画を見に行く事ができます。 具体的な方法は下記です。

デバック情報を取得する

参考にしたい動画広告が出てきたら右クリックでデバック情報をコピーします。 ※スマートフォンの場合には、画面をタップして右上の「︙」をタップ。画面下の「統計情報」をタップすると表示されます。

IDを特定する

デバック情報をメモ帳などに貼り付けると、動画に関するデータが一覧で表示されます。 動画広告のIDは”addocid”として表記されているので、検索をして該当のIDを特定します。

YouTubeのURLを直接打ち込み開く

動画のIDを見つけられたら後は、YouTubeのURLに直接IDを打ち込むだけです。 今回のケースだと「4VfqlRbjBZM」が動画のIDとなります。 これをYouTube動画のURL「https://www.youtube.com/watch?v=xxxxxxxxxxx」の末尾「v=」に入力すると、直接動画にアクセスできます。 この手順でIDを特定すれば、気になった動画広告を何度でも見返す事ができます。 皆さんも、他社分析等をする際に、是非お試しいただければと思います。

まとめ

今回は「売れるYouTube広告の法則」として、売れる動画シナリオの作成方法についてご紹介しました。 当然ですがこれだけやっていれば成果が必ず上がる。というものでもないので、今回ご紹介した内容を参考にしていただきながら、ご自身でアレンジを加えて成果に繋がる動画広告を作成していただければと思います。 ただ今回ご紹介した内容は、基本に忠実なフレームになりますので、これから動画広告を試す方には、とてもおすすめのフレームです。 是非自分で実践してみてください。

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