【話題沸騰】面白い広告事例まとめ|インパクトのある企業のWeb広告・CMを紹介

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デジタルアスリート株式会社

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この記事では、これまでに私が目にした広告の中で、特に「面白い!」と感じた広告を厳選してご紹介します。

2023年の日本の総広告費は、前年比103.0%となる7兆3167億円でした。過去最高の広告費の2022年をさらに更新した形となります。その背景には、インターネット広告費の拡大が大きく影響しています。2023年のインターネット広告費は前年比107.8%の3兆3330億円と、引き続き広告市場拡大を大きくけん引しています。

 

出典:電通報

上記データから分かるようにWeb広告は増加しました。しかしユーザーの記憶に残るような、話題となる広告は多くありません。
また最近は広告の存在自体を敬遠するユーザーも増えています。そんな中で思わず目を留めて読んでしまう広告・興味をもって読まれる広告とは一体どんなものなのでしょうか。

自社の広告が「面白い!」と話題になるようにするには、どんな仕掛けが必要なのか。
「テレビCM」「Web広告」など複数の事例から話題になった理由についても考えながらご紹介します。

企業の面白いCM事例

インパクトのあるツッコミが面白い

ブックオフグループホールディングスのCMです。ブックオフといえば古本の買取や販売のイメージが強いことを逆手に取り、「ブックオフなのに本ねーじゃん」と、子役の寺田心君がツッコミを入れています。

面白いWeb広告の事例とパターンを紹介

ビジネスあるある

サイボウズ社が提供しているGaroonというグループウェアの広告です。他にもこんな広告がありました。

あるあるネタから問題提起と解決策を提示している秀逸な広告です。
Garoon ざんねんな情報共有ずかん

スポーツ紙風

こちらはピザ屋の広告でなく「出前館」の広告です。
縦書き・横書きのフォントや強調された日付のカラーに見覚えがある方も多いと思います。

新聞風のWeb広告は過去、2015年頃にも業界で流行りましたが、スポーツ紙風の広告はめずらしく、既視感のある見出しが目を引きます。
Web広告なのに紙媒体を活用する、おもしろい事例です。
出前館

もずく

もう「もずく」しか入ってこない広告。とにかくもずく。もずく好きにはたまらないのではないでしょうか。

この広告でもずくコスメというジャンルがあることを初めて知りました。海藻系のポテンシャルは計り知れないです。
MOZUKUCOSME

自社のポジショニングを逆手に取る広告

<ガストの冬の広告>

ガストといえば、気軽に行けるファミリーレストランですよね!

今回のプロモーションでは、男性がクリスマスに彼女に奮発して豪華なディナーやプレゼントをしている映像が流れます。

そんなお金を使うカップルいないだろうというくらい誇張された金額で「お金がない」となり、その後「クリスマスは大切な彼女のためにガストに来てとは言いません。でも、26日からお二人がお気軽に楽しく過ごせる価格でお待ちしております。」で動画が締めくくられます。

クリスマスにファミレスは、カップルで来ないよねという自虐も入った広告で、見る人に広告感をあたえず伝えたいメッセージを気軽に伝えています。

<ブラックサンダー>

ブラックサンダーのバレンタインの広告も自社のポジショニングを逆手に取ったユニークな広告になっています。

ブラックサンダーと言えば、気軽に食べられるチョコレート菓子で高級なイメージや誰かに贈るものという印象はないですよね。

バレンタインは、学生時代はドキドキするイベントかもしれないですが、大人になり職場の付き合いで仕方なくという方も多いのではないでしょうか。

そこで、男女ともに気を使わなくて良くて「一目で義理とわかるチョコ」というコピーは面白くて目を引く広告です。

一般投稿に似せた広告

一見広告とは思えない、日常のワンシーンを切り取ったような画像です。
映える画像ではない、彼女の顔も半分切れていてわからない、意図がわからないからこそ興味を引きます。

思わず画像の下の投稿文を見てしまいますよね。実はこれは、メンズスキンケアブランド「バルクオム」の広告です。
バルクオム

圧がすごい

「本日半額」という超短期間の限定価格にもびっくりしますが、背景の「急げ!」の圧がものすごいです。
VIOTERAS(ヴィオテラス)公式ショップ

明らかに様子がおかしい

女性の顔全面が洗顔の泡に覆われていて、一瞬ぎょっとします。

洗顔の広告だと、通常は手に泡を乗せた女性とか、泡で頬あたりを洗っている女性など、「洗顔のイメージ画像」が多いですよね。
そんな中で真正面を向いて泡まみれになっている女性という、明らかに通常とは違う画像を見るとつい注意を引かれてしまいます。
いつかの石けん | 水橋保寿堂製薬

究極のわかりやすさ

めちゃめちゃシンプルですが、これ以上わかりやすい広告も無いかと思います。
こちらは見た通り、自宅でできるヘアカラーの広告です。
思い通りに髪を染めたい、でもコストは抑えたい、という方に刺さる広告ですね。
COLORIS

コピーのインパクトが強すぎる

「記憶まで消す・・・?」謎に包まれたこのコピー、確かに目を引きます。

ですがユーザーからのコメントは「誇大広告」「効かない」などネガティブな反応が多く見られました。インパクトは大事ですが、ユーザー目線でどう感じるかを考えて発信することが大事なポイントです。
ビーグレン 

面白い広告は『嫌われる広告』の解決策のひとつ

以前、広告についてのある記事が話題になりました。
オーケー、認めよう。広告はもはや『嫌われもの』なのだ。(元LINE 上級執行役員の田端信太郎氏の記事です。)

広告は嫌われ者だと言い切っています。なぜなら当時、iOSの有料アプリランキングのトップが「広告ブロッカー」だったからです。

そんな時代に、面白い広告は解決策のひとつだと思います。

そもそも広告は、人の興味を引いて存在を認知してもらうためのもの。だからこそ、目に入った瞬間の印象で商品のイメージは大きく変わります。

これを裏付ける話がありまして、心理学に「初頭効果」というものがあります。
初頭効果=一番最初の情報に強く影響を受ける。第一印象が大切で、一度決まってしまった第一印象は簡単には覆せない。

つまり人は、最初に受けた情報に強く影響を受けるということです。
だから入り口となる広告はとっても重要なのです。第一印象の広告が悪ければ、どんなに商品が良くても色眼鏡をかけて見られてしまうようなものなのです。

広告を作る人は「そもそも広告は嫌われているか、どうでもいいと思われている」ということを前提に、「どうやったら良い第一印象を持ってもらえるか」を考えなければいけないのです。

良い第一印象を与える方法は複数あると思いますが、今回は「面白い広告」。
面白いだけで人はポジティブな印象を抱くものなのです。

面白い広告で差別化できる可能性も

  • 面白い広告に変えるだけじゃそんなに効果ないでしょ
  • 広告なんて内容がわかればいいでしょ
  • ましてや広告に面白さなんていらないでしょ

そう考えている人もいるかもしれません。しかしそれは大きな間違いです。

Web広告の特徴として、競合と比較されやすいということが挙げられます。なので、必然的に競合との差別化が必要になってくるのです。

広告文作成の正攻法として、他社に比べてどんな強みがあるかを主張する方法があります。もちろんこういった正攻法はしっかりと抑える必要はありますが、競合他社がひしめき合う中で、正攻法だけで攻め込むのは少々つらいときもあります。

自社の強みまで発見できていれば、そこにもう一手間加えることで一気に競合と差をつけられるかもしれません!

ぜひ色々なテクニックを習得して、印象に残る一歩先を行く面白い広告を作ってください!

クリエイティブ作成時のポイントと作成ツールについて以下の記事で解説しています。

 

まとめ

今回は面白い広告をつくるのに使えるテクニックと、心掛けるべきポイントをお話ししました。

この記事のポイントは、

・正攻法のコピーライティングだけでは競合と戦うのはしんどい
・競合と差別化するためにもインパクトのある面白いコピーを!

他の記事のキャッチコピーの書き方とは違ったことを紹介しました。
正攻法のコピーライティングをリスマガでたっぷり学んだうえで、ひと味、ふた味違った広告文をつくり競合と差別化をしてください!

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