競合と差がつく面白い広告の作り方

広告に携わる人なら必ずぶち当たる壁が、広告作りですよね。

リスマガでも売れるキャッチコピーの記事はいくつかあります。
でも、今回はなによりも“面白い”広告にフォーカスしていきます。

ただ面白い広告を見ていくだけではなく、どうやったら自分でも面白い反応の取れる広告にできるか、表現や見せ方で出来る工夫についてお伝えします!

そもそもなぜ“面白い広告”が必要なのか

広告って嫌われもの?

面白い広告なんて必要なの?と疑問の方もいるでしょう。
広告なんて売るためのものでしょって。

しかし考えてみてください。
テレビを見ていても、SNSを見ていても、街を歩いていても、至るところに広告はあります。見たくなくても目に入ってくるレベルです。

そんな現状を踏まえて、LINE 上級執行役員の田端信太郎氏は

オーケー、認めよう。広告はもはや『嫌われもの』なのだ
https://www.advertimes.com/20170515/article250119/

とまで言い切ってしまいました。なぜなら、iOSの有料アプリランキングのトップにいるのが広告ブロッカーだったからです。2018年3月現在でも有料アプリのトップは広告ブロッカーです。

つまり、欲しくもないのに広告を見せられて、人々は辟易としているのです。
それなのに、どうやったら人を動かせるか?売り込めるか?という正面からの攻撃はちょっと難易度が高いと思いませんか?

嫌われている広告に興味や親しみを持ってもらうには?

結論、面白い広告は解決策のひとつだと思うのです。

そもそも広告は、人の興味を引いて存在を認知してもらうためのもの。だからこそ、目に入った瞬間の印象で商品のイメージは大きく変わります。

これを裏付ける話がありまして、心理学に「初頭効果」というものがあります。

初頭効果=一番最初の情報に強く影響を受ける。第一印象が大切で、一度決まってしまった第一印象は簡単には覆せない。

つまり人は、最初に受けた情報に強く影響を受けるということです。
だから入り口となる広告はとっても重要なのです。第一印象の広告が悪ければ、どんなに商品が良くても色眼鏡をかけて見られてしまうようなものなのです。

広告を作る人は「そもそも広告は嫌われているか、どうでもいいと思われている」ということを前提に、「どうやったら良い第一印象を持ってもらえるか」を考えなければいけないのです。

良い第一印象を与える方法は複数あると思いますが、今回は「面白い広告」。
面白いだけで人はポジティブな印象を抱くものなのです。

面白い広告にするだけでそんなに変わるの?

  • 面白い広告に変えるだけじゃそんなに効果ないでしょ
  • 広告なんて内容がわかればいいでしょ
  • ましてや広告に面白さなんていらないでしょ

そう考えている人もいるかもしれません。
しかしそれは大きな間違いです。

Web広告の特徴として、競合と比較されやすいということが挙げられます。なので、必然的に競合との差別化が必要になってくるのです。

広告文作成の正攻法として、他社に比べてどんな強みがあるかを主張する方法があります。もちろんこういった正攻法はしっかりと抑える必要はありますが、競合他社がひしめき合う中で、正攻法だけで攻め込むのは少々つらいときもあります。

自社の強みまで発見できていれば、そこにもう一手間加えることで一気に競合と差をつけられるかもしれません!

ぜひ色々なテクニックを習得して、印象に残る一歩先を行く面白い広告を作ってください!

実例を見て学ぶ面白い広告

自虐する


https://twitter.com/nozaki1948/status/907401706039689216/photo/1?ref_src=twsrc%5Etfw&ref_url=http%3A%2F%2Fgreenteatime.net%2Fjigyaku-comical-commercial-japan-645

いかにも売ろうとしてくる広告は見るだけで辟易としちゃうもの。
「ウチの商品はこんなにすごい!見て見て!!」という広告が多い中で、堂々と欠点を披露します。拍子抜けして思わず二度見してしまいますよね。

実はこの自虐広告、一時期SNSで流行り、多くの企業が公式アカウントで自虐広告を披露し合いました。みんな面白いと感じた自虐広告は率先してリツイートし、知名度アップに大きく寄与したとのことです。

今すぐに買おう!とはならないかもしれませんが、見た人の記憶に残り、今まで素通りしていた売り場でも「あの面白い広告のコンビーフだ」となることでしょう。

このSNSでの宣伝効果を計算した人いわく、なんと数十億円にもなるそうです。

これだけでも面白い広告の有効性は理解いただけるでしょう…!
面白ければ人は興味を示してシェアまでしてくれちゃうのです。

しかしこの手法は、実は商品にある程度の人気と信頼がなければできない手法です。
使用したユーザーからの評判が悪い商品が自虐を行ったところで火に油を注いでしまいますし、知名度のない商品がやっても誰も興味を示しません。

では誰でもできる自虐手法はどういうものでしょうか。

誰でもできる自虐手法

そんな自虐に走るという手法ですが、弊社のプロデューサーでも使っている人がいました。参考になる事例なので紹介します。

商材は体臭対策用品です。

獲得件数を増やしていくためには潜在層の獲得が必須になってきますが、体臭って意外と自覚しづらいもの。一筋縄ではいかないのが現実です。そこで弊社プロデューサーは自虐手法を使い、面白い広告にしていたのです。

潜在層がターゲットの場合、セールス色を薄くし、クリックした先にさらに興味を引く情報があることを示す必要があります。さらに面白い広告であればベターです。

あなたが体臭対策用品を面白い広告でプロデュースするなら、どんな広告文にしますか?

弊社プロデューサーだとこうなりました。

自虐の面白い広告

1人称を、「私」という謎の人物に置き換えています。
これなら色々なものに応用できますよね。「あなた臭いかもよ!人を不快にさせてるかもよ!これ使いなさい!効果あるよ!」と宣伝しても潜在ユーザーには響きませんし、嫌悪感を抱くかもしれません。一方この面白い広告なら、自分をディスっているので、誰も傷つきません。

面白い広告というのはユーモアで刺激を和らげており、読んだときの衝撃はそのままに、嫌悪感を抱きづらくなっているのです。こうすることで嫌悪感を抱くことなく印象に強く残り、もしかして自分も…と思わせることが出来るのです。

ちなみにこの手法、あの有名な広告「うわっ…私の年収低すぎ…?」も同じ手法を使っています。

自虐の面白い広告2

うわっ…私の年収、低すぎ…?

言い当てる

一般的なコピーライティングの手法ですが、人は自分のことを言い当てられるとドキッとしてしまいます。「これって私のことだ」と思わせることで「詳しく知りたい!」という欲求が生まれます。

いわゆるカクテル・パーティ効果というものですね。
この手法を成功させるポイントは、ドンピシャに言い当てる、ということです。ドンピシャであればあるほど、街中でいきなり名前を呼ばれたような感覚になり、広告を無視できなくなるからです。

さて、これを面白い広告でやるとどうなるでしょうか?

こんな面白い広告がありました。

ネットショップのレビューに「デザインがダサい」って… EC-CUBE

実際に経験のある人であれば、この辛さはわかるはず。
関係のない人はこの広告を見ても「自分には関係ないな」と思って素通りするため、しっかりと見込みのあるユーザーにだけふるいもかけられています

ほかにも、英会話教室なら、こんな広告も作れるかもしれません。

「いつかはきっと素敵なジェントルマンと…」「俺もいつかは金髪の美人と…」なんて漠然と考えている人もいるかもしれませんよね。

さらにもっとユーザーを絞り込んでいる例としてはこんなのもありました。

味の素KK 気になるトピックス 解決策はココに!?

この広告はかなり具体的に時刻まで書いていますが、多くの人がドンピシャだと感じる可能性が高そうですね。時刻が多少違ったとしても、似たような状況の人は親近感を感じてしまうはず。単純に「これを飲めば翌日元気!」と書いても響きづらい商品が、具体的に絞り込むことでカクテル・パーティ効果が強まり際立っています

自虐手法では一人称で自分をディスっていましたが、言い当てる手法は二人称でユーザーにベクトルが向いています
先ほどよりも指向性が高いぶん、ドンピシャで言い当てられたときの衝撃はこちらの方が強いのです。

向いている商材は、すでにニーズを薄っすらと認識しており(例:毎朝起きるダルい…)、一押しすれば顕在化しやすい商材(例:私も月曜からグッタリだよ…解決したい!)に特に効果的です。

ちなみに、2人称というベクトルを更に強めた手法で、エンドユーザーをディスるという手もあります。
ドンピシャで言い当てるというより、ドンピシャでディスる…という手法なのですが…

野球のバッティングを教える通信教材で、父親が子どもに教えるのを想定した商材がありました。弊社の社内研修でその商材のディスプレイ広告のコピーを考える機会があったのですが、そのときに出たコピーが…

ボツでした。
何事もやり過ぎは禁物ですよ。

ヤケになる(共感を誘う)

共感を誘うという手法では、広告を見たユーザーが

  • 「この気持ちわかる」
  • 「この商品を使えば私も上手くいくかも」

このように思ってもらうことで人を行動へと駆り立てることができます。そのための一番シンプルな方法が、ユーザーの悩みにフォーカスして共感することです。

このときのポイントは、「行動や感情のリアルな描写を行うこと」です。
では、これを面白い広告でやるとどうなるでしょうか?想像しづらいかもしれないので、実際に転職エージェントの広告を例に見てみましょう。

ちくしょう、転職だ。

転職したくなる瞬間の「行動や感情のリアルな描写を行うこと」にフォーカスしてみると、まさにこのコピーになりませんか?

仮にユーザーがこの転職会社を知らなかったとしても、キャッチコピーがあまりに自分の悩みと近ければ、「ここなら私のことを分かってくれるかも」「ここなら私の悩みを解決してくれるかも」と想像するのです。

その際に、少しヤケになってみると、面白い広告になるだけでなく、より強く共感を誘うことができます。

人はイメージを持てないものにはお金を払いません。キャッチコピーを通して、悩みの解決の糸口を見せてあげることが重要なのです。

気になることだけ言う

突然、知っていそうで知らないことを聞かれたら気になりますよね。
この手法では、突然クイズのように問いを投げかけます。
その問いかけが気になるものであればあるほど、クリックして答えを知りたくなります。

例えばこんな広告です。

GRAFTERS GUILD

どうですか?絶妙に知らないですよね(笑)
雑学のひとつとして知っておきたい、そういえば自分のベルトもカーブしてる、という人は理由を知りたくなってクリックしてしまいます。

他にも、転職サイトや投資系商材ならこんな応用もできます。

安月給のうえに残業続きで疲れている人が見たらムカッとするくらい楽しげな広告です。きっと「私もこの理由を知って、あの頃みたいに遊びたい。ついでに年収も上がるのかな?」と思いクリックするでしょう。

極端なクリエイティブを使う

すごすぎて面白いときってありませんか?
有名どころでいえば、清涼飲料水の燃焼系アミノ式のCMです。常人にはできない動きをして「こんな運動しなくても」と商品を紹介します。あまりにも動きがすごすぎて、見た人はなかなか忘れられないですよね。

Web広告でも同様の広告があります。

SUPER集中Regain これでだめなら、何飲んでもだめ。

もちろん実際にこんなことする人を対象につくられた商品ではないでしょう(笑)
こういったクリエイティブを使って圧倒的な印象を与えることで、商品に対するイメージも「よくわからないけど圧倒的に集中できそう」となります。お店で商品を見かけたときにも「あのメチャクチャ集中できそうなやつじゃん」と思い出します。

心理学的にはハロー効果を用いています。ハロー効果(後光効果、光背効果)とは、最初に認識した特徴に後々の印象が引っ張られていくといもの。衝撃的なクリエイティブの上に商品を重ねることで、まさに後光が射すかのように「なんかすごそう」と思わせているんです

まとめ

今回は面白い広告をつくるのに使えるテクニックと、心掛けるべきポイントをお話ししました。

この記事のポイントは、
・正攻法のコピーライティングだけでは競合と戦うのはしんどい
・競合と差別化するためにもインパクトのある面白いコピーを!

他の記事のキャッチコピーの書き方とは違ったことを紹介しました。
正攻法のコピーライティングをリスマガでたっぷり学んだうえで、ひと味、ふた味違った広告文をつくり競合と差別化をしてください!

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