ディスプレイ広告のクリエイティブ作成時に押さえておきたい5つのポイントを紹介

  • 2022.3.4
  • 2022.4.1
  • 3,400 Views

ディスプレイ広告を運用する際、
遵守すべきポリシーや審査基準にはどのようなものか?
どんなクリエイティブがCV獲得やCTR向上に貢献するのか?
など、参考となる指針を具体的に知りたい方は多いのではないでしょうか?

ディスプレイ広告は、目的が明確化しているリスティング広告で狙う層よりも広い潜在層に向けた広告です。

そのため「いかにターゲットの目に留まるクリエイティブ」を作成できるかが重要になります。
しかし、ボタンをオーバーレイ表示してはいけない、などGoogle広告ポリシーで定められているルールもあるため、それらも把握した上で適切に作成する必要があります。

この記事では、クリエイティブを作成する事前準備、成果を出すために意識すべき点、遵守すべきポリシーといった基本的な項目から、
実際に成果の出た事例解説、クリエイティブ作成時に参考となるサイトまで紹介していきます。
これさえ読めば、ポリシーも遵守した上でCTRもCVRも高いクリエイティブを作成・実装することができます。

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【作成前】まず用意しておくべき事前準備4点

クリエイティブを作成する際に必要な要素は下記4点です。

①メインイメージ
②メインコピー
③会社ロゴ
④誘導ボタン

これらを反映させたクリエイティブ例が下記です。

①~③はディスプレイ広告のクリエイティブを作成する上で必要最低限のものです。
④に関しては「次の行動が促されCTRが上がる」「広告だと認識してもらう」という効果があるため設置することを推奨します。

※ページに広告を馴染ませたいという意図があれば「④誘導ボタン」は設置しない方が適切な場合もあります。

▼広告表示箇所一例

これら4点は作成時に用意すべき基本的項目ですが、「CVRを上げるために」「PDCAを適切に回すために」具体的にどういったことを意識して作成するといいのか5つの考え方のポイントを次に紹介します。

クリエイティブ作成時に意識すべき5つのポイント

クリエイティブを作成するにあたって下記5つのポイントを意識してください。

①ターゲットの明確化
②過去の検証結果を根拠とする
③伝えたい内容をシンプルにする
④ランディングページとの整合性
⑤ABテストを意識した作成

これらを意識せず作成したクリエイティブで仮にCVが獲得できたとしても、「何が良かったのか」「どの仮説が適切だったか」など成功理由の抽出ができず、次のクリエイティブに成果が活かせない可能性があります。

そのためこの5つのポイントを明確化した上でクリエイティブを作成するようにしてください。では各ポイントを詳しく説明します。

伝えたい内容をシンプルにする

商品やサービスに対する想いに比例して伝えたい内容が増えてしまう、という方は多いのではないでしょうか?

クリエイティブだけでなくランディングページなどにも言えることですが、多くのことを伝えようとしてしまうと、「何を伝えたいのかよく分からない」とユーザーに受け取られてしまう可能性が高いです。

そのため、内容はあくまでもシンプルにしメッセージを適切に届けられるようにすると良いでしょう。

また、+αで覚えておいてほしいのが、「なんでもできる」「こんなにも沢山の効果がある」といった複数個訴求を設けるとユーザーに刺さりにくいふわっとしたものになってしまいます。
つまり「なんでもできる」よりも「特定の◯◯に効果的」と狭めて訴求した方が刺さりやすいです。

訴求内容を絞り、かつシンプルな内容で作成するようにしましょう。
もし絞れない場合は「A訴求版」「B訴求版」「C訴求版」のように訴求を分けてABテストを行うようにしましょう。

ターゲットの明確化

クリエイティブデザインに落とし込む上で、どんな悩みや願望をもっている人に商品・サービスを知ってもらいたいのかターゲットを明らかにすることが重要です。

商品の特性を全面に打ち出したベネフィットライティングを行うと、その商品をすでに知っている人は「あぁ、この商品ね!こんな強みあるんだ!」と納得を得ることができます。

しかし、まだ商品を知らないユーザーにとっては商品のベネフィットではなくユーザーの悩みを解決する商品だと訴求した方が「自分に関係がある広告だ」と認識してもらえます。

▼ターゲット明確化例
・性別:女性
・年齢:32歳
・職業:メーカー事務職
・愛読書:Steady.
・悩み:最近今まで着ていた洋服が似合わなくなってきた

例えばダイエット商品を販売するとしても「痩せたい」「最近太ってしまった」と希望や悩みが顕在化している層にはストレートな文言による訴求でクリエイティブを作成しても響きます。

しかし、上記の様に「洋服が似合わなくなった原因が体重の増加によるもの」と気づいていないターゲットの場合はそのような訴求をしても他人事と思われスルーされてしまいます。

「今までの洋服が似合わないと感じている方、その原因は・・・」や「最近体重計にのりましたか?」などターゲットの認識レベルに合致したクリエイティブで訴求し広告をクリックしてもらう必要があります。

そのためにも「どんな人で」「どんな悩みを持っているのか」ターゲットを明確化することを忘れずに行いましょう。

ランディングページとの整合性

ランディングページとの整合性を保つ要素は「デザイン」「訴求」と大きく分けて2つあります。
両者が広告と合致していない場合ユーザーは違和感を覚え、ページから離脱してしまいます。

▼例
商材:ダイエット食品
クリエイティブ:オーガニックなデザインで「健やかな食生活で健やかな体型を」
ランディングページ:ポップな色合いで若い女性が要所に散りばめられ「煩わしい食事管理はByeBye」

ランディングページは20代前半向けに作成されたものにも関わらず、広告では「30代後半~40代」向けのため「若い、つまり代謝がいい世代向けなのね」と判断して離脱してしまう可能性があります。

ランディングページは修正に時間を要するため、広告で訴求テストを行ってCTRの高さを確認して適切な訴求発見に役立てる、ということはテストの一環としてはありえます。
しかし、あまりにも広告とランディングページがかけ離れているとユーザーは不信感を覚えてしまうこともあるので、「デザイン」「訴求」の整合性を意識して作成するようにしましょう。

過去の検証結果を根拠とする

アイディアや仮説を試すということは非常に重要ですが、まずは過去の実績を元に「獲得できているクリエイティブ」を参考に作成するようにしましょう。

過去の成功事例を元に作成した方が結果を早々と得られる可能性もある上に、仮説のもと完全にオリジナルな「訴求」「コピー」「デザイン」で臨んで当たらなかった場合、どの要素が不適切だったかが分かりにくくなってしまいます。

CVを狙いながらも各要素が適切なのか否か判断するためにも、過去の成功事例やデータを参考にしながらまずは作成しましょう。

ABテストを意識した作成

クリエイティブは2~3種類作成して配信することをおすすめします。
ABテストを行った上で「どのクリエイティブが効果がいいのか」を検証していきましょう。

▼ABテストしたい要素
・コピー(訴求)
・デザイン
・色 ・画像

これら要素を全て変えてテストしてしまうと、「どの要素が適切だったのか」が分からない状態になってしまいます。4要素中1要素だけ変えて(3要素は同一)テストするようにしましょう。

これら5点を意識して作成すれば「あ、この仮説は間違っていたのかもしれない」「この訴求は求めているターゲットには響かないのかもしれない」など次のテストに活かせる改善ポイントを具体的に考えることができます。

ではこれらポイントを踏まえた上で、レスポンシブディスプレイ広告でより効率的に広告が配信していきましょう。

5つのポイント踏まえて作成した成果の良かった例を紹介

実際に配信し成果の良かったクリエイティブを2点紹介します。
※両者ともに実例はお出しできないため、実例を元に再現したクリエイティブにて紹介します。

デザインを複数個入れた&オファーを記載

デザイン性の高い画像をお持ちでかつそれを訴求する必要があったため、装飾は最低限に作成しています。
この広告をクリックすることで何を得られるのかをコピーで記載しているため、ユーザーに行動を促しやすい構成となっています。

また、遷移先のランディングページの雰囲気もシンプルでナチュラルなため、遷移後にギャップを感じないよう色味も揃えています。

過去に成果のでた文字をメインとしたデザインを参考に作成

学習教材系で反応がよかったクリエイティブを参考に作成しています。
デザインはこのままにメインカラーを「赤・青・オレンジ・緑」でテストを行い、この青が最もCVが発生しました。

また、「14日間で」といった具体的な数字が入っていたり、使用できる「給付金制度」などユーザーが「受講したらどうなるか、何が得られるか」が分かりやすく行動に移しやすかったのだと考えられます。

レスポンシブディスプレイ広告で効率的にテストを行おう

レスポンシブディスプレイ広告は掲載面に合わせてサイズだけでなくレイアウトまで自動調整して配信してくれるディスプレイ広告です。

1種類設定するだけで最適化学習のもと調整してくるため非常に便利な配信設定ですので、効率的にクリエイティブテストを行うことができます。 是非レスポンシブディスプレイ広告でテストを回すようにしてください。

【審査落ち回避】守らなくてはいけない8つのポリシーとは

広告配信前にはクリエイティブの審査が必要ということはご存知ですか?
審査に落ちてしまうと、想定していたスケジュールで広告を配信することができなくなってしまうこともあります。

そのため、公式であるGoogle広告ポリシーにも記載されている8つのポリシーを必ず遵守の上、クリエイティブを作成するようにしましょう。

①高品質画像を使用する

引用:Google広告ヘルプ「ディスプレイ広告: クリエイティブ作成時のおすすめの方法に関するガイド」

▼避けるべき画像
・ぼやけた画像
・ゆがんだ画像
・逆さまの画像
・不鮮明な画像
・枠線が入っている画像
・色が反転している画像
・過度にフィルタを適用した画像

②ロゴを重ねて表示しない

引用:Google広告ヘルプ「ディスプレイ広告: クリエイティブ作成時のおすすめの方法に関するガイド」

審査面だけでなく、ロゴを重ねると本来訴求したい内容が分かりにくくなってしまったり、初見ユーザーにとってはロゴを出されてもどういった商品・サービスなのか理解が難しくなってしまいます。
画像の上にロゴを重ねないようにしましょう。

③オーバーレイテキストを避ける

引用:Google広告ヘルプ「ディスプレイ広告: クリエイティブ作成時のおすすめの方法に関するガイド」

サイズが小さい広告では、オーバーレイ テキストが読めない可能性があり、結果として視認性が悪くなる可能性があるため文字を重ねないようにしましょう。

④ボタンをオーバレイしない

引用:Google広告ヘルプ「ディスプレイ広告: クリエイティブ作成時のおすすめの方法に関するガイド」

機能しない飾り扱いのボタンはGoogleポリシー違反となりますので、載せないようにしましょう。

⑤商品やサービスを画像の主題とする

引用:Google広告ヘルプ「ディスプレイ広告: クリエイティブ作成時のおすすめの方法に関するガイド」

商品・サービスを主題にするためにも、画像の80%を超えたスペースを設けないようにしましょう。

⑥コラージュ画像を避ける

引用:Google広告ヘルプ「ディスプレイ広告: クリエイティブ作成時のおすすめの方法に関するガイド」

コラージュのような組み合わせ画像は視認性が悪くなる可能性があるため使用せず、1つの画像を使うようにしましょう。

⑦背景にデジタル合成を使った画像を避ける

引用:Google広告ヘルプ「ディスプレイ広告: クリエイティブ作成時のおすすめの方法に関するガイド」

白のみの背景を含むデジタル合成を使用した背景を使わないようにしましょう。
視認性だけでなく、白のみの背景は広告が表示されるページに同化してしまう懸念があるため避けるようにしましょう。

⑧ロゴのサイズや視認性を適切に保つ

引用:Google広告ヘルプ「ディスプレイ広告: クリエイティブ作成時のおすすめの方法に関するガイド」

ロゴの比率が大きすぎたり、画像トリミングの際に見切れてしまうことがないように適切に保つようにしましょう。

これら8点はGoogle広告ポリシーにも記載されているため、より詳細を知りたい方は下記ページを是非確認してみてください。

クリエイティブ作成におすすめのサイト3選

クリエイティブアイディアの引き出しを増やすことができるサイトを3つ紹介します。
これらを利用すれば「こういう表現があるのか」「このデザイン使えそうだな」などクリエイティブ作成時に非常に参考になります。

Pinterest

気になるクリエイティブデザインを見つけて表示させるとそれに類似したデザインを表示してくれます。

▼「似ているピン」として類似デザインが下部にいくつか表示される

多種多様なデザインを見ることができる上に、類似デザインを深掘って多数確認できるため広く深くアイディアを手に入れることができます。

Pinterest

レトロバナー

クリエイティブ専門のギャラリーサイトです。
「サイズ」「色」「業種」「テイスト」別でデザインを探すことができます。

概ね「こういう感じの作りたいな」というのが固まっている時に利用すると、参考デザインを発見しやすくなるでしょう。

レトロバナー

バナーデザインアーカイブ

比較的新しいクリエイティブが揃っています。
また、カテゴリー検索でも「サイズ」「業種」以外に「春」「クリスマス」などの「季節・イベント」で探すことができるので、季節商品などのクリエイティブを作成する際は参考画像を見つけやすいでしょう。

バナーデザインアーカイブ

まとめ

ディスプレイ広告は潜在層に向けた広告のため、「いかにターゲットの目に留まるクリエイティブ」を作成できるかが重要になります。

広告を掲載するためにはGoogleが公式に出しているポリシーを遵守する必要があります。 その上でターゲットにクリックをさせられるよう5つのポイントをおさえましょう。

▼5つのポイント
①伝えたい内容をシンプルにする
②ターゲットの明確化
③ランディングページとの整合性
④過去の検証結果を根拠とする
⑤ABテストを意識した作成


その上で、どういったデザインで作成するか迷った場合はPinterestなどのサイトを利用してデザイン参考を得てCVを最大化できるよう各要素のABテストを繰り返していくようにしましょう。

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あっちゃん

デジタルアスリート株式会社 コンサルタント 前職で販売を経験する中で、もっと広告や販促に関わりたいとの思いが強くなり、株式会社リスティングプラス(現・デジタルアスリート株式会社)に入社。Facebook広告と記事LPを中心に担当し、引き継いだ案件で1ヶ月で2倍のCVを獲得するなど成果を出している。 趣味サイクリング。寝つきがよく、仲間にはのび太扱いされている。

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