【目的別一覧】マーケティングフレームワークでどんな無茶ぶりにも対応できる

  • 2018.10.12
  • 2020.4.3
  • 16,206 Views

同僚や上司に「いつも定時に帰るのに仕事が完璧」なんて方がいませんか?
そんな方は大抵様々なマーケティングフレームワークを利用して物事を素早く捉え、マーケティングに対する時間短縮して効率よく業務を行っています。

「本当にマーケティングフレームワークを活用して時間短縮できるの?」と疑問に思っている方に向けて、数あるマーケティングフレームワークの中から使用頻度の高いマーケティングフレームワークをまとめてみました。

マーケティングフレームワークとは

まずはじめに、フレームワークとは確立されている枠組みのことを指します。
そしてマーケティングフレームワークとは、「事象をもれなく・素早く・全体を把握するため」に使用されます。

つまり、最短で目的を達成するために為に使用する思考の枠組みのことです。

マーケティングフレームワークの使い方

あなたがマーケティング担当で、朝出勤したら上司から「N社の5年後の売上を倍にする提案書を作ってくれ」なんてシーンがあるかもしれません。
考えただけでも1日以上時間が必要だと思いますよね。
こんな場合もマーケティングフレームワークをうまく活用することで会議までに状況が整理でき資料の作成ができます。

現状分析に活用するマーケティングフレームワーク

3C

3Cとは「Conpany(自社)」「Customer(顧客)」「Competitor(競合)」の頭文字から
とった現状を分析する際に使用するマーケティングフレームワークです。

図で示すとこのようになります。

3C分析の過程として、それぞれのCで以下のことを明確にする必要があります。

Customer:市場や顧客のニーズの変化
Competitor:競合が「Customer」の変化にどのような対応しているのか
Company:「Customer」「Competitor」を踏まえて自社が成功できる要因を見つける

なぜ3C分析を行うのか、目的を明確にすることが重要です。

またもう一つ重要なことが「Customer」のニーズを理解することです。
仮に顧客が量より質、安価でお得な商品を求めているのであれば競合よりも「安価」で購入できるマーケティング戦略を考えることができます。

ロジックツリー

「Whyツリー」や「Howツリー」など、原因追及や問題解決等の用途や場面に使い分けて分析をするマーケティングフレームワークです。

下記のように「Why(なぜ?)」を繰り返して、より具体的な原因追及をしていきます。

ロジックツリーを使うメリットは「問題の全体を把握でき、1つの問題に対して多くの視点から解決策を探ることができること」です。

SWOT

内的要因である自社の「強み(Strengths)」と「弱み(Weakness)」、外的要因である「機会(Opportunity)」「脅威(Threat)」の頭文字から来ています。
SWOT分析を活用する事で自社の分析だけでなく、競合他社を把握することもできるマーケティングフレームワークです。
内部環境だけでなく、外部環境も分析することで客観的に全体の状況を把握することができます。

競合調査についてもっと詳しく知りたい方はこちらから↓

MECE

MECE(Mutually Exclusive Collectivery Echausive)とは、分析の要素に「モレ」「重複」がないかを確認するマーケティングフレームワークです。

MECEは3ステップで分析することができます。

①大きな目的を設定
②要素を洗い出す
③洗い出した要素を細分化

ステップで重複するものがないようにしながら、順番に分析していくことで問題を細分化することができます。そして、様々角度から洗い出すことができ、意識していなかった部分が浮き彫りになります。

マーケティング戦略を構築する際に活用するマーケティングフレームワーク

ビジネスモデルキャンバス

ビジネスモデルキャンバスとは、「パートナーとの関係」「主な活動」「主なリソース」「顧客にもたらす価値」「顧客との関係」「チャンネル」「顧客セグメント」「コスト」「収入の流れ」の9つの要素に分けて分析するマーケティングフレームワークです。

マーケティングの戦略の立案、新規事業などでよく使われるマーケティングフレームワークです。

TOWS

TOWSはSWOT分析の要素の順番を変えて、外部環境から分析するフレームワークです。
SWOT分析が内部環境から分析するのに対し、TOWS分析は外部環境から分析します。

考えていく順番が変わるだけでも分析で得られる結果は大きく変わります。

企画・提案の際に活用するマーケティングフレームワーク

STP

マーケティング戦略を「セグメント(Segmentation)」「ターゲット(Targeting)」「ポジション(Positioning)」の3つに分けて分析します。
マーケティングにおける基礎的な考え方とされているマーケティングフレームワークの1つです。

4C

顧客の視点でマーケティングの特徴・課題等を整理する際に使用するマーケティングフレームワークです。
具体的な商材が存在しないサービス、課題なども把握することができます。

4P

4Cに対して顧客の視点ではなく自社(企業)の視点でマーケティングの特徴・課題等を整理する際に使用するマーケティングフレームワークです。


商品やサービスのマーケティングにおける特徴、課題等を把握することができます。

AIDMA

AIDMAとは顧客の購買心理の変化を
Attention(注意)→ Interest(関心)→ Desire(欲求)→ Memory(記憶)→ Action(行動)という5段階に分けた心理モデルです。
各心理プロセスにあったマーケティング施策を検討、立案する際に使用するマーケティングフレームワークです。

AISAS

AISASはインターネット上で顧客の購買心理の変化を
Attention(注意)→ Interest(関心)→ Search(検索)→ Action(行動)→ Share(共有)
という5段階に分けた心理モデルです。
AIDMA同様各心理プロセスにあったマーケティング施策を検討、立案する際に使用するマーケティングフレームワークですが、AIDMAとの違いは「行動」する前の「検索」、SNSの普及での商品の「共有」が加わっております。

計画を実行するためのマーケティングフレームワーク

PDCA

PDCAは、Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action( 改善)の頭文字を取っているマーケティングフレームワークで多くのビジネスマンが活用しています。
マーケティング施策等の計画、実行、課題の抽出や問題点の整理等の際に大いに役立ちます。

5W1H

5W1Hは、What(何を)、When(いつ)、Who(誰が)、Where(どこで)、Why(なぜ)、How(どうやって)の頭文字を取ったマーケティングフレームワークで、PDCA同様多くのビジネスマンが活用しています。
指示の抜けや漏れをなくし、実際に行動する際の要点を抑えるために活用します。
このマーケティングフレームワークを使うことで報連相の漏れが減ります。

まとめ

今回説明したマーケティングフレームワークを使用して「N社の5年後の売上を倍にする提案書を作ってくれ」を考えてみましょう。

・3C分析


・TOWS分析

・競合に対して優位性である「販売員の接客技術」を活かし
年齢層の高いお客様を増やし今後高まっていく健康向け商品の自社開発、店舗作業のIT化を行っていく。
 
このようにいくつかのマーケティングフレームワークを組み立てて提案書の作成を進めていく事ができます。

自分「〇〇さん、午前中に頼まれていましたN社の5年後の売り上げを倍にする提案書作成しました!確認お願いします!」
上司「おぉ~!どれどれ…  なかなかいいじゃないか!午後のプレゼンだがマーケティング担当として君から説明してくれるか?」

こんな風に上司の評価も上がり、同僚に差をつけられます!

ご紹介したのはごく一部のマーケティングフレームワークですが、知っているだけではなく実際に使う事でより理解が深まり、活用もできるようになります。

自分のオリジナルのマーケティングフレームワークを作り上げて無茶ぶり上司の無理難題で頭を悩まさないようにしてください。

↓もっと詳しく知りたい方はこちら↓

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