LINE WORKSとは?よく分かるLINE WORKS徹底解説

  • 2019.7.25
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皆さんも普段の生活で良く利用するLINE、実はLINEには色んな派生サービスがあります。

その中の1つにはLINE WORKSというビジネスの場面でバリバリ活用する事ができるサービスがあるんです。

「サービス内容がよくわからない」「具体的な使い方は?」「そもそもなんなの?」
という方の為に本記事ではその謎に包まれたLINE WORKSを徹底的に解説していきます!

LINE WORKSとは

LINE WORKSとは、ワークスモバイルジャパン株式会社が2017年(2月2日)に提供を開始した、ビジネスシーンで利用できる便利なチャットツールサービスです。

詳細な機能面は追ってご紹介しますが、個人のLINEアカウントとは別にビジネス用のLINEアカウントを取得し、社内やクライアントとのやり取りを行うことができ、多くの企業が導入しています。

使い慣れたLINEを用いてコミュニケーションを取ることでスピーディーなやり取りが期待できます!

料金プランは、

「フリープラン」…月額0円(無料!)
「ライトプラン」…月額360円
「ベーシックプラン」…月額600円
「プレミアムプラン」…月額1,200円

 
の3つの料金形態があり、各グレードごとに利用できる機能が異なります。

初期費用や利用条件などはなく、サービスを始めるか始めないかというタイミングでLINE WORKSの利用を検討する事が可能です。

またLINE WORKS自体は、サービス創設から2019年7月時点までで導入社数が10,000社以上になるほどのビジネスチャットツールに成長していて、その成長は留まることを知りません。

元々がLINEという普段から幅広い層のユーザーが利用しているアプリを元にしていることもあり、利用シーンの大半はスマートフォンで利用されるようです。

LINEで用いられているスタンプや既読機能なども備わっていることも親しみやすさに繋がっています。
その使いやすさ、親しみやすさが導入に繋がる理由となっています。

また、ITリテラシーがさほど高くない方でも気軽に利用できるという点も、多くの企業から支持を受けている理由の一つです。

さらにLINE WORKSは、導入企業の8割が中小企業且つ半数以上が地方の企業という実績があります。
アプリを使っているから都内のベンチャー企業が利用していそうなイメージですが、幅広い層の方にご利用されている事が読み取れます。

その他にもLINEの使い方は多様です。
 

LINE WORKS機能

LINE WORKSの導入の最大の目的は、社内や社外でのコミュニケーションの活性化や仕事の効率化というところです。

人数が増えてきて、社内連携に課題を感じている。
現状の人員では情報伝達が仕切れない。

このような課題を抱えている企業にはおすすめのツールです。
しかし、チャットというツールならば他社も多くリリースしています。

その中でLINE WORKSには具体的にどの様な機能が備わっているのでしょうか。

トーク

通常のLINEと変わらない電話、チャットだけでなくビデオ通話も行うことが可能です。

ホーム

ホーム機能も用いて社内へニュースや連絡事項の共有も可能です。
「LINE」で言う所のタイムラインの様なものになります。
社内のルール変更など、掲示板の様に使えるので便利な機能の1つです。

カレンダー

チーム内での予定共有が格段と便利になります。
主にはGoogleカレンダーなどのツールを利用しての管理が主流ですが、LINE WORKS内にカレンダー機能が備わっているので一気通貫で管理が可能です。
チャットの流れそのままに予定を決定なんていいうスムーズなやり取りも可能です。

アンケート

社内で確認作業やイベントごとのアンケートを取りたい際にも、LINE WORKSのアンケート機能でまかなう事ができます。
役職の上の方をはじめとしたアンケートの時間がなかなか取りにくい方へもアプローチを簡単に行う事が可能です。

アドレス帳

「連絡先」の管理もLINE WORKS上で行う事ができます。

社内の組織が煩雑なほど連絡を取るのは難しいですが、登録されている情報から簡単に連絡をとりあうことが可能です。

メール

チャットのみでなく、メールも実装されています。
迷惑ドメインへの対応さらにはウイルス対策なども施されています。
補足的なツールにも関わらず、セキュリティが万全というメール機能です。

分類やフィルタリング等の整理はもちろん、トーク同様に削除や取り消し、開封の確認まで行うことが可能です。

Drive

LINE WORKSはDriveと呼ばれる無料のクラウドサービスが備わっています。
無料で使える機能にも関わらず、1人あたりに付与されるストレージ(容量)はなんと1TBにも及びます。

一般的に無料で使えるストレージサービスには「GoogleDrive」や「Dropbox」があります。

GoogleDriveは15GB、Dropboxは2GBまでの制限となっている点から、LINE WORKSで利用できる無料のストレージ容量はなんとGoogleDriveの約66倍、Dropboxの500倍という圧倒的な容量を誇っています。

その上、LINE WORKSで利用できるDriveには暗号化やワンタイムパスワード等、共有の際の機能も充実しているツールになります。
細かいフォルダ作成やファイル共有などかゆい所も手が届く仕様です。

LINE WORKSの使い方

手順はいたって簡単です。

登録を行ったらスマートフォンではアプリを、PCではブラウザから素早く利用が可能です。
一つのアカウントから複数端末へのログインも可能ですので、外出先でも柔軟に利用できる事ができます。

また万が一、利用の仕方がわからない時などはBOT機能で問い合わせを行うことが可能です。

その他、問い合わせセンターや利用ガイド等のシステムも充実しているので、困ったことは遠慮なくLINE WORKSを頼りましょう!

LINE WORKSの導入実績

LINE WORKSは中小企業の多くが導入しており、地方の企業も多く利用しています。
さらにLINE WORKSの導入先は企業だけでなく、市区町村や学校法人にも広がってきているんです。

大阪府の事例

大阪府では自然災害等の緊急時のコミュニケーションツールとして、LINE WORKSの導入をしています。

市長また各機関との情報伝達や共有を迅速に行い、強固な防災体制の構築に成功しています。
3万人以上の職員を擁する大阪府はある意味で大企業と引けを取らない組織体系です。

以前から災害に関する組織は確立していたものの、2018年の大阪震源の地震の際に、電話を利用しての連絡系統が全く利用できなくなる障害が発生しました。

災害対策を含めて行政が動くので、コミュニケーションとは言えど公文書的なものになります。
取扱が重要になりますが、LINE WORKSのセキュリティの面が評価され導入に繋がったという流れです。

3万名への導入にはなりませんでしたが、各地域の役職層への連絡手段として機能が働いた事が実証されました。
役職層だけでも、200名はいるのでその人数への情報伝達が危機的な場面でスムーズに行えることはメリットになります。

さらにLINE WORKSには、無料の電話機能も備わっているので、局員などの電話番号がわからない場合にも電話にてコミュニケーションを図ることが可能です。
局員の電話番号を全て得把握しきれないという悩みはあったようですが無料通話という利点が解決させました。

上記の例の様に、企業だけでなく自治体への利用も可能なツールとなっています。

サッポロビール株式会社の事例

サッポロビール株式会社でもLINE WORKSの導入は行われています。

主要取引先の酒屋、飲食店の個人オーナーとのやり取りでLINEを希望される方が多く導入に繋がったそうです。
主に現場でやり取りを行う営業の方の恩恵が大きかったと言われています。

以前まではガラケーを使用していて、基本的には電話でのやり取りが中心となっていました。
電話が難しい場合にはショートメールや個人のスマホからの連絡が主でしたが伝達のスピード感に課題があったそうです。

またクライアントの方もLINEを主な連絡手段として利用されており、会社としてセキリュティの面から推奨できない形でした。
実際にやり取りは個人のアカウントで営業が応じていたそうです。

一方LINE WORKSであればLINEでクライアントとのやり取りを行いたいという要望に答えられるだけでなく、セキリュティ面でのやり取りも担保されるのでうってつけのツールだったようです。

営業部隊の中にはLINEに触れた事のない方もいたようですが、元々使いやすいという設計と既に使いこなしてる層でカバーできたのも隠れた利点なのかもしれません。

また画像の共有を行えるという点も大い利点になりました。

サッポロビールでは営業の方が店舗のPOPや商品紹介のディスプレイを制作するのですが、成果の出ている事例を画像で共有することでクライアント貢献はもちろん自社ノウハウも溜まっていった実績があります。

注文の際にもテキスト、音声のやり取りへ画像と選択肢が広がったことで、クライアントとのやり取りもスムーズになったという事例になります。

LINE WORKS連携ツール紹介

LINE WORKSは単体での利用ももちろん便利ですが、他ツールと組み合わせる事でさらに利便性が増します。

「RemoteCall with」

RSUPPORT(アールサポート)株式会社が提供するツールです。

こちらは別途パソコンやスマホへのインストールが不要の、パソコンと連携した画面共有システムです。

「内容確認の為にメールのやり取りが多くなる」
「チャットだけではうまく説明ができない」
「画面を見ながら説明がしたい」

という課題に対してツールを導入すると、相手のパソコン上のプログラムを用いての操作や画面共有を行っている資料への描画が可能になります。

高度な伝達が必要となる場面でリモートで指示が行えるようになり、チャットでは対応しきれない部分もカバーできるようになります。

ビジネスシーンでは社内や社外の研修などでも活用できそうです。
また、LINEという機能を用いてユーザーに根ざしたビジネスとの親和性が高いことが考えられます。

今後も続々と連携ツールが導入されることは明白なので、他IT企業の動向には今後も要注目です。

まとめ

社内でのコミュニケーションには課題を感じている企業は多いかと思われます。
社内のやり取り+社外のやり取りともなると管理や対応が煩雑になりがちです。

LINE WORKS導入1つでコミュニケーションロスを解決し、お客様とのやり取りも円滑に行うことができます。

また企業として1番気になるセキュリティ面も万全の体制が備わっているので、これから社内にてチャットツールを導入したいと考えている企業にとってはうってつけのツールだと言えます。

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関根諒亮

デジタルアスリート株式会社
インハウス支援部 課長
2018年4月、デジタルアスリート株式会社(旧:株式会社リスティングプラス)へ入社
そこからリスティング広告運用者として2年従事し、 Facebook広告にも携わる。3年目からは御社のWebチームへ配属され、4年目現在はチームのマネージャーを担当。

趣味は映画鑑賞、Manchester Unitedの試合観戦です。好きな色は赤色です。
好きな映画は『バタフライ・エフェクト』です。 エンディングの『Stop Crying Your Heart Out』が流れる瞬間は映画史に残るエンディングだと思っています。

仕事に関しては、関わってくれた方々への恩返しをモットーに出し惜しみをしない仕事の提供を意識しています。
いつかは自分の得た知識を生かして、地元の活性化に尽力できる様に、何でも知識を吸収していきます。
座右の銘は『未来を見て点を結ぶことはできない。 過去を振り返って点を結ぶだけだ。 だから、いつかどうにかして点は結ばれると信じなければならない。 』
byスティーブ・ジョブス 隣人は静かに微笑む

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