hagakure構造とは?Google、Yahoo!が推奨するアカウント設計を解説

最近リスティング広告を運用していると「hagakure構造」という言葉を良く聞きます。 私も初めて聞いた時の印象は「忍者??」という意味不明な解釈をしていました… 「hagakure構造」とは、近年Googleが推奨しているアカウント設計のことです。 今回はこの「hagakure構造」が推奨される理由、メリット・デメリットについて解説します。

hagakure構造とは

hagakure構造=限りなくシンプルなアカウント設計

「hagakure構造」とはどんなアカウント設計かというと、ひと言で言うと構造を限りなくシンプルにまとめたアカウント設計です。

少し詳しく説明すると、広告グループ単位で、同じテーマを持つ広告やキーワードをできる限りシンプルに集約する事です。

以前は、「1広告グループ、1キーワード」のアカウント構造が正しいとされてきたのですが、これとは全く正反対の考え方です。
アカウント構造をシンプルにすることでImpが集約され品質スコアが改善したり、広告文のテスト等の工数も減るのでPDCAを早く回すことができます。

品質スコアについてもっと詳しく知りたい方はこちら↓

広告ランクはどのように決まる?はじめに広告ランクがどのようにして決められるのか、その仕組と広告ランクが決まる要素について解説していきます。広告ランクは、入札単価と品質スコア(Yahoo!プロモーション広告の場合は品質インデックス)この2つの要素から決定されます。管理画面上ではご自身の広告ランクがいくつなのか?というのは確認することは出来ないのですが、上記の計算式で簡単に知ることができるのです。(例)キーワードA:入札単価100円、品質スコア7の場合は広告ランク700、キーワードB:入札単価150円、品質スコア6...

キーワードごとの細かい単価調整は?

しかし、「1広告グループ、1キーワード」のアカウント構造に慣れていると、この設計には疑問を感じる人もいるでしょう。

まず、キーワードごとの細かい単価調整はどうするのでしょうか。

これは機械の力を借りましょう。
Googleの自動入札機能を使えば、今まで1日何時間もかかっていたキーワードごとの単価調整作業もなくなります。

最近「hagakure構造」について耳にする機会が増えたのは、コンバージョンオプティマイザー等の自動入札機能が急激に進化しているからなのです。

人間の手ではできなかった、個人個人に対して入札を変える・24時間自動で最適な入札を行うなどの作業が、機能の進化によって可能になっているのです。

広告とキーワードの適合性を上げる

運用者の悩みだった細かい単価調整が自動化により解消できると、その分の時間で広告文のPDCAを回すなど、機械では行えない改善施策に時間を割くことができます。

多くの広告文テストに時間を割けますのでどんどんテストしましょう。

なぜ従来のアカウント設計は、もう推奨されないのか?

従来のアカウント構築として正しいとされてきた、「1広告グループ、1キーワード」の運用方法は、現在Google、Yahoo!共に推奨されていません。
それにはこのような理由があります。

従来の設計では作業が多く、改善に時間が使えないから

・日々の単価調整などに時間を割いて広告のテスト等が回せない
・確認すべきポイントが多く、問題が何かわかりにくい
・テストをしても作業に追われて時間がなく、放置

・・・こんな経験はありませんか?
やらなければならないのはわかっていても、時間がないとくてついつい放置してしまいがちです。

そんなことにならないためにも、「hagakure構造」で入札は機械に任せて作業工数を減らし、後回しになりがちな広告文テストをもっと時間使ってやりましょう。

運用の自動化機能が進化しているから

また先ほども言いましたが、Google、Yahoo!共に圧倒的スピードで運用の自動化が進んでいることも、hagakure構造推奨される理由です。
進化した自動入札機能がうまく機能するアカウント設計が重要になってきたという事です。

自動入札機能について詳しく知りたい方はこちら↓

こんにちは!今回は5月にGoogleAdWordsの共有ライブラリに追加された新機能「入札戦略」をご紹介したいと思います。以前はエンハンストキャンペーンへ切り替えを行うと拡張CPCや目標コンバージョン単価など従来使えていた機能が使えなくなっていたのですが、エンハンストキャンペーンでも設定が可能となり、更に従来はキャンペーンごとの設定でしたが入札戦略を使用する事でグループ単位・キーワード単位と細かい設定が可能となりました。(拡張CPCと目標コンバージョン単価のみキーワード単位の設定はできません) では早速設定方...

「hagakure」構造のデメリット

このように「hagakure構造」でシンプルなアカウント構成にすることで、運用のPDCAを早く回すことが期待できます。

また、自動入札機能やコンバージョンオプティマイザー等の機械学習機能でも、より効果的な入札がしやすくなります。

しかし、そんなhagakure構造にもデメリットはあります。

自動入札機能を使う際の部分一致キーワードの入札調整

手動での単価調整なら、キーワードを個別で入札できますので調整が可能ですが、自動入札設定にした場合は上記の対応が不可能になります。

その為、一部の部分一致キーワードにimp、クリックがとられてしまう可能性があります。

レポートの抽出に時間がとられる

1つのキャンペーン、広告グループに集約しますので、キーワードごとに細かく傾向を見ることが難しくなります。

そのため、報告書を作成するなどのレポーティングには、時間がかかってしまうかもしれません。

ただレポート作成に要する時間と日々の単価調整に要していた時間を比べると、「hagakure構造」にすることで圧倒的に工数の削減に繋がるというのが、私の体感です。

今後のアカウント設計

ここまで「hagakure構造」のメリットやデメリットを記載してきましたが、今後のアカウント設計では、AIを使うことを前提にアカウントを構築することをおすすめします。

最近では自動車のオート運転機能など、私たちの身近でも自動化が急速に進んできています。
リスティング広告も同じで、コンバージョンオプティマイザーなどの自動入札機能はどんどん進化し、もっと精度が高くなってくるでしょう。

機械でできることは機械に任せ、人間には人間にしかできないキーワードの精査(選定、追加や除外)、広告文の作成などに工数をかける事が重要です。

特に日々の単価調整などの作業に時間を取られて後回しがちな広告のテストは、頻度を上げて行なっていきましょう。

広告文についてもっと詳しく知りたい方はこちら↓

みなさんこんにちは!鍋大好きPPC広告コンサルタントの高橋です。今シーズンは例年になくハイペースで鍋を食べていて、もう10回は食べています。今はスーパーでも色々な種類の鍋の出汁が売ってるので、食べても食べても飽きないですよね。ああ、日本全国の鍋巡りをいつか実現してみたい・・・よだれが止まりません。さて、12月7日に渋谷で開催した「Googleディスプレイネットワーク&売れるランディングページ攻略」セミナーでは、たくさんの方にご来場いただき誠にありがとうございました。セミナーではGoogleディスプレイネットワー...

まとめ

「hagakure構造」はあくまでGoogle、Yahoo!の推奨であって正解ではありません。

また、「hagakure構造」も永遠に有効だとは限りませんが、現状のトレンドや自動化のスピードを考えると「hagakure構造」のアカウント運用が一番効果的だと思います。

ただ記事にあるように、キャンペーン、広告グループをまとめて「hagakure構造」にしただけでは、必ずしも成果が出るとは限りません。
「hagakure構造」を取り入れる際には、短縮できた時間で人にしか出来ない施策をしっかり行なって、成果を出していってくださいね。

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