「Zoom × OBS Studio」でワンランク上のオンライン配信を実現する方法

2020年6月現在、新型コロナウイルスの蔓延により多くの企業の業務に影響がでています。
「Zoom」等のWeb会議ツールを使って会議やセミナーを開催するなどオンライン化を進めている会社も多いでしょう。

しかし「資料も顔も両方映したい」「映す画面を切り替えたい」といった、課題を解決したいと思っている方も多いのではないでしょうか? この記事では、そんな悩みを解決し、ワンランク上のオンライン配信を可能にする術をお伝えします。

「Zoom会議・セミナー」の問題点

まず、Zoomで可能なこととできないことについて説明します。

ZoomはWeb会議ツールのひとつで、社内会議やクライアントとの打ち合わせ、セミナーのオンライン配信などの様々なシーンで利用されています。

「アカウントの取得がホストだけで良い点」「他のWeb会議ツールよりデータ通信量が軽い点」「参加者を小グループに分けることができる点(ブレイクアウトルーム)」等が、Zoomを使用するメリットです。

しかし、「セミナーなどで(画面共有をして)資料を見せるときに自分の顔が映せなくなる」「会議の休憩などで休憩用の画面を表示しておきたい」といった、より質の高いオンライン配信を行いたいと望む方にとって、少し足りないと感じる機能も見えてきました。

ところが、この状況を一転させる無料ソフトウェアが存在します。
それが、今回説明する「OBS Studio」というソフトウェアです。

「OBS Studio」を使って可能になること

OBS Studio(以下 OBS)は各種配信サイトに対応している無料のライブ配信用ソフト(配信ソフト)です。

元々YouTubeでのゲームのライブ配信等に使用されており、カメラで映した自身の映像と、ゲームのプレイ画面やチャンネル名を同時に表示できる点が強みのソフトです。

ですので、OBSをZoomと連携して使用することで

・全画面に資料のパワポを表示
・右肩に会社のロゴを表示
・左下に自身のライブ映像を表示

というような自由な表示がZoom上で可能になり、画面の切り替えも容易になります。

例えば、以下のように講師の画面だけでなく、

このように、スライドの内容や会社のロゴと同時に表示できるのです。

「OBS Studio」の使い方

「ダウンロードして、基本操作を覚えて、Zoomと連携する」
たったこれだけで、快適に高度な配信が可能になります。

順を追って説明していきますので、このページを見ながら実際にソフトを触ってみてください。

ダウンロード

必要となるソフトについてですが、Zoom以外に下記のダウンロードが必要です。

・OBS Studio  ダウンロード

・OBS-VirtualCam  ダウンロード
こちらはZoomにOBSの映像を表示させるために必要なプラグインです。

映像と音声の設定

①まず、画面右下のコントロール項目にある「設定」をクリックします。

②「出力」タブ内の項目を以下のように設定します。

出力モード:基本
映像ビットレート:800kbps
エンコーダ:ソフトウェア(×264)
音声ビットレート:128
※OBS側で録画をする場合
録画ファイルのパス:保存したい任意の場所
録画品質:配信と同じ
録画フォーマット:mp4

「出力」タブ内の数値は、Zoom等に映像信号を送る際にどのくらいの画質で送るかといった数値を設定できます。

上記の数値はおすすめの配信設定です。
しかし実際にこの設定で配信する際に、パソコンのスペックネット回線の速度によっては、映像がカクついたり、大幅な遅延が発生する場合があります。

映像ビットレートの数値を下げることで、送信データを軽くすることができるので、配信状況に合わせて数値を調節してみてください。

③「映像」タブ内の項目を以下のように設定します。

基本解像度:1920×1080
出力解像度:1920×1080
縮小フィルタ:バイキュービック
FPS:30

④「音声」タブ内の項目を以下のように設定します。

サンプリングレート:48kHz
チャンネル:ステレオ
マイク音声:デジタルオーディオインターフェイス(繋いだマイクのデバイスを認識させる)
モニタリングデバイス:繋いだスピーカーのデバイスを認識させる

「マイク音声」の項目では、Zoomで配信するために使用するマイクを設定してください。
「モニタリングデバイス」の項目では、実際にOBSで配信される音声を確認するためのデバイス(スピーカー、イヤホン)を設定してください。

画面に表示させたい動画や資料の読み込み

①シーンの作成
シーンとは、あらかじめセットしておけるソースのまとまりのことです。
例えば「シーン1」「シーン2」を作成して、それぞれ違う組み合わせのソースを設定しておくと、ソースをまとめて切り替えることができます。

作成方法は、シーン項目下にある「+」からシーンを追加、「-」で削除することができます。
例えば「シーン1」を選択した状態で、ソースを追加すれば「シーン1」にソースが追加されます。

②ソースの入力
ソースとは、画面に表示する素材のことです。
「接続したカメラの映像や音声」「会社ロゴ等の画像データ」「資料のパワポ画面」「Webサイト等のウィンドウ」等、様々な素材をソースとして読み込むことができます。

作ったシーンを選択した状態でソース項目下にある「+」から、入力したいソースの種類を選びます。
例)
映像キャプチャデバイス:カメラ
ウィンドウキャプチャ:ブラウザ作業画面、パワポ等のプレビュー画面
画像:静止画
メディアソース:動画・音楽ファイル

ソースが読み込めたら、音声ミキサーの波形がちゃんと動いているかチェックします。

波形が動いていない場合、ソースに追加した項目の音がOBSで流れていない状態です。
その場合は音声ミキサーのギアマークをクリックして「オーディオの詳細プロパティ」を開き、音声モニタリングを「モニターと出力」にする。

ソースのレイアウト

必要なソースが取り込めたら、レイアウトを決めていきます。

触りたい項目をソースから選択した後、プレビュー画面を直接マウスで触ることで「移動」「拡大」「縮小」「トリミング」が可能です。

トリミングはAltを押しながら触るとできます。

シーンについての解説で、「シーンを複数作ることによってシーンの切り替えが可能」と説明しました。

例えば、セミナーが始まる前の待機画面や休憩画面を「シーン」としてあらかじめ作っておけば、クリックしただけで切り替えることができます。

その際シーントランジションの項目で、シーンの切り替えを「カット」にするか「フェード」にするかを選択することができます。フェードにする場合は、切り替わり画面の秒数も調節可能です。

ZoomにOBSの映像を送る

ここまでで、Zoomで配信したい映像をOBS上で配置することができました。

いよいよZoomに映像を映すための設定ですが、まずツールタブから「VirtualCam」を選択します。
VirtualCamの設定画面が立ち上がるのでBuffered Framesを「0」にして、Startを押せばZoomに映像を映す設定が完了です。
(この際、OBS-VirtualCamをインストールしていないと、項目が表示されませんので注意が必要です。)

OBSだけを録画したいとき(講師の声だけが欲しい場合など)は、コントロールタブの録画開始をクリックすると録画開始されます。
OBSで録画しながら、Zoomに映像を映すことも可能です。

Zoomの設定

次に、Zoomで実際にOBSの映像を配信できるように設定していきます。

①スタート画面右上のギアマークをクリックして、設定画面を開きます。

②「ビデオ」タブ内の項目を以下のように設定します。

カメラ:OBS-Camera オリジナルサイズ
マイビデオ:HDを有効にする
マイビデオをミラーリング
会議:ビデオに参加者の名前を常に表示します
ビデオミーティングに参加するときに常にビデオプレビューダイアログを表示します

上記の項目にチェックマークを入れてください。
マイビデオのミラーリングに関しては必要に応じて切り替えてください。ミラーリングは配信映像には影響しません。

③「オーディオ」タブ内の項目を以下のように設定します。

スピーカー:音を聞きたいスピーカー・イヤホンを選択
マイク:接続したカメラ・マイクを選択

正しい設定になっているかどうかは、テスト音声を流すことで確認できます。
「出力レベル」「入力レベル」が動くかどうか、実際に音が聞こえるか確認してください。

以降は通常通りZoomでルームを作成することで、OBSの映像を配信できます

Zoomの設定補足

実はZOOMは3人以上の通話になると画質が劣化してしまいます。
しかし、きれいな画質を保ったまま配信を可能にする方法があるので紹介します。

まず「ビデオの開始」はONにせずにマイクのみONにし、新しい共有をクリックします。

「詳細」タブから「第2カメラのコンテンツ」を選択し、右下の「共有」をクリックします。
この際にコンピューターの音声を共有を選択することで、OBSの音をそのまま利用できます。

そして、左上の「カメラの切り替え」をクリックし、配信に使用したいカメラを指定します。(ウィンドウタイトルに、使用中のカメラデバイス名が表示されています)

高度でわかりやすいZOOMセミナーで他と差別化を

以上のステップが、Zoomでワンランク上のオンライン配信を実現する方法です。

「Zoom」の利用者は、2019年末には1,000万人でしたが、現在2020年6月には3億人超にも増え、ビジネスシーンに大きな影響を与えています。

この機に全社リモートに切り替える会社や、オンライン化を進める会社も多く見受けられ、コロナの波が過ぎ去った後も、新たなビジネスモデルとして組み込まれていくでしょう。

新しい時代に遷移しようとしている今、オンライン化を加速させ、この波に乗り遅れないように、有用なスキルを身につけていきましょう。

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