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2021年3月11日、Facebookは短い動画に焦点を当てた
「クリエイター向けの新しい収益化オプション」を発表しました。
今回の変更により、短い動画にも広告が挿入できるようになったため、広告表示までの時間が短くなり広告の表示機会がかなり増えることになります。
それに伴い今後のFacebookユーザーがどのような動きをするか、運用者がやっておくべきことについてまとめたので、正しい知識を付けて準備を進めましょう。
目次
最新機能「Facebook収益化オプション」とは?
これまでもFacebookの動画投稿に広告を入れることは出来ましたが、広告挿入の基準は、
3分以上の動画且つ1分以上再生後
と、広告を表示させるまでに時間がかかってしまい、出稿してもあまり表示機会が多くありませんでしたが、今回の変更では
・1分以上の動画:30秒以上再生後
・3分以上の動画:45秒以上再生後
上記のタイミングで広告挿入可能になります。
※引用元: https://www.facebook.com/business/help/902459833240201?id=241532349736982
広告までの時間が短くなったことにより、広告の表示回数が増えることが想定されます。
また、短時間の動画も広告を挿入きるようになったことでクリエイターが収益化しやすくなり、Facebookユーザー数自体が増えてくることも考えられます。
Facebook広告に配信面が追加された背景は?
SNSでのマネタイズというと、広告収入が身近ではないかと思いますが、最近では、日本であまり実装されていなかった「投げ銭機能」が急増しています。
2020年10月 Instagramでの投げ銭機能が日本で解禁
2021年3月 TikTokでの投げ銭機能が日本で解禁
このような、広告だけではないマネタイズ方法がSNSでは浸透してきています。
これらの影響はとても大きく、特にTikTokでは若年層のユーザーが増え続けています。
今後は若年層のFacebookユーザーが増える予測
既にマネタイズを目的としている人はYouTubeやTikTokなどをやっていることが多く、TikTokの流行から、YouTubeショートやInstagramリールが追加されるようになったため、1分の動画を作る事は大きな問題ではないと考えられます。
寧ろ動画の本数を増やせるので、より広告の表示回数が増やすことができ、マネタイズしやすくなります。
しかし、日本は海外と比較し、若年層のFacebook利用頻度が低いのが現状です。
これが今回の新機能によって、TikTokなどの他SNSでマネタイズしたいユーザーが
・他媒体で勝てない競合がいる
・マネタイズの幅を広げる
という目的でFacebookに流入する可能性は高いです。
そのため、今後投稿動画数が増えることで、一般ユーザー数の増加が予想できます。
Facebook広告運用者がやっておくべきこと
ユーザー増加に伴い、広告の出稿機会が増え、恐らくFacebook広告の新配置として広告出稿ができるようになると想定されます。
広告の配信面は動画内なので、広告も静止画より動画の方が獲得に繋がりやすいでしょう。
フィード広告でも動画の方が反応するユーザーが一定数いるというデータも出ているので、コンテンツ戦略の上で運用者は動画広告の制作を進めておきましょう!
この動画広告もUGCなどのインフィード広告に溶け込むような動画の方が反応が良い可能性は高いと思われます。
しかし、現在はクリエイターのコンテンツもかなり質が高いので、広告もそれらに負けないような動画である必要があるので、運用者は質に関して特に注意が必要です。
まとめ
今回のFacebookだけでなく、今後も様々なSNSでマネタイズ化が進んでいくことが予想されます。
その際に、動画広告を出稿する機会は増えていくので、リリース時にすぐに配信できるよう、準備を進めておきましょう。
参考文献
https://www.socialmediatoday.com/news/facebook-adds-new-monetization-options-for-creators-including-ads-in-short/596570/
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