フリークエンシーをWeb広告担当が解説! 最適な活用法を大公開◎

  • 2018.4.24
  • 2018.9.25
  • 7,619 Views

「フリークエンシー」という言葉、みなさん知っていますか??
Web広告に関わるみなさんであれば一度は聞いたことがある言葉ですよね!

しかし、聞いたことはあるけど意味も使い方もよくわからないという方が多いのです。

実は「フリークエンシー」とは、Web広告に関わる人にとても大切な指標。勘違いしていたり、意味をわかっていないと皆さんの大切な顧客が離れてしまう可能性があるんです・・・

だからこそ、今回はそんな大切な指標!「フリークエンシー」について、そしてどう使っていけばいいかをご紹介します!

そもそもフリークエンシーとは?

フリークエンシーとはユーザー1人あたりの接触頻度のことです。1人のユーザーに対し、対象となる公告が何度露出されたのか、何回見て貰えるのかと言う指標です。

よく広告をみていても、「この広告やたらでてくる!」と思う人はフリークエンシーが高めということになります。一度広告を見た人に何度も広告を配信する「リマーケティング」「リターゲティング」というターゲティングの手法と混同されてしまうことが多いですが、「フリークエンシー」は接触の頻度や回数を表す”指標”です。

「フリークエンシー」について知ると、たくさん広告を配信して、フリークエンシーを増やすと接触する頻度があがり、効果が上がるのではないか?と思う方は沢山います。実際のところはどうなのか、次の章で検証してみました。

フリークエンシーは増やすべき?減らすべき?

「ユーザーと接触する回数が多い方がいいに決まってる!」

そう思う人は少なくありません。
今回はフリークエンシーを増やすメリットとデメリットで比べてみました。

◆メリット

・何度も接触することでザイアンス効果(単純接触効果)により成約しやすくなる
・一度みて広告から離れて、本当に欲しいと思った瞬間にその商品が表示されると購入に至る可能性

◆デメリット

・ユーザーは頻繁に同じ広告が表示されると嫌なイメージを抱く
(イメージがわるくなる/しつこい/ストーカー広告に認定される)

メリットとデメリットを比較してみると、Web広告では一概に「広告を多く表示させればいいわけではない」ということがわかります。しかし、過度に制限をかけすぎてコンバージョンの機会損失になってしまっては商品が売れなくなってしまう可能性も。。

フリークエンシーは目的によって使い分けることが大切

フリークエンシーを増やすと、成約しやすくなるが、反対にイメージを悪くしてしまうリスクがあると判明しました。

「結局、どうすればいいの!!!」そう思いますよね…。

だからこそ、フリークエンシーは「目的」によって使いわけることが大切になってきます。

◆ブランディングが目的の場合

ブランディングが目的の場合はフリークエンシーを増やしていくと効果的です。

一日にCMは何度も見ますよね!そして自然と覚えるはず…。

テレビ広告や新聞広告に何度も接触すれば、その広告を認知する人の割合や、メッセージを理解する確率が高まっていくブランディング効果に影響します。フリークエンシーが増加するにつれて効果も高まると考えられています。

◆Web広告からの購入や、資料請求などが目的の場合

Web広告からの購入や、資料請求などが目的の場合はフリークエンシーを減らすことを推奨しています。

「クリック」という指標があるWeb広告では結論フリークエンシーが増えると「しつこい」「ストーカー広告」などの嫌なイメージを与えてしまうことに・・・。過去のデータでは、そして、1回目や2回目でクリックしなかった人が5回目や6回目でクリックする確率は極めて低いという結果も。

すなわち、フリークエンシーが多くなると広告効果がなくなってしまうと考えられているのです。

結論、Web広告上ではフリークエンシーは減らすべき!しかし、制限しすぎると…

Web広告での購入、資料請求などのなんらかの結果がほしい場合はフリークエンシーを減らしていくことが大切ということがわかりました。

しかし、過度に制限をかけすぎてコンバージョンの機会損失になってしまう場合も、、

そんな人におすすめなのがYahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)に追加された「ユーザー1人当たりの広告表示上限回数」を広告主が設定できる「フリークエンシーコントロール」です。

YDNフリークエンシーコントロールで表示回数が制限できる!

Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)の「フリークエンシーコントロール機能」は、フリークエンシーキャップを設定することで1人のユーザーに対するWeb広告表示回数の上限を設定できる機能です。

「1日あたり3回まで」や「1カ月に10回まで」のような配信の制御が可能なので、同じWeb広告が掲載され続けることを防ぐことができるんです 。

例えば何か調べ物をしているときなどに「なんかいっつもこのWeb広告出てくるな」と感じた経験あるのではないでしょうか?

リターゲティングなどで過度にWeb広告が表示されることで企業自体のイメージが悪くなることもあります。その他にもWeb広告の露出量を調整したい時などに便利な機能です。

初心者でもできる設定方法!

設定方法に関しては、キャンペーンの新規作成・編集画面、
もしくはキャンペーン一覧から表示項目にフリークエンシーキャップを追加することで設定可能です。

また、表示回数の指定は1回~99999回、日・週・月ごとに設定可能です。
設定階層はキャンペーン単位、グループ単位、広告単位で設定できます。
そして、パフォーマンスレポートにもフリークエンシーレポートが新たに追加されます。

このように設定方法はとっても簡単!是非このような便利な機能を活用してみてください!

「フリークエンシー」を理解してビジネスをより良いものに!

今まで「フリークエンシー」の話をしてきましたが、一番はみなさんの成果が上がることです。だからこそ、みなさんのビジネスにとってフリークエンシーを増やすのか、減らしていくのかをテストすることが大切です。

ブランディングに力を入れたいのであれば、増やしていく。しっかりと成果を求めるのであれば減らしておくという、臨機応変に変化していきましょう。

そして、その中でここでご紹介した「YDNフリークエンシーコントロール」などを活用して、みなさんのビジネスをもっとよりよくしていきましょう!

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有馬 由華

デジタルアスリート株式会社
ウェビナーマーケティング部 部長
成長できる環境とWEBの楽しさ、社員の人柄に惹かれて2018年にデジタルアスリート株式会社(旧:株式会社リスティングプラス)に新卒として入社。
1年後にFacebook広告メインの運用チームの課長を努め、現在は運用代行をメインとした部署の部長をしています。

「現状維持は衰退」ということをモットーに、クライアントによりよい価値を提供できるよう、 サービスも社内の取り組みもマネジメントも市場のニーズにあわせて常に工事中です。
趣味はオーディション番組を見ることで、人が成長していく過程の心が揺さぶられる瞬間が大好きです。

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