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今ひっそりと勢力拡大しているのが「Pinterest(ピンタレスト)」です。
InstagramやTikTokの勢力拡大に比べると、なんだか影が薄い…?
使い方がよく分からない…と思う方も多いでしょう。
でも実は、
- 前年比で国内ユーザー数が1.6倍の870万人
- 新規ユーザー層は、Z世代が前年比50%増、ミレニアル世代が36%増
- 1年間での検索数が2.5倍、ボード作成数も2倍
※2020年12月ニールセン調べ
と、急成長を遂げています。
特に注目したいのは、様々な流行を生み出すZ世代への急拡大です。
情報を得たい時にSNSで検索する世代にとって、ビジュアルで情報を受け取れるPinterestは相性が良いのです。
Pinterestは個人利用のイメージが強いかもしれませんが、このような時代の波もあり、ビジネス活用が今注目されています。上手く活用して、Pinterestの急拡大の波に乗っていきましょう!
<参考>Z世代攻略のブランディング手法で重要な「論理的一貫性を、ちょっと崩す」とは?
この記事では、
- Pinterstマーケティングにおける基礎知識
- Pinterstがビジネス活用できる理由
- Pinterstマーケティングを今始めるべき理由
を解説していきます。
目次
Pinterest(ピンタレスト)マーケティングの基礎知識
Pinterestの基本の使い方
Pinterestは自らを「暮らしを彩るアイデアを画像で探索するツール」と表現しています。
このように、Pinterestを開くとたくさんの画像や動画が出てきます。
これら1つ1つの画像や動画を「ピン」と呼びます。
自分が好きな「ピン」を保存して「ボード」に保管していく、というのがピンタレストの主な活用方法です。
「ピン」のカテゴリごとに「ボード」を整理したり、検索バーで具体的なアイディアを探したりと、インスピレーションを探して整理することに長けています。
ちなみに私のアカウントはこのような感じです。
仕事関連のもの、育児や料理など生活関連のもの…とそれぞれボードを分けています。
好きな物やアイディアが視覚的にまとまっていて、スクラッチブックのような感じですよね!見ているだけでワクワクしちゃいます。
Pinterestの基本的な使い方についてはこちらの記事がおすすめです。
ビジネスアカウントの活用イメージ
Pinterestでは、企業のマーケティング活動の一環として使われるビジネスアカウントが増えてきています。
無印良品@mujiglobal
https://www.pinterest.jp/mujiglobal/
ビジネスアカウントがピンを投稿し、一般ユーザーがピンを見ることで
- アカウントをフォローする
- ピンを保存して見返す
- リンクから商品ページに遷移する
- リピンする(Twitterのリツイート機能のようなもの)
- ピンを他SNSやLINEなどでシェアする
などの効果が期待できます。
Pinterestは、これらの機能面での効果に加えて、マーケティングで重要な「誰に」「どのように見せるのか」の戦略立てるうえで非常に優秀です。
なぜPinterestをビジネス活用すべきなのかを、マーケティング視点で6つの理由に分けて解説していきます。
Pinterest(ピンタレスト)をビジネス活用すべき5つの理由
見込みの高い新規ユーザーを集められる
Pinterestユーザーは、SNSをきっかけにして商品を購入する頻度が高い傾向にあります。
株式会社ネオマーケティングの調査によると、Pinterestユーザーの約5割が「SNSで商品を購入する頻度」について「よく購入する」「ときどき購入する」と回答しています。
<引用>株式会社ネオマーケティング「SNSでの商品購入に関する調査」
また、その値は第1位のInstagramとなんと0.1%差!
SNSでは主戦力級のInstagramと同じくらいに商品購入見込みの高いユーザー層が集まっているのです。
さらには、Pinterest検索で使われるキーワードの97%は、特定の商品名・ブランド名・企業名を含まない「ノンブランド」な検索であると発表されています。
- 生活を彩る新しいアイディアを探すためにPinerestを活用している
- SNSをきっかけに商品購入をする傾向にある
- 特定の商品やブランドにこだわることなく、Pinterestで情報収集している
このような点から、Pinterestは、未来の顧客となる見込みの高いユーザー層にアプローチできる媒体だと言えるでしょう。
情報がパーソナライズド化されている
一人ひとりのホームフィードに流れてくる情報は、ピンやボードの情報からカスタマイズされていきます。その媒体特徴から、発信する情報により興味関心度合いの高いユーザーへ情報が届きやすい仕組みになっています。
私は普段からマーケティング、育児、レシピなどにピンをしています。
そのため、新しく流れてくるピンも類似したものが多く、なんとなくPinterestを開いただけでも自分好みの情報を受け取ることができています。
認知度の低い商品やサービスの場合、サイトやブログを持っていても「なかなかアクセスが集まらない」というのが悩ましいですよね。広告配信したり、能動的に検索してたどり着いて貰わないといけません。
それに対して、Pinterestは、ターゲットに沿った発信さえしていれば、関連性の高いユーザーへ自動的にピンをおすすめしてくれる仕組みになっています。
「新しいアイディアを発見をするために」という目的で利用しているユーザーが多いので、情報感度が高いユーザーが集まっているというのも特徴的です。
商品・サービスジャンルに関係なく活用できる
画像や動画がメインなので、視覚的なアプローチがしやすいです。
インテリア、ファッション、グルメなどは特に相性が良いでしょう。
しかし、ここで注目したいのは、ヴィジュアル向きでない商品(例えばコンサルティングサービスなどの無形の商品など)でも、十分に活用できるという点です!
最近Pinterestでは、情報を画像化して発信するパターンのピンも増えています。イメージ写真なども必要ないので、商品の形を問わず、活用することができるのです。
プレゼンデザイン@presen_design
https://www.pinterest.jp/presen_design/
Instagramも今は、情報発信のツールとしてビジネス活用されてきていますよね。
「インスタ映え」な写真であることがもう成功要素ではありません。Pinterestも同じ傾向が見えてきています。
Pinterestでも商品の形や発信したい情報に合わせて、投稿のスタイルを変えてあげれば、どのような商品・サービスでも活用することができますよ。
Webサイトへの誘導がしやすい
Pinterestでは、ピン(投稿)にリンクが設定でき、画像や動画を見たユーザーが投稿から直接Webサイトへ遷移することができます。
Instagramも画像や動画で情報発信しますが、現時点ではInstagramのフィード投稿へリンクを設定することができません。
「情報にすぐアクセスできる」という導線のスムーズさは、Web上で成果を出す上では外せません。Pinterestの強みと言えるでしょう。
人手不足な中でも活用しやすい
「SNSのビジネス活用」で悩みの種になるのが「更新すること」です。
人手が足りていない中で、投稿頻度と投稿の質を保つことが最も難しいことではないでしょうか?
TwitterやInstagramでは「投稿頻度」や「日々の接触頻度」が表示に大きく影響しますが、Pinterestで最も重視されるのは「情報の関連性」です。
Pinterestでは、ピン(投稿)の新しさよりも、ユーザーが欲しい情報か?の観点でおすすめされるピンが決まります。例えば、ブログで考えると、多少古い記事であっても検索ニーズに合っていれば検索結果上位に表示され閲覧されますよね。それと同じです。
更新頻度を高くが難しくとも、コツコツと細く長くでも続けていけそう!という方にはおすすめです。
Pinterestマーケティングの先行者優位を獲得しよう
ここまでで、Pinterestの特徴と、ビジネス活用におすすめな理由を紹介しました。
着実に利用者数が伸びているPinterestですが、TwitterやInstagramなど他SNSの利用者数と比べると「まだまだ…」というのが正直なところです。
しかし、忘れてはいけないのが「どんなメディアも最初は成長媒体であった」ということです。
InstagramやYouTubeも、今となってはビジネス活用するライバルも増え、その中で抜きん出るのはなかなか難易度が高くなりましたよね。
ライバルに勝つために一番大事なのは「知見を広げること」です。
知見を広げ攻略法を見出していくほどに、アカウントの成長率は右肩上がりとなるでしょう。ライバルが参入してくる前に差をつけておけば、Pinterest内で先行者優位のポジションを獲得することができるでしょう。
Pinterestの
・媒体としての今後の成長性
・攻略のための先行投資
として、アカウントを温められそう…ということであれば、やっておいて絶対に損はありません。
まだ活用する企業が少ないからこそ、今のうちにPinterestマーケティングを始めておくことがチャンスと言えるでしょう。
YouTubeの動画では、
・他のSNSとの違いを比較
・活用をおすすめしないケース
と、さらに詳しく解説しています。良かったら観てみてくださいね。
<YouTube>Pinterest初心者のためのマーケティングガイド|ビジネス活用、他SNSとの違いは?
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