【2024年最新版】Instagram広告とは?特徴や種類、最新事例を紹介|初心者でも分かりやすいよう徹底解説

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山屋 竜之介

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Instagram広告

Instagram広告とは、写真や動画を簡単に公開できるSNSプラットフォーム「Instagram」内で表示できる広告です。

Instagramが購買行動に影響を与えたと感じる女性が76%もいるように、Instagramを活用することによって売上拡大や集客を行うことができます。

今回は最新事例を踏まえ、特徴や種類、活用法について初心者の方にも理解しやすく解説していきます。

引用:株式会社uluコンサルタンツ「「SNSがライフスタイルに与える影響」に関する調査」

Instagram広告とは

Instagram広告は、多くの人が利用する人気SNSアプリ「Instagram」上で表示される広告のことです。写真や動画を中心としたビジュアル重視の広告形式が特徴です。

Instagram広告の魅力は、ビジュアルを通じて商品やサービスの魅力を効果的に伝えられる点です。若者を中心に幅広い年齢層に利用されているため、多様なターゲット層にリーチできます。

2024年現在、Instagramのユーザー数は世界中で20億人を超えており、日本国内でも6,600万人以上が利用しています。このような巨大なプラットフォームで広告を展開することで、認知拡大や売上拡大などが見込めます。

参考:Meta Marketing Summit Japan 2023

弊社企業チャンネルでもInstagram広告について紹介しています。こちらも合わせてご覧ください。

Instagram広告の種類

Instagramには5つの配信先があり、それぞれ特徴が異なります。以下に主な種類を紹介します。

フィード

フィード広告は、ユーザーのタイムラインに表示される広告です。通常の投稿と同じように表示されるため、自然な形で広告を届けることができます。静止画や動画、複数の画像を使用したカルーセル広告など、多彩な表現が可能です。

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ストーリーズ

ストーリーズ広告は、24時間で消える「ストーリーズ」機能に表示される広告です。全画面表示で視認性が高く、短時間で強いインパクトを与えられます。スワイプアップ機能を使ってウェブサイトへの誘導も可能です。

10秒~15秒程しか表示されないため、他のストーリーと混ざっても消されないインパクトのあるものを表示させると良いです。

24時間で消えてしまう分、ユーザーにはよく見られるている部分であるため、限定オファーやタイムセールなど、時間制限のあるキャンペーンの告知に最適です。

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リール

リール広告は、短尺動画「リール」の間に表示される広告です。フォロー外のコンテンツが表示されるため、自分の興味とマッチする新しいコンテンツを探しているユーザーに配信することができるため、潜在層の獲得に効果的です。

Youtube広告のように強制視聴させることはできないため、興味を持ってもらうようサムネイルでの印象付けが重要です。また、冒頭3秒以内に興味を引くことが重要であるため「〇〇地域にお住まいの方必見」など、ユーザーを限定した動画作成を意識しましょう。

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発見ホーム

発見ホーム広告は、発見タブのトップに表示される広告です。虫眼鏡のアイコンをタップしたときに表示される箇所です。目立つ位置に配置されるため、多くのユーザーの目に留まりやすいのが特徴です。

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ユーザーがInstagram上で検索している内容や見ている投稿に合わせて広告を表示しているため、クリック後、コンバージョンにつながりやすいのが特徴です。

具体的には以下の項目を参考に広告が表示されています。

◯閲覧しているアカウントや投稿
◯コメントやいいねの履歴
◯クリック、検索したハッシュタグ

発見タブ

発見タブ広告は、「発見ホーム」内で掲載されている広告をタップした後に表示されるフィード内で掲載される広告を指します。

「発見ホーム」で興味を示した広告に関連する広告を表示できるため、より興味関心が高いユーザーに向けて広告を配信することができます。発見タブに表示する広告はフィードのサイズであるため、発見ホームに表示されるサイズと混同しないように注意しましょう。

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商材によってInstagramの配信面の効果も異なるので、配信してみて一番配信効率の良い場所を見つけていきましょう。

Instagram広告のメリット

Instagram広告には、以下のようなメリットがあります。

エンゲージメントを集めやすく多くの人に見てもらえる

Instagram広告は、ビジュアル重視の特性を活かし、ユーザーの興味を引きやすい広告を作成できます。適切なターゲティングと魅力的なクリエイティブを組み合わせることで、高いエンゲージメント率を実現できます。

多くのいいねやコメントが付いた広告は、その商品やサービスの信頼性を高めます。ユーザーは他の人々の反応を参考にすることで、より安心して商品やサービスに興味を持つことができます。

ユーザーアクションによるターゲティング精度が高い

Facebookに比べて、Instagramは投稿をシェアする文化が根付いているため、ユーザーのアクションを集めやすい傾向にあります。

そのため、コメントやいいねなどのユーザーの行動データの母数も多いため、ユーザーアクションをターゲティングして配信しても十分な考課が得られます。

Instagramアカウントのフォロワーを増やすことができる

広告を通じて多くのユーザーに露出することで、自社のInstagramアカウントのフォロワー数を増やすことができます。アカウントのフォロワー数が伸びることで通常投稿も見られやすくなるだけでなく、ユーザーのアクションも多く集めることができます。

結果として、認知拡大に繋がり、Instagramアカウントで自社商品を紹介することで売上にも繋がりやすくなります。

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これまで1800社を超える企業様をご支援の中で得られた知見を基に、経験豊富なコンサルタントが貴社の戦略設計からWeb広告の最適解をご提案いたします。

Instagram広告の課金方法

Instagram広告には、3つの課金形態があります。

リンククリック課金(CPC)

広告がクリックされるたびに課金されます。商品の購入やサービスの申し込みなど、具体的なコンバージョンを得たい場合に向いており、売上などの成果に繋がりやすいです。

また、クリックをされなくてもユーザーが広告を見ている可能性があるので 広告運用を始めたばかりで、あまり予算が使えないときにおすすめです。

インプレッション課金(CPM)

広告を表示した回数によって決まる課金形態です。1000回ユーザーに広告が表示されるごとに課金されるものとなっており、 ブランドなどの認知目的で使用されることが多いです。

Instagramの属性上、アパレルやグルメなどビジュアル訴求が強い商材ほどユーザーに好まれやすく表示回数も多くなります。Instagramに配信する場合は相性の良い商材を配信するようにすることで効率的に配信していきましょう。

動画の再生課金(CPV) 

動画広告の再生回数に応じて料金が発生する課金方式です。1再生されるごとに課金される仕組みになっています。

動画の秒数に限らず最後までユーザーが視聴した場合のみ課金が発生するため、広告費が無駄になりづらいのが特徴です。ある程度興味関心が高いターゲットの属性がわかっている場合は、コンバージョンに繋がりやすいためCPVを選択すると良いです。

Instagram広告に向いている商材

Instagram広告は、ビジュアル重視のプラットフォームであるため、以下のような商材との相性が良いです。

ファッション・アパレル
化粧品・美容関連商品
飲食店・カフェ
旅行・観光地
インテリア・雑貨
フィットネス関連商品

視覚的な魅力が重要な商品やサービスは、通常の投稿と同じようにユーザーに見られやすいです。商品だけを掲載するのではなく商品の魅力を端的に伝えることが広告をみてもらう秘訣です。

また20代女性など若い世代のユーザーが多いため、1,000円~5,000円ほどの金額感の商品など低単価の商品が向いています。服や靴、美容系の商品など女性が興味をもつ商品があれば配信してみましょう。

Instagram広告の費用

実際にInstagram広告を配信する場合にかかる費用について解説していきます。実際に弊社でInstagram広告を配信したときを想定した場合、下記のような数値感になります。

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上記商材は、定期購入される商品であるため、1回購入あたりの商品金額が高くても将来的には採算が合うため、このCPAで設定しております。商品によっては単品購入のものもあるので、商品に合わせてCPAや予算を決めていきましょう。

Instagram広告のターゲティングの種類

効果的な広告配信のためには、適切なターゲティングが重要です。Instagramでは以下のようなターゲティング方法があります。

ユーザー属性ターゲティング

ユーザー属性ターゲティングとは、年齢、性別、居住地などの基本的な属性でターゲットを設定する方法です。広く一般的なユーザーへのアプローチに適しています。

しかし、インスタに生年月日などの情報を登録していない場合やFacebookと連携していないユーザーは、予測の年齢になるため注意しましょう。

居住地に関しては、以下の3パターンから選択することができます。

◯この地域に住む人
◯最近この地域を訪れた人
◯この地域に旅をしたことがある人

特に「この地域に旅をしたことがある人」で設定することで観光客や出張中のユーザーに最適なタイミングで広告を表示させることができます。

インタレストターゲティング

インタレストターゲティングは、興味・関心と行動の2パターンでターゲティングすることができます。特にInstagramでは、いいねやコメントなどユーザーのアクションが盛んに行われているため、成果につながりやすいです。

興味関心と行動の一覧は以下のとおりです。

 【興味関心】

スポーツ・アウトドア
ビジネス・業界
家族と交友関係
フィットネス・ウェルネス
テクノロジー
食品・飲料品
レジャー施設

 【行動】

旅行
記念日
購入行動
消費者の分類
デジタルアクティビティ
モバイルデバイスユーザー
モバイルデバイスユーザー・デバイスの使用期間

自社商品に興味をもったことがあるユーザーもInstagram内の情報を元に計測することができるのでぜひ実践してみましょう。

カスタムオーディエンス

カスタムオーディエンスは、自社のウェブサイト訪問者やアプリユーザー、顧客リストなどを元にターゲットを設定する方法です。既存の顧客や興味を示したユーザーへの再アプローチに効果的です。

例えば、広告のLPに訪れたことがあるユーザーを設定したり、以前自社の商品を購入したリストをエクセルで集計し、広告内にデータを反映することができます。

類似オーディエンス

類似オーディエンスは、既存の優良顧客と似た特徴を持つユーザーをターゲットにする方法です。新規顧客の獲得に役立ちます。

オーディエンスの類似度は1~10%まで設定することができ、1%に近いほどリストユーザーの属性に近いユーザーに配信することができます。

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Instagram広告の設定方法

Instagram広告を出稿するには、以下の手順を踏みます。

FacebookとInstagramを連携させる

Instagram広告で配信する際には、FacebookページとInstagramアカウントを連携させましょう。

PCとスマホどちらからでも連携させることができますので、行いやすい方で実施してみてください。

▼FacebookとInstagramの連携はこちらから

広告セットの設定で「Instagram」のみに配信を絞る

広告セットの設定画面で、配信先プラットフォームを「Instagram」のみに絞ります。これにより、Instagramユーザーだけをターゲットにした広告配信が可能になります。

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広告でInstagramアカウントが登録されているか確認する

広告作成時に、正しいInstagramアカウントが選択されているか確認します。

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間違ったアカウントを選択すると、誤配信につながるので十分に注意しましょう。

個人のインスタグラムアカウントから広告を配信する方法

個人アカウントから広告を配信したい場合は、Instagramアプリ内の「プロモーション」機能を利用します。簡単な操作で広告を作成・配信できますが、詳細な設定はできません。

その場合、投稿済みの通常投稿を広告利用する形になります。

アプリから広告を配信する手順

 ①ビジネスアカウントに変更する

アプリのプロフィールページを開き、アプリの右上の3本線をタップ

「設定とアクティビティ」→「プロフェッショナル向け」セクションの「アカウントの種類とツール」をタップ

「アカウントタイプ」の「プロアカウントに切り替え」をクリック

 ②広告配信したい投稿を表示する→「投稿を宣伝」をタップする

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③「Facebook広告アカウントを使用しない」を選択

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④「プロフィールにアクセス」「ウェブサイトにアクセス」「メッセージを送信」の3つから、広告を見た人に実行してもらいたいアクションを選択

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⑤「おすすめのオーディエンス」「カスタムオーディエンスを作成」から配信オーディエンスを選択

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⑥一日の広告予算と配信期間を設定

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⑦ プレビューを確認し、支払い方法を追加

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⑧「投稿を宣伝」をクリックすれば、広告が開始されます。

Instagram広告の活用ポイント

Instagram広告を効果的に活用するためのポイントをいくつか紹介します。

いいね数などユーザーアクションを集める認知施策として活用する

Instagram広告は、ビジュアル重視の特性を活かし、商品やサービスの認知度向上に適しています。魅力的な画像や動画を使用することで、多くのいいねやコメントを集めやすく、ブランド認知度の向上につながります。

いいねやコメントを送ったユーザーに無料で商品サンプルをプレゼントキャンペーンを行うことで、エンゲージメント率を上げることにつながります。
エンゲージメントが高い広告はCPMも安く抑えられるため、効率的に広告を配信することができます。

CPCを抑えるなら投稿型広告を活用する

投稿型広告とは、Instagramアカウントで投稿されているものを広告に転用して配信します。LPに誘導してコンバージョンに繋げるのではなく、投稿にフォローやコメントをしてもらいます。

フォロー&コメントを集めることで、Instagramアカウントのエンゲージメントが高まるだけでなく、興味関心の高いユーザーを集めることができるので、自社商品に興味を持つユーザーの特徴をつかみやすく、他の広告施策にも役立ちます。

投稿型広告についてはこの後詳しく解説します。

Instagram投稿型広告とは

Instagramの投稿に自動AIを活用してユーザーコミュニケーションを自動化します。

それぞれの投稿に限定のプレゼントを用意し、「コメント欄に〇〇とコメントした方にプレゼント」と加えることで、ユーザーからコメントを集めることができ、
指定のコメントに対してAIが自動でDMを送るため、運用の工数もかかりません。


また、今ではDMでの商品購入が行われているため、通常の投稿を広告として配信すること多くのリードを集めることにも繋がります。Metaのリード獲得広告と比べても1/8費用で抑えられています。

▼コンバージョンポイント
Meta:リード獲得
投稿型広告:コメント送信

キャンペーン CPC CTR CVR CPA
Metaのリード獲得広告 753 0.79% 34% 2,195円
投稿型広告 75 2.1% 26% 279円

Instagramアカウントの通常投稿を広告にも転用することでフォロワーだけでなく、売上アップにもつながる施策です。
Instagram広告でなかなか成果改善ができない場合には、投稿型広告を使うことをおすすめします。

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投稿型広告だけでなく、Instagramアカウントの運用方法やアカウントの伸ばし方についても貴社のサービスに最適な方法でご提案いたします。

Instagram広告事例

実際のInstagram広告の成功事例を紹介します。

Instagram広告 ストーリーズ面だけに配信を絞ったら、CTR向上CPC減少

FacebookやAudienceNetworkのCPCが高騰していたため、Instagram面だけに配信するように設定。

しかし、Instagram面の中でも「フィード」「発見タブ」「ストーリーズ」ごとでCPCが6倍の差があった。そのため、ストーリーズのみに配信面を絞ることでCTRが約4倍、CPCが約5倍も改善。

商材:製造業採用
配信期間:1週間

キャンペーン IMP CTR CPC
配信面:Instagramストーリーズのみ 148,526 0.56% 160円
配信面:Instagramのみ 122,065 0.19% 352円

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Instagramアカウントでアクションしたユーザーに配信してCPA約1/2に改善

Instagramアカウントの投稿や広告にアクションを実行したユーザーにリマケを試したところ、他のキャンペーンよりもCPA1/2に抑えて獲得できています。

ビジュアル重視の商材の場合、ユーザーからのアクションも集まりやすいため、ユーザーアクションにターゲティングして配信することがおすすめです。

商材:ブライダル系
配信期間:1ヶ月

キャンペーン CV CPA COST
Instagramアクションリマケ 6 7,640円 45,840円
CV類似1% 10 16,332円 163,320円

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まとめ

Instagram広告は、ビジュアル重視のSNSの特性を活かした効果的な広告手法です。適切なターゲティングと魅力的なクリエイティブを組み合わせることで、高い広告効果が期待できます。

初心者の方も、まずは小規模な広告から始めて徐々にノウハウを蓄積していくことをおすすめします。
Instagram広告の可能性を最大限に活用し、ビジネスの成長につなげていきましょう。

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Writer

山屋 竜之介 記事一覧

デジタルアスリート入社後、半年間、リスティング広告を始めとした10種類以上の広告媒体の知識を学び、運用を実施。業界問わず様々な案件の効果改善に努める。

その後大手広告代理店にて、テレビ局などのクライアントを対象とした案件にて広告運用を実施。自社と他社での広告運用経験を活かし、現在は主に自社サイトやメディアの管理、記事作成などのコンテンツ制作を担当している。

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