Instagram広告代理店を選ぶポイントと3つの注意点

  • 2021.9.8
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Instagramは今やアクティブユーザー数が非常に多いSNSです。
ショッピング機能も追加され、ライブ配信との相乗効果でもユーザーの購買行動に大きく影響を及ぼしています。

Web広告を利用して売上を拡大していくためには、Instagram広告の攻略が鍵となります。しかし広告を運用していくにあたり、自社で運用をするべきか、プロ(代理店)に依頼するべきかという悩みが生じますよね。

自社で運用するリソースや知識がないという場合には代理店に依頼することが多いと思います。しかしInstagram広告の運用改善にはGoogleやYahoo!などのPPC広告とは違ったスキルが必要なため、代理店選びの際には注意しなければならないポイントがあります。

この記事では、代理店選びの際にあらかじめ確認しておきたいポイントの解説と、「自社に合った代理店」を選ぶコツを解説していきます。

今やInstagram広告はGoogle/Yahoo!広告の次に実施すべき必須級の広告

この記事を読みに来ている方は、「Instagram広告をやりたい」「Instagram広告もやった方がいいんじゃないか」と思っている人が多いと思います。

しかし、「実際のところ、本当にInstagram広告ってやった方がいいんですか?」と問い合わせを頂くことも多いです。
確かに、「Instagram広告にチャレンジしたものの、全然成果がでなくて止めてしまいました」という企業も多いようです。しかしInstagram広告は今や必須級の広告媒体です。その理由を以下にまとめます。

利用ユーザー数が多く、利用者層も幅広い

日本国内に限定して見ても、月間アクティブアカウントが3,300万。日本人口が約1.2億人ですので、約1/4に至ります。
年齢・性別の分布としても以下の通りで、以前は「若者が利用するSNS」というイメージが強かったかもしれませんが、現在は20代~50代のユーザーも非常に増えています。

「行動」のきっかけとなっている

国内ユーザー調査によると、「Instagram上の投稿がきっかけで行動を起こしたことがある」ユーザーは全ユーザーの82%にも昇っており、「Instagramの投稿を起点として、後日商品確認や購入をする」ユーザーも43%に至ります。

実際に、 ・「何か良い商品がないか」という目的でInstagramの投稿を検索する ・気になっている商品を実際に使用しているユーザーの投稿を探しにInstagramを利用する ・美容室やネイルサロンなどの店舗を選ぶ際の参考にする など、行動ありきでの情報収集媒体としてもよく使用されています。

頻繁にアップデートされ、利用の幅が増えている

Instagramはこれまでに様々なアップデートがされています。

・ストーリーズ
・ショッピング
・インスタライブ
・発見タブ
・IGTV
・リール

そして、徐々にですが広告が配信できる面、広告に利用できる機能への展開も進んでいます。
現状で、ストーリーズ、発見タブ、ショッピングは広告に活用でき、リール広告もリリースされました。 Instagramはユーザーへの新しい体験を提供しつつ、広告としての接触機会も増やしてくれています。

実際にInstagram広告で毎月1,500件以上注文を獲得した事例も

新商品を開発して初めてInstagram広告を実施し、月50万円ほどの予算でCV25件前後…というところからスタートした化粧品メーカーの事例を簡単にご紹介します。

ストーリーズ広告へのアプローチや発見タブに露出することを想定したクリエイティブ作成など、新メニューにも対応しながら試行錯誤を続けた結果、最終的には月間予算で最大1,500万程度、CV約1,500件を獲得するまでに拡大しました。

Facebook・Instagram両方に配信していましたが、配信の8割はInstagramでした。
もちろん、数多くのPDCAを回した結果たどり着いた結果ではありますが、ポテンシャルが非常に大きいという点はご理解頂けたのではないでしょうか。

このように大きな可能性のあるInstagram広告、実施しないままという選択肢は非常にもったいないといえるでしょう。

Instagram広告運用を代理店に依頼するメリット

Instagram広告の運用を代理店に依頼するメリットとして、一番はInstagram広告に限った話ではありませんが、プロとして戦略を立て、しっかりPDCAを回してもらえるというものがあります。それ以外にも、メリットは複数ありますのでご紹介します。

最新情報の獲得・活用が早い

記事冒頭でも記載した通り、Instagramはこれまで数多くのアップデートを重ねて来ました。
そしてそれは今後も続いていくことが容易に予想できます。

どんなアップデートが入って、どんな新メニューが増えたか、どんな機能が増えたか、どんな配信メニューや手法が増えたか…。追うべき情報は非常に多いです。

具体例
Instagramにストーリーズが実装された当時、ユーザー向けにストーリーズのサービスが開始>その後、広告配信先として実装という流れでした。
 
この広告配信先としてストーリーズ面が追加されるという内容は、「アップデート予定」として事前に認定代理店へ情報提供がされていました。
 
アップデート内容とアップデート日、そして配信する場合の対応内容を事前に把握できた代理店は、事前にストーリーズ面用のクリエイティブ(サイズが縦長)を用意したり、アップデート早々にストーリーズ広告を配信することが出来ました。
 
そして早々に配信できたことで、ストーリーズ面からのCVを多く獲得できたという事例があります。

自社で情報収集していくことも、不可能ではありません。
公式でのアップデート情報や、代理店が最新情報を記事にまとめて公開してくれたものなどを追いかけていくことは可能です。

しかし、上記の例のようにアップデートに合わせてスピード感を持って施策を打つことや、アップデート前にあらかじめめ準備を進めておくといった対応は難しいです。

また、情報は得るだけでは不足しています。その情報を活用し、試してみてその結果どうだったか、どう活用していくのが良さそうか。そこまで把握して運用に反映することで初めて意味があります。

その点、正規代理店であればInstagramから直接アップデート内容の通知があるため、最新のタイミングで情報を入手することができます。また数多くのアカウントを運用していることから、テストをした上での活用方法を見出すスピードも早いです。

成功事例の横展開ができる

最新情報の活用とも通じるところではありますが、代理店は多くの企業から依頼されて広告運用をしているため、それだけ同時に運用しているアカウント数が多いです。

最新情報以外でも、多くのアカウントで様々なテストを進行していますので、成功事例が出たらそれを横展開することが可能です。

テストするにも広告費がかかりますので、テスト費用が30万円必要だったとして計算します。自社でテストする場合は30万円で1事例しか作ることができませんが、100アカウント運用している代理店であれば、30万円×100アカウント=3,000万円分のテスト結果を一度に作ることができます。

成功事例を横展開していくことで、より改善スピードが上がっていきますので、これは代理店に依頼するとても大きなメリットとなります。

Instagram広告運用を代理店に依頼する場合の注意点

代理店へ依頼することで様々なメリットを得られますが、依頼する前に把握しておかなければならない注意点がありますのでご紹介します。

クリエイティブを作成するのは誰か&頻度&費用

クリエイティブ(広告のメインとなる画像や動画)の作成については、代理店によってスタイルが大きく違うため注意する必要があります。

・クリエイティブをクライアント(依頼側)が用意するパターン
・クリエイティブを代理店が用意するが、作成費が発生するパターン
・クリエイティブを代理店が用意し、作成費がない(運用費に含まれている)パターン

大きく分類すると上記の3種あります。

初めてInstagram広告を実施するという場合は、勝手がわからないと思いますので代理店がクリエイティブを作成してくれるパターンをおすすめします。

クライアント(依頼側)が用意する場合は、用意する頻度や数が少ないとうまく広告の改善がまわらないため注意が必要です。
しかし社内にデザイナーがいる、クリエイティブ作成が得意な人員がいるという場合は、自社のイメージ通りのクリエイティブを自社で作成できますので、こちらの方が良いという場合もあります。

作成費が発生する場合は、広告費・委託費とは別に費用がかかるので、広告にかける予算の配分にも注意する必要があります。

また、作成費が不要な場合でも、月にどれくらいの頻度で作成してくれるのかは目安だけでも確認しておくのが良いでしょう。月に1~2枚しか作ってくれていないということもあり得ます。

もちろん、「数多く作れば良い」というわけではありませんので、成果が出ていれば月に1~2枚でも問題ないのですが、まだ改善していかなければならない段階の場合は、どれくらいの頻度で作成する予定なのかを把握しておくことをおすすめします。

クリエイティブのでき栄え・ブランドイメージの相違

クリエイティブを代理店が作成する場合、「常にプロのデザイナーがクリエイティブを作成している」というイメージがあるかもしれませんが、そうとは限りません。

運用している人が自分で作成している場合もあれば、作成のみ新人やアルバイトに依頼している場合もあります。

そのため、単純に「クリエイティブのでき栄えがあまり良くない」ということが起こる可能性があります。また商品やサービスについて、大事にしている「ブランドイメージ」がある場合、そのイメージと異なるクリエイティブを作成されてしまう場合もあります。

もちろん、ブランドイメージを大事にしすぎると逆に改善できない、ということは多々あります。「ユーザーに選んでもらう」という点が重要なため、ブランドイメージを大事にしすぎるあまり、伝えたいメッセージがうまくユーザーに伝わらないということになってしまっては本末転倒です。

代理店側の意見としても、あまりにもブランドイメージに強いこだわりがある場合には、上手くPDCAが回らずに改善が行き詰まってしまうケースがよくあります。

この点については依頼を決めるより前に、代理店とクリエイティブの方向性について合意を取っておく必要があるでしょう。

求める顧客とは別の層を獲得してしまうケース

これはInstagram広告に限った話ではありませんが、代理店に依頼する際、目標として「獲得単価(CPA)をとにかく安くしてほしい」と依頼した場合、求める顧客とは別の層を獲得してしまうことが起こり得ます。

定期通販モデルやコンテンツビジネス等の場合、初回のお申し込みや購入は安価にしてハードルを下げ、その後継続購入を促したりより高額なサービスを契約してもらう形で運営していることが多いです。

その際、「とにかく獲得単価(CPA)を下げたい」と依頼した場合に、本来求めているユーザー層とは関係なく、最初の申込みを取りやすいユーザーを集めてしまうのです。

もちろん、そのあとしっかり定期購入等に引き上がってくれれば問題ないのですが、求めるターゲットと大きく異るユーザーを獲得していた場合、そもそも初回だけで定期購入を申し込まないユーザーや、興味本位や情報収集目的などで終わってしまうユーザーが増える危険性があります。

Instagramは幅広い利用者層も強みのひとつですので、そういったミスマッチがなるべく起こらないよう、あらかじめ求めるユーザー層=ターゲットの情報をしっかり擦り合わせておくことをおすすめします。

Instagram広告の代理店を選定するポイント

事前に話を聞いてすり合わせることを前提に、チェックしておいた方が良いポイントをまとめました。依頼を決める前に、打ち合わせ等で確認してみてください。

得意なジャンルはあるか?(美容、健康食品、BtoB、その他…)

代理店によっては、特定の業種・ジャンルに特化して請け負っている場合があります。
また、特化していなくても、「この業界のクライアントが多い」というような特徴は出てきます。

自社サービスと同じ業界の支援実績がある代理店は、その業界での成功事例や失敗経験が貯まっていますし、「当たるクリエイティブの傾向」や「効率の良いクリエイティブテスト手順」などの知見もあるはずです。

認定代理店か?

InstagramはFacebookが所有するSNSのため、「Facebook認定パートナー(=認定代理店)」であるかどうかを確認してみましょう。

Facebook認定パートナーであれば、Facebook広告&Instagram広告の最新情報をいち早く入手できますし、他にも様々な支援を受けられる可能性があります。(非公開セミナーへの招待やワークショップ、検証クーポンの発行など)

どんなクリエイティブを作成できるのか?

守秘義務の関係で他社用に作成したクリエイティブを見せてもらうことは難しいと思いますが、サンプルとしてどのようなテイストのクリエイティブが作成できるのか、というのは確認してみることをおすすめします。

可能であれば、依頼した場合にはどんなクリエイティブを作ってくれるのか、というのを提案してもらうと、運用開始後のことがよりイメージしやすいと思います。

クリエイティブは誰が作ることになるのか?

注意点でも記載した通り、クリエイティブの作成担当は代理店によって異なります。

運用担当者なのか、デザイナーなのか、業務委託なのか、サポート担当(新人やアルバイトなどはこのように表現することも多いです)なのか、確認してみると良いでしょう。

どれが良くてどれが悪い、ということはありませんが、商材理解・ターゲット理解がしっかりできていてこそ良いクリエイティブは作成できるものですので、どういった担当が、どういったフローでクリエイティブを作成しているのかは聞いてみてください。

記事LPの制作は可能か?

Instagram広告では、商品・サービスによっては記事ランディングページ(記事LP)を活用することが有効な施策のひとつとなります。

記事LPこそ、成功させるには過去のノウハウとPDCAが非常に重要です。制作は可能か、実績はどうか、費用はどうか、改善フローはどうなっているかなど、対応範囲を把握しておくと良いでしょう。

合わせて、自社の商品・サービスの場合記事LP活用は有効か?というのも代理店の意見を聞いてみると、開始後の流れがイメージしやすくなります。

実は初心者でもできるInstagram広告

Instagram広告の配信設定はあまり難しくはなく、初心者でも実施できます。
一度解説記事等を見ながら初期設定が出来てしまえば、あとはクリエイティブ(画像、テキスト)を入れ替えていくだけである程度運用が可能です。

そのため、あまり広告費をかけられないうちは、代理店に依頼せずに自社で実施してみる企業も多いです。
予算の兼ね合いですぐに代理店に依頼することが難しいような状況であれば、自社運用は選択肢のひとつとなります。

しかし覚えておかなければならないのが、「一旦自社で試してみよう」と始めた場合、最初から広告運用の専任担当をつけられることはほとんどないため、何か他の業務がある人員が担当につく形が多いと思います。

Instagram広告は、「通常業務の片手間」での運用では中々成果を出すことができません。

何故なら、Instagram広告は運用中の「PDCAの回転の早さ」が非常に重要だからです。
Instagram広告は、「簡単」ではありますが、「手間がかからない」わけではありません。

Instagram広告でちゃんと成果を出せるようにPDCAを回していきたい場合は、やはりプロ=代理店に依頼することをおすすめします。

失敗しないカギは「代理店に丸投げしない」こと

これまでの注意点やポイントを確認した上で、良い代理店に出会えた場合でも上手くいかないことは往々にしてあります。

失敗せず、しっかり成功までたどり着ける企業の特徴は、「代理店に全部任せっぱなしにしていない」ということです。

自社の商品やサービスを一番理解しているのは、代理店ではなく依頼側の企業です。

商品やサービスについての情報や、それまでの顧客データや傾向などの情報は改善していく上で非常に重要です。

代理店は広告のプロとしての知見を、依頼側は商品サービス・顧客の情報を持ち寄り、お互いに協力しながら進めていくことが、Instagram広告を上手く活用していくための近道となります。

実際、クライアントが協力的かどうかで、代理店の動きやすさや改善スピードは大きく異なります。
知識がなくてどうしたらいいかわからない、という場合は、どのような情報が欲しいかというのを代理店に確認すれば指定してもらますので、協力体制を構築できるように意識してみてください。

結論:相性の良い代理店を探して、両社協力することが成功への近道

Instagram広告は自分でも実施しようと思えばできてしまうほど、操作自体は簡単な広告です。

しかし、より高いクオリティのクリエイティブや広告文を準備し、適切にPDCAを回して広告の成果を改善・拡大していきたいと考えているなら、代理店に依頼することをおすすめします。

この記事でお伝えしてきた内容を改めてまとめると、

・前提として、Instagram広告は実施すべき広告
・代理店に依頼するメリット①:最新情報の獲得・活用のスピードが早い
・代理店に依頼するメリット②:実績があるので改善スピードが早い可能性が高い

ということで、Instagram広告を実施するのであれば代理店を探してみることをおすすめします。

しかし注意しなければならない点として

・クリエイティブの作成に関しての認識相違(作成者、費用、ブランドイメージなど)
・求めていない顧客を獲得してしまう可能性

ということがあるため、事前に複数の代理店の話を聞き、どういった対応をしているのか、どういった点が強みなのかということを把握した上で、一番自社が求めている動きをしてくれそうな、「相性の良い」代理店を探してみましょう。

代理店選定時の見るべきポイントとしては以下の通りです。

1. 得意なジャンルはあるか?(美容、健康食品、BtoB、その他…)
2. 認定代理店であるか?
3. どんなクリエイティブを作成できるのか?
4. クリエイティブは誰が作ることになるのか?
5. 記事LPの制作は可能か?

そして実際に良い代理店に巡り会えたとして、成果を出すためには、自社でも協力できる部分は協力し、「ただの外注」と考えず、パートナーとして一緒に改善を進められることが理想です。

実施するかどうか迷っている場合は、まずはいくつか代理店に問い合わせをして、相談してみると良いでしょう。

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株式会社リスティングプラス チーフコンサルタント 福井県の某メーカーにて営業部係長兼WEB担当をしていたが、Webマーケティングがやりたいとの思いが抑えられず上京、リスティングプラスに入社。現在はFacebook広告を中心にメディア広告全般に携わる。社内でも1、2位を争うほどの高速タイピングの使い手である。

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