アフィリエイト広告とは?基礎から成果を出すポイントまでわかりやすく解説

  • 2019.1.30
  • 9,732 Views

アフィリエイト広告は、商品が売れたときにだけ広告費が発生する仕組みのために、低リスクで費用対効果が高いとされます。

「会社の売上を増やしたい」と考えるのであれば、ぜひ導入を検討して欲しい集客方法の1つです。

しかし、「どんな広告かは分かるけど、仕組みが具体的に分からない」「どう導入したらよいかわからない」という方も多いのではないでしょうか。

この記事では、アフィリエイト広告を導入するにあたり出てくる疑問や不安を解消できるように、誰でもわかるくらい簡単にアフィリエイト広告の仕組みから、多様な種類までを説明していきます。

アフィリエイト広告とは

アフィリエイト広告とは、一言でいうと「成果報酬型」の広告です。

リスティング広告は検索結果の画面に表示された広告が、クリックされたときに広告費が発生します。
もしくは、サイトの広告枠に広告が掲載され、クリック、もしくは表示回数などでも広告費が発生します。

つまりこれら通常のWeb広告では、商品が売れなくても広告費が発生するということになります。

しかし、アフィリエイト広告の場合費用が発生するの、成果が発生したタイミングです。

成果の基準も商品が売れた時のほかに、登録、来店など、広告主側が自由に定めることができます。

そのため、自分の設定した成果が発生した時にだけ費用を支払えばよく、費用対効果が高くリスクが少ないのがアフィリエイト広告の特徴です。

アフィリエイト広告の仕組み

アフィリエイト広告は、以下の図のような仕組みで成り立っています。

基本的なアフィリエイト広告の流れは、
広告主→ASP→アフィリエイター→ユーザです。

ここで「ASP]という言葉が出てきますが、ASPとは何かというところから説明しますと、ASPは、Affiliate Service Provider(アフィリエイトサービスプロバイダ)の略称です。
簡単に言うと、「アフィリエイターと広告主をつなぐ仲介役」です。

・より高単価で稼ぎやすい案件がほしいアフィリエイター
・より低い広告費で、より多くの商品を売って欲しい広告主

この双方をつなぎ、双方の要望を叶えるのがASPなのです。

①自社商品を売って欲しい広告主がASPに登録
②アフィリエイターが、ASPで取り組みたい商品を探す/もしくは、ASPがアフィリエイターへ商品の掲載を依頼
③アフィリエイターが商品を自分のサイトやブログで紹介
④サイトやブログを見たユーザーが商品を購入

 
という流れで、広告主が販売したい商品は、エンドユーザーの手に届きます。

次に広告費についてですが、上記の流れで商品が売れた場合、

①広告主がASPに、商品が売れただけの広告費を支払う
②更にASPからアフィリエイターに、売ってくれただけの報酬が支払われる

 
という流れで広告費が広告主からアフィリエイターへと流れていきます。
図で見てみると、案外簡単な流れですよね。

こういった流れの中で、ASPは先程も述べたように「稼ぎたいアフィリエイター」と、「安い広告費で売りたい広告主」の双方の要望を満たすという重要な役割を担っています。

ASPについてもっと詳しく知りたい方はこちら↓

アフィリエイトのメリット・デメリット

費用対効果が高くリスクの少ないアフィリエイト広告ですが、メリットもあればデメリットもあります。

メリット

①費用対効果が高い
成果が発生しなければ費用がかからないため、リスクも少なく費用対効果が非常に高い広告手法です。

②あらかじめCPAを設定できる
リスティング広告などでは、1件あたりの獲得単価は自分で設定することはできません。
その点、アフィリエイト広告なら、成果地点やアフィリエイターへの報酬額を広告主の方であらかじめ設定することができるため、CPAが予期せず高騰する心配はありません。

③広告では訴求できない部分をアフィリエイターが伝えてくれる
日に日に広告の審査は厳しくなっているため、広告だけで伝えられるメッセージは限られてきています。
アフィリエイト広告を運用することで、広告で訴求できない部分をアフィリエイターに伝えてもらうことが可能です。

デメリット

①成果が出るまでに時間がかかる
SEOで上位表示させるまでには一定の期間が必要となります。
そのため、成果の件数が出始めるのは開始から3、4ヵ月後くらいだと考えていた方がいいでしょう。

②売れない商品はアフィリエイターに取り組んでもらえない
アフィリエイターも生活がかかってますので、売れると感じた商品しか取り組みません。
アフィリエイターにやりたいと思ってもらえるようなオファーを用意することが重要です。

③アフィリエイターを管理できず、ブランドを傷つける恐れがある
自社の商品を扱ってくれるアフィリエイターを、全員管理することは現実的にできません。
ある程度、どのメディアに掲載されているのか把握することは可能ですが、意図しないところに掲載されるとブランドを傷つける恐れがあります。

アフィリエイトサイトの種類

アフィリエイト広告では、以下のような方法で広告掲載が行なわれます。

SEMサイト

アフィリエイト広告を運用する際、メインになるのがSEMサイトです。

SEMとは、Search Engine Marketing(サーチ・エンジン・マーケティング)の略称で、検索エンジン経由でWebサイトへの来訪者を増やす等、検索エンジンを利用して展開されるマーケティング手法を指します。

SEMで上位表示されているサイトとしては、

商標名×口コミ
ジャンル×オススメ
ジャンル×ランキング

等が多く見られます。

ブログ

アフィリエイト広告はSEMサイト以外にブログでも運用することが可能です。中でもAmebaブログやCROOZブログがメインで使用されています。

ブログのメリットは、「ブロガーの読者に訴求ができる」ということです。読者はブロガーのファンであるため、「この人が紹介しているものなら信頼できる」と、購買へのハードルが下がります。
よって、購入に至りやすくCVRが高い特徴があります。

実際に化粧品の案件で、美容系のブロガーさんに紹介してもらったところ、1日で200件獲得できた事例もあります。

ポイントサイト

ポイントサイトとは、ポイントを貯めて、そのポイントを換金することができるサイトのことです。
無料の会員登録や資料請求から、化粧品・健康食品等の購入等でポイントを貯めることができます。

▼ポイントサイト例
・モッピー
http://pc.moppy.jp/
・ポイントインカム
https://pointi.jp/

ポイントサイトのメリットは、ポイントサイトの会員に対して訴求することができるためリーチできる範囲を広げることができることです。

ただ、ポイントサイトの場合、ユーザーはあくまでもポイントを目的としているため、質の悪いユーザーを取り込んでしまうという懸念点もあります。

YouTube

YouTubeアフィリエイトの場合、成果報酬型ではなく視聴者がクリックしたときに報酬が発生するクリック課金型での運用になります。

YouTubeアフィリエイトのメリットは、動画で商品の良さを訴求できるということです。
ただYouTubeで話題になるまでには時間がかかるため、YouTubeを使っているアフィリエイターの数はまだそこまで多くありません。

PPC

本来PPCはクリック課金型ですが、アフィリエイトで運用される場合はアフィリエイターが成果報酬型でPPCを運用します。

ただPPCアフィリエイトの場合、アフィリエイターが自分で広告費を捻出するため、報酬単価が高い、CVRが高いといった売れる保証のある商材しか取り扱ってくれません。

アドアフィリ

またGDNやYDN,Facebook,SmartNews,Gunosy等で運用することのできる、アドネットワークを利用したアドアフィリと呼ばれるものもあります。

アドアフィリもPPCと同様にアフィリエイターが自分で広告費を捻出するため、報酬単価が高い、CVRが高いといった売れる保証のある商材でないとアフィリエイターに取り組んでもらえません。

アフィリエイトで成果を出すための3つのポイント

ASP、代理店を上手く使う

アフィリエイトで最も重要なことは、「有力なアフィリエイターに商品を紹介してもらうこと」です。
類似案件で成果を出しているサイトはどれなのか、どのくらいの報酬単価であれば掲載可能なのか。
ASP担当者や代理店にヒアリングしながら有力媒体の情報を仕入れ、そこにアプローチしていくことが重要です。

販売ページ(LP)のブラッシュアップ

アフィリエイターはCVR・承認率・報酬単価を見て案件を選びます。

そのため 、常にCVRを上げるための施策は行っていきましょう。
ヘッド画像の見直し、CVボタンの見直し、一部変えるだけでもCVRは大きく変わってきます。
日々テストを繰り返し、アフィリエイターが取り組みたいと思うような商品に
育てていきましょう。

報酬単価の見直し

先ほど言った通り、アフィリエイターは、CVR・承認率・報酬単価を見て案件を選びます。

CVRや承認率をすぐに改善することは難しいですが、報酬単価であれば競合の状況を見ながら調整することが可能です。報酬単価を定期的に見直して運用していきましょう。

まとめ

アフィリエイト広告の仕組みから、種類、広告運用のポイントまでご紹介しました。

アフィリエイト広告で最も重要なことは、いかに有力なアフィリエイターに紹介してもらうかということです。
アフィリエイターに紹介したいと思われるような商品を育て、アフィリエイト広告を上手く活用していきましょう。

アフィリエイトの成功事例はこちらから↓

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