オウンドメディアのPV数を1ヶ月で1.5倍にする3つの方法

  • 2020.1.7
  • 4,643 Views

「オウンドメディアを開設したものの、PV数がなかなか伸びない!」そんな声をよく耳にします。
開設直後にアクセス数が伸びないのは、ごく普通のことです。
ですが、何も施策を行わずにただ更新し続ければ伸びていくかといえば、そうではありません。

PV数を伸ばすには、効果的な施策を、適切なタイミングで実施する必要があります。

今回はこの【リスマガ】のPV数の推移を実例に、PV数の増加に有効的な施策と、施策の実施方法を考えていきます。

リスマガのPV数が1ヵ月で1.5倍に!

さて、この【リスマガ】ですが、もともとリスティングプラスで運営していたブログを、リニューアルしたものになります。

オウンドメディアについてはこちら↓


 
リスマガの簡単な経緯をまとめると…

・2017年5月 ブログをリスマガにリニューアル。
・2017年12月~全社員で記事の執筆を開始
(更新頻度は決めていなかったので、2日以上空くこともあれば1日に2記事公開することもありました。)
・2018年3月~コンスタントに記事を公開
(この時期から毎日更新の運営スタイルへ)
・2018年9月 PV数がそれまでの1.5倍に激増

 
具体的な数字はこちらです。

9月から、10月の間に、PV数が一気に1.5倍に増えているんですね。
今回はこの激増に焦点を当てていきます。

PV数増加の要因は

正直なところ、この時は「一気にPV数を増やそう」と狙って施策をうっていたわけではありません。

後から見てびっくり!→要因を分析といった流れです。

ただ、PV数が1.5倍になっていたので当然といえば当然なのですが、この時は「有効な施策」として“意図的”に実施できるものが、重なって起きていました。

というわけで、当時のPV数の激増につながった3つの要因を見ていきましょう。

①影響力の大きい人に寄稿してもらっていた

まず1つ目の要因は、この時期にビジネスメディアBpoks&Appsを運営し、ティネクト株式会社の代表である安達氏に寄稿してもらったということです。


安達裕也氏
1975年、東京都生まれ。Deloitteにて12年間コンサルティングに従事。マネジメント、IT、人事コンサルタント。現在はコンサルティング行う傍ら、学習塾の経営を行い、人材育成に注力している。
現ビジネスメディアBooks&Apps管理人であり、オウンドメディア支援のティネクト株式会社創業者。
 
安達氏の運営するメディアサイトBpoks&Appsは150万人の読者を抱え、月間PV数は200万をこえています。

リスマガに寄稿して頂いた記事はこちら↓




 
3本寄稿して頂き、およそ1ヶ月半ほどかけて順次公開しています。
上記の記事は安達さんがSNSでも拡散してくれたので、PV数は当時のリスマガの平均を大きく上回っています。

これにより、リスマガが”ターゲットとしている読者”にリスマガを知ってもらうことができました。

単純に認知を広めるだけでなく、元々同じ分野に興味がある人を集めることができたというのが大きなポイントです。

②時期的な要因

2つ目の要素はずばり“時期”です。
じつは、記事のテーマにも1年の中に“旬”があります。

季節のイベント、例えば12月ならクリスマス、1月ならセンター試験に確定申告など、その時の“旬”の話題ですね。

リスマガの場合は2018年9月にApple の発表があるタイミングで、Apple とWidows の比較記事が検索上で良い順位にあったので過去最高のPVになりました。

③Chromeアプリでオススメされた

3つ目の要素は“Google砲”です。

Google砲とは…
「Google Chrome」と「スマホのGoogleアプリ」を開くと個人に合わせたおすすめ記事が表示されます。
そこに掲載されることを「Google砲」と言います。

GoogleChromeのアプリで検索窓の下に、オススメ記事として掲載されたこともPV増加におおきな役割を果たしてくれました。

おすすめ記事として表示されたのはこの記事です↓


 

 
これは狙ってやる方法もあるのですが、この時は完全に偶然でした。

PV数をアップさせるために有効な施策とは

PV数が増加する要因がわかったところで、それを具体的な「施策」として考えて見ましょう。

①影響力の大きい人に寄稿を依頼する

Webマーケティングの定番ではありますが、インフルエンサーやブロガー、芸能人などの「権威性」はオウンドメディアでも大きな力をもちます。
ただし、自社メディアがターゲットにしている層を効率的に集めなければ、その時一回見たきりになってしまいます。

また、業種・業界が被っていることもそうですが、SNSなどでの「拡散力」もポイントとなります。

寄稿者の選定のポイント
→SNSのフォロワーが多い、自分たちが情報を届けたい層に影響力がある人

また、寄稿してもらう記事の数、それを公開するタイミングも重要です。
その人のフォロワーに自社のメディアを認知してもらって繰り返し来てもらうためには最低3記事くらいをできるだけ短いスパンで公開しましょう。

②“旬”のキーワードを先取りして、記事作成

この施策のポイントとなるのは“先取り”です。
旬のキーワードの記事を、旬の時期に公開しても意味がありません。
重要となるのは、その記事が、“旬”の時期に検索上で上位に表示されていることになります。

記事のテーマにもよりますが、公開後に計測結果の分析やリライトで検索上位に来るようにすることも考えると、旬のおよそ3ヶ月前には記事を公開しておきたいところです。

旬のキーワードは下記表を参考にしてみてください。


 

③コンテンツを紹介してくれるところを探す

広く考えると1つ目の寄稿も、リスマガの実例にもあったGoogle砲もこの施策に入るでしょう。

Google砲に関しては、「意図的にのせる施策」をリスマガでは試したことがないですが、影響は絶大なので狙う価値は確実にあります。
有名人や、他のメディアサイトで紹介してもらうことも、短期間でPV数を伸ばせるのでおすすめです。

また、普段からSNSを利用して自分のターゲット界隈に影響力ある人とSNS上でもかかわっておく、その人の記事にレスやファボで反応したりリプでからみに行ったりしてみてください。
そうすると、自分の記事にも反応をしてくれるかもしれませんし、拡散してくれる可能性だってあります。

すぐに、紹介してくれるところが欲しいときは、担当者レベルでなく自社の社長のつながりで依頼してもらうなどもありかと思います。

まとめ

オウンドメディアの施策の中でも、上記3つは運営初期から挑戦しやすい施策といえます。
コンテンツの充実は当然必要ですが、一気にブーストをかけたい場合はこういった施策を試してみると良いでしょう。

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山屋 竜之介

デジタルアスリート入社後、半年間、リスティング広告を始めとした10種類以上の広告媒体の知識を学び、運用を実施。業界問わず様々な案件の効果改善に努める。 その後大手広告代理店にて、テレビ局などのクライアントを対象とした案件にて広告運用を実施。自社と他社での広告運用経験を活かし、現在は主に自社サイトやメディアの管理、記事作成などのコンテンツ制作を担当している。

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