【Twitter新機能3種】「プロフェッショナルプロフィール」・投げ銭機能「チップジャー」・有料機能「スーパーフォロー」の概要と導入背景

2021年2月25日にオンライン開催をした「Twitter Analyst Day 2021」(投資家向け説明会)内にて、Twitter社は新機能のテストをまずはアメリカ国内で開始することを公表しました。

日本での実装・テスト時期についてはまだ未定ですが、今回導入される3つの新機能「プロフェッショナルプロフィール」、投げ銭機能「チップジャー」、有料機能「スーパーフォロー」の詳細を深く知り、どの機能が自社Twitter運用に適しているのかを判断しておくことで、競合対策やSNS経由でのマーケティング導線の強化に繋げることができます。

記事を読み、今後のTwitter運用、戦略戦術の再設計に役立ててみてください。

新機能「Professional Profiles(プロフェッショナルプロフィール)」


画像引用元:Twitter Launches Initial Test of ‘Professional Profiles’ for Brands and Creators

まず1つ目の新機能は「Professional Profiles(プロフェッショナルプロフィール)」です。

これは上記の例でわかるように、Twitterのメインプロファイルフレーム内に「住所」や「連絡先情報」などの詳細情報が追加される機能です。


画像引用元:Twitter Launches Initial Test of ‘Professional Profiles’ for Brands and Creators

個人アカウントとはレイアウトが異なり、主に下記の情報が「Professional Profiles(プロフェッショナルプロフィール)」で表示されるとTwitter社は公表しています。

・認定バッジ
・ビジネスカテゴリー
・新しいビジネスバッジ(タイプ別)
・ビジネス情報

現在はまだ米国内での小テスト段階にあるため、これらの中からどの機能が生き残り、実装されていくかは不明です。
しかし今後、Twitter上でのビジネス活動を立ち回りやすくする機能が更新されていくことは明らかなため注目が集まっています。

有料機能「Super Follows(スーパーフォロー)」


画像引用元:Twitter Tests New ‘Super Follow’ and Tipping Buttons for Profiles

またTwitter初の課金形式

・有料メンバーシップ機能「Super Follows」(スーパーフォロー)
・投げ銭機能「Tip Jar」(チップジャー)

についても新たにプロフィールのアップデート情報が公表されました。

前者の「Super Follows(スーパーフォロー)」に関しては、導入により下記機能の使用が可能になることが分かっています。

・サポーターバッジの取得
・Super Follow(スーパーフォロー)限定のニュースレター
・限定コンテンツ
・お得なセール情報
・新機能「コミュニティ」へのアクセス

こちらもテスト段階の機能にはなります。上記の他にもいくつか新しいオプション機能の準備導入を進めているとTwitter社は公表しているため、引き続きアップデートの動きには注視をしておきましょう。

投げ銭機能「Tip Jar(チップジャー)」

画像引用元:Introducing Tip Jar

加えて、英語圏(アメリカ国内の一部のユーザー)にてテストが先行開始され始めたのが、こちらの投げ銭機能「Tip Jar(チップジャー)」です。

元々2021年2月にTwitter社が導入を検討していることが報じられましたが、今回試験的に導入され始めました。

こちらの機能(投げ銭アイコン)はプロフィールの「フォロー」ボタン横に表示されます。
もしあなたが特定のTwitterアカウントに対してチップを渡したい場合このボタンをタップし、使用する決済サービスやプラットフォームを選択することで希望の金額を送金が可能になります。

・Bandcamp
・Cash App
・Patreon
・PayPal
・Venmo

今のところ上記の決済サービスが利用できます。またTwitterは、送金金額の一部がTwitter社側に直接入ることはないと発言しています。

現状はテスト段階ということもあり、「PayPalでチップ支払いを行った場合、受取人の住所が確認できてしまう」というセキュリティ上の問題がすでに報告されています。Twitter社は上記の問題を認め、早速修正に取り掛かっています。

これまでの「いいね」や「リツイート」機能と同じ感覚で投げ銭をし、Twitterアカウント本人を支援・応援することができるようになります。現在日本で利用することができませんが、近年実装された「Fleet(フリート)」機能のように、段階的に日本でもリリースされることは間違いないでしょう。

新機能実装の背景

下記ではなぜTwitter社が新たな機能を今年になってから続々と導入し始めているのかについて解説をしていきます。

①Twitterトップユーザーの動きをアクティブに保つため

これらの新機能実装の背景には、マネタイズの方法を提供することで、Twitterトップユーザーのツイート頻度を上げ、Twitter上での活動時間を維持するという目的が考えられます。
また同時に、アプリへの依存度を高めるように促す目的があるとも推察できます。

Twitter社が掲げる2023年の売上目標達成には、これまでにない斬新でインパクトのある新機能という打ち手が必要だったという点もTwitter運用に関わる方はしっかり把握しておく必要があるでしょう。

②人気クリエイターの媒体同士の取り合いが発生

人気のあるクリエイターにSNSを活用し続けてもらうことは、視聴者を維持し、持続可能なコンテンツエコシステム(環境)を構築するためには必要不可欠です。

現在、TikTok、Facebook、Instagram、海外だとSnapChat、Clubhouseなど各プラットフォームが、それら有力なSNSユーザーの確保に力をいれています。

それは彼らを誘致することで彼らの抱えるファンをそのままSNS上に誘致できるからです
つまり間接的にSNS上のアクティブユーザー数を増やすことができるのです。

影響力のあるトップユーザーに対し、SNS上で活動するだけ(存在するだけ)でお金を稼げる仕組みを各媒体が推進しあっていることには、こういったユーザーの取り合い・競争の激化が関係しているのです。

マネタイズ手法や収益源が増加することは、クリエイター達にとっては朗報ですが、プラットフォームにとってはある意味問題です。

なぜなら彼ら影響力のあるプレーヤーに対して支払う契約金やインセンティブが、今後どんどん引き上がる可能性があるからです。

企業や個人事業主はどうTwitter上で動いていくべきか

それではこれらの新機能リリースの背景や意図を知った上で、Twitterを活用して集客を行っている企業や個人事業主は今後どのように立ち回っていく必要があるのでしょうか。
いくつかの構想をまとめました。

①競合との差別化

今後は、同じジャンルで自身より人気度(知名度)のあるユーザーがTwitterに参入し、競争が激化することが予想されます。

日本でいえば、近年芸能人がYouTubeに参戦してきたことで、競争の激化や提供する求められるコンテンツのクオリティが高くなっています。

ユーザーの興味関心は移ろいやすく、1人1人が使える時間も1日24時間と限りがあります。
その中でコンテンツやポジションを上手く差別化して立ち回ることの必要性が高まっていくでしょう。

BtoBやビジネスよりの情報発信であれば、ある程度ポジションも取りやすいかもしれません。

しかし特に若年層などのインフルエンサーは、今後媒体が著名人のアクティブ率を高めるために、彼らにインセンティブを払うなどする可能性があります。媒体上での動きも、それにつれて活発化してくるでしょう。

今まで以上に、SNS上でのマーケティング戦略が重要になるはずです。

②より高い専門性が求められる

技術革新により、個が情報発信をしやすい世の中にはなってきました。

しかし、それにより世の中には1次情報、2次情報が溢れかえり「何」が正しくて「どの」情報の信憑性が薄いのかの判断が難しくなってきました。

ただその世の中にあって、ユーザーのリテラシーは徐々に上がり、比較検討されることが当たり前の世の中になっています。

Twitterは情報の発信速度が速く、代わりに鮮度が落ちやすい媒体です。

今後これら新機能を活用してSNS上で集客を行っていくためには、企業でチームとしてSNS攻略に取り組んでいくだけでなく、その中でもより業界・分野内での権威性(専門性)が重要視されることになるでしょう。

既にSEOでも、情報の発信者や専門性が今後重要視されています。
今後それらの現象は各SNS上でも起こり、競争が激化することが考えられます。

まとめ

新機能が実装されること自体は、1ユーザーとしてワクワクすることです。

しかし今後、SNSを活用した戦略戦術の幅が広がり、参入者が増えることで、業界でのポジションや競争は激化するでしょう。

各媒体(プラットフォーム)に滞在するユーザー比率が変遷し、2021年以降SNSマーケティングも複雑化していくことが考えられます。

既にSNSマーケティングに取り組んでいる企業や代理店に所属する方々は、新機能導入後の今後の未来を先読みし、先々到来するSNSのレッドオーシャン化にどのように立ち回っていくか、今のうちからしっかり構想を立てておきましょう。

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