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注目を集めているGoogle広告の「P-MAXキャンペーン」。
現地時間の2022年7月12日にアップデート情報が掲載されました。
>New features to help you customize and improve your Performance Max campaigns July 12,2022
この記事では上記の最新アップデート内容についてまとめています。
目次
P-MAXキャンペーンとは?
P-MAXキャンペーンは日本語で言うと「パフォーマンス最大化キャンペーン」となります。2021年にGoogle広告で新しくリリースされました。様々な自動最適化のテクノロジーが活用されており、次世代のキャンペーンとして大きく注目されています。
詳細については以下の記事がわかりやすく参考になります。
【外部リンク】
・【初心者向け】Google広告の”P-MAX(パフォーマンス最大化)キャンペーン”とは?注意点や設定方法も解説!|株式会社ユニークワン
・Google 公式ヘルプ:P-MAXキャンペーンについて
P-MAXキャンペーンにおける新機能アップデート
今回(2022年7月12日)発表されたアップデートは以下の通りです。
・最適化スコア
・季節性の調整
・データ除外
・説明
上記4つの機能が、P-MAXキャンペーンでも使用できるようになりました。
それぞれ詳細について解説していきます。
P-MAX新機能①:最適化スコア
最適化スコアとは、Google 広告アカウントの設定がどの程度最適化されているかを示す推定値で、各キャンペーンを最適化するのに役立つ最適化案のリストが表示される機能ですが、P-MAX キャンペーンにもフルバージョンが適用可能になりました。
P-MAX新機能②:季節性の調整
予定しているプロモーションや、セールによって見込まれるコンバージョン率の変化を事前に登録しておくことにより、スマート自動入札機能の動作を調整できる高度な機能です。
ただし、一般的な年中行事による影響はスマート自動入札機能の動作にあらかじめ組み込まれているため、コンバージョン率に大きな変化が見込まれる場合にのみ使用すべき機能です。
季節性の調整は、1~7日間程度の短いイベントに適しています。長期間(14日間を超える場合)に適用すると、思うような成果を得られない場合があります。
季節性の調整の例
例えば3日間のセールが予定されている場合で、セール中はコンバージョン率が50%上昇することが見込まれる場合、「コンバージョン率を最大50%引き上げる<季節性の調整>を作成」し、セール期間に適応します。すると自動入札が「コンバージョン率が上がることを考慮した上で最適化」する動きを取るようになります。
指定した期間がすぎると自動入札の動作は自動的にもとに戻るため、セール終了時に再度設定を行う必要はありません。
・Google公式ヘルプ:季節性の調整について
・Google公式ヘルプ:季節性の調整を作成する
P-MAX新機能③:データ除外
コンバージョントラッキングで問題が発生した場合、コンバージョンに意図しない変更が行われてスマート自動入札に影響が及ぶのを防ぐことができる機能です。
P-MAX新機能④:説明
キャンペーンや広告グループのパフォーマンスに大きな変化があった場合に、考えられる原因は何かを表示してくれる「説明」という機能があります。(「説明」の横に最適化案が表示されることもあります)こちらがP-MAXキャンペーンでも利用できるようになりました。
Google広告を長く運用している人でもこの機能について知らない場合が多いため、「説明」の確認手順についても解説しておきます。
「説明」を確認する手順
①期間の指定
「説明」は「パフォーマンスの大きな変化の要因を知る機能」であるため、どれくらい変化しているのかという情報が必要です。
そのため、まず期間の表示を「比較」で設定する必要があります。
また、データを確認している当日はその後パフォーマンスに変化が出る可能性があるため、期間から「今日」を除いて指定しなければなりません。
例えば7月14日に管理画面を見ている場合、「7/1~7/13」という形です。そして比較設定を行います。
②データ表を確認
期間指定を適用し、データ表の中から「点線が引かれた青色の値」が表示されている箇所を確認します。(大きな変化が無い場合、青色の値が表示されていない場合もあります)
「点線が引かれた青色の値」にカーソルを合わせると、「説明を表示する」という小窓が表示されるので、これをクリックします。
③説明が表示される
画面右側に「説明」の窓が表示されるので、「掲載結果に影響を与えた要因を確認する」の「OK」をクリックします。
パフォーマンスが大きく変化した原因について、想定される詳細が表示されます。
キャンペーン、広告グループ、キーワードのカテゴリでそれぞれ説明を確認することが可能です。
こちらの機能がP-MAXキャンペーンでも利用できるようになっています。
まとめ
今回4つの機能がアップデートされましたが、その他『Google Marketing Live 2022 の基調講演』にもありましたが、『P-MAX キャンペーンを導入したらどれだけクリックや CV 増えるか見積もることができる機能』など、今後も P-MAX キャンペーンの強化が続きそうですね。
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