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GDN広告は、検索広告よりも早いスピードで広告の検証が回っていきます。
週に何度も、そしていくつも広告を入稿していくにあたり、時短テクニックを知っているかどうかはとても重要です。
この記事では、運用者として実際に広告運用をしてきた中で思った、GDNで成果を出す方法や、時短入稿の方法、成果を出すためのポイントなどについてわかりやすく解説していきます。
目次
ディスプレイ広告入稿方法
GDNを配信するまでの流れは下記です。
- エディターのダウンロード
- キャンペーン・広告グループを設定する
- 入札戦略や予算の設定方法
- ターゲット設定を行う
- 広告を入稿する
GDNの基本の設定についてはこちらから
最優先で実施すべきはリマーケティング
一度ネットで調べた商品の広告が、その後頻繁に自分の見ているPCやスマホの画面2表示されるようになったという経験をした方は多いと思いますが、それがリマーケティング広告です。
サイトに訪れたことのあるユーザーを対象に広告を配信することができるため、コンバージョン率がディスプレイの中でも高い配信です。
リマーケティングの設定方法はこちら
顧客リストのアップロード方法はこちら
顧客リストを作成する – Google 広告 ヘルプ
画像の追加だけは管理画面から行う
広告作成の時短方法を紹介します。
例)ディスプレイ広告の入稿
ディスプレイ広告を入稿するのに最も面倒なのが、設定する画像の用意です。
画像を選んで、良い画像が見つかったらそれをリサイズして、と毎回やっていると意外と時間をとられます。
そこで活躍するのが管理画面です。
管理画面からディスプレイ広告を入稿をする際に、「画像とロゴ」を選択して「アップロード」のタブを開けば任意の画像を管理画面上にアップできます。
そしてアップした画像を選択すると、管理画面上で簡単に指定のアスペクト比になるようにトリミングができます。
好きな場所でトリミングをして「続行」を押せば画像の用意は終了です。
そして、使いたい画像で仮の広告を作成・アップロードしたらGoogle広告エディターに戻り、「最新の変更を取得」を押してください。
すると管理画面で入稿した広告がエディター上に追加されるので、後はそれをコピペして複製、テキストなどの一部を変更すれば簡単に新しい広告を作成することができます。
※赤枠部分はコピペで複製して、タイトルを打ち換えた広告
そして準備が整ったら「送信」を押して管理画面に反映させます。
これを活用することで管理画面で行うよりも効率的な設定を進めることができます。
なお、Google広告では、オーディエンスリストや地域設定など、管理画面から設定した方が簡単で分かりやすいものがいくつかあります。
管理画面併用の注意点
管理画面で設定を行った場合には、選択したキャンペーンや広告グループにしか設定が反映されないものがほとんどです。
そのため、特定のキャンペーンやグループだけ管理画面で設定を行い、そのデータをGoogle広告エディターに落として、エディター上で他のグループに設定をコピペしていくのが最も早い方法です。
作業をしていると、Google広告エディターで設定した方が早いものと、管理画面で設定した方が早いものなどが分かってくるので、上手く使い分けながらより効率的な方法を研究していくと生産性向上に繋がります。
成果を出すために:アプリ配信の設定調整
配信したいサービスに合わせてアプリ配信が不要な場合は除外設定を行ってください。
以前に比べてアプリの広告パフォーマンスが向上したので基本的には除外せずに配信して問題ないのですが、配信後に分析した結果、「アプリ配信の成果が悪い」という場合は、一括で除外設定をするのもいいでしょう。
Google広告エディターの左下、「キーワードとターゲット設定」の項目内に「モバイルアプリ」の項目があるので、そこから配信除外の設定を行っていきます。
「モバイルアプリ」と「モバイルアプリカテゴリ」がありますが、アプリをより細かく設定したい場合には「モバイルアプリ」、大まかなカテゴリーで設定をする場合には「モバイルアプリカテゴリー」を選択してください。
キャンペーン単位の設定かグループ単位の設定どちらかを選択すると、下記のような画面が表示されます。
アプリを全て除外したい場合には「All Apps」を選択した状態で「OK」を押せば全除外ができます。
また、「Apple App Store」や「Google Play」を選択すれば、より細かくカテゴリーごとに選択できます。
ターゲティングの拡張・柔軟なリーチに要注意
広告グループの設定を行うのに最も注意しないといけないのが、この「ターゲティングの拡張」と「モニタリング」設定です。
Google広告エディターの画面では広告グループ選択時の右側に表示されています。
柔軟なリーチとは
Google広告では、設定されているターゲティングを読み込み、ターゲット設定に該当しないがGoogleが見込みがあると判断したユーザーには広告を配信しようとする動きがあります。
そのため、それをどれほど許容するかを「ターゲティングの拡張」で設定します。
無難な選択は「無効」にしてしまう事ですが、ある程度Googleの最適化に任せて配信を行っていきたいという方は「慎重な拡張」や「積極的な拡張」を選択すると良いです。
ただし、経験上のお話しですが、積極的な拡張にすると本来のターゲット設定の10倍以上の広告露出が発生する事もあるので、まずは「無効」から始めて、露出が出なければ「慎重な拡張」「積極的な拡張」と段階を踏んで設定することをおすすめします。
モニタリングとは
これは特に注意しなければならない設定です。ターゲット設定には「モニタリング」と「ターゲティング」の2種類があります。
「ターゲティング」は狙ったユーザーに対してのみ配信を行う設定です。
それに対して、「モニタリング」は配信対象のユーザーは絞らず、対象のユーザーに表示されたときの数値だけ記録しておく機能です。
つまり、配信ターゲットとしてはすべてのユーザーに配信されます。
そのため、先ほどリマーケティングリストの設定を行いましたが、上の図のように、ユーザーリストがモニタリングになっていると、 「リマーケティングユーザーに表示された時のデータは記録するけど、配信対象は全ユーザーに配信する」 という意図せぬ配信設定になってしまいます。
配信対象ユーザーの絞り込みを行いたいときは、「柔軟なリーチ」項目が「ターゲティング」の設定になっているか必ずチェックしてください。
まとめ
基本的に、入稿はエディターを使用するのが一番の時短です。
ひとつひとつ管理画面で入稿するのはおすすめしません。
しかし、管理画面で使用できる画像のトリミング機能が優秀なため、先に管理画面で画像を適切なサイズにトリミングして入稿しておき、エディター側で入稿済の広告を複製して作っていくという入稿方法が効率的です。
「柔軟なリーチ」の設定については、うっかりすると「リマーケティングユーザーに配信したかったのに全ユーザーに配信してしまっていた」という事態になってしまうため、配信開始前に必ずチェックするようにしましょう。
意図した配信が行われるような事前チェックと、日々の入稿はできるだけ時短する、という形で、効率的に検証を進めていきましょう。
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