Googleディスプレイ広告設定ガイド|基本の設定を解説

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デジタルアスリート株式会社

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「GDN広告ってどうやって設定するの?」
「配信するうえでの注意点はある?」

配信したいと思っても、どのようなものかがわからないと不安ですよね。
この記事では、GDNの基本的な入稿方法や注意点について、初めてGDNを配信する方でもわかりやすいように解説していきます。

Googleディスプレイ広告の入稿方法

GDNを配信するまでの大きな流れはこのようになります。

  1. エディターのダウンロード
  2. キャンペーン・広告グループを設定する
  3. 入札戦略や予算の設定方法
  4. ターゲット設定を行う
  5. 広告を入稿する

それでは各項目を詳しく見ていきましょう。

エディターのダウンロード

GDNを設定する時は、まず入稿の補助ツールであるGoogle Ads editor(グーグルアズエディター)をダウンロードしましょう。

管理画面からも設定できますが、エディターを使用したほうが簡単に入稿ができます。
というのも、管理画面からは基本的に「1つずつ」しか入稿ができないからです。

・複数のキャンペーンや広告グループを設定したい
・作成した広告や広告グループを複製し一部修正して使いたい

といった場合は、Google Ads editorを使用したほうが工数を削減できて便利です。

Google広告を運用する上では、Google Ads editorは必須で、10年以上広告を運用してる弊社でも必ず使用しています!

ダウンロード方法や使い方などは、下記の記事の第2章「Google広告エディターの利用方法」から確認してください。


参考:Google Ads Editor をダウンロード

ここからは、Google Ads editorを使用したGDNの基本的な設定方法について解説していきます。

キャンペーン・広告グループを設定する

ディスプレイ広告を作成する際には「ディスプレイ広告 個のキャンペーンを追加」を選択してキャンペーンを作成してください。

その後、広告グループを作成していきます。
キャンペーン・広告グループに関連する項目は画面の左下に纏まっています。 ここから広告グループを選択して、キャンペーン追加を行った際と同様に「追加ボタン」をクリック、広告グループの設定を埋めていってください。

入札戦略の設定方法

配信の目的に応じて、入札方法を選択することができます。
主に、「どの指標を重視するか」によって選ぶものが変わってきます。
大きくは、

  • コンバージョンを重視
  • クリックを重視
  • 露出度を重視

の3つにわかれますので、それぞれについて説明します。

多くの場合、広告を出稿する目的はコンバージョンを増やすことだと思いますので、コンバージョンを重視した指標を選択すれば問題ありません。

その中でもまずは、CPAが高くなるリスクを抑えつつ獲得を増やせる「目標コンバージョン単価(CPA)」がおすすめです。

コンバージョンを重視 

目標コンバージョン単価(CPA)★おすすめ 指定したコンバージョン単価を目指しながらコンバージョンを増やす
目標広告費用対効果(ROAS) 指定した広告費用対効果を目指しながらコンバージョン値を引き上げる
コンバージョン数の最大化 特定のコンバージョン単価を目指すのではなく、コンバージョン重視で最適化して予算を使い切る
コンバージョン値の最大化 特定の広告費用対効果をターゲティングする代わりに、予算全体を使用してコンバージョン値を最大化できるように最適化する
拡張クリック単価(eCPC 個別に設定した入札単価が自動的に調整されることで、コンバージョンを最大限獲得できるようにする

クリックを重視 

クリック数の最大化 自動入札戦略の一種で、クリック目標に合わせて入札単価を設定する最も簡単な方法 1 日の平均予算を設定するだけで、その予算内で最大限のクリック数を獲得できるように、入札単価が Google 広告システムにより自動的に調整される
  個別クリック単価制 上限 CPC による入札をご自身で管理することができ、キャンペーンの各広告グループ、または個々のキーワードやプレースメントに、異なる入札単価を指定することが可能

 露出度を重視 

目標インプレッションシェア Google 検索結果ページの最上部、上部、または任意の場所に広告が表示されるように、自動的に入札単価が設定される
インプレッション単価制(CPM) この入札戦略では、YouTube または Google ディスプレイ ネットワークで発生したインプレッション数(広告が表示された回数)に基づいて料金が発生
目標インプレッション単価(tCPM) インプレッション 1,000 回に対して支払える平均額を設定する入札戦略で、 キャンペーンのユニークリーチが最大化されるように入札単価が最適化される
目標インプレッション単価 キャンペーンの平均インプレッション単価を、設定した目標より低く抑えることができる
視認範囲のインプレッション単価制(vCPM) 広告の目標が認知度向上で、必ずしもクリック数またはトラフィックを増やす必要がない場合に使用できる個別単価設定戦略

入札方法の設定は、キャンペーン画面の「単価設定」からできます。
クリックすると選択肢が表示されるので、そこから選んで完了です。

予算の設定方法

同じ画面で日予算の設定もできるので、予算設定の注意点に関しても記載しておきます。

データ量が多いに越したことはないのですが、日予算数万円をかけるのは難しいという場合もあると思います。

その際は数千円で日予算を設定していただいていいのですが、目標値に対して日予算が低すぎると、そもそもその目標での獲得が難しいと判断され、積極的に広告が配信されなくなります。

目標CPAの2~3倍の日予算が設定できると、理想です。

ターゲット設定を行う

次にGDNでできるターゲティングの一覧を紹介します。
GDNには、購入ユーザーのメールアドレスや、サイト訪問者のCookieといった、「特定のリスト」を使用する配信と、そうしたリストを使用しない配信の2種類があります。
それぞれ、簡単に解説します。

リストを使用するもの
管理画面にリストをアップしたり、特定のリストを作成した上で広告を配信します。

リマーケティング★おすすめ
(データ セグメント)
ビジネスを利用したことがあるユーザーにリーチ
カスタマーマッチ CRM データに基づいて既存顧客にリーチ
類似セグメント ウェブサイトにアクセスしたことのあるユーザーや既存顧客と同じような興味や関心を持つ、新しいユーザーにリーチ

リストを使用しないもの
Google広告エディターにて、配信したいターゲティングを選択して広告を配信します。

デモグラフィック 年齢、性別、子供の有無、世帯収入などを設定
インタレストカテゴリ ユーザーの興味関心をもとにターゲットユーザーに広告を配信
アフィニティ ユーザーが熱中していること、習慣、興味や関心に基づいてリーチ
カスタムセグメント キャンペーンの目標に応じて、ユーザーが熱中していること、習慣、興味や関心に加え、最近の購入意向に基づいてリーチ
詳しいユーザー属性 長期間一定のユーザーの特性に基づいてリーチ
ライフイベント 人生の大きな節目を迎えているユーザーにリーチ
トピック 特定のトピックに関する複数のページをまとめて広告の掲載対象とする
プレースメント ディスプレイ ネットワークに参加しているウェブサイトをターゲットとして指定しておき、ユーザーがそのサイトを訪問したときに広告を表示
コンテンツキーワード 商品やサービスと関連性の高い語句を指定し、これらの語句で検索を行うユーザーに広告を表示

上記をうまく組み合わせることで、潜在層・準顕在層に向けた配信となり、GDNのようなディスプレイ広告でも購入に繋がりやすいターゲットへ配信することができます。

それぞれ複数の設定ができるため、より詳しく知りたい方は下記の記事を確認してみてください。

オーディエンスを設定する

今回は例として「購買意向の強いオーディエンスセグメント」を設定する際の動きを見ていきます。

Google広告エディターの「オーディエンスセグメント」の画面から「オーディエンスセグメントを追加」を選択します。

今回はグループ単位で設定をしたいと思いますのでグループに追加の形で設定を進めます。

すると下記のような画面が表示されます。
アフィニティやライフイベントなどのオーディエンスを設定したい場合もここから選択ができます。

今回は「購買意向の強いオーディエンスセグメント」を設定したいので、「インタレストカテゴリ」のタブを開きます。

「購買意向の強いオーディエンスセグメント」を開き、設定したいものを選択します。
これで設定は完了です。

広告を入稿する

ここまでGoogle広告エディターを活用することで効率的に入稿してきましたが、画像の追加だけは管理画面から行ったほうがはやいです。その方法を紹介します。

ディスプレイ広告を入稿するのに最も面倒なのが、設定する画像の用意です。
画像を選んで、良い画像が見つかったらそれをリサイズして、と毎回やっていると意外と時間をとられます。

そこで活躍するのが管理画面なのです。 管理画面からディスプレイ広告を入稿をする際に、「画像とロゴ」を選択して「アップロード」のタブを開けば任意の画像を管理画面上にアップできます。

そしてアップした画像を選択すると、管理画面上で簡単に指定のアスペクト比になるようにトリミングができます。

好きな場所でトリミングをして「続行」を押せば画像の用意は終了です。

そして、使いたい画像で仮の広告を作成・アップロードしたらGoogle広告エディターに戻り、「最新の変更を取得」を押してください。

すると管理画面で入稿した広告がエディター上に追加されるので、後はそれをコピペして複製、テキストなどの一部を変更すれば簡単に新しい広告を作成することができます。

※赤枠部分はコピペで複製して、タイトルを打ち換えた広告

そして準備が整ったら「送信」を押して管理画面に反映させます。

これを活用することで管理画面で行うよりも効率的な設定を進めることができます。

Google広告では、オーディエンスリストや地域設定など、管理画面から設定した方が簡単で分かりやすいものがいくつかあります。

管理画面併用の注意点

ただし、管理画面で設定を行った場合には、選択したキャンペーンや広告グループにしか設定が反映されないものがほとんどです。

そのため、特定のキャンペーンやグループだけ管理画面で設定を行い、そのデータをGoogle広告エディターに落として、エディター上で他のグループに設定をコピペしていくのが最も早い方法です。

作業をしていると、Google広告エディターで設定した方が早いものと、管理画面で設定した方が早いものなどが分かってくるので、上手く使い分けながらより効率的な方法を研究していくと生産性向上に繋がります。

これで設定についての流れの説明は終了です。

まずはやってみよう

今回はユーザーリストとアプリの配信設定をご紹介しましたが、他のターゲット設定も基本動作は同じですので、ぜひ自分でGoogle広告エディターを触りながらどんなターゲティングができるのか色々試してみてください。

Google広告エディターは「送信」を押すまでどれだけ設定を変更しても問題ないので、色々試してみるのが一番早いです!

まとめ

改めて全体の流れをおさらいしましょう。

  1. エディターのダウンロード
  2. キャンペーン・広告グループを設定する
  3. 入札戦略や予算の設定方法
  4. ターゲット設定を行う
  5. 広告を入稿する

GDNはエディターを使用することで作業時間を短縮できますので、ぜひダウンロードして使ってみてください。

また、より効率的に配信するためには、 モニタリングや柔軟なリーチなどの設定に問題がないかの確認も必ず行うようにしましょう。

GDNは、検索ボリュームに左右される検索広告に対して、その何倍ものユーザーにアプローチすることが可能な配信です。

組み合わせによって様々な配信が試せるので、まずは基礎を抑えて配信開始したら、その後は積極的にテストを実施して拡大を目指していってくださいね。

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